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★聖女ニコル
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「いや~、本当にびっくりしたよ。ボクが最後に見たニコルその物が目の前に現れるんだから。お孫さんだったんだね」
「ルイズよ。私達の初孫。……何も変わっていないのは貴方の方でしょ、アラン」
紹介されたルイズは皆にお茶を配りながら私達に軽く会釈をし、祖母ニコルに「隣の部屋にいるね」と声を掛けて出て行った。
残されたニコルと私達は、一つのテーブルを囲むようにして向かい合って座っている。
「…………」
ここに来てまだ十分も経っていないのに、私の口は開いて塞がらない状態だ。
さっきからニコルが口にしている「アラン」という言葉。
それが、賢者様の名前。
人として生きてきた、本来の彼。
それに加えて、無意識なのかもしれないけど、賢者様は自分の事を私では無く、ボクと呼んでいる。
これもきっと、アランとして生きてきた時の呼称なんだろう。
「……」
うらやましい。
私は賢者様にバレないよう口をへの字に曲げ、軽く服の裾を握り締める。
私が賢者様と一緒に冒険をするようになってもう七年以上。
目の前にいるニコルを含む勇者一行達よりも、うんと長い時間を共に過ごしてきた。
それなのに、私が今まで知らなかった事、知りたかった事が次々とニコルの口から、当たり前のようにポロポロと零れてくる。
賢者様の名前。私が聞いても教えてくれなかったのに……。こんなに嬉しそうに話して。
横目でちらりと見る賢者様は、本当に楽しそうに昔話に華を咲かせている。
「名前は、人間を辞めた時に一緒に棄ててきたんだ」と、寂しそうに言う賢者様の表情を、私はちゃんと覚えている。
賢者様が人間だった頃からの付き合いをしているティー姉さん達も、彼の名前を一度も呼んだことは無い。
姉さんに聞いても「本人に聞け」としか言わなかったから、口止めをされていたんだと思っていた。
そこまでして封印していた名前を、ニコルはあっさりと口にし、賢者様も何事も無いかのように受け入れている。
横目で見ていてとても不思議で、とても悔しい気持ちになる。
賢者様……。私には、人間としての賢者様を、何も教えてくれないのかな?
「……ところで、ねえアラン?私にそちらの子を紹介してくれる気はないのかしら?」
ずっと二人で会話を続けていたニコルが唐突に、机の上に少しだけ身を乗り出すような形で前のめりになり、視線を私に向ける。
私を、主に目立つ両側から飛び出ている角をじっと見つめるその目からは怪しむような気配は無く、むしろ好奇心に溢れた視線。
前者よりはましだが、あまり向けられて気持ちの良い視線では無く、私は目線を軽く下に向ける。
そこに「大丈夫だよ」とでも言うように、ポン、と賢者様が私の頭を軽く撫でてきた。
「ああ、ごめんごめん。この子の名前はカメリア。縁あって一緒に旅をしている……ボクの大切な、パートナーだよ」
「え……?」
その言葉に、思わず賢者様の顔を見返す。
いつもは「養い子」や「保護している」と表現するのに「パートナー」と言われたのは初めてだ。
賢者様……?
それって、どういう意味?……その言葉を口にするより前に、ニコルが再び質問してきた。
「そうなの……。初めまして、カメリアさん。私はニコル。聞いているかもしれないけれど、彼、アランとは、昔一緒に旅をした仲間よ」
「……うん、知ってるよ。魔王様を眠らせた、勇者一行の一人、聖女ニコル、でしょ?」
「私自身が聖女を名乗った事は無いけれどね。私はただの魔法使いよ」
賢者様から聞いていたニコルの肩書きを言えば、彼女はおかしそうにそう笑う。
それに対して賢者様も深々と頷いている。
「そうだよね。ニコルは聖女というより、黒魔導士だもんね」
「あら?それを言ったらアラン。あなただって賢者なんて高名な肩書きは名乗れないでしょう?僧侶からせいぜい神官じゃない」
「止めてくれよ。神官だなんて、ボロが出そうだ。それにボクは、あれから沢山の魔法を覚えたからね。あながち、賢者の異名は伊達じゃないと思うな」
フフンと鼻を得意げに鳴らす賢者様に対して、ニコルは「はいはい」と軽くあしらう。
「っと、いけない。今はカメリアさんの話よね。貴女、見たところ魔族の血も流れているようだけど、よかったら何の種族か教えてくれない?」
「……コボルトだよ」
「え?コボルト?」
答えを聞いたニコルは目を何度もぱちくりとさせて、私をまじまじと見つめる。
針でチクチク刺されているような、ちょっと嫌な視線だ。
「……本当。ヒトの気の中に、コボルトの気が流れてる。……でも、他の気も混じってるわね。とても複雑な気」
「キ?」
「きっとそれは魔王の物だね。この子は彼の眷属でもあるから」
賢者様の言葉に、ニコルの鼻に皺が寄る。
「ああ……どうりで嫌な感じがするのね。でも凄いわ。コボルト族のお姫様に会えるなんて。長生きはするものね」
「まったくだ。ヘクターもたまには真実を言うんだと、つくづく関心したよ」
再び仲間内の話になるが、すぐに賢者様が私に耳打ちをする。
「ニコルはね、モンスター使いの素質があるんだよ。だから、気をつけてね」
……ああ、だから嫌な感じがしたんだ。
ニコルに観察するような視線を向けられた時、少しだけ毛並みが逆立つような嫌な感覚がした。
この人には逆らわない方がいい、と本能が告げるような、そんな感覚は間違えでは無かった。
しかしニコルは不服そうに唇を尖らせる。
「失礼ね。貴女の大切な人にちょっかいを出す程、腐ってはいないつもりよ」
「それは良かった。……あーところで、エヴァンは何処にいるのかな?彼にも会いたいんだけど」
ぐるりと部屋を見渡しながら賢者様が質問すると、ニコルはすぐには答えず、言いにくそうに顔を伏せる。
「……彼は、もうここには帰らないの。村の外れの丘の上から、私達を見守ってくれているわ」
「丘の上?」
私はその意味が分からず同じ言葉を繰り返すが、賢者様は理解出来たようで「そう」と頷く。
「もう少し、早く訪れるべきだったね……。後で案内してくれるかい?」
「ええ、もちろん。彼も、きっと喜ぶわ」
「ルイズよ。私達の初孫。……何も変わっていないのは貴方の方でしょ、アラン」
紹介されたルイズは皆にお茶を配りながら私達に軽く会釈をし、祖母ニコルに「隣の部屋にいるね」と声を掛けて出て行った。
残されたニコルと私達は、一つのテーブルを囲むようにして向かい合って座っている。
「…………」
ここに来てまだ十分も経っていないのに、私の口は開いて塞がらない状態だ。
さっきからニコルが口にしている「アラン」という言葉。
それが、賢者様の名前。
人として生きてきた、本来の彼。
それに加えて、無意識なのかもしれないけど、賢者様は自分の事を私では無く、ボクと呼んでいる。
これもきっと、アランとして生きてきた時の呼称なんだろう。
「……」
うらやましい。
私は賢者様にバレないよう口をへの字に曲げ、軽く服の裾を握り締める。
私が賢者様と一緒に冒険をするようになってもう七年以上。
目の前にいるニコルを含む勇者一行達よりも、うんと長い時間を共に過ごしてきた。
それなのに、私が今まで知らなかった事、知りたかった事が次々とニコルの口から、当たり前のようにポロポロと零れてくる。
賢者様の名前。私が聞いても教えてくれなかったのに……。こんなに嬉しそうに話して。
横目でちらりと見る賢者様は、本当に楽しそうに昔話に華を咲かせている。
「名前は、人間を辞めた時に一緒に棄ててきたんだ」と、寂しそうに言う賢者様の表情を、私はちゃんと覚えている。
賢者様が人間だった頃からの付き合いをしているティー姉さん達も、彼の名前を一度も呼んだことは無い。
姉さんに聞いても「本人に聞け」としか言わなかったから、口止めをされていたんだと思っていた。
そこまでして封印していた名前を、ニコルはあっさりと口にし、賢者様も何事も無いかのように受け入れている。
横目で見ていてとても不思議で、とても悔しい気持ちになる。
賢者様……。私には、人間としての賢者様を、何も教えてくれないのかな?
「……ところで、ねえアラン?私にそちらの子を紹介してくれる気はないのかしら?」
ずっと二人で会話を続けていたニコルが唐突に、机の上に少しだけ身を乗り出すような形で前のめりになり、視線を私に向ける。
私を、主に目立つ両側から飛び出ている角をじっと見つめるその目からは怪しむような気配は無く、むしろ好奇心に溢れた視線。
前者よりはましだが、あまり向けられて気持ちの良い視線では無く、私は目線を軽く下に向ける。
そこに「大丈夫だよ」とでも言うように、ポン、と賢者様が私の頭を軽く撫でてきた。
「ああ、ごめんごめん。この子の名前はカメリア。縁あって一緒に旅をしている……ボクの大切な、パートナーだよ」
「え……?」
その言葉に、思わず賢者様の顔を見返す。
いつもは「養い子」や「保護している」と表現するのに「パートナー」と言われたのは初めてだ。
賢者様……?
それって、どういう意味?……その言葉を口にするより前に、ニコルが再び質問してきた。
「そうなの……。初めまして、カメリアさん。私はニコル。聞いているかもしれないけれど、彼、アランとは、昔一緒に旅をした仲間よ」
「……うん、知ってるよ。魔王様を眠らせた、勇者一行の一人、聖女ニコル、でしょ?」
「私自身が聖女を名乗った事は無いけれどね。私はただの魔法使いよ」
賢者様から聞いていたニコルの肩書きを言えば、彼女はおかしそうにそう笑う。
それに対して賢者様も深々と頷いている。
「そうだよね。ニコルは聖女というより、黒魔導士だもんね」
「あら?それを言ったらアラン。あなただって賢者なんて高名な肩書きは名乗れないでしょう?僧侶からせいぜい神官じゃない」
「止めてくれよ。神官だなんて、ボロが出そうだ。それにボクは、あれから沢山の魔法を覚えたからね。あながち、賢者の異名は伊達じゃないと思うな」
フフンと鼻を得意げに鳴らす賢者様に対して、ニコルは「はいはい」と軽くあしらう。
「っと、いけない。今はカメリアさんの話よね。貴女、見たところ魔族の血も流れているようだけど、よかったら何の種族か教えてくれない?」
「……コボルトだよ」
「え?コボルト?」
答えを聞いたニコルは目を何度もぱちくりとさせて、私をまじまじと見つめる。
針でチクチク刺されているような、ちょっと嫌な視線だ。
「……本当。ヒトの気の中に、コボルトの気が流れてる。……でも、他の気も混じってるわね。とても複雑な気」
「キ?」
「きっとそれは魔王の物だね。この子は彼の眷属でもあるから」
賢者様の言葉に、ニコルの鼻に皺が寄る。
「ああ……どうりで嫌な感じがするのね。でも凄いわ。コボルト族のお姫様に会えるなんて。長生きはするものね」
「まったくだ。ヘクターもたまには真実を言うんだと、つくづく関心したよ」
再び仲間内の話になるが、すぐに賢者様が私に耳打ちをする。
「ニコルはね、モンスター使いの素質があるんだよ。だから、気をつけてね」
……ああ、だから嫌な感じがしたんだ。
ニコルに観察するような視線を向けられた時、少しだけ毛並みが逆立つような嫌な感覚がした。
この人には逆らわない方がいい、と本能が告げるような、そんな感覚は間違えでは無かった。
しかしニコルは不服そうに唇を尖らせる。
「失礼ね。貴女の大切な人にちょっかいを出す程、腐ってはいないつもりよ」
「それは良かった。……あーところで、エヴァンは何処にいるのかな?彼にも会いたいんだけど」
ぐるりと部屋を見渡しながら賢者様が質問すると、ニコルはすぐには答えず、言いにくそうに顔を伏せる。
「……彼は、もうここには帰らないの。村の外れの丘の上から、私達を見守ってくれているわ」
「丘の上?」
私はその意味が分からず同じ言葉を繰り返すが、賢者様は理解出来たようで「そう」と頷く。
「もう少し、早く訪れるべきだったね……。後で案内してくれるかい?」
「ええ、もちろん。彼も、きっと喜ぶわ」
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