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★幸せ
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あの人と出逢ってからの私は、とても幸せな日々を送ってこられた。
彼と出逢う以前……力の無い私達は人間の目を盗んで、逃れて、時に怯えて生きてきた。
あの日、食べ物を盗るのに失敗して、人間に酷い目に遭わされた私を、あの人は当たり前のように助けてくれた。
人間と魔族の混ざり者の私を、何でも無いかのように受け入れてくれた。
「君が混ざり者だと忌み嫌われるなら、私も同じ、混ざり者だよ」
そう、紫水晶の瞳が優しく私に微笑みかける。
嫌な思い出を塗り潰すかのように、姫椿という素敵な名前まで与えてくれた。
それだけでなくあの人は、私の新しい家族になった。
彼がいる所が、私のいる所。
人の身でありながら、人との関わりを避けるあの人の傍にいるのは、私にとっても気楽だ。
面倒くさがりなのに、何かと厄介事に巻き込まれる彼との旅は退屈しない。
ワガママな皇子に魔族の占拠された村を取り戻す手伝いをさせられたり、海底で病に伏した乙姫様を助けたり、死者に呪われた生者を助ける為に死んでみたり、奴隷のハーフエルフを助けて故郷まで連れて行ってあげたり……。
まだまだ数え切れない出来事が沢山あって、私は色んな事を学んできた。
人間はあまり好きではないけど、あの人が教えてくれる事は何だって嬉しかった。
彼と親しい人は、私にも優しくしてくれる。
だからその人達は好きだ。
「人間にも魔族にも、良い者と悪い者がいる。種族で善し悪しを決め付けるのは良くないよ」
あの人がよく言う言葉だ。
本当にその通りだと、私も思う。
魔族にも、私達をイジメるヤツらは沢山いた。
優しくしてくれる人間もいる。
私は人間としても魔族としても半人前だけど、あの人の元で、これからも色々な事を学んでいく。
そう、今日もきっと……。
「カメリア……。そろそろ箸の持ち方を覚えようか?」
私と向かい合わせで食事をする賢者様が、少々苦笑いを浮かべてそう告げる。
最近の賢者様は食事の際、箸と呼ばれる二本の細長い棒を使うよう指示してくる。
下の一本を親指に挟み、薬指で支えて固定し、上の一本を親指、人差し指、中指で持つらしいが、私にはこれが出来ない。
なかなか物が掴めずにイライラして、最終的には箸を刺して食べている。
この食べ方は、東の国の人間達の文化だけど、これを使うようになっておよそ数ヶ月、私は未だまともに物を掴めた事がない。
一方の賢者様も、私と同じ時に使い始めたけど、彼は箸を上手く使いこなして、現地の人間も難しいと言っていた豆を簡単に掬って口に運ぶ。
「なんで賢者様はそんなに上手なの?カメリアと同じ人間から教わったのに」
ぶう、と不服そうに頬を膨らますと、賢者様は可笑しそうに笑う。
「そこはほら、年の功と言うか、人間歴の差ってやつだね」
「それだとカメリアは、ずっとこれ使えないね」
私はわざとそう解釈し、箸を突き刺して食事を続ける。
私はこの世に産まれてから約十年、コボルト達に育てられ、コボルトとして生きてきた。
賢者様と出逢ってから人間らしい生活を送り始めた私の人間歴は約七年。
人間よりも見た目の成長が早い私は、世間が言うところの「お年頃」らしいが、中身はまだまだ無知な子供だ。
一方の賢者様は見た目は二十代半ばの立派な青年だが、中身はとっくに七十を越えたお年寄り。
時折じじ臭い仕草や言葉を発するのも、年の功なのかもしれない。
「うーん、出来たらカメリアには立派な淑女になってほしいから、出来れば使いこなせるようになってほしいけど、食事は美味しく食べるのが一番だからね。任せるよ」
「はーい」
やる気のない返事で、私は一番美味しく食べられる方法で食事を続ける。
彼の、こういう無理強いしないところも気楽で良い。
怒られるのは嫌いだし、怒鳴られるのも怖い。
でも賢者様は、そんな事は絶対にしない。
私が悪い事をした時は、少しだけ困ったような表情で何がいけなかったのか、ちゃんと教えてくれる。
「ところで、今日は何をしようか?」
食事が一区切りついた所で、賢者様はいつもの台詞を言う。
私達の旅に、目的地は無い。
何処へ行くのも、何をするのも自由。
そしてその決定権を、彼は私に殆ど委ねている。
それは私達が出会った時から変わらず続いている。
「んー……」
ついこの間まで東の国にいたから、本国は久しぶりだ。
正直、何処でもいい。
首を捻って考えていると「ちりん」と音を立てて目の前で鈴が揺れた。
成長するにつれて伸びてきた角を隠す為に、元々服に取り付いていたフードに生地を足して角を覆っている包袋。
それを東の国で買った鈴付きの紐で結んであるのだが、私が動く度に揺れてチリチリと鳴っている。
よく鳴くなあ。でもコロコロ言ってて可愛い……。これを誰かに見て欲しいな。
「……あ!ティー姉さんとこが良い」
誰に見てもらいたいか、それを考えて真っ先に浮かんだのは、一人の女性の顔。
昔、死んでしまった婚約者に呪われたのを賢者様に助けてもらった、コルスタン領の領主様。
目的地を持たない私達が何度か足を運んでいる場所で、私に剣の扱いを教えてくれる先生でもある。
数少ない、私が好きな人間の一人だ。
私の意見に、賢者様はにこりと微笑む。
「ティーナか。しばらく東にいたから、二年以上は会っていないね。分かった、それじゃあ行こうか」
「うん!これ見たら何て言うかな?あとこれも」
私は頭で揺れる鈴を指差した後、腰に差す短刀と木刀を賢者様に見えるよう軽く腰を捻る。
これらも東の国で調達した品だ。
こちらの剣とは違って片側しか刃が無いが、とても軽くて切れ味も良い。
本当は太刀という主刀が欲しかったが、あれは長すぎて私には上手く使えそうになかったので、玩具の木刀でそれらしく見せている。
「ティーナも刀を見るのは初めてかもしれないね。向こうの話を聞かせてあげたら、きっと喜ぶよ」
「うん!向こうで見聞きした事、全部教えてあげたいな」
「それはそれは。長い滞在になりそうだ」
嬉々として言う私に、賢者様はほんの少しの苦笑いを返す。
「なら、行き先も決まった事だし、後片付けをしよう。コルスタンはここから少し距離があるけど、歩くかい?」
「んー、早く会いたいから、飛んでいこ?」
「分かったよ」
賢者様は頷き立ち上がり、私達は後片付けを始める。
「ねえ、賢者様。ティー姉さん、もう赤ちゃんいるかな?」
私が火の始末をしながら尋ねると、賢者様は笑って答える。
「そりゃあいると思うよ。私達は出産の邪魔にならないように、あそこを離れたんだから」
「そうだよね。早く会いたいなあ。女の子かな?男の子かな?楽しみだな」
「ふふ、そうだね。それじゃあ、早速行こうか」
言いながら賢者様は懐から穴の空いた一ギット硬貨を取り出す。
コルスタン領へ飛ぶ為の魔法が籠められた硬貨だ。
「ね、賢者様。それカメリアがやってもいい?」
ずい、と賢者様に詰め寄り、彼が持つ硬貨を両手で掴む。
賢者様から簡単な魔法を教わっていて、座標交換は最初に教えてくれた物だ。
けれど私の要望に、賢者様の眉がへの字に曲がる。
「ええ~。……まあいいけど、気をつけて飛んでくれよ?」
「あ、信用してない顔ー」
「いや、だって君がポータルを使うと、決まって獣の前に落ちるじゃないか」
「大丈夫だよー。コルスタンには獣いないもん」
そのまま私は、渋る賢者様の手からもぎ取るように硬貨を奪う。
「それじゃあ、コルスタン領へしゅっぱーつ!ほら賢者様。早く掴まって」
「はいはい。分かりましたよ」
賢者様も諦めがついたようで、軽くため息をつきながら私の肩に手を置いた。
私は硬貨に魔力を籠めながらコルスタン領を思い浮かべる。
「行くよー。座標交換」
言葉と共に、私達はその場から姿を消した。
彼と出逢う以前……力の無い私達は人間の目を盗んで、逃れて、時に怯えて生きてきた。
あの日、食べ物を盗るのに失敗して、人間に酷い目に遭わされた私を、あの人は当たり前のように助けてくれた。
人間と魔族の混ざり者の私を、何でも無いかのように受け入れてくれた。
「君が混ざり者だと忌み嫌われるなら、私も同じ、混ざり者だよ」
そう、紫水晶の瞳が優しく私に微笑みかける。
嫌な思い出を塗り潰すかのように、姫椿という素敵な名前まで与えてくれた。
それだけでなくあの人は、私の新しい家族になった。
彼がいる所が、私のいる所。
人の身でありながら、人との関わりを避けるあの人の傍にいるのは、私にとっても気楽だ。
面倒くさがりなのに、何かと厄介事に巻き込まれる彼との旅は退屈しない。
ワガママな皇子に魔族の占拠された村を取り戻す手伝いをさせられたり、海底で病に伏した乙姫様を助けたり、死者に呪われた生者を助ける為に死んでみたり、奴隷のハーフエルフを助けて故郷まで連れて行ってあげたり……。
まだまだ数え切れない出来事が沢山あって、私は色んな事を学んできた。
人間はあまり好きではないけど、あの人が教えてくれる事は何だって嬉しかった。
彼と親しい人は、私にも優しくしてくれる。
だからその人達は好きだ。
「人間にも魔族にも、良い者と悪い者がいる。種族で善し悪しを決め付けるのは良くないよ」
あの人がよく言う言葉だ。
本当にその通りだと、私も思う。
魔族にも、私達をイジメるヤツらは沢山いた。
優しくしてくれる人間もいる。
私は人間としても魔族としても半人前だけど、あの人の元で、これからも色々な事を学んでいく。
そう、今日もきっと……。
「カメリア……。そろそろ箸の持ち方を覚えようか?」
私と向かい合わせで食事をする賢者様が、少々苦笑いを浮かべてそう告げる。
最近の賢者様は食事の際、箸と呼ばれる二本の細長い棒を使うよう指示してくる。
下の一本を親指に挟み、薬指で支えて固定し、上の一本を親指、人差し指、中指で持つらしいが、私にはこれが出来ない。
なかなか物が掴めずにイライラして、最終的には箸を刺して食べている。
この食べ方は、東の国の人間達の文化だけど、これを使うようになっておよそ数ヶ月、私は未だまともに物を掴めた事がない。
一方の賢者様も、私と同じ時に使い始めたけど、彼は箸を上手く使いこなして、現地の人間も難しいと言っていた豆を簡単に掬って口に運ぶ。
「なんで賢者様はそんなに上手なの?カメリアと同じ人間から教わったのに」
ぶう、と不服そうに頬を膨らますと、賢者様は可笑しそうに笑う。
「そこはほら、年の功と言うか、人間歴の差ってやつだね」
「それだとカメリアは、ずっとこれ使えないね」
私はわざとそう解釈し、箸を突き刺して食事を続ける。
私はこの世に産まれてから約十年、コボルト達に育てられ、コボルトとして生きてきた。
賢者様と出逢ってから人間らしい生活を送り始めた私の人間歴は約七年。
人間よりも見た目の成長が早い私は、世間が言うところの「お年頃」らしいが、中身はまだまだ無知な子供だ。
一方の賢者様は見た目は二十代半ばの立派な青年だが、中身はとっくに七十を越えたお年寄り。
時折じじ臭い仕草や言葉を発するのも、年の功なのかもしれない。
「うーん、出来たらカメリアには立派な淑女になってほしいから、出来れば使いこなせるようになってほしいけど、食事は美味しく食べるのが一番だからね。任せるよ」
「はーい」
やる気のない返事で、私は一番美味しく食べられる方法で食事を続ける。
彼の、こういう無理強いしないところも気楽で良い。
怒られるのは嫌いだし、怒鳴られるのも怖い。
でも賢者様は、そんな事は絶対にしない。
私が悪い事をした時は、少しだけ困ったような表情で何がいけなかったのか、ちゃんと教えてくれる。
「ところで、今日は何をしようか?」
食事が一区切りついた所で、賢者様はいつもの台詞を言う。
私達の旅に、目的地は無い。
何処へ行くのも、何をするのも自由。
そしてその決定権を、彼は私に殆ど委ねている。
それは私達が出会った時から変わらず続いている。
「んー……」
ついこの間まで東の国にいたから、本国は久しぶりだ。
正直、何処でもいい。
首を捻って考えていると「ちりん」と音を立てて目の前で鈴が揺れた。
成長するにつれて伸びてきた角を隠す為に、元々服に取り付いていたフードに生地を足して角を覆っている包袋。
それを東の国で買った鈴付きの紐で結んであるのだが、私が動く度に揺れてチリチリと鳴っている。
よく鳴くなあ。でもコロコロ言ってて可愛い……。これを誰かに見て欲しいな。
「……あ!ティー姉さんとこが良い」
誰に見てもらいたいか、それを考えて真っ先に浮かんだのは、一人の女性の顔。
昔、死んでしまった婚約者に呪われたのを賢者様に助けてもらった、コルスタン領の領主様。
目的地を持たない私達が何度か足を運んでいる場所で、私に剣の扱いを教えてくれる先生でもある。
数少ない、私が好きな人間の一人だ。
私の意見に、賢者様はにこりと微笑む。
「ティーナか。しばらく東にいたから、二年以上は会っていないね。分かった、それじゃあ行こうか」
「うん!これ見たら何て言うかな?あとこれも」
私は頭で揺れる鈴を指差した後、腰に差す短刀と木刀を賢者様に見えるよう軽く腰を捻る。
これらも東の国で調達した品だ。
こちらの剣とは違って片側しか刃が無いが、とても軽くて切れ味も良い。
本当は太刀という主刀が欲しかったが、あれは長すぎて私には上手く使えそうになかったので、玩具の木刀でそれらしく見せている。
「ティーナも刀を見るのは初めてかもしれないね。向こうの話を聞かせてあげたら、きっと喜ぶよ」
「うん!向こうで見聞きした事、全部教えてあげたいな」
「それはそれは。長い滞在になりそうだ」
嬉々として言う私に、賢者様はほんの少しの苦笑いを返す。
「なら、行き先も決まった事だし、後片付けをしよう。コルスタンはここから少し距離があるけど、歩くかい?」
「んー、早く会いたいから、飛んでいこ?」
「分かったよ」
賢者様は頷き立ち上がり、私達は後片付けを始める。
「ねえ、賢者様。ティー姉さん、もう赤ちゃんいるかな?」
私が火の始末をしながら尋ねると、賢者様は笑って答える。
「そりゃあいると思うよ。私達は出産の邪魔にならないように、あそこを離れたんだから」
「そうだよね。早く会いたいなあ。女の子かな?男の子かな?楽しみだな」
「ふふ、そうだね。それじゃあ、早速行こうか」
言いながら賢者様は懐から穴の空いた一ギット硬貨を取り出す。
コルスタン領へ飛ぶ為の魔法が籠められた硬貨だ。
「ね、賢者様。それカメリアがやってもいい?」
ずい、と賢者様に詰め寄り、彼が持つ硬貨を両手で掴む。
賢者様から簡単な魔法を教わっていて、座標交換は最初に教えてくれた物だ。
けれど私の要望に、賢者様の眉がへの字に曲がる。
「ええ~。……まあいいけど、気をつけて飛んでくれよ?」
「あ、信用してない顔ー」
「いや、だって君がポータルを使うと、決まって獣の前に落ちるじゃないか」
「大丈夫だよー。コルスタンには獣いないもん」
そのまま私は、渋る賢者様の手からもぎ取るように硬貨を奪う。
「それじゃあ、コルスタン領へしゅっぱーつ!ほら賢者様。早く掴まって」
「はいはい。分かりましたよ」
賢者様も諦めがついたようで、軽くため息をつきながら私の肩に手を置いた。
私は硬貨に魔力を籠めながらコルスタン領を思い浮かべる。
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