7 / 62
海底宮殿
しおりを挟む
「……賢者さま。海、真っ暗だね」
「海底だからね。太陽の光も届かなくなってしまったら夜と同じだよ。……いや、それ以上か」
夜空は星や月明かりがある分、そこまで暗闇ではないが、久方振りに訪れた海底は闇その物だ。
モドキガメの背に乗って海底宮殿を目指す道中、太陽の光が届かなくなり辺りは完全な闇に包まれてから数分、抱きかかえるようにして私の中に包まれているカメリアがぎゅ、と私のローブを強めに掴む。
先程までは意気揚々と御伽噺の歌を口ずさんでいたが、周りの雰囲気に気圧されてしまったようだ。
私は酸素の供給と自分達の衣服が濡れないよう、空気をたっぷりと含んだ泡蛇を数珠繋ぎにいくつも作り、自分達を覆っている物と取り替える作業を定期的に繰り返す内に、ある事を閃いた。
殆ど酸素が無くなった泡蛇をいくつかの玉に分解し、その中に雷を入れて周りへと放出する。
数秒もすれば飛散してしまうが、即席灯の出来上がりだ。
「ほらカメリア、これなら周りが見えるだろう?」
「わぁ……あ、お魚!」
周りの景色が見えるようになった事でカメリアはすぐに元気を取り戻す。
「や~それにしても、なんで海底の生き物ってこう歪な形をしてるのかな」
あ、今の魚、ちょっとヒュブリスに似てたかも。
すぐ横を泳いでいった気の抜けたおじさん顔、もといおたふく顔の魚を見て自身に宿るかつての魔王を重ねる。
おたふく顔でビール腹、ハゲで頭皮に血管が浮き出ている醜い姿。
それが前の魔王、ヒュブリス。
私は彼の顔が大嫌いで、夜を迎える度に何度も死を考えた。
あの顔は宿主を死に向かわせる為の呪いだよな……。
深海魚を見て憂鬱な気持ちになる私とは裏腹に、カメリアは見る魚全てに対して面白そうに笑っている。
「おじさん魚!きゃははは。あ、お骨見えてる!」
「ああ、立ったらダメだよ。泡が弾けてしまう。……ところでモドキガメ。質問していいかな?」
立ち上がろうとするカメリアをやんわりと抑え、私は海底に向かって舵を取るモドキガメに話しかける。
「今海底宮殿を治めている乙姫って、どんな人物なんだい?人間にも友好的だって言っていたけど」
「乙姫様は海王様の孫に当たるお方ですよ。実はこの乙姫様、十人兄弟の末っ子なんすけど、上の人達全員が死んでるんで、わずか八つで後を継いでるんですよ」
「八つで当主か……。苦労しただろうね」
カメリアとそう変わらない年頃だ。……こんな無邪気な子供が当主だなんて、まだまだ遊びたい盛りだろうに。
無邪気に魚を眺めているカメリアを見ると、ますます哀れに思う。
「そっすね。でも周りに助けられてたし、もう良い年頃なんで、今では立派に乙姫様をやってますよ。中でも人間には世話になったって言ってました」
「てことはつまり、海底宮殿に人間が来てるのか。君達が運んでいくのかい?途中の酸素の供給はどうしてたんだ?」
「さあ?あっしは人間を連れて行くのは初めてなんで、他のやつらがどうやって運んでたかなんて知らないっすよ。ダンナみたいに、自分達でなんとかしてたんじゃないんすか?海で呼吸も出来ないなんて、人間て大変っすよねー」
こいつ、スープにして食べてやろうか。しかし、なんだか嫌な雰囲気が出てきたな。いやでも、昔海底宮殿に連れて行ってくれたモドキガメはちゃんと酸素の配給もしてくれたし……。このモドキガメが気を回せないだけだな、うん。
「じゃ、じゃあ、人間に世話になったって言うのは、具体的にはどういう?」
「どうなんすかね?あっしは乙姫様のお世話はあまりしてないんでよく分からないっす。それに宮殿じゃ人間はあんまり見ないっすよ」
「……そう、か」
うーん、益々分からなくなってきたな。少数の人間が知恵者として傍にいたとか、そんな感じかな?もしくは乙姫やそれに近しい人物が地上に偵察に来ている、とか?
「じゃあもう一つ質問だけど、彼らはちゃんと地上に帰ってるのかい?」
いまいち掴めない乙姫像を想像しつつ、それとなく気になった事を聞いてみると、モドキガメは何故かびっくりした声を挙げた。
「え?……あー、そういえば人間を送っていく話しは聞かないっすね。みんなずっといるのかな?」
「あー、うん……。もう分かったよ」
もう、これ以上聞くのはよそう。このモドキガメはあまり中枢に絡んでいないのかもしれないし。先の事は着いてから考えよう。
もし帰してくれなくても最悪の場合、リンドブラッドの元へ飛べる転移道具があるので、今はとりあえずトラブルに巻き込まれない事を祈るばかりだ。
「あ、ダンナ達、見えてきやしたよー」
モドキガメがそう言うのと同時に、私達の視界にもそれが見えてきた。
暗闇に突如として色鮮やかな光を放っている、立派な宮殿だ。
光の源は何だろう?と訝しんでいると、やがてそれは自ら光を発するイカや魚だと分かる。
宮殿の周りも多種多様な植物に似た物が華を咲かせており、魚達によって時折光る様は神秘さを際だたせている。
その光景はまさに、御伽噺の竜宮城そのものと言えるだろう。
「ふわぁっ!りゅーぐーじょ、きれー!」
「いや、たまげたなあ。本当に前の時とは随分と違うぞ」
カメリアが嬉しそうにはしゃぐのに合わせて、私も感嘆の声を漏らす。
「この辺は先代の乙姫様がやったんでさあ。海底は暗いからせめてここは華やかにって」
「先代の乙姫って、海王の娘さんだよね?確か海王は人間と敵対してて、ここも酷い有り様だったと思うけど、先代の乙姫様は人間と仲良くやっていたのかな?」
「ええ。先代の乙姫様は争いごとが苦手でしたから、父親である海王様を人間に頼んで倒してもらったくらいです。いわゆるクーデターってやつですね。それから色々ありましたけど、先代の乙姫様は必死に宮殿を変えてきたんす」
「そうか……」
その海王を倒した人間の中に自分も含まれている事は黙っておくとして、先代乙姫に思いを馳せる。
後の勇者、エヴァン達と共に冒険をしていた折、村の男共が海に消える事件があり、そこで出会ったのが彼女。
海を荒らし、人間を海へと引きずり込み殺戮の限りを尽くす海王を止めて欲しいと、必死に助けを求めていた。
彼女に導かれて海王と対峙し倒した後、先代乙姫は海底宮殿を平和な場所にすると誓っていた。
せっかく来たのに、もう会えないのは残念だけど、君の夢の形がこれなんだね。
もう来る事はないと思い、過去の記憶のまま、淀んだ思い出としてあった海底宮殿だが、いまはその考えを改めなければならないと反省する。
「頑張ったんだね」
その独り言は、誰に言うでもなく泡へと溶ける。
「さあお二方。そろそろ中に入りやしょうか」
モドキガメの号令の元、私達は宮殿の中へと入っていった。
「海底だからね。太陽の光も届かなくなってしまったら夜と同じだよ。……いや、それ以上か」
夜空は星や月明かりがある分、そこまで暗闇ではないが、久方振りに訪れた海底は闇その物だ。
モドキガメの背に乗って海底宮殿を目指す道中、太陽の光が届かなくなり辺りは完全な闇に包まれてから数分、抱きかかえるようにして私の中に包まれているカメリアがぎゅ、と私のローブを強めに掴む。
先程までは意気揚々と御伽噺の歌を口ずさんでいたが、周りの雰囲気に気圧されてしまったようだ。
私は酸素の供給と自分達の衣服が濡れないよう、空気をたっぷりと含んだ泡蛇を数珠繋ぎにいくつも作り、自分達を覆っている物と取り替える作業を定期的に繰り返す内に、ある事を閃いた。
殆ど酸素が無くなった泡蛇をいくつかの玉に分解し、その中に雷を入れて周りへと放出する。
数秒もすれば飛散してしまうが、即席灯の出来上がりだ。
「ほらカメリア、これなら周りが見えるだろう?」
「わぁ……あ、お魚!」
周りの景色が見えるようになった事でカメリアはすぐに元気を取り戻す。
「や~それにしても、なんで海底の生き物ってこう歪な形をしてるのかな」
あ、今の魚、ちょっとヒュブリスに似てたかも。
すぐ横を泳いでいった気の抜けたおじさん顔、もといおたふく顔の魚を見て自身に宿るかつての魔王を重ねる。
おたふく顔でビール腹、ハゲで頭皮に血管が浮き出ている醜い姿。
それが前の魔王、ヒュブリス。
私は彼の顔が大嫌いで、夜を迎える度に何度も死を考えた。
あの顔は宿主を死に向かわせる為の呪いだよな……。
深海魚を見て憂鬱な気持ちになる私とは裏腹に、カメリアは見る魚全てに対して面白そうに笑っている。
「おじさん魚!きゃははは。あ、お骨見えてる!」
「ああ、立ったらダメだよ。泡が弾けてしまう。……ところでモドキガメ。質問していいかな?」
立ち上がろうとするカメリアをやんわりと抑え、私は海底に向かって舵を取るモドキガメに話しかける。
「今海底宮殿を治めている乙姫って、どんな人物なんだい?人間にも友好的だって言っていたけど」
「乙姫様は海王様の孫に当たるお方ですよ。実はこの乙姫様、十人兄弟の末っ子なんすけど、上の人達全員が死んでるんで、わずか八つで後を継いでるんですよ」
「八つで当主か……。苦労しただろうね」
カメリアとそう変わらない年頃だ。……こんな無邪気な子供が当主だなんて、まだまだ遊びたい盛りだろうに。
無邪気に魚を眺めているカメリアを見ると、ますます哀れに思う。
「そっすね。でも周りに助けられてたし、もう良い年頃なんで、今では立派に乙姫様をやってますよ。中でも人間には世話になったって言ってました」
「てことはつまり、海底宮殿に人間が来てるのか。君達が運んでいくのかい?途中の酸素の供給はどうしてたんだ?」
「さあ?あっしは人間を連れて行くのは初めてなんで、他のやつらがどうやって運んでたかなんて知らないっすよ。ダンナみたいに、自分達でなんとかしてたんじゃないんすか?海で呼吸も出来ないなんて、人間て大変っすよねー」
こいつ、スープにして食べてやろうか。しかし、なんだか嫌な雰囲気が出てきたな。いやでも、昔海底宮殿に連れて行ってくれたモドキガメはちゃんと酸素の配給もしてくれたし……。このモドキガメが気を回せないだけだな、うん。
「じゃ、じゃあ、人間に世話になったって言うのは、具体的にはどういう?」
「どうなんすかね?あっしは乙姫様のお世話はあまりしてないんでよく分からないっす。それに宮殿じゃ人間はあんまり見ないっすよ」
「……そう、か」
うーん、益々分からなくなってきたな。少数の人間が知恵者として傍にいたとか、そんな感じかな?もしくは乙姫やそれに近しい人物が地上に偵察に来ている、とか?
「じゃあもう一つ質問だけど、彼らはちゃんと地上に帰ってるのかい?」
いまいち掴めない乙姫像を想像しつつ、それとなく気になった事を聞いてみると、モドキガメは何故かびっくりした声を挙げた。
「え?……あー、そういえば人間を送っていく話しは聞かないっすね。みんなずっといるのかな?」
「あー、うん……。もう分かったよ」
もう、これ以上聞くのはよそう。このモドキガメはあまり中枢に絡んでいないのかもしれないし。先の事は着いてから考えよう。
もし帰してくれなくても最悪の場合、リンドブラッドの元へ飛べる転移道具があるので、今はとりあえずトラブルに巻き込まれない事を祈るばかりだ。
「あ、ダンナ達、見えてきやしたよー」
モドキガメがそう言うのと同時に、私達の視界にもそれが見えてきた。
暗闇に突如として色鮮やかな光を放っている、立派な宮殿だ。
光の源は何だろう?と訝しんでいると、やがてそれは自ら光を発するイカや魚だと分かる。
宮殿の周りも多種多様な植物に似た物が華を咲かせており、魚達によって時折光る様は神秘さを際だたせている。
その光景はまさに、御伽噺の竜宮城そのものと言えるだろう。
「ふわぁっ!りゅーぐーじょ、きれー!」
「いや、たまげたなあ。本当に前の時とは随分と違うぞ」
カメリアが嬉しそうにはしゃぐのに合わせて、私も感嘆の声を漏らす。
「この辺は先代の乙姫様がやったんでさあ。海底は暗いからせめてここは華やかにって」
「先代の乙姫って、海王の娘さんだよね?確か海王は人間と敵対してて、ここも酷い有り様だったと思うけど、先代の乙姫様は人間と仲良くやっていたのかな?」
「ええ。先代の乙姫様は争いごとが苦手でしたから、父親である海王様を人間に頼んで倒してもらったくらいです。いわゆるクーデターってやつですね。それから色々ありましたけど、先代の乙姫様は必死に宮殿を変えてきたんす」
「そうか……」
その海王を倒した人間の中に自分も含まれている事は黙っておくとして、先代乙姫に思いを馳せる。
後の勇者、エヴァン達と共に冒険をしていた折、村の男共が海に消える事件があり、そこで出会ったのが彼女。
海を荒らし、人間を海へと引きずり込み殺戮の限りを尽くす海王を止めて欲しいと、必死に助けを求めていた。
彼女に導かれて海王と対峙し倒した後、先代乙姫は海底宮殿を平和な場所にすると誓っていた。
せっかく来たのに、もう会えないのは残念だけど、君の夢の形がこれなんだね。
もう来る事はないと思い、過去の記憶のまま、淀んだ思い出としてあった海底宮殿だが、いまはその考えを改めなければならないと反省する。
「頑張ったんだね」
その独り言は、誰に言うでもなく泡へと溶ける。
「さあお二方。そろそろ中に入りやしょうか」
モドキガメの号令の元、私達は宮殿の中へと入っていった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない
しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます
天田れおぽん
ファンタジー
ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。
ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。
サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める――――
※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
異世界でぼっち生活をしてたら幼女×2を拾ったので養うことにした【改稿版】
きたーの(旧名:せんせい)
ファンタジー
自身のクラスが勇者召喚として呼ばれたのに乗り遅れてお亡くなりになってしまった主人公。
その瞬間を偶然にも神が見ていたことでほぼ不老不死に近い能力を貰い異世界へ!
約2万年の時を、ぼっちで過ごしていたある日、いつも通り森を闊歩していると2人の子供(幼女)に遭遇し、そこから主人公の物語が始まって行く……。
―――
当作品は過去作品の改稿版です。情景描写等を厚くしております。
なお、投稿規約に基づき既存作品に関しては非公開としておりますためご理解のほどよろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる