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第弐部-Ⅱ:つながる魔法
113.紫鷹 日向の混乱
「なかつのが、ね、術式の、意味を教えたら、急にいいに、なった、」
学院からの帰路、日向はよく喋った。
「見てたよ、あんなに…、」
「すごいね。僕は術式を、見たけど、見ただけと、意味がわかる、はぜんぜん、ちがう。僕が、あったかくしてね、って言うは同じなのに、意味がわかったら、ぜんぶ、変わった、」
頬を紅潮させて、俺が相槌を打つのも待てずに言葉が次から次に出てくる。
膝の上に抱いた小さな体が、興奮のあまりだんだんと前のめりになっていくから、落ちる前につかまえて何度も抱き戻した。
すごい興奮だな、日向。
「落ち着け、ちゃんと聞くから、」
「僕の魔法が、いいになったら、はぎな、目がまん丸になったね。いい顔。僕、はぎながぽかんってするが、好き。魔法が、上手にできたら、はぎなが、いっぱいぽかんってするかな、」
「私の顔ですか、」
「はぎなを、いっぱいぽかんって、する。僕の、もくひょう!」
どんな目標だ。
ほら、萩花(はぎな)がお前の大好きなぽかん顔になってるだろ。
なのに、見えていないのはなんだ。どれだけ興奮してるんだ。
ぴょんぴょんと小さな体が跳ねて、また膝からずり落ちる。
ほとんど立ち上がった状態で飛び跳ねだしたから、馬車が少し揺れた。
午前の生態学の演習の最後、寝落ちた日向はたっぷり2時間眠った後しっかり昼食も食べて、意気揚々と魔法の個別授業に向かった。
授業が始まれば、那賀角(なかつの)が日向の魔法についてが分析したことを話して聞かせる。日向は、それをうんうんと聞き、那賀角が示したやり方で、実に楽しそうに魔法の探究を始めた。
簡便で安全な温玉(ぬくいだま)の魔法。
慣れ親しんだ魔法を用いて、日向の魂が世界に語りかける言葉を探していくことになった。
萩花が魔法を見せて、日向が真似る。真似た魔法を萩花が鑑別して、その成否を確かめながら、那賀角と共に日向の言葉を探っていくのを繰り返す地道な作業だ。
淡々と同じことを反芻するだけだし、うまく行く保証もない。
それでも、日向はずいぶんと楽しそうで、結果として、空の玉(ぎょく)を見事な温玉に変えた。
以来、教室を出ても、学院の中を歩いても、馬車に乗っても、日向の興奮が止まらない。
「僕の魔法、みんなとちがうは、すごいって、なかつのが、言ったね。げんしの魔法。ゆいいつはすごい、って、」
「…そうだな、なあ、日向、」
「みんなは、小さい時から、やるのに、僕は、急にできたが、すごい。魔法の、さいのう、って。いいね、僕がすごい、はいい!」
前のめりだった体が俺の腹へもたれかかる。ようやく戻って来たかと思うと、向かいの藤夜(とうや)や萩花にぶつかるのも気にせず足をばたつかせるから、今度はそれを抑えるのに苦労した。
そうかと思えば、今度は、俺の膝の上でくるくると回り出して、俺に抱き着いたり膝から落ちたり忙しい。
その間、口は動き続けて、馬車の中は日向の声でにぎやかだった。
「日向、落ち着け、」
声をかけるが、日向は止まらない。
抱き直して顔を上げると、向かいの席で難しい顔をした藤夜と視線が合った。
変だよな。
「…ひな、馬車の中では大人しく座る約束だよ、」
「やくそく!だいじょぶ、できる。座る。ね、しおう。やくそく、いっぱい!ちゃんとできる!」
そう言うくせに、跳ねた体は膝からずり落ちて、ほとんど床に膝をついているじゃないか。抱き寄せて腹を強く抱くと、今度はぐでんと寝そべるようになって、ちっとも座っていられない。
どうした、日向。
魔法学の教室を出る時は、魔法の成功に喜んではしゃいでいるのだと思った。
昼間、学院の小部屋で手帳の花マルを見て部屋中を跳ねまわっていた時と同じように、嬉しくてたまらないのだと。
藤夜が、日向が一番やりたいのは魔法だと言っていたな。
俺も知ってるよ。
歩きたくて、俺を安心させたくて、日向が努力しているのを俺はずっとそばで見てた。
だから、日向が嬉しくて嬉しくて跳びあがりたい気持ちがよく分かる。
でも、何故か不安がよぎる。
日向が跳ねて喜ぶほど、興奮が高まるほど、それが長引くほど、腹の奥でざわりと不安が沸くのを感じた。
ここ最近、日向に嫌だと泣かれるほど不安になっていたが、それとも違う。
「くもの巣も、いちばん!僕が、いちばん、見つけた。うららが、僕の手帳に、花マルした!あじろに、言うね。帰ったら、雁書に、書く。僕が、いちばん!」
「日向、」
「しおうが、走った。しおうも、1番!しおう、えらいね。えらい、えらい、」
名前を呼ぶのとほとんど同時に膝の上で跳びあがった日向が、俺の頭を抱くように抱き着いてくる。驚いていると、ぐりぐりと力一杯頭を撫でられ褒められた。何だこれ。
日向のテンションがおかしい。
「くもの巣、とやの教えたが、上手に、かけた。あずまが、近くまで抱っこしたら、糸のくっつくとこも、ぜんぶ見えたよ。いいね。くもの巣は、ちょっとずつちがう。ぜんぜん、ちがうもある。えものを、つかまえる、くふう。くももえらい。すごい。」
ごそごそと自分の鞄から手帳を引っ張り出して、ページをめくる。
それなのに、急に、葎(もぐら)の帝国史が面白かったと話し出す。昔の帝国は、川の氾濫がどうだったとか、氾濫の利点と欠点だとか。
「日向、頼むから落ち着け。」
強引に抱き上げて跳ねる体を押さえ込む。顔を覗き込んでぎょっとした。
頬が赤いどころでなく、顔中真っ赤じゃないか。
「熱、出てるだろ、」
「だいじょぶ。いつも、朝下がるよ。ね、今日は、うつぎ、いる?うつぎの、魔法、見たら、わかる?術式の、意味、うつぎが、教える?」
「日向、」
「ざくろ、もやるね。うららがね、僕の記録、いいって。もうすぐ、芽が出るから、もっと観察が、ふえるって、言ったね。あじろも、早く見たいって。ね、あじろ、まだかな。あじろの、父上と、母上は、いいって、言う?」
額に手を当てると、やはり燃えるように熱い。
それなのに日向は、無邪気に笑って話し続けた。
不器用な頬が、震えるように上がって、瞳が弓なりに反る。
いつもなら愛しくて癒されるその顔に、腹の奥底からぞわりと恐怖が込み上げた。
「日向、どうした、」
「なあに、」
こちらを見たのに視線が合わない。
どこか遠くを見ているようで、どこも見ていない。
水色の瞳が光るのも、嬉しさや好奇心とは違った。
何だ、何なんだ。
「熱のせいか?」
「だいじょぶ、しんぱい、ない、」
「何か怖いことがあったか、なあ、」
「だいじょぶ。何にもない。」
「日向、」
「ない、何もない、しおうの、かんちがい、だいじょぶ、」
「ないことはないだろう、お前いつも…、」
「ない、」
強い口調に、一瞬それが日向の声だと分からなかった。
心臓が早鐘を打って、体の奥底か恐怖が沸き起こる。
「…日向?」
「ない、だいじょぶ、」
見下ろした先で、赤い顔が感情を失くしたように無表情になった。
俺を見てはいるが、やはり視線が合わない。
その水色の瞳がぐるりと天を仰いだかと思うと、次の瞬間、がくんと腕の中に重みを感じた。
「おい、日向!」
「ひな!」
「日向様!」
藤夜と萩花の手が伸びて、俺の腕と一緒に小さな体を支える。
息はある。
気を失ったのか、寝落ちたのか、訳が分からなかった。
体はさっきよりも熱くなっていて、呼吸が早い。
「…眠っておられるかと、」
萩花が日向の体を一通り調べて言うが、安心できるわけがなかった。
何だ、何なんだ。
今朝は誰より早く起きて、学院に行こうと、準備して待っていただろう。
帝国史の講義を熱心に聞いて、メモも取って、質問もした。できたと、喜んでいたじゃないか。
花マルが嬉しかったんだろ。
温玉の魔法ができたのが、嬉しかったんだろう。
それだけじゃないことは、分かってる。
いつだって、恐怖や不安がお前の中にあるのは、分かってる。
だけど、これは何だ。
ない、って何だ。
ないわけないだろう。
何が、お前をこんなにした。
藤夜と萩花を見るが、二人も戸惑うばかりで答えが返ってくることはない。
「…とにかく、急いで離宮へ。」
萩花が馭者に声をかけるのを、随分と遠くに聞きながら、熱い小さな体を抱きしめるしかなかった。
だけど、もうそこが日向の限界だったのだと、後になって気づく。
熱が出るのも、それでも勉強も鍛錬もやめられないのも、何かを打ち消すように喋り続けたのも、全部日向の悲鳴だったのだと。
怖いものから目を背けようと、日向は必死だったのだと。
次に目覚めた時、日向は全てに怯え、隠れ家から出られなくなった。
学院からの帰路、日向はよく喋った。
「見てたよ、あんなに…、」
「すごいね。僕は術式を、見たけど、見ただけと、意味がわかる、はぜんぜん、ちがう。僕が、あったかくしてね、って言うは同じなのに、意味がわかったら、ぜんぶ、変わった、」
頬を紅潮させて、俺が相槌を打つのも待てずに言葉が次から次に出てくる。
膝の上に抱いた小さな体が、興奮のあまりだんだんと前のめりになっていくから、落ちる前につかまえて何度も抱き戻した。
すごい興奮だな、日向。
「落ち着け、ちゃんと聞くから、」
「僕の魔法が、いいになったら、はぎな、目がまん丸になったね。いい顔。僕、はぎながぽかんってするが、好き。魔法が、上手にできたら、はぎなが、いっぱいぽかんってするかな、」
「私の顔ですか、」
「はぎなを、いっぱいぽかんって、する。僕の、もくひょう!」
どんな目標だ。
ほら、萩花(はぎな)がお前の大好きなぽかん顔になってるだろ。
なのに、見えていないのはなんだ。どれだけ興奮してるんだ。
ぴょんぴょんと小さな体が跳ねて、また膝からずり落ちる。
ほとんど立ち上がった状態で飛び跳ねだしたから、馬車が少し揺れた。
午前の生態学の演習の最後、寝落ちた日向はたっぷり2時間眠った後しっかり昼食も食べて、意気揚々と魔法の個別授業に向かった。
授業が始まれば、那賀角(なかつの)が日向の魔法についてが分析したことを話して聞かせる。日向は、それをうんうんと聞き、那賀角が示したやり方で、実に楽しそうに魔法の探究を始めた。
簡便で安全な温玉(ぬくいだま)の魔法。
慣れ親しんだ魔法を用いて、日向の魂が世界に語りかける言葉を探していくことになった。
萩花が魔法を見せて、日向が真似る。真似た魔法を萩花が鑑別して、その成否を確かめながら、那賀角と共に日向の言葉を探っていくのを繰り返す地道な作業だ。
淡々と同じことを反芻するだけだし、うまく行く保証もない。
それでも、日向はずいぶんと楽しそうで、結果として、空の玉(ぎょく)を見事な温玉に変えた。
以来、教室を出ても、学院の中を歩いても、馬車に乗っても、日向の興奮が止まらない。
「僕の魔法、みんなとちがうは、すごいって、なかつのが、言ったね。げんしの魔法。ゆいいつはすごい、って、」
「…そうだな、なあ、日向、」
「みんなは、小さい時から、やるのに、僕は、急にできたが、すごい。魔法の、さいのう、って。いいね、僕がすごい、はいい!」
前のめりだった体が俺の腹へもたれかかる。ようやく戻って来たかと思うと、向かいの藤夜(とうや)や萩花にぶつかるのも気にせず足をばたつかせるから、今度はそれを抑えるのに苦労した。
そうかと思えば、今度は、俺の膝の上でくるくると回り出して、俺に抱き着いたり膝から落ちたり忙しい。
その間、口は動き続けて、馬車の中は日向の声でにぎやかだった。
「日向、落ち着け、」
声をかけるが、日向は止まらない。
抱き直して顔を上げると、向かいの席で難しい顔をした藤夜と視線が合った。
変だよな。
「…ひな、馬車の中では大人しく座る約束だよ、」
「やくそく!だいじょぶ、できる。座る。ね、しおう。やくそく、いっぱい!ちゃんとできる!」
そう言うくせに、跳ねた体は膝からずり落ちて、ほとんど床に膝をついているじゃないか。抱き寄せて腹を強く抱くと、今度はぐでんと寝そべるようになって、ちっとも座っていられない。
どうした、日向。
魔法学の教室を出る時は、魔法の成功に喜んではしゃいでいるのだと思った。
昼間、学院の小部屋で手帳の花マルを見て部屋中を跳ねまわっていた時と同じように、嬉しくてたまらないのだと。
藤夜が、日向が一番やりたいのは魔法だと言っていたな。
俺も知ってるよ。
歩きたくて、俺を安心させたくて、日向が努力しているのを俺はずっとそばで見てた。
だから、日向が嬉しくて嬉しくて跳びあがりたい気持ちがよく分かる。
でも、何故か不安がよぎる。
日向が跳ねて喜ぶほど、興奮が高まるほど、それが長引くほど、腹の奥でざわりと不安が沸くのを感じた。
ここ最近、日向に嫌だと泣かれるほど不安になっていたが、それとも違う。
「くもの巣も、いちばん!僕が、いちばん、見つけた。うららが、僕の手帳に、花マルした!あじろに、言うね。帰ったら、雁書に、書く。僕が、いちばん!」
「日向、」
「しおうが、走った。しおうも、1番!しおう、えらいね。えらい、えらい、」
名前を呼ぶのとほとんど同時に膝の上で跳びあがった日向が、俺の頭を抱くように抱き着いてくる。驚いていると、ぐりぐりと力一杯頭を撫でられ褒められた。何だこれ。
日向のテンションがおかしい。
「くもの巣、とやの教えたが、上手に、かけた。あずまが、近くまで抱っこしたら、糸のくっつくとこも、ぜんぶ見えたよ。いいね。くもの巣は、ちょっとずつちがう。ぜんぜん、ちがうもある。えものを、つかまえる、くふう。くももえらい。すごい。」
ごそごそと自分の鞄から手帳を引っ張り出して、ページをめくる。
それなのに、急に、葎(もぐら)の帝国史が面白かったと話し出す。昔の帝国は、川の氾濫がどうだったとか、氾濫の利点と欠点だとか。
「日向、頼むから落ち着け。」
強引に抱き上げて跳ねる体を押さえ込む。顔を覗き込んでぎょっとした。
頬が赤いどころでなく、顔中真っ赤じゃないか。
「熱、出てるだろ、」
「だいじょぶ。いつも、朝下がるよ。ね、今日は、うつぎ、いる?うつぎの、魔法、見たら、わかる?術式の、意味、うつぎが、教える?」
「日向、」
「ざくろ、もやるね。うららがね、僕の記録、いいって。もうすぐ、芽が出るから、もっと観察が、ふえるって、言ったね。あじろも、早く見たいって。ね、あじろ、まだかな。あじろの、父上と、母上は、いいって、言う?」
額に手を当てると、やはり燃えるように熱い。
それなのに日向は、無邪気に笑って話し続けた。
不器用な頬が、震えるように上がって、瞳が弓なりに反る。
いつもなら愛しくて癒されるその顔に、腹の奥底からぞわりと恐怖が込み上げた。
「日向、どうした、」
「なあに、」
こちらを見たのに視線が合わない。
どこか遠くを見ているようで、どこも見ていない。
水色の瞳が光るのも、嬉しさや好奇心とは違った。
何だ、何なんだ。
「熱のせいか?」
「だいじょぶ、しんぱい、ない、」
「何か怖いことがあったか、なあ、」
「だいじょぶ。何にもない。」
「日向、」
「ない、何もない、しおうの、かんちがい、だいじょぶ、」
「ないことはないだろう、お前いつも…、」
「ない、」
強い口調に、一瞬それが日向の声だと分からなかった。
心臓が早鐘を打って、体の奥底か恐怖が沸き起こる。
「…日向?」
「ない、だいじょぶ、」
見下ろした先で、赤い顔が感情を失くしたように無表情になった。
俺を見てはいるが、やはり視線が合わない。
その水色の瞳がぐるりと天を仰いだかと思うと、次の瞬間、がくんと腕の中に重みを感じた。
「おい、日向!」
「ひな!」
「日向様!」
藤夜と萩花の手が伸びて、俺の腕と一緒に小さな体を支える。
息はある。
気を失ったのか、寝落ちたのか、訳が分からなかった。
体はさっきよりも熱くなっていて、呼吸が早い。
「…眠っておられるかと、」
萩花が日向の体を一通り調べて言うが、安心できるわけがなかった。
何だ、何なんだ。
今朝は誰より早く起きて、学院に行こうと、準備して待っていただろう。
帝国史の講義を熱心に聞いて、メモも取って、質問もした。できたと、喜んでいたじゃないか。
花マルが嬉しかったんだろ。
温玉の魔法ができたのが、嬉しかったんだろう。
それだけじゃないことは、分かってる。
いつだって、恐怖や不安がお前の中にあるのは、分かってる。
だけど、これは何だ。
ない、って何だ。
ないわけないだろう。
何が、お前をこんなにした。
藤夜と萩花を見るが、二人も戸惑うばかりで答えが返ってくることはない。
「…とにかく、急いで離宮へ。」
萩花が馭者に声をかけるのを、随分と遠くに聞きながら、熱い小さな体を抱きしめるしかなかった。
だけど、もうそこが日向の限界だったのだと、後になって気づく。
熱が出るのも、それでも勉強も鍛錬もやめられないのも、何かを打ち消すように喋り続けたのも、全部日向の悲鳴だったのだと。
怖いものから目を背けようと、日向は必死だったのだと。
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