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第弐部-Ⅰ:世界の中の
94.藤夜 親友の皇子は番いを見せびらかしたい
宮城の正門をでて西へ馬車を走らせること半刻。
帝都の玄関口となる場所には、八百万の神々を祀る神殿が聳え立つ。その社殿を中心とし、三方向に連なるのは、朱色の鳥居。
総数千基に登るその鳥居こそが、帝国と各国を結ぶ転移門だ。
三つのうち、社殿の正面に連なる大門。
皇族とその客人だけに許された門へと馬車がつけた。
亜白様が羅郷(らごう)へ帰郷される。
その見送りに、紫鷹はじめ、ひなや離宮の者が見送りに来た、ーーはずだったのだが。
「なあ、何で俺のはないの、」
「しおうは、いらない、」
「何でだ、いるだろ。俺も欲しい、ちょうだい、って。なあ、日向、」
「やぁ、だぁ、」
「…紫鷹、頼むから痴話喧嘩はよそでやれ、」
離宮を出てからずっと馬車の中で、紫鷹がひな相手に駄々をこね続けていた。
馬車を降りて神殿に入れば、人払いをしているとは言え、宮司や禰宜はいる。出迎えた彼らを前にすれば、さすがに大人しくするだろうと思ったのが、紫鷹は周りの目など一切気にも留めなかった。
「お前はいいよ、何で藤夜にはあって、俺にはないんだ、」
恨めしそうに俺をにらみつけた紫鷹が、またも縋るようにひなを抱きすくめる。宮司や禰宜はぽかんと口を開けていたし、見送られるはずの亜白様は顔を真っ赤にして口をパクパクとさせた。
上着の内側に、馬車の中でひなに渡された手紙がある。
ひなは、最近、亜白様と文通を始めたと聞いた。その手紙をしたためているうちに、他にも手紙を書けば、伝えたいことが伝えられると気づいたらしい。
画用紙に書かれた俺への手紙には、大きく『とや、ありがとう。ひな』と書かれていた。
二枚重ねの画用紙。一枚目の画用紙に大きく書かれた文字が、下の画用紙にはみ出してしまったから、仕方なく二枚を重ねて貼り合わせたのだろうそれが、ひならしくて良い。
帰ったら早速ひなに返事を書こうかなんて、珍しく心躍った道中だったから、紫鷹の駄々も許していたのだが。
「萩花、何だそれは、」
「代都(しろと)様と、恵比寿さんと、魯会(ろかい)さんへのお手紙ですね。」
「はあ?」
「書いた、あげる、しおう、おりる、」
腕の中から飛び出していくひなに、紫鷹が膝から崩れ落ちそうになるのを、小突いてやめさせた。
お前、一応宮城の代表として、羅郷の王子を見送りに来てるんだぞ。
そう言えば、分かっているよ、と頷く癖に泣き出しそうな威厳も何もない顔になるのに、呆れた。
そんな顔をしなくても、ひなの特別だろう、お前は。
ぴょんと跳ねるように、ひなが大門の前に並んだ羅郷の一団へ駆け寄っていく。
20人ほどの集団の中から、意中の人物へと手紙を手渡すと、亜白様の侍従や護衛、従僕までもが涙をにじませるように破顔して、ひなに感謝を述べた。
その感謝を受け取ったひなが、今度は亜白様に飛びついていく。
「あじろ、さびしい、」
「ぼ、僕も寂しいです。あの、毎日雁書(がんしょ)を書きますから、」
「ぜったい?」
「はい、絶対書きます。帝国へ戻る目途がつきましたら、ひー様に一番に伝えます、」
「やくそく、」
「はい、約束です、」
ぎゅうっとひなが亜白様に抱き着いて泣くと、亜白様も一緒になって泣いた。
亜白様と初めて会った直後、完全に心の均衡を失ったひなを思うと、俺もこみあげるものがある。
おそらく萩花や、草の者たち、騎士もそうなのだろう。
草や騎士の多くは、ひなの姿さえ知らずに、黙々と守って来た者たちだ。皆、それまで離宮の奥深くに隠れていたひなを、亜白様が来て初めて見た。裏庭でもぐらの巣を探した時、それまで離宮の外で守るだけだった騎士たちが率先して手伝ったのは、それだけ感慨深いものがあったからなのだろうと思う。
友達ができた、と嬉しそうに話したひなが思い出された。
亜白様と二人で見つけた生き物の絵を、嬉しそうに語るひなの姿も。
泥まみれになって、顔いっぱいに笑うひなも。
魔法に失敗して、苛立っている間も、確かに亜白様の存在が、ひなの支えになっていたな。
本当に友達なんだな。
良かったな、ひな。
心の底からそう思うと、今度こそ目頭が熱くなった。
「日向、いつまで経っても亜白が帰れないだろ。」
「や、だ、」
こんな感動的な場面だというのに、この男は。
亜白様の腕からひなを引きはがすように奪って、嫉妬でいっぱいの腕の中に納めてしまう。
「さっさと帰って、叔父上と叔母上の許しを貰ってこい。」
涙で歪んだ顔を引き締めきれないまま、亜白様が礼で応じると、続くように一団が礼を取り、それを合図に代都が挨拶を述べた。
「日陽乃帝国(にちようのていこく)・半色乃宮(はしたいろのみや)の丁重な歓待に感謝を。お別れは寂しくはございますが、紫鷹殿下と日向殿下より承りし要件、必ず果たして再び参じましょう。それまで、両殿下には、ご健勝とご栄光があらんことを。」
「あまり待たせるなよ、俺も日向もそんなに気が長い方じゃない、」
「承りました、」
「亜白、日向に雁書を送るのは構わないが、あまり誑かすな。俺の伴侶だ、」
きょとんと顔を上げた亜白様が、涙で濡れた顔を真っ赤にして何度も頷く。
「日向、しばらくお別れだ、」
「やだ、」
「ひー様、また来ます、」
「やぁ、だぁ、」
紫鷹の腕の中で暴れるひなを、今度は逃がさないように抱いて、早く行けと紫鷹がうながす。
再び礼をした一団に、こちらも礼を返して、大門が光の輪を描くのを眺めた。
鳥居の柱に術式が瞬く。
金色と白と朱色の光が輪を描いて、連なる鳥居に一筋の道を築いた。
羅郷へ続く道。
この道をたどれば、一団は僅かな後には、かの国へたどり着く。
「紫鷹殿下、ありがとうございました。ひー様、また、」
「早く行け、」
「あじろ、やだ、やだ、」
後ろ髪を引かれるように何度も振り返る亜白様が、鳥居をくぐる。
一団が続いて輪の中へと歩を進める中、最後まで亜白様はひなを振り返った。
光がはじけ、輪の中に吸い込まれ、静寂が落ちる。
「しぉ、ばかぁ、」
「馬鹿でいいよ。こうでもしないといつまでも亜白が帰れないだろ。」
「…ごめん、ね、」
「いいよ、日向が頑張ったのはちゃんと分かってるから。」
静寂の中で、ひなの泣き声と紫鷹の甘ったるい声だけが聞こえた。
前々から、紫鷹のひなへの溺愛は理解していたが、今日は一段とひどい。
いよいよ神殿の前で口づけを始めようとするから、後にしろと、紫鷹を引っ張り、馬車に押し込める。
最後まで、宮司と禰宜の口が閉まらなかったのを見て、ため息が漏れた。
見せびらかしたかったんだな、お前。
「…亜白様の帰郷を、お前の欲に使うなよ、」
「宮殿の次は神殿だろ。外堀は頑強なほどいい、」
「ほとんど素だっただろ、もう少しマシなやりようもあっただろうに、」
「それに関しては日向が悪い、」
「ぼく?」
すんすんと鼻を鳴らして泣いていたひなが、紫鷹の胸元から視線を上げる。
「手紙、何で俺のはない、」
動き出した馬車の中で、俺と萩花の大きなため息が重なった。
まだ言うか、お前は。
「しぉは、いらない、」
「何でだ、いるだろ、」
「しぉうは、いつもいる、ずっといる、しゃべる、から、いい、」
「…うん?」
「しおうは、てがみ、いらない、ぜんぶ、聞いて、ちゃんと、聞いて、」
少し怒ったように見上げるひなに、紫色の目が大きく開いて瞠目する。それから、ゆるゆると緩んで、だらしない顔になっていった。
「そっか、そっか、」
子どもみたいに浮かれた声になって、紫鷹がひなに口づけを落としていく。
いやだ、と拒まれるくせに、心底嬉しそうに笑って、こちらを見た。
どうだ、可愛いだろう、とその瞳が言っていて、色惚けた親友に天を仰いだ。隣で友人が怖い笑顔で笑っている。
ああ、明日の鍛錬はしんどいなあ。
そんなことを思いながら、馬車の中で情事になだれ込みそうな勢いの親友を、とりあえず止めた。
帝都の玄関口となる場所には、八百万の神々を祀る神殿が聳え立つ。その社殿を中心とし、三方向に連なるのは、朱色の鳥居。
総数千基に登るその鳥居こそが、帝国と各国を結ぶ転移門だ。
三つのうち、社殿の正面に連なる大門。
皇族とその客人だけに許された門へと馬車がつけた。
亜白様が羅郷(らごう)へ帰郷される。
その見送りに、紫鷹はじめ、ひなや離宮の者が見送りに来た、ーーはずだったのだが。
「なあ、何で俺のはないの、」
「しおうは、いらない、」
「何でだ、いるだろ。俺も欲しい、ちょうだい、って。なあ、日向、」
「やぁ、だぁ、」
「…紫鷹、頼むから痴話喧嘩はよそでやれ、」
離宮を出てからずっと馬車の中で、紫鷹がひな相手に駄々をこね続けていた。
馬車を降りて神殿に入れば、人払いをしているとは言え、宮司や禰宜はいる。出迎えた彼らを前にすれば、さすがに大人しくするだろうと思ったのが、紫鷹は周りの目など一切気にも留めなかった。
「お前はいいよ、何で藤夜にはあって、俺にはないんだ、」
恨めしそうに俺をにらみつけた紫鷹が、またも縋るようにひなを抱きすくめる。宮司や禰宜はぽかんと口を開けていたし、見送られるはずの亜白様は顔を真っ赤にして口をパクパクとさせた。
上着の内側に、馬車の中でひなに渡された手紙がある。
ひなは、最近、亜白様と文通を始めたと聞いた。その手紙をしたためているうちに、他にも手紙を書けば、伝えたいことが伝えられると気づいたらしい。
画用紙に書かれた俺への手紙には、大きく『とや、ありがとう。ひな』と書かれていた。
二枚重ねの画用紙。一枚目の画用紙に大きく書かれた文字が、下の画用紙にはみ出してしまったから、仕方なく二枚を重ねて貼り合わせたのだろうそれが、ひならしくて良い。
帰ったら早速ひなに返事を書こうかなんて、珍しく心躍った道中だったから、紫鷹の駄々も許していたのだが。
「萩花、何だそれは、」
「代都(しろと)様と、恵比寿さんと、魯会(ろかい)さんへのお手紙ですね。」
「はあ?」
「書いた、あげる、しおう、おりる、」
腕の中から飛び出していくひなに、紫鷹が膝から崩れ落ちそうになるのを、小突いてやめさせた。
お前、一応宮城の代表として、羅郷の王子を見送りに来てるんだぞ。
そう言えば、分かっているよ、と頷く癖に泣き出しそうな威厳も何もない顔になるのに、呆れた。
そんな顔をしなくても、ひなの特別だろう、お前は。
ぴょんと跳ねるように、ひなが大門の前に並んだ羅郷の一団へ駆け寄っていく。
20人ほどの集団の中から、意中の人物へと手紙を手渡すと、亜白様の侍従や護衛、従僕までもが涙をにじませるように破顔して、ひなに感謝を述べた。
その感謝を受け取ったひなが、今度は亜白様に飛びついていく。
「あじろ、さびしい、」
「ぼ、僕も寂しいです。あの、毎日雁書(がんしょ)を書きますから、」
「ぜったい?」
「はい、絶対書きます。帝国へ戻る目途がつきましたら、ひー様に一番に伝えます、」
「やくそく、」
「はい、約束です、」
ぎゅうっとひなが亜白様に抱き着いて泣くと、亜白様も一緒になって泣いた。
亜白様と初めて会った直後、完全に心の均衡を失ったひなを思うと、俺もこみあげるものがある。
おそらく萩花や、草の者たち、騎士もそうなのだろう。
草や騎士の多くは、ひなの姿さえ知らずに、黙々と守って来た者たちだ。皆、それまで離宮の奥深くに隠れていたひなを、亜白様が来て初めて見た。裏庭でもぐらの巣を探した時、それまで離宮の外で守るだけだった騎士たちが率先して手伝ったのは、それだけ感慨深いものがあったからなのだろうと思う。
友達ができた、と嬉しそうに話したひなが思い出された。
亜白様と二人で見つけた生き物の絵を、嬉しそうに語るひなの姿も。
泥まみれになって、顔いっぱいに笑うひなも。
魔法に失敗して、苛立っている間も、確かに亜白様の存在が、ひなの支えになっていたな。
本当に友達なんだな。
良かったな、ひな。
心の底からそう思うと、今度こそ目頭が熱くなった。
「日向、いつまで経っても亜白が帰れないだろ。」
「や、だ、」
こんな感動的な場面だというのに、この男は。
亜白様の腕からひなを引きはがすように奪って、嫉妬でいっぱいの腕の中に納めてしまう。
「さっさと帰って、叔父上と叔母上の許しを貰ってこい。」
涙で歪んだ顔を引き締めきれないまま、亜白様が礼で応じると、続くように一団が礼を取り、それを合図に代都が挨拶を述べた。
「日陽乃帝国(にちようのていこく)・半色乃宮(はしたいろのみや)の丁重な歓待に感謝を。お別れは寂しくはございますが、紫鷹殿下と日向殿下より承りし要件、必ず果たして再び参じましょう。それまで、両殿下には、ご健勝とご栄光があらんことを。」
「あまり待たせるなよ、俺も日向もそんなに気が長い方じゃない、」
「承りました、」
「亜白、日向に雁書を送るのは構わないが、あまり誑かすな。俺の伴侶だ、」
きょとんと顔を上げた亜白様が、涙で濡れた顔を真っ赤にして何度も頷く。
「日向、しばらくお別れだ、」
「やだ、」
「ひー様、また来ます、」
「やぁ、だぁ、」
紫鷹の腕の中で暴れるひなを、今度は逃がさないように抱いて、早く行けと紫鷹がうながす。
再び礼をした一団に、こちらも礼を返して、大門が光の輪を描くのを眺めた。
鳥居の柱に術式が瞬く。
金色と白と朱色の光が輪を描いて、連なる鳥居に一筋の道を築いた。
羅郷へ続く道。
この道をたどれば、一団は僅かな後には、かの国へたどり着く。
「紫鷹殿下、ありがとうございました。ひー様、また、」
「早く行け、」
「あじろ、やだ、やだ、」
後ろ髪を引かれるように何度も振り返る亜白様が、鳥居をくぐる。
一団が続いて輪の中へと歩を進める中、最後まで亜白様はひなを振り返った。
光がはじけ、輪の中に吸い込まれ、静寂が落ちる。
「しぉ、ばかぁ、」
「馬鹿でいいよ。こうでもしないといつまでも亜白が帰れないだろ。」
「…ごめん、ね、」
「いいよ、日向が頑張ったのはちゃんと分かってるから。」
静寂の中で、ひなの泣き声と紫鷹の甘ったるい声だけが聞こえた。
前々から、紫鷹のひなへの溺愛は理解していたが、今日は一段とひどい。
いよいよ神殿の前で口づけを始めようとするから、後にしろと、紫鷹を引っ張り、馬車に押し込める。
最後まで、宮司と禰宜の口が閉まらなかったのを見て、ため息が漏れた。
見せびらかしたかったんだな、お前。
「…亜白様の帰郷を、お前の欲に使うなよ、」
「宮殿の次は神殿だろ。外堀は頑強なほどいい、」
「ほとんど素だっただろ、もう少しマシなやりようもあっただろうに、」
「それに関しては日向が悪い、」
「ぼく?」
すんすんと鼻を鳴らして泣いていたひなが、紫鷹の胸元から視線を上げる。
「手紙、何で俺のはない、」
動き出した馬車の中で、俺と萩花の大きなため息が重なった。
まだ言うか、お前は。
「しぉは、いらない、」
「何でだ、いるだろ、」
「しぉうは、いつもいる、ずっといる、しゃべる、から、いい、」
「…うん?」
「しおうは、てがみ、いらない、ぜんぶ、聞いて、ちゃんと、聞いて、」
少し怒ったように見上げるひなに、紫色の目が大きく開いて瞠目する。それから、ゆるゆると緩んで、だらしない顔になっていった。
「そっか、そっか、」
子どもみたいに浮かれた声になって、紫鷹がひなに口づけを落としていく。
いやだ、と拒まれるくせに、心底嬉しそうに笑って、こちらを見た。
どうだ、可愛いだろう、とその瞳が言っていて、色惚けた親友に天を仰いだ。隣で友人が怖い笑顔で笑っている。
ああ、明日の鍛錬はしんどいなあ。
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