異世界を最強スキル『スマホ』と『ゲーム』で無双する

潮風ひなた

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旅立ち

ゴブリン討伐①

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食堂の弁当を取りに行き、森の入り口まで進んだ。森の入り口までは、いろんな雑談をしながら進んでいったが、森の入り口に着くと、俺たちは、少しだけ気を引き締めて森に入っていった。これまでは2人でいたので常に警戒していたが、数が多くなったから警戒するのを少し止めてもいいでしょ。サボってるわけじゃないよ。
改めて森のことを見てみるとかなり大きい。これだったら色々なモンスターがいるのも理解ができる。そのくらいのでかさだ。

5分くらい進むとまず4匹で固まっているコボルトをみつけた。狼の獣人だが、
人の血が薄く、狼の血が濃いので、理性がない。しかし知性が高く、冒険者を集団で襲って武器や生活用品を手に入れようとする厄介なモンスターだ。
今回の依頼対象ではないので、茂みに隠れてコボルトたちが通り過ぎるのを待つ。戦っても勝てるだろうが、ゴブリン討伐のために体力を温存しておきたいからだ。足音が近くで起きてナナが怖がっている。支援術者なのであまりモンスターに近づいたりしないから、間近に見た
モンスターが怖かったのだろう。

やっと通り過ぎた。


「ナナ大丈夫か?」

一声かけておく。

「はっ…はい。」

慣れないのか敬語だ。

「敬語使わなくてもいいからな。
一応パーティーを組んでいるのだからな。」

声をかけるとやっと力が抜けたな。
パーティー内で信頼がないと良くないことが起きるからな。良かった。

「おっタキ、前の茂みになんかいるよ。
1…2…3…4…5…6うーん少し多いな。
1回魔法で束縛しよう。」
そう言って俺は、魔法を発動した。
地魔法『植物束縛』

「ギギッ」

短い悲鳴が聞こえて、長い蔦がゴブリンの2体を束縛する。

恐怖で向かってくるゴブリン。
緑色の醜悪な外見の小人。
あー気持ち悪い。さっさとやっつけよう。

「風の神よ。我が仲間に今少しの加護を。『加速スピードアップ』」

ナナが支援魔法をみんなにかけてくれた。
詠唱って厨二病みたいだ。

ゴブリンが2体ずつに分かれて襲ってくる。俺は新しい剣で、左のゴブリンを相手する。左からの袈裟斬りをして気づいた。切れ味が全然違う。
少し傷ををつけるだけのつもりだったが、一撃で切り殺してしまった。



この剣強っ。
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