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★契約と裁定
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★一部過激な描写が含まれます。グロ注意
女王様の美意識が高いという賢者様の言葉は、本当だと思う。
石光虫に照らされた闇の中を歩いていくと、彼らの淡い光は徐々に薄らいでいき、今度は大小様々、色とりどりの炎がそこかしこに現れ始めた。
その場にじっと佇む炎、激しく燃え上がり火の粉を散らす炎、籠に閉じ込められ、その中で激しく暴れ回る炎もある。
「キレイな炎……なんか、生きてるみたい」
「これは魂だよ。人間、魔族、動物、植物……多種多様の、あらゆる生命の原。彼女は生前強く生きた者の、美しい輝きを放つ魂を集めて、照明代わりにしているんだ」
賢者様は近くの炎を掬うように手を差出して説明し、しばらく眺めてからそれを手放す。
「死霊術を身に付けてから色々な魂を見てきたけど、ここにあるものは、本当にどれも美しい……。生前、懸命に生きてきたんだろう」
「カメリア達の魂も、これくらいキレイかな?」
「うん。カメリアの魂は、とても綺麗だよ」
私を見てにこりと微笑む賢者様は、どことなく寂しげに見える。
賢者様の魂は?
そう聞こうと口を開きかけたその時、
「ふむ。確かに、悪くはない色合いだな」
闇の中から、玲瓏たる声が響く。
「!?」
その声が耳に、いや、魂に届いた瞬間、私の身体は自由を奪われ、息をする事も出来なくなる。
「……………っ?」
何が起きたのか分からない、息を吸おうにも、肺が呼吸の仕方を忘れたように空気を取り込む事が出来ない。
怖い、苦しい……!誰か、たすけて……。
「カメリア」
苦しみで、目の前が真っ赤から黒に暗転する最中、誰かに引き寄せられた。
「落ち着いて。私に合せて、ゆっくりと息を吐くんだ。……そう、今度はゆっくりと吸って。吐いて」
私を優しく抱き留めるそれからは、なんの温もりも、鼓動も伝わってこないが、それでもその声のおかげで、私は再び息をする事が出来た。
顔を上げればそこには、いつものように微笑む賢者様の顔がある。
「大丈夫かい?彼の血を少し飲むといい。耐性が付く」
「う、ん……」
言われるがまま、私は賢者様の手に噛み付き、魔王ヒュブリスの血を一口飲む。
それだけで驚く程身体は軽くなり、ほっと安堵する。
すると再び、闇から声が鳴る。
「ふん、あやつの眷属か。どうりで濁りがあるわけよ。惜しいのぅ」
「う……」
先程より明らかに不機嫌なその声が聞こえると、心臓が鷲掴みにされたような感覚になるが、息は出来る。
恐る恐る声の方に顔を向けると、周りを浮遊していた魂が集まって、祭壇上の玉座に鎮座するその者を妖艶に、美しく照らし出す。
「……っ」
目の前にいる女王様の素顔は見えている筈。
それなのに、私にはそれがどのような物なのか、理解出来ないでいた。
美しい。
ただその感情のみが突き動かされて、それ以外の言葉が出て来ない。
例えようにも、どんな言葉も霞んでしまい、女王の美しさを損ねてしまうだろう。
敢えて。そう、敢えて例えるとしたら、ありがちな言葉ではあるが、今すぐにでも私のこのちっぽけな命を差し出しても惜しくはない程に美しい。
不意に、女王が片手を持ち上げ、指揮者のように人差し指をすい、と縦に振る。
たったそれだけの動作なのに、どこからか鈴の音が聞こえてきそうだ。
「ぐっ……!」
しかし、私の耳に届いたのはそんな軽やかな物ではなく、もっと重い、苦痛の呻きだった。
「賢者様!?」
「うっ……あ、ぐっ!」
突然、賢者様が胸を押さえて苦しみ出した。
温もりのない肉体で、苦痛を訴えている。
「どうしたの賢者様?何で!?」
痛みなど感じないはずの彼が、死にそうな程苦痛に顔を歪めて喘ぐ。
そして……。
ぽた、ぽたぽた……。
「……ひっ」
身体が、溶け始めた。
急速に腐敗が進んで行くように、真夏に照らされる氷のように、肉片はぼたぼたと溶け落ち、持つ事さえ出来なくなった杖が倒れ、支えが無くなった身体は崩れるように倒れ込み……やがて物言わぬ液体と化す。
「……賢者、様……?」
何が起きたのか理解が出来ず、呆気に取られて名前を呼ぶ事しか出来ないでいると、私の後ろから冷淡な声が飛ぶ。
「一度で終わると思うなよ?」
反射的に振り返れば、そこには先程と同じく、演奏を奏でる女王様が座している。
平静に、淡々と、しかしどことなく怒りを隠し切れていない表情で。
「う……。ああっ!」
「えっ!?」
声に振り返れば、液状化した賢者様が元の形に戻っており、再び悲痛な叫びを挙げて……また溶けた。
「我との契約を違ったのだ。この程度で済むと思うな」
冷淡な女王様の言葉に合せて、賢者様は再び形を取り戻し、そして壮絶な叫びを挙げながら溶けていく。
まるで練細工のように形作られては壊され、壊されては型取られる。
それに対して賢者様は何の抵抗もする事なく、なすがままだ。
「ひ…………っ」
彼のこんな姿は、初めて見る。
いつもは余裕そうに微笑んでいる彼は、何処にもいない。
「もう……」
見ている事しか出来ない私の目からは、大粒の涙が零れた。
「もう止めてください!お願いです。賢者様は……アラン様は、私の大切な人なんです!だからもう……お願いします!私が彼の代わりになりますから!」
今の私に出来る事は、そう女王様に訴える事だけだった。
けれど女王様は私など目に入らない様子で指揮を取り続ける。
「女王陛下!」
「近寄るな」
一歩踏み出そうとすると、狭間から闇が割り込む。
「それ以上主に近付けば、貴様の首が飛ぶぞ」
女王様の眷属は相変わらず実体が見えないが、向けられる殺気は身震いする。
戦わなくても、その闇との力の差は本能的に分かる。
「それでも、私はアラン様を助けたい!」
「小娘が!」
魔王様の血を取り込んでいた私がいつもより強靭な爪と牙で対抗しようとすれば、闇は一足飛びに私との距離を詰める。
「止めよ」
刹那。女王様の静止により、その眷属の刃は私の首元で止まる。
じわりと、赤い筋が首元を彩った。
「我の宮殿を汚すでない」
「御意」
たった一言。それだけで闇は殺気を消し去り、一歩退く。
そして女王様は、私には目もくれずに言う。
「コボルトの娘よ。お前も奴の眷属ならば黙って見届けていろ。これは我と奴との契約、ケジメなのだ。殺しはしない。これで終わりだ」
その言葉に振り返れば、未だ地面に伏せたままの賢者様の形が元に戻っていた。
もう溶けたり歪んだりはしないようだ。
「賢者様!」
急いで駆け寄ると私の声に反応し、指がぴくりと動く。
そしてもぞもぞと起き上がり、少しの間の後、大きく咳き込んだ。
「ごほっ!ごほ、ごほ……。……ああ、カメリア。ごめんよ、心配をかけたね」
「……っ。良かった……!」
疲れ切ってはいるが、いつもの笑顔を向けられ、そっと頭を撫でられるだけでほっとして、私の目からはさっきとはまた違う大粒の涙が溢れた。
そして暫くの間、私は賢者様の胸の中で子供の様にわんわんと泣き続けてしまった。
女王様の美意識が高いという賢者様の言葉は、本当だと思う。
石光虫に照らされた闇の中を歩いていくと、彼らの淡い光は徐々に薄らいでいき、今度は大小様々、色とりどりの炎がそこかしこに現れ始めた。
その場にじっと佇む炎、激しく燃え上がり火の粉を散らす炎、籠に閉じ込められ、その中で激しく暴れ回る炎もある。
「キレイな炎……なんか、生きてるみたい」
「これは魂だよ。人間、魔族、動物、植物……多種多様の、あらゆる生命の原。彼女は生前強く生きた者の、美しい輝きを放つ魂を集めて、照明代わりにしているんだ」
賢者様は近くの炎を掬うように手を差出して説明し、しばらく眺めてからそれを手放す。
「死霊術を身に付けてから色々な魂を見てきたけど、ここにあるものは、本当にどれも美しい……。生前、懸命に生きてきたんだろう」
「カメリア達の魂も、これくらいキレイかな?」
「うん。カメリアの魂は、とても綺麗だよ」
私を見てにこりと微笑む賢者様は、どことなく寂しげに見える。
賢者様の魂は?
そう聞こうと口を開きかけたその時、
「ふむ。確かに、悪くはない色合いだな」
闇の中から、玲瓏たる声が響く。
「!?」
その声が耳に、いや、魂に届いた瞬間、私の身体は自由を奪われ、息をする事も出来なくなる。
「……………っ?」
何が起きたのか分からない、息を吸おうにも、肺が呼吸の仕方を忘れたように空気を取り込む事が出来ない。
怖い、苦しい……!誰か、たすけて……。
「カメリア」
苦しみで、目の前が真っ赤から黒に暗転する最中、誰かに引き寄せられた。
「落ち着いて。私に合せて、ゆっくりと息を吐くんだ。……そう、今度はゆっくりと吸って。吐いて」
私を優しく抱き留めるそれからは、なんの温もりも、鼓動も伝わってこないが、それでもその声のおかげで、私は再び息をする事が出来た。
顔を上げればそこには、いつものように微笑む賢者様の顔がある。
「大丈夫かい?彼の血を少し飲むといい。耐性が付く」
「う、ん……」
言われるがまま、私は賢者様の手に噛み付き、魔王ヒュブリスの血を一口飲む。
それだけで驚く程身体は軽くなり、ほっと安堵する。
すると再び、闇から声が鳴る。
「ふん、あやつの眷属か。どうりで濁りがあるわけよ。惜しいのぅ」
「う……」
先程より明らかに不機嫌なその声が聞こえると、心臓が鷲掴みにされたような感覚になるが、息は出来る。
恐る恐る声の方に顔を向けると、周りを浮遊していた魂が集まって、祭壇上の玉座に鎮座するその者を妖艶に、美しく照らし出す。
「……っ」
目の前にいる女王様の素顔は見えている筈。
それなのに、私にはそれがどのような物なのか、理解出来ないでいた。
美しい。
ただその感情のみが突き動かされて、それ以外の言葉が出て来ない。
例えようにも、どんな言葉も霞んでしまい、女王の美しさを損ねてしまうだろう。
敢えて。そう、敢えて例えるとしたら、ありがちな言葉ではあるが、今すぐにでも私のこのちっぽけな命を差し出しても惜しくはない程に美しい。
不意に、女王が片手を持ち上げ、指揮者のように人差し指をすい、と縦に振る。
たったそれだけの動作なのに、どこからか鈴の音が聞こえてきそうだ。
「ぐっ……!」
しかし、私の耳に届いたのはそんな軽やかな物ではなく、もっと重い、苦痛の呻きだった。
「賢者様!?」
「うっ……あ、ぐっ!」
突然、賢者様が胸を押さえて苦しみ出した。
温もりのない肉体で、苦痛を訴えている。
「どうしたの賢者様?何で!?」
痛みなど感じないはずの彼が、死にそうな程苦痛に顔を歪めて喘ぐ。
そして……。
ぽた、ぽたぽた……。
「……ひっ」
身体が、溶け始めた。
急速に腐敗が進んで行くように、真夏に照らされる氷のように、肉片はぼたぼたと溶け落ち、持つ事さえ出来なくなった杖が倒れ、支えが無くなった身体は崩れるように倒れ込み……やがて物言わぬ液体と化す。
「……賢者、様……?」
何が起きたのか理解が出来ず、呆気に取られて名前を呼ぶ事しか出来ないでいると、私の後ろから冷淡な声が飛ぶ。
「一度で終わると思うなよ?」
反射的に振り返れば、そこには先程と同じく、演奏を奏でる女王様が座している。
平静に、淡々と、しかしどことなく怒りを隠し切れていない表情で。
「う……。ああっ!」
「えっ!?」
声に振り返れば、液状化した賢者様が元の形に戻っており、再び悲痛な叫びを挙げて……また溶けた。
「我との契約を違ったのだ。この程度で済むと思うな」
冷淡な女王様の言葉に合せて、賢者様は再び形を取り戻し、そして壮絶な叫びを挙げながら溶けていく。
まるで練細工のように形作られては壊され、壊されては型取られる。
それに対して賢者様は何の抵抗もする事なく、なすがままだ。
「ひ…………っ」
彼のこんな姿は、初めて見る。
いつもは余裕そうに微笑んでいる彼は、何処にもいない。
「もう……」
見ている事しか出来ない私の目からは、大粒の涙が零れた。
「もう止めてください!お願いです。賢者様は……アラン様は、私の大切な人なんです!だからもう……お願いします!私が彼の代わりになりますから!」
今の私に出来る事は、そう女王様に訴える事だけだった。
けれど女王様は私など目に入らない様子で指揮を取り続ける。
「女王陛下!」
「近寄るな」
一歩踏み出そうとすると、狭間から闇が割り込む。
「それ以上主に近付けば、貴様の首が飛ぶぞ」
女王様の眷属は相変わらず実体が見えないが、向けられる殺気は身震いする。
戦わなくても、その闇との力の差は本能的に分かる。
「それでも、私はアラン様を助けたい!」
「小娘が!」
魔王様の血を取り込んでいた私がいつもより強靭な爪と牙で対抗しようとすれば、闇は一足飛びに私との距離を詰める。
「止めよ」
刹那。女王様の静止により、その眷属の刃は私の首元で止まる。
じわりと、赤い筋が首元を彩った。
「我の宮殿を汚すでない」
「御意」
たった一言。それだけで闇は殺気を消し去り、一歩退く。
そして女王様は、私には目もくれずに言う。
「コボルトの娘よ。お前も奴の眷属ならば黙って見届けていろ。これは我と奴との契約、ケジメなのだ。殺しはしない。これで終わりだ」
その言葉に振り返れば、未だ地面に伏せたままの賢者様の形が元に戻っていた。
もう溶けたり歪んだりはしないようだ。
「賢者様!」
急いで駆け寄ると私の声に反応し、指がぴくりと動く。
そしてもぞもぞと起き上がり、少しの間の後、大きく咳き込んだ。
「ごほっ!ごほ、ごほ……。……ああ、カメリア。ごめんよ、心配をかけたね」
「……っ。良かった……!」
疲れ切ってはいるが、いつもの笑顔を向けられ、そっと頭を撫でられるだけでほっとして、私の目からはさっきとはまた違う大粒の涙が溢れた。
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