異世界帰りのダメ英雄

智恵 理陀

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第二部:第二章

30.うどんとそば。

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「あら、どこに行ったのかしら。もう……あんたたちのせいで見失ったじゃない!」
「俺達だけのせいかなあ」

 多少なりとも共に尾行していたお前にも責任はあるはずだぞ。

「英雄様は何も悪くございませんわ、気にしないでくださいまし」
「早く、探す」
「どの方向に行ったかな……」

 丁度この先は十字路。
 街の中心部か、商店街方面か、住宅街方面か。
 まだ夜まで時間がある。
 彼女達もまだまだ寄り道したいとなれば、中心部か、商店街かの二択?

「手分けして探すのはどうかしら」
「人数もいるしな、悪くない提案だ」

「では私は英雄様と共に」
「私も」
「あんた達、手分けして探すっていう意味を理解しなさい」

 手分けして探すはずなのにこれじゃあ二方面でしか探せないのだが。

「あ、でも連絡手段が無いとな」
「持ってないの?」
「俺はあるけどセルファは持ってないよ」
「私は、ある」

 スマホを取り出してそこはかとなく誇らしげだ。
 しかもセルファに見せ付けてやがる。

「浩介、連絡先、交換」
「あ、うん。いいよ」
「……よし」

 しかし彼女はアパートのお隣さん、今日以外で何かしら連絡する日は来るのだろうか。

「英雄様、私もこのすまほというもの、欲しいですわ」
「うーん、必要かなぁ? 普段から一緒にいるじゃん」

 どこに行くにしても大体セルファは俺と一緒なのだからスマホを持っていてもこれといって活用はできない気がするんだが。

「この女が持っていて私が持っていないのは、納得できません!」
「え、なんでっ!?」

「兎に角、欲しいです!」
「まぁ……考えてはおくよ」

 一番安いスマホくらいならいいか。
 買うにしてもご老人向けのスマホにしとこう。

「ちょっと、私とは交換しないの?」
「…………」

「沈黙長いわね!」
「…………どうぞ」
「仕方がない的な雰囲気すっごく不服」

 連絡先も交換した事だし、彼女を探すとしますか。

「ちなみに彼女の名前は雨宮真央、写真を送っておくから見つけたら連絡して」
「ちなみに彼女のスリーサイズは?」

「このクズが」
「ごめん」

 ちょっとした冗談だよ冗談。
 てなわけで俺とセルファは街の中心部へ、苑崎さんは商店街、飛鳥は住宅街へ雨宮真央の住宅方向へ向かうべくそれぞれ一度解散した。
 街へ行くのもいつ以来だろうか。
 前にどこだか飲食店に入った気はする、ファミレスだったかな。
 向かいの店にあった居酒屋マッチョは印象的過ぎてまだ覚えてる。

「英雄様」
「どうした?」
「こうして二人で歩くと……デート、みたいですね」

 さりげなく腕を絡めてくる。
 飛鳥達がいなくなったのをいい事にここぞとばかりに俺にべったりくっついてきたな。
 まぁ……悪くはない、彼女のその巨乳が俺の腕に接触する感覚は、ああ、悪くない。

「このままデートするのもいいけど、真央って子を探さなくちゃね」
「いいじゃないですかぁ英雄様ぁ。どうせ何もないですよぉ?」

 これはこれで優越感に浸れる。
 ふふっ、そこらの男共よ、どんな気分だ?
 だが目的も忘れてはならない。

「デートはやる事やってから」
「むぅ。致し方ありませんね」

 ラーメンのためにも少しは働かなくちゃな。
 ただ夕方、時間が経つにつれて歩く人々も増えてくる。
 帰宅ラッシュの群集が増えてくると彼女を見つけるのも困難になるな。
 まぁしかし今日だけしか機会があるわけでもない、頃合を見て後日に回すのもいいだろう。

「英雄様、何か妙な魔力を感じ取りました」
「ん……ああ、俺も感じた。どこだ……?」

 突如感じた魔力の気配。
 街中だがまだ遠いのかはっきりとした位置は把握できない。
 感知能力に関してはセルファのほうが上だ、彼女に任せよう。

「こちらです」
「少し街から離れるな」
「魔物でしょうか? 異世界と繋がる穴が出来ているのかもしれませんね」
「またトゥルエの気まぐれじゃあないだろうな」
「どうでしょうか、前の一件によって穴が出来やすくなっている可能性もあります」
「あいつがちゃんと処理してくれればいいんだけど」
「あの方は気まぐれ故に、期待しないほうがいいのではないでしょうか」

 トゥルエは神様のくせにいつもてきとーな奴だ。
 自分が楽しければそれでいいといった、神様としても認めたくない点が多い。
 路地裏に入っていった。
 この辺りは飲食店の裏通りってとこか。
 ゴミ箱が端に置かれていてひと気は大幅に減少した。

「……誰かいるな」
「魔力はあそこからです」

 恐る恐るながら、影から覗いてみる。
 まさか雨宮真央がいるんじゃないだろうな、だとしたら異世界絡みで間違いないのだが――

「角……?」
「あれはもしかしたら……魔王幹部だった魔族の者では? 見覚えがあります」

 そこには魔族の男女二人組みがいた。
 何か話をしているがここからじゃあ聞き取りづらいな。
 もう少し近づきたいが、相手もこちら側の魔力を感知すれば気付かれるな。
 魔力は抑えて、ここはそっと様子を伺うとする。

「鬼人種のようですね」
「おそらく取り逃がした奴らだな、魔王を倒してからは雲隠れして大人しくなったはずだけど……」
「こちらの世界に流れ込んだのもいるかもしれませんね」
「まだ来て間もないのかな? なんか服選びしてるな」

 どこから持ってきたのか、男のほうは白いシャツにジーパンを着始めた。
 シャツにはうどんと渋いフォントで書かれている、何なんだほんと。
 女のほうはそれを見てうんうんと頷いている、絶対似合ってないと思うんだが。

「あ、外見は変化できるようですね」
「おおっ、変身した」

 人間に化けるやごっつい上にひげを蓄えた強面の男になった。
 けど益々服装と合わないな。
 女も人間の姿になって同じく着替えをし始めた。
 男とは同じような服装のようだ……シャツには、そばの文字。

「ぶふっ、うどんとそばって……」
「むっ! 何者だ!」
「あ……しまった」

 うどんとそばシャツがこっちを見ている。

「出て来い!」
「致し方ありませんね」
「き、貴様らは……」

 憶えていてくれたようで嬉しいねえ。
 直接手合わせも……したようなしていないような、憶えてないな俺は。

「あの女もこの世界に来ていたのか」
「前から勇者の傍にいたやばい系だったしいても不思議じゃないわね」
「やばい系とは失礼な!」

 否定できないんだよなあ。
 口が裂けても俺は言えないけど。

「実際やばいだろ、なあ? 勇者」
「……」

「英雄様、どうして沈黙を!?」
「あ、いや……そんなにやばくはないよ?」

「そんなに!?」
「そ、それよりだ! お前らこの世界に来て何をするつもりだ!」

 話を誤魔化すのに加えて、ここは先ずは奴らについて知らなくては。

「ふっ、貴様らはまだ気付いていないようね」
「気付いてない?」
「魔王様はこの世界に再臨なされた、我々には分かる」

 くそ……重大な話をしているってのにうどんとそばのシャツのせいで中々頭に入ってこない。
 そんなシャツを着て鋭い眼光と不敵な笑みを浮かべている奴なんてそうそう探してもいないぞ。

「ま、魔王ですって……そんな、英雄様が討ち取ったはずです!」
「魔王様は不滅だ、前回は貴様らの運が良かったが今回は違う。おそらくこの世界を征服するつもりだろう、ふはは!」
「亀裂もいくつか見つけた、魔物を送り込む事も可能だ。無論、我々も暴れさせてもらうがな!」

「あ、一ついい?」
「なんだ?」
「あんたら名前なんだったっけ」

 このままだと男がうどんで女をそばと呼ばなくちゃならねえ。
 これから先、おそらく魔王絡みで動くと思われるが名称がないとな。

「ふん、魔王幹部である我々の名も忘れたか、この俺がウドェンだ」
「私はソヴァン、貴様達を殺す名を覚えておくがいい」

「うどんとそばでいいか」
「ウドェンとソヴァンだ!」

 なんか聞かなくてもよかったなあ。
 まあそれはさておき。
 奴らの外見が元の姿に戻っていく、シャツがちょっとピチピチだから元の姿で激しい動きはしないほうがいいと思うのだが。

「再戦と行こうか、勇者よ!」

 ウドェンが炎、ソヴァンは雷属性か。
 ああ、思い出してきた、確かにこんな奴らいた気がした。

「イグリスフ!」
「イグリスフ小剣!

「えっ、なんで君が小剣を?」
「最近いつでも出せるようにとこっそり小剣と魔力契約を交わしました!」
「いつでも出せるようにて」

 包丁の形をしたイグリスフ小剣はどうしても恐怖心しか沸いてこない。
 彼女を怒らせるような事をした場合、きっと出してくるんだろうなあ。

「炎攻灼撃!」

 こんな狭い路地でそこそこ強大な魔法だ。
 左右に避けるスペースも少ない、狭い空間でなら威力も逃げどころのなく発揮する炎攻撃と直線的な通路となっているここでなら閃光もまた、有効だ。
 こいつら、馬鹿かもと思ったけど意外と頭を働かせて攻撃を放ってきやがる。
 先ずは炎攻撃をイグリスフで受ける。
 力負けならしないが、流石に熱いっ。

「英雄様!」

 セルファは小剣を地面へと突き刺し、魔法を放つ。
 補助魔法であろう、炎の熱が伝わらなくなった。

「助かるぜ!」

 彼女も小剣の使い方を応用できるようになっているな。
 小剣を突き刺したその周辺を小剣による魔力増強によって補助魔法の質が高まっている。
 ここまで使いこなすには何度か小剣を使っての鍛錬が必要なのだが、はてさていつどこで鍛錬をしていたのであろうか。

「雷閃撃光!」

 ウドェンが跳躍するや彼の後ろから放たれるは閃光。
 セルファが補助魔法から防御魔法に切り替えるには猶予がない。
 ならば――

「イグリスフを舐めんなよ!」

 弾き飛ばす!
 それも、

「ぐぅぁ!」

 ウドェンのほうへ。

「英雄様流石でございます!」
「セルファもやるね、小剣を使いこなせてるとは思わなかったよ」
「ありがとうございます、英雄様のためならばこの小剣で邪魔者はいくらでも……ふふっ」

 小剣握り締めてそんな怖い笑みを浮かべないで欲しい。
 はたから見ればそれはただの包丁なのだから、恐怖さが倍増してしまっている。

「くっ、まだ魔力も十分ではない……ここは退くわよウドェン!」
「仕方あるまい」
「逃がすかよ!」
「これをやろう」

 投げてきた球体を反射的に受け取ってしまったがこれは……。
 亀裂の入った球体、中心部は光を宿している。

「これは……? 食べられそうにはないけど何だ?」
「英雄様、それは魔物をおびき寄せる魔道具でございます!」
「えー……」

 すると俺の頭上から何かが割れるような音。
 いつだかも聞いた覚えのある音だ。

「魔物です!」
「おいおい……」

 一体ならまだしも――亀裂から現れたのは少なくとも十体。
 亀裂を広げてわんさかやってきやがった。

「そいつらと踊ってな!」

 二人を追いたいものの、この数は無視できない。
 まったく……飛鳥の友人を分析魔法で調べるだけの予定が、どうしてこうも話が大きくなってしまったのやら。
 溜息をついていても仕方がない。
 魔物達の照準は俺達に向けられている。

「久しぶりに、運動しますか……」

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