1 / 1
一章
おい、そこのジジイとりあえず死ね。
しおりを挟む「はー、金落ちてねえかな~。」
夏になり、暑さが立ち込める中自販機の前で金を探す俺。一応高校生だが、恥?知らねえよ。
「喉が渇いた。可愛い子いないかな~」
どうでもいいことを考えながら歩く。
チロリン。カバンの中の携帯が鳴る。
どうせ母さんか、バイト代をよこせという妹だろう。無視しよう。
こんな何気ない日常を送っている平凡で少しおかしな俺は、これから学校に向かうところだ。
皆勤賞取りたいからな。
『キンコンカンコンキーン』
ん?なんか音が聞こえる。うわー。めまいがしてきた。なんか景色がグニョグニョなる。やべ。
…………………ううっ
どこだここ?
俺は気づいたら白い空間にいた。ずーとこの白い空間が続いている。どうやら俺、頭がとうとうおかしくなったみたいだ。頭から声が聞こえる。
『そなたは何を望む?』
はあ?人の頭に話しかけんなよ。ていうか、普通人と話すときは顔くらい出せよな。
こういうのは大体が神が話しかけてくるっていうのがラノベの定番だからな。あー、俺結構なラノベ廃人だっからな。
『すいません』
なんかじじいが出てきた。白い服着て天使の輪っか羽まで生やしてコスプレかよ。
で、なんなのこんな変なことでなんかようか。
『じじいって…これでも神じゃぞ。コスプレじゃないし…まあ許す。』
ん?じじいのツンデレとか誰得だよ。
『まぁ、そうじゃな。で、本題に入っていいかの?』
それを求めてたんだが…
『うむ物分かりが良くてよろしい。意識も混濁してないな。ここは天界。いわゆる世界と世界をつなぐ橋みたいなもんじゃ。そうなたを読んだわけは、もう一つの世界で自由に暮らして欲しいからじゃ。』
魔王とか倒さなくていいのか?
『今は、そんなものはおらぬ。ただ、地球の人口が多くて魂のバランスが取れなくなっての。他の世界に何人か送らなくてはならないのじゃよ。』
でも何人かじゃ結局意味ないんじゃないか?
『それなら大丈夫じゃ。一度つないだ道から転生時に他の世界にいくルートが確立されるんじゃ。だから魂のバランスは保たれる。』
そうか。俺の他に転生する誰かはいるのか。
『申し訳ないがいないんじゃ。他の世界とも繋げないといけないからな。それとそなたは転生ではなく転移じゃからすぐにスキルが実践できるぞ。』
そうなのか!それは嬉しい。でも俺だけなのはなんでなんだ?
『それが…言いにくいんだが…天界に連れてくるときに出力が強すぎてお前の体消し飛んじゃっから新しい体を用意したんだよ。』
えっ!
『これがその姿じゃ』
そう言って神は何もない空間から鏡を出した。
ウソーン。めっちゃイケメンじゃん。
『ちょっとだけ身体能力もあげてるからな。でも申し訳ないがスキルがもう余ってなくてな。
[スキルパック…どうにかすれば強くなる]
しか残ってないんじゃ。だからごめん。次の世界で頑張って。バーイ』
ちょっと待てーおいじじいお前しねーー。
そう吠えたがもう遅い。俺の体は光に包まれ、笑いながら見送る神の姿は見えなくなった。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます
なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。
だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。
……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。
これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。
王妃ですが都からの追放を言い渡されたので、田舎暮らしを楽しみます!
藤野ひま
ファンタジー
わたくし王妃の身でありながら、夫から婚姻破棄と王都から出て行く事を言い渡されました。
初めての田舎暮らしは……楽しいのですが?!
夫や、かの女性は王城でお元気かしら?
わたくしは元気にしておりますので、ご心配御無用です!
〔『仮面の王と風吹く国の姫君』の続編となります。できるだけこちらだけでわかるようにしています。が、気になったら前作にも立ち寄っていただけると嬉しいです〕〔ただ、ネタバレ的要素がありますのでご了承ください〕
【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
「お前みたいな卑しい闇属性の魔女など側室でもごめんだ」と言われましたが、私も殿下に嫁ぐ気はありません!
野生のイエネコ
恋愛
闇の精霊の加護を受けている私は、闇属性を差別する国で迫害されていた。いつか私を受け入れてくれる人を探そうと夢に見ていたデビュタントの舞踏会で、闇属性を差別する王太子に罵倒されて心が折れてしまう。
私が国を出奔すると、闇精霊の森という場所に住まう、不思議な男性と出会った。なぜかその男性が私の事情を聞くと、国に与えられた闇精霊の加護が消滅して、国は大混乱に。
そんな中、闇精霊の森での生活は穏やかに進んでいく。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます
七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。
「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」
そう言われて、ミュゼは城を追い出された。
しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。
そしてミュゼが力を注がなくなった大結界は力を失い……
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる