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一章

宿場は酒場?

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俺が次に向かったのは、泊まるところつまり宿場だ。
開けた瞬間視線を感じた。
どうやら酒場に入ってしまったようだ。
道はわかるが宿場がわかんないので聞いてみよう。
受付に行くと30代後半くらいの女性が受付をしている。

「すみませんが宿場の場所がわかんなくて…
教えてもらえませんか。」

「どこってここだよ。」

「えーーーー。だってここ酒場じゃないですか。」

「お前さん遠くから来たのかい。ここら辺では宿場と酒場が一緒にあるのは当然のことだよ。
それで、泊まって行くのかい。」

「はい。特に行く場所もないので10日ほどお願いします。」

「10日ね。朝食、夕食ありで1日4000ペル。
10日で40,000ペルだよ。」

「払えます。これでぴったりです。」

「はいっぴったしね。しかし若いのに旅かい?
何かあったんだね。まぁ冒険者のなかには訳ありもいるからね。」

勝手に理解してくれてよかった。
よかった。あんまり嘘付きたくないし。

ぐ~~~


そういえばドライフルーツばっかでお腹すいたな。
「今日はもう夕食たべれますか?」

「もう食べれるよ。白パンとシチューだよ」

「やったー。うまい飯を食べれるぞ。」

そしてはじの方の机に座ってたべ始めると、

「おい、そこのお前鑑定とコピーしか使えないんだろう。
雑魚だなー、俺たちはDランク最強の王腕様だ。
貴様はそこらで這いつくばってる蛆虫だな。
まぁ頑張りな、」

上から目線の人たちだ。
そういえば人も鑑定できるんだよな。
やってみようかな。
そいつらを鑑定した時俺はこのスキルのすごさが初めてわかった。
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