異世界を最強スキル『スマホ』と『ゲーム』で無双する

潮風ひなた

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旅立ち

ゴブリン討伐② スズ視点

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私はスズ、あまり喋らないが私は、ディノに好意を抱いている。強くて優しくて、おっちょこちょいな性格で、とてもかわい…かっこいいのだ。
しかしディノは、気づいていない。
今日は、私の活躍を見てもらって褒めてもらおう。


ディノと一緒に倒したグレートポイズンスパイダーの胴体でつくったナイフを使ってゴブリンの右手を切る。
このナイフは、切れ味がいいからものすごく使いやすい。盗賊と言う職業で比較的軽い武器を使う非力なわたしでも少し力を入れたら簡単に切ることができる。
あっ、ディノが一切りでゴブリンを倒した。やっぱりディノは、強い。私もあんな風になりたいな~。

…やったー。
ディノがナイスと言ってくれた。
褒められた。顔がにやける。うふふと思いながら、「そっちもね」と返しておく。

タキたちは、連携をして倒しているので乱入しないほうがいいだろう。私はディノに捕まえているゴブリンを殺そうと、
指で合図を出す。

私とディノは通じ合っているのだ。

ゴブリンの1匹はディノがかけた地魔法『植物束縛』で巻きついてた蔦を棍棒で叩いて切っている。1匹は、抜け出して
それを手伝っている。
隣をみて私は大声を出してしまった。


「あーーーー、ディノが消えていく……。」



「しーー!これは、俺の魔法で、姿を消しているの。」


大声を出した私に声が聞こえる。
ディノらしい。


魔法で姿を消すなんてなんてむちゃくちゃなのよ。
あとで説明してもらわないといけないわ。


私の声に気づいたゴブリンは、襲いかかってきた。ナイフを構えるが何もしないうちにゴブリンの首が飛んだ。
「クサッ」
返り血を受けてしまった。
臭い。もう1匹のまだ抜き出せていなかったゴブリンも見えないディノが討伐した。

ゴブリンを倒した後に、ディノがまた現れた。

「さっきの魔法なんなのよ。」

「あー、驚かしてごめん。あれはね光魔法で光を俺の周りに通らないようにしたんだよ。」

「????????」
言っている意味がわからない。


「うーんやっぱりわからないかー。
この世界の教育水準が低いわけではないんだけどなー。やっぱり魔法に頼りすぎて、化学とかやらないもんなー。
よしじゃあスズ、まずすべての物体は、この目に光を通して見るんだ。
暗い所じゃ何も見えないだろう。
それの応用で光を周りに通さないと、
相手からそこに何もないように見えるんだ。実際スズは、何も見えなかっだろ。」

「うん、教えてくれてありがとう。
ディノの説明とてもわかりやすかったよ。」

笑いながらそう言った私に
「それは良かった」
と笑いかけるディノ。
あーかっこいい


それから6人で集まり、ディノに
神聖魔法『清潔』をかけてもらった。


タキがディノに話しかけている。


「ディノすごいな。さっきの地魔法を無詠唱で使うなんてさ。よっぽど頭がいいんだろう。高等魔法学校なんて行かないのか?」

それは私も思っていた。無詠唱は、イメージを浮かべるのが早い。つまりあたまがいいのだ。

「そんなことないよ。それはそうと君たちの連携もすごかったよ。」
しれーっとはなしをそらしたディノ。
これから話は、5分くらい続いた。
そのあと、ゴブリン討伐の証拠である耳を切り取って魔物の体内にある魔石を
取り出して、ディノのアイテムボックスの中に入れてもらい、それから3時間ほどゴブリンを倒して弁当を食べて、
結局42匹のゴブリンを討伐した。

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