117 / 209
第弐部-Ⅱ:つながる魔法
115.日向 ごめんね
学院に行けなかった。
勉強もできない。
鍛錬ももうずっとしてない。
隠れ家の中で丸くなって、毛布にくるまって、ただじっとしてた。
時々眠くなってうとうとするけど、気配がするとびっくりして目が覚める。
やりたいことがあったのに、体が動かなくなった。
熱は下がったのに、手も膝も首も肩も全部固くなって、もう動かない。
時々トイレに行くけど、足が上手に動かないから、歩けなくなったかもしれない。
字を練習してみようかな、って思った。
でもやっぱり動かなくてうとうとする。
うとうとしたら、離宮の玄関のとこで、しおうの気配がしたから、また目が覚めて体をぎゅうってした。
来るかな。
来ないかな。
来ると嬉しいのに、怖い。
来てほしいのに、ほしくない。
「…日向、」
うんと近くで声がして、僕はぎゅうって背中を隠れ家の奥にくっつけた。
いつもよりうんと近くにしおうの声がする。こつんって音がしたから、しおうの額が扉にくっついたかもしれない。しおうの声と匂いと気配がした。
大好きと、心配と、怖いと、不安と、悲しいと、苦しいと、痛いの気配。
全部、僕のせい。
「葎(もぐら)が、心配していたよ。今日の講義の分、いつか聞きにおいでって。…演習で山芋を掘ったけど…お前がいないから、みみずに困った。麗(うらら)がお前に食べさせたいって山芋をくれたから、料理長が調理してくれるそうだよ、」
なあ、日向、ってしおうは泣きそうになる。泣いてるかもしれない。
「何で出てこない。何が怖かった。何が嫌なんだ。聞くから、…全部聞いて、失くしてやるから、…頼むから出てきてくれ、」
こつん、ってまた扉が鳴った。
扉が揺れるが怖くて、僕は背中をうんと奥にぎゅうってする。
お腹がそわそわして、きゅうって痛くなった。
ごめんね、しおう。
しおうが泣くが嫌なのに、しおうを泣かせた。
しおうが心配するが嫌なのに、しおうを心配させる。
ごめんね。
でも、お願い。開けないで。
開けたら僕は、怖くて、またしおうを泣かせる。
お腹がそわそわして、体がぶるぶるして、きっとまた息ができなくなって、しおうを怖いにする。
こつん、こつん、って何回か扉が鳴ったけど、しおうは開けなかった。
ごめんな、って小さく言った後、いなくなる。
僕は部屋に一人ぼっち。
僕のせいなのに、寂しくなった。
悲しくて寒くて、しおうがほしいがある。
でも、しおうが来るを考えたら、怖くなって、やっぱり体は動かなかった。
「紫鷹さんが寝落ちてしまったの。私がお夕食を持ってきたけれど、良いかしら、」
僕がうとうとしたら、良い匂いがして、すみれこさまが来た。
ご飯の匂い。
お腹が空くは分からないけど、匂いがしたら、ぐーって鳴る。
お腹が空くのは良いことね、ってすみれこさまは笑った。
「紫鷹さんが山芋をいただいてきたんですって。擦って食べるとおいしいのだけど、多分日向さんは焼いた方がお好きだからって、料理長が焼いてくれましたよ。」
ことん、って隠れ家の前に置く音がしたら、中まで良い匂いがいっぱいになって、またお腹がぐーって鳴った。すみれこさまがまた笑う。
すみれこさまは、いつも笑うね。
しおうも、とやも、はぎなも、みずちも、そらも、うつぎも、ゆりねも、あずまも、やまとも、みんな心配がいっぱいなのに。すみれこさまは、ちょっと。
何で?って聞きたかったけど、声が出なくて、体も動かなくて、聞けなかった。
「日向さんは、山芋は初めてね?」
うん、
「ふふ、少し熱いから火傷をしないように気を付けて。ほくほくしてとてもおいしいから、ゆっくり召し上がってね。」
わかった、
「慌てないで。ゆっくりね、」
うん、
ふわって、頭をなでられた気がした。
扉は開かないのに、すみれこさまの気配が、僕の頭をなでる。きれい。
すみれこさまは、いいかもしれない。怖くないかもしれない。僕の体は動かないから、扉を開けられないけど、本当はすみれこさまにぎゅうって抱っこしてほしかった。
側にいて、大好きだよって、言われたかった。
抱っこして、やわらかい手で頭をなでてほしい。
温かい膝の上だったら、うとうとじゃなくて、いっぱい眠れる気がする。
でも、またね、ってすみれこさまが言って、部屋の扉が閉まる音が聞こえた。仕方ない。
静かになって、何の音も聞こえなくなって、誰の気配もしなくなったら、僕の指はやっと動いた。
指、手、肘、肩、足指、足、膝、頭。
ちょっとずつ動いて、ゆっくり隠れ家の扉を開ける。
隠れ家の前の小さな台に、ご飯が乗ってた。
白いおにぎり。僕は今お腹が良くないから、やわらかいやつ。
温かいお味噌汁と、黄色い卵。お茶とりんごのジュースもあった。
それから、白と茶色のやつ。やまいも。
喉がかわいたから、お茶を飲む。慌てたから咳が出た。失敗。
ゆっくりね、ってすみれこさまが言ったね。言ったのに、僕はまたできなかった。
おにぎりを食べようとしたら、やわらかいおにぎりはぐちゃぐちゃになる。手がプルプルするから、力加減が悪かった。仕方ない。
お味噌汁は、お椀ごとこぼした。料理長がせっかく作ったお味噌汁は全部こぼれて、卵とやまいもがお味噌汁だらけになる。
でもお腹がぐーって鳴ったから、びちゃびちゃの卵を食べた。
フォークで上手に刺せなくて、手でつかまえる。
ふわふわで、甘くて、温かい卵。僕が好きな卵。
調理長はね、僕が元気がないがわかるから、僕が食べやすいご飯を作る。
おにぎりも卵も、僕は上手に食べられなかったけど、やさしかった。
味も、料理長もやさしい。
なのに、ごめんね。
料理長がせっかく焼いたのに、僕はやまいもも、味噌汁でぐちゃぐちゃにした。
はじめてのやまいも。はじめてはちょっと怖い。
でも料理長がやさしく作ったが分かるから、食べたかった。
お腹もぐーってなる。
フォークで食べるかな。
刺してみたるけど、上手にできなくて、お皿からぴょんって飛ぶ。
仕方ないから、手でつかまえようとしたけど、プルプル震えて、ぽとりって床に落ちた。
僕が落とした。
うららがくれたのに。
しおうが掘ったのに。
料理長が、焼いたのに。
すみれこさまが、おいしいよ、って言ったのに。
また僕は、できなかった。
うーって声が出る。
涙も出た。
久しぶりの声と涙。
部屋の外で、かんべが僕の名前を呼んで、隣の部屋で、みずちが立ったが分かった。
2人の心配の気配が、僕を怖くする。
お願い、来ないで。
怖くて隠れ家に戻ろうとするけど、僕はもう動けなくなって、戻れなかった。
「日向様、」
泣きそうな顔したみずちが、走って来る。でも僕が震えるが分かったから、かんべが止めた。
心配の気配。
僕がぐちゃぐちゃで、泣いてて、震えるせい。
みずちが、何度も小さく僕の名前を呼んだけど、かんべが外に連れてく。
ごめんね、みずち。
ごめんね、かんべ。
ころん、って床に転がったやまいもが見えて、うんと悲しくなった。
しおうも、うららも、すみれこさまも、料理長も、ごめんね。
泣かせて、ごめんね。
悲しくさせて、ごめんね。
心配させて、ごめんね。
怖くなって、ごめんね。
ごとり、って音がしたのは僕の頭かもしれない。
みずちの声が聞こえて泣いてる気がしたけど、分からなくなった。
「ごめん、ね、」
みんなの良いに、僕はなれない。
勉強もできない。
鍛錬ももうずっとしてない。
隠れ家の中で丸くなって、毛布にくるまって、ただじっとしてた。
時々眠くなってうとうとするけど、気配がするとびっくりして目が覚める。
やりたいことがあったのに、体が動かなくなった。
熱は下がったのに、手も膝も首も肩も全部固くなって、もう動かない。
時々トイレに行くけど、足が上手に動かないから、歩けなくなったかもしれない。
字を練習してみようかな、って思った。
でもやっぱり動かなくてうとうとする。
うとうとしたら、離宮の玄関のとこで、しおうの気配がしたから、また目が覚めて体をぎゅうってした。
来るかな。
来ないかな。
来ると嬉しいのに、怖い。
来てほしいのに、ほしくない。
「…日向、」
うんと近くで声がして、僕はぎゅうって背中を隠れ家の奥にくっつけた。
いつもよりうんと近くにしおうの声がする。こつんって音がしたから、しおうの額が扉にくっついたかもしれない。しおうの声と匂いと気配がした。
大好きと、心配と、怖いと、不安と、悲しいと、苦しいと、痛いの気配。
全部、僕のせい。
「葎(もぐら)が、心配していたよ。今日の講義の分、いつか聞きにおいでって。…演習で山芋を掘ったけど…お前がいないから、みみずに困った。麗(うらら)がお前に食べさせたいって山芋をくれたから、料理長が調理してくれるそうだよ、」
なあ、日向、ってしおうは泣きそうになる。泣いてるかもしれない。
「何で出てこない。何が怖かった。何が嫌なんだ。聞くから、…全部聞いて、失くしてやるから、…頼むから出てきてくれ、」
こつん、ってまた扉が鳴った。
扉が揺れるが怖くて、僕は背中をうんと奥にぎゅうってする。
お腹がそわそわして、きゅうって痛くなった。
ごめんね、しおう。
しおうが泣くが嫌なのに、しおうを泣かせた。
しおうが心配するが嫌なのに、しおうを心配させる。
ごめんね。
でも、お願い。開けないで。
開けたら僕は、怖くて、またしおうを泣かせる。
お腹がそわそわして、体がぶるぶるして、きっとまた息ができなくなって、しおうを怖いにする。
こつん、こつん、って何回か扉が鳴ったけど、しおうは開けなかった。
ごめんな、って小さく言った後、いなくなる。
僕は部屋に一人ぼっち。
僕のせいなのに、寂しくなった。
悲しくて寒くて、しおうがほしいがある。
でも、しおうが来るを考えたら、怖くなって、やっぱり体は動かなかった。
「紫鷹さんが寝落ちてしまったの。私がお夕食を持ってきたけれど、良いかしら、」
僕がうとうとしたら、良い匂いがして、すみれこさまが来た。
ご飯の匂い。
お腹が空くは分からないけど、匂いがしたら、ぐーって鳴る。
お腹が空くのは良いことね、ってすみれこさまは笑った。
「紫鷹さんが山芋をいただいてきたんですって。擦って食べるとおいしいのだけど、多分日向さんは焼いた方がお好きだからって、料理長が焼いてくれましたよ。」
ことん、って隠れ家の前に置く音がしたら、中まで良い匂いがいっぱいになって、またお腹がぐーって鳴った。すみれこさまがまた笑う。
すみれこさまは、いつも笑うね。
しおうも、とやも、はぎなも、みずちも、そらも、うつぎも、ゆりねも、あずまも、やまとも、みんな心配がいっぱいなのに。すみれこさまは、ちょっと。
何で?って聞きたかったけど、声が出なくて、体も動かなくて、聞けなかった。
「日向さんは、山芋は初めてね?」
うん、
「ふふ、少し熱いから火傷をしないように気を付けて。ほくほくしてとてもおいしいから、ゆっくり召し上がってね。」
わかった、
「慌てないで。ゆっくりね、」
うん、
ふわって、頭をなでられた気がした。
扉は開かないのに、すみれこさまの気配が、僕の頭をなでる。きれい。
すみれこさまは、いいかもしれない。怖くないかもしれない。僕の体は動かないから、扉を開けられないけど、本当はすみれこさまにぎゅうって抱っこしてほしかった。
側にいて、大好きだよって、言われたかった。
抱っこして、やわらかい手で頭をなでてほしい。
温かい膝の上だったら、うとうとじゃなくて、いっぱい眠れる気がする。
でも、またね、ってすみれこさまが言って、部屋の扉が閉まる音が聞こえた。仕方ない。
静かになって、何の音も聞こえなくなって、誰の気配もしなくなったら、僕の指はやっと動いた。
指、手、肘、肩、足指、足、膝、頭。
ちょっとずつ動いて、ゆっくり隠れ家の扉を開ける。
隠れ家の前の小さな台に、ご飯が乗ってた。
白いおにぎり。僕は今お腹が良くないから、やわらかいやつ。
温かいお味噌汁と、黄色い卵。お茶とりんごのジュースもあった。
それから、白と茶色のやつ。やまいも。
喉がかわいたから、お茶を飲む。慌てたから咳が出た。失敗。
ゆっくりね、ってすみれこさまが言ったね。言ったのに、僕はまたできなかった。
おにぎりを食べようとしたら、やわらかいおにぎりはぐちゃぐちゃになる。手がプルプルするから、力加減が悪かった。仕方ない。
お味噌汁は、お椀ごとこぼした。料理長がせっかく作ったお味噌汁は全部こぼれて、卵とやまいもがお味噌汁だらけになる。
でもお腹がぐーって鳴ったから、びちゃびちゃの卵を食べた。
フォークで上手に刺せなくて、手でつかまえる。
ふわふわで、甘くて、温かい卵。僕が好きな卵。
調理長はね、僕が元気がないがわかるから、僕が食べやすいご飯を作る。
おにぎりも卵も、僕は上手に食べられなかったけど、やさしかった。
味も、料理長もやさしい。
なのに、ごめんね。
料理長がせっかく焼いたのに、僕はやまいもも、味噌汁でぐちゃぐちゃにした。
はじめてのやまいも。はじめてはちょっと怖い。
でも料理長がやさしく作ったが分かるから、食べたかった。
お腹もぐーってなる。
フォークで食べるかな。
刺してみたるけど、上手にできなくて、お皿からぴょんって飛ぶ。
仕方ないから、手でつかまえようとしたけど、プルプル震えて、ぽとりって床に落ちた。
僕が落とした。
うららがくれたのに。
しおうが掘ったのに。
料理長が、焼いたのに。
すみれこさまが、おいしいよ、って言ったのに。
また僕は、できなかった。
うーって声が出る。
涙も出た。
久しぶりの声と涙。
部屋の外で、かんべが僕の名前を呼んで、隣の部屋で、みずちが立ったが分かった。
2人の心配の気配が、僕を怖くする。
お願い、来ないで。
怖くて隠れ家に戻ろうとするけど、僕はもう動けなくなって、戻れなかった。
「日向様、」
泣きそうな顔したみずちが、走って来る。でも僕が震えるが分かったから、かんべが止めた。
心配の気配。
僕がぐちゃぐちゃで、泣いてて、震えるせい。
みずちが、何度も小さく僕の名前を呼んだけど、かんべが外に連れてく。
ごめんね、みずち。
ごめんね、かんべ。
ころん、って床に転がったやまいもが見えて、うんと悲しくなった。
しおうも、うららも、すみれこさまも、料理長も、ごめんね。
泣かせて、ごめんね。
悲しくさせて、ごめんね。
心配させて、ごめんね。
怖くなって、ごめんね。
ごとり、って音がしたのは僕の頭かもしれない。
みずちの声が聞こえて泣いてる気がしたけど、分からなくなった。
「ごめん、ね、」
みんなの良いに、僕はなれない。
あなたにおすすめの小説
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
【完結】国に売られた僕は変態皇帝に育てられ寵妃になった
cyan
BL
陛下が町娘に手を出して生まれたのが僕。後宮で虐げられて生活していた僕は、とうとう他国に売られることになった。
一途なシオンと、皇帝のお話。
※どんどん変態度が増すので苦手な方はお気を付けください。
借金のカタで二十歳上の実業家に嫁いだΩ。鳥かごで一年過ごすだけの契約だったのに、氷の帝王と呼ばれた彼に激しく愛され、唯一無二の番になる
水凪しおん
BL
名家の次男として生まれたΩ(オメガ)の青年、藍沢伊織。彼はある日突然、家の負債の肩代わりとして、二十歳も年上のα(アルファ)である実業家、久遠征四郎の屋敷へと送られる。事実上の政略結婚。しかし伊織を待ち受けていたのは、愛のない契約だった。
「一年間、俺の『鳥』としてこの屋敷で静かに暮らせ。そうすれば君の家族は救おう」
過去に愛する番を亡くし心を凍てつかせた「氷の帝王」こと征四郎。伊織はただ美しい置物として鳥かごの中で生きることを強いられる。しかしその瞳の奥に宿る深い孤独に触れるうち、伊織の心には反発とは違う感情が芽生え始める。
ひたむきな優しさは、氷の心を溶かす陽だまりとなるか。
孤独なαと健気なΩが、偽りの契約から真実の愛を見出すまでの、切なくも美しいシンデレラストーリー。
侯爵令息セドリックの憂鬱な日
めちゅう
BL
第二王子の婚約者候補侯爵令息セドリック・グランツはある日王子の婚約者が決定した事を聞いてしまう。しかし先に王子からお呼びがかかったのはもう一人の候補だった。候補落ちを確信し泣き腫らした次の日は憂鬱な気分で幕を開ける———
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初投稿で拙い文章ですが楽しんでいただけますと幸いです。
異世界転生してひっそり薬草売りをしていたのに、チート能力のせいでみんなから溺愛されてます
ひと息
BL
突然の過労死。そして転生。
休む間もなく働き、あっけなく死んでしまった廉(れん)は、気が付くと神を名乗る男と出会う。
転生するなら?そんなの、のんびりした暮らしに決まってる。
そして転生した先では、廉の思い描いたスローライフが待っていた・・・はずだったのに・・・
知らぬ間にチート能力を授けられ、知らぬ間に噂が広まりみんなから溺愛されてしまって・・・!?
処刑される悪役令息に転生したらなぜか推しの騎士団長がグイグイ近づいてくる
猫に小判
BL
交通事故で死んだはずの会社員・田中悠人は、気がつくとBL小説『恋と陰謀~はじまりは夜に~』の世界に転生していた。
しかも転生先は、原作で処刑される悪役令息エリオット。
当然そんな未来は回避したい。
原作知識を頼りに慎重に立ち回るつもりだったのに、気づけば王宮を揺るがす事件に巻き込まれていき――。
さらに困ったことに、原作で一番の推しだった騎士団長ガイウスがやたらと距離を詰めてきて……?
平穏に生きたい元悪役令息と、過保護な騎士団長がじれじれ距離を縮める話。
ガイウス(騎士団長)×エリオット(元悪役令息)
恋人に好きな人が出来たと思ったら、なにやら雲行きが怪しい。
めっちゃ抹茶
BL
突然だが、容姿も中身も平凡な俺には、超絶イケメンの王子と呼ばれる恋人がいる。付き合い始めてそろそろ一年が経つ。といってもまだキスもそれ以上もした事がない健全なお付き合い。王子は優しいけど意地悪で、いつも俺の心臓を高鳴らせてくる——だけどそれだけだ。この前、喧嘩をした。それきり彼と話していない。付き合っているのか定かじゃない関係。挙句に、今遠目から見つけた王子の側には可憐な女の子。彼女が彼に寄り掛かって二人がキスをしている。
その瞬間、目の前が真っ黒になった。もう無理だ。俺がスイッチが切れたようにその場に立ち尽くした、その時だった。前にいる彼から聞いたこともない怒声が俺の耳に届いたのは。
⚪︎佐藤玲央……微笑みの王子と呼ばれ、常に笑顔を絶やさない。物腰柔らかな姿勢に男女問わずモテる
⚪︎中田真……両親の転勤で引っ越してきた転校生。平凡な容姿で口が悪いがクラスに馴染めず誰とも話さないので王子しか知らないし、これからも多分バレない
※全四話、予約投稿済み。
本編に攻めの名前が出てこないの書き終わってから気が付いた。3/16タイトル少し変更しました。
※後日談を3/25に投稿予定←しました。Rを書くかはまだ悩み中