30 / 50
第四章
030 再戦
しおりを挟む
食卓に案内されるが王女の姿はない、フラニフさんに聞いてみるが、彼女は軽く食べてすぐに抗体のほうに取り掛かったらしい。
俺達は呑気にしてていいのかと思うもの今はただ彼女を待つ事しかできないのが歯がゆい。
ここ数日はまともに寝ておらず、聖火祭では王家から出席するよう言われているため多忙に多忙を極めているようだ。
王女曰く、自分は王家より研究者のほうが向いているのだとか。
「で、できました~……」
それから数時間後の事だった。
ちょっと突けば倒れそうなほどに疲弊した王女は、しかし嬉しそうに小瓶を掲げる。
「おおっ!」
「なんとか間に合いました……。あとはこれを巨大魔力石に浸透させれば聖火祭で国民に抗体が注がれます」
「それでは移動いたしましょう。お嬢様は少々お休みになられたほうが」
「事が済むまでは休んでいられません。公務もこなさねばなりませんので、このまま聖都へ赴きます。フラニフは彼らの手助けをお願いします」
「しかし……」
「私は大丈夫です、ご心配なく」
白衣とマスクを取り、研究者から王女へと切り替わった。
水路に出て、ここで一旦お別れとなる。
俺達は図面を頼りにもう一艘の船を用いて移動だ。
「後はお願いいたします。シマヅ様に頼りきりなのも王女としていかがなものかとは思いますが……」
「まあ任せてくださいよここは」
「奥に進めばここよりも広く左右に通路のある水路に到達します、聖都の付近である目印でもあります。お気をつけて」
「ええ、そちらも」
船を漕ぐのは初めてだが、やや遠回りになろうとも水の流れに沿って道を選べば楽に聖都付近まで近づける。
漕ぐというより櫂をうまく使って横向きにならないよう調整するだけでいい。
水の流れが逆であってもそれほど大した事はない上に船の後ろには魔力石がつけられており、魔力を注ぐと風を発生させてまるでエンジンボートのように移動できるため特に苦ではない。
そうして暫く進んでいくと左右には通路のある水路へと到達した。
「図面からすればこの先すぐですね」
「よし、早いとこ終わらせ――」
刹那――左側の通路から、何かが飛んできた。
俺は櫂から手を放し、ハスを引き寄せた。
ハスのいた場所にはいつだか見たワイヤー銃の先端が突き刺さっていた。
……あいつに違いない。
「惜しい~」
「……パニアか」
ワイヤーが戻った先に彼女の姿があった。
腰に下げているのは魔力石を用いたランプであろう。付近を照らしているが彼女以外の人影はない。
「くくっ、生きていたとは……驚いたよ」
「天国はどうやら満席だったようでね。予約だけして戻ってきたよ」
「どうやって生き延びたのかは知らないが……考えられるに、王女か? 奴なら抗体を作れるかもしれないと危惧していたが、その様子からすれば……」
「まあ、そういう事だ。いやあすごいねこの国の王女は」
そっと船を寄せて通路へと出る。
ハスを後ろへと避難させ、剣を抜いた。
「スカル様が天国病を巨大魔力石に打ち込んで聖火祭が始まれば、この国はおしまいだ。無駄な努力だよシマジュちゃん」
「その前に抗体を打ち込むさ」
聖火祭が始まれば――か、その言い方から察するに打ち込んだらすぐに天国病が拡散されるわけではないのだな。
「ふぅん、やってみるがいいさ」
「しっかしお前、クオン達といた時と全然雰囲気違うよな。あいつらが見たらどう思うか」
「あんなカス共の事なんかどうでもいいわ」
「そんな冷たい事言うなよ」
少しずつ歩み寄る。
ある程度距離が縮めば、仕掛けてくるだろう。
その一瞬を、見誤らずにこちらも仕掛けたい。
「あらごめんなさい、冷たかった分貴方のフレイムで暖めてあげたら?」
「俺のは暖かいというより熱いからなあ」
「そう、じゃあ焦がさないように注意して……ね!」
ワイヤー銃が放たれた。
――通路の幅からして横へ避ける余裕はない。真正面から俺は受けると共に、後方のハスも気遣わなければならない。
剣で一度受け、壁側へと弾いた。
パニアはすぐにワイヤーを引いて回収すると同時に、俺も更なる全身をする。
軽い舌打ちと共に、パニアは腰から小剣を取り出す。
天国病で何度か死んで魔力の器が広がったおかげか、以前よりも相手の動きが確実に見えるようになっている。
死ねば死ぬほど強化されるっていうのも、まったく……嬉しくない力だよ本当に。
「フレイム!」
「くっ!」
彼女には直接は当てない、すぐ右手の水路へと放ち、水しぶきを上げる。
目くらましだ、小剣も正確には捉えられないだろう。
それでも頬のあたりには小剣が振られ、辛うじて避けると同時に俺は剣を振るった。
刃の腹の部分を向けているために斬るのではなく打撃――パニアの腹部を捕らえ、彼女は口から唾液を吐くも、すぐにその口端は吊り上がった。
……何故、笑ってる?
その時、パシュン――と、発射音が聞こえた。
脳裏を過ぎるは、ワイヤー銃の向けられた先にいる者――狙いはハスだ!
左手を伸ばしてワイヤーを掴んだ。
「ぐぅぅ!」
摩擦で手の中が燃えるように熱くなるも構わず俺は、そのままワイヤーを引き込む。
「ハスを、狙うな!」
「ちっ、甘ちゃんがぁあ!」
小剣を、刃の部分を指で挟んで持ち替えていた。まだハスを狙うつもりだ――
「フレイム!」
彼女の真下へと放つ。
「があっ!」
軽く体が浮いたところで、俺は渾身の一撃をお見舞いした。
もう一度腹部に、刃の腹の部分を当てる。
「おごぉっ……!」
「斬り殺してもよかったんだけど、ハスの前だから勘弁してやるよ。まあ、死ぬほど痛い思いはしてもらうけど」
そのまま、壁に叩きつけた。
我ながらハエ叩きみたいな戦い方だな、なんて思いながら。
パニアは顔面を蒼白させて嘔吐し、腰が砕けてずるずると地面へへたり込んだ。
いいところに入った、相当苦しそうだ。ざまあみろってんだ。
「ハス、大丈夫だったか?」
「は、はい! この方はどうしましょう……?」
「ワイヤーで縛り付けておくか」
自分の武器で縛られるのはどんな気分だパニア。
「シマヅ様、お手のほうは大丈夫ですか?」
「これくらいは大丈夫さ、つばつけとけば治る。それより早く行こう」
パニアは後で引き取ってもらうとして、目的地に一秒でも早く向かわねば。
「次の左側への通路ですっ」
「おう!」
ランプの光だけでは視界がやや不良、慎重に進まねば。
角で一度止まり、足元の確認と進行方向の状態を見る。
地上への通路があるようだが、人影があるな……。
俺達の戦闘を聞いて警戒態勢に入っている。
敵は少人数なのだろう、王女の襲撃でもそうだったがそれほど数で動く組織体制ではないようだ。
「二人か……持ってる銃は、小型のものだな。突っ込むから、しっかりついてきてくれ」
「は、はいっ」
「――フレイム!」
通路に出ると同時に、フレイムを水路へと放つ。
「もういっちょ、フレイム!」
敵が銃を向けると同時に、フレイムを拡散するように薙いで発動する。
熱風を前にしては真正面では構えられないだろう。
水しぶきも相まって視界は最悪のはず――例によって人間相手には刃の腹をお見舞いする。
「よしっ!」
「お見事ですっ!」
敵を縛って動けないようにし、とうとう地上への通路までたどり着いた。
懐に入れている抗体も無事だ。あとはこいつを巨大魔力石へと打ち込むだけだ。
俺達は呑気にしてていいのかと思うもの今はただ彼女を待つ事しかできないのが歯がゆい。
ここ数日はまともに寝ておらず、聖火祭では王家から出席するよう言われているため多忙に多忙を極めているようだ。
王女曰く、自分は王家より研究者のほうが向いているのだとか。
「で、できました~……」
それから数時間後の事だった。
ちょっと突けば倒れそうなほどに疲弊した王女は、しかし嬉しそうに小瓶を掲げる。
「おおっ!」
「なんとか間に合いました……。あとはこれを巨大魔力石に浸透させれば聖火祭で国民に抗体が注がれます」
「それでは移動いたしましょう。お嬢様は少々お休みになられたほうが」
「事が済むまでは休んでいられません。公務もこなさねばなりませんので、このまま聖都へ赴きます。フラニフは彼らの手助けをお願いします」
「しかし……」
「私は大丈夫です、ご心配なく」
白衣とマスクを取り、研究者から王女へと切り替わった。
水路に出て、ここで一旦お別れとなる。
俺達は図面を頼りにもう一艘の船を用いて移動だ。
「後はお願いいたします。シマヅ様に頼りきりなのも王女としていかがなものかとは思いますが……」
「まあ任せてくださいよここは」
「奥に進めばここよりも広く左右に通路のある水路に到達します、聖都の付近である目印でもあります。お気をつけて」
「ええ、そちらも」
船を漕ぐのは初めてだが、やや遠回りになろうとも水の流れに沿って道を選べば楽に聖都付近まで近づける。
漕ぐというより櫂をうまく使って横向きにならないよう調整するだけでいい。
水の流れが逆であってもそれほど大した事はない上に船の後ろには魔力石がつけられており、魔力を注ぐと風を発生させてまるでエンジンボートのように移動できるため特に苦ではない。
そうして暫く進んでいくと左右には通路のある水路へと到達した。
「図面からすればこの先すぐですね」
「よし、早いとこ終わらせ――」
刹那――左側の通路から、何かが飛んできた。
俺は櫂から手を放し、ハスを引き寄せた。
ハスのいた場所にはいつだか見たワイヤー銃の先端が突き刺さっていた。
……あいつに違いない。
「惜しい~」
「……パニアか」
ワイヤーが戻った先に彼女の姿があった。
腰に下げているのは魔力石を用いたランプであろう。付近を照らしているが彼女以外の人影はない。
「くくっ、生きていたとは……驚いたよ」
「天国はどうやら満席だったようでね。予約だけして戻ってきたよ」
「どうやって生き延びたのかは知らないが……考えられるに、王女か? 奴なら抗体を作れるかもしれないと危惧していたが、その様子からすれば……」
「まあ、そういう事だ。いやあすごいねこの国の王女は」
そっと船を寄せて通路へと出る。
ハスを後ろへと避難させ、剣を抜いた。
「スカル様が天国病を巨大魔力石に打ち込んで聖火祭が始まれば、この国はおしまいだ。無駄な努力だよシマジュちゃん」
「その前に抗体を打ち込むさ」
聖火祭が始まれば――か、その言い方から察するに打ち込んだらすぐに天国病が拡散されるわけではないのだな。
「ふぅん、やってみるがいいさ」
「しっかしお前、クオン達といた時と全然雰囲気違うよな。あいつらが見たらどう思うか」
「あんなカス共の事なんかどうでもいいわ」
「そんな冷たい事言うなよ」
少しずつ歩み寄る。
ある程度距離が縮めば、仕掛けてくるだろう。
その一瞬を、見誤らずにこちらも仕掛けたい。
「あらごめんなさい、冷たかった分貴方のフレイムで暖めてあげたら?」
「俺のは暖かいというより熱いからなあ」
「そう、じゃあ焦がさないように注意して……ね!」
ワイヤー銃が放たれた。
――通路の幅からして横へ避ける余裕はない。真正面から俺は受けると共に、後方のハスも気遣わなければならない。
剣で一度受け、壁側へと弾いた。
パニアはすぐにワイヤーを引いて回収すると同時に、俺も更なる全身をする。
軽い舌打ちと共に、パニアは腰から小剣を取り出す。
天国病で何度か死んで魔力の器が広がったおかげか、以前よりも相手の動きが確実に見えるようになっている。
死ねば死ぬほど強化されるっていうのも、まったく……嬉しくない力だよ本当に。
「フレイム!」
「くっ!」
彼女には直接は当てない、すぐ右手の水路へと放ち、水しぶきを上げる。
目くらましだ、小剣も正確には捉えられないだろう。
それでも頬のあたりには小剣が振られ、辛うじて避けると同時に俺は剣を振るった。
刃の腹の部分を向けているために斬るのではなく打撃――パニアの腹部を捕らえ、彼女は口から唾液を吐くも、すぐにその口端は吊り上がった。
……何故、笑ってる?
その時、パシュン――と、発射音が聞こえた。
脳裏を過ぎるは、ワイヤー銃の向けられた先にいる者――狙いはハスだ!
左手を伸ばしてワイヤーを掴んだ。
「ぐぅぅ!」
摩擦で手の中が燃えるように熱くなるも構わず俺は、そのままワイヤーを引き込む。
「ハスを、狙うな!」
「ちっ、甘ちゃんがぁあ!」
小剣を、刃の部分を指で挟んで持ち替えていた。まだハスを狙うつもりだ――
「フレイム!」
彼女の真下へと放つ。
「があっ!」
軽く体が浮いたところで、俺は渾身の一撃をお見舞いした。
もう一度腹部に、刃の腹の部分を当てる。
「おごぉっ……!」
「斬り殺してもよかったんだけど、ハスの前だから勘弁してやるよ。まあ、死ぬほど痛い思いはしてもらうけど」
そのまま、壁に叩きつけた。
我ながらハエ叩きみたいな戦い方だな、なんて思いながら。
パニアは顔面を蒼白させて嘔吐し、腰が砕けてずるずると地面へへたり込んだ。
いいところに入った、相当苦しそうだ。ざまあみろってんだ。
「ハス、大丈夫だったか?」
「は、はい! この方はどうしましょう……?」
「ワイヤーで縛り付けておくか」
自分の武器で縛られるのはどんな気分だパニア。
「シマヅ様、お手のほうは大丈夫ですか?」
「これくらいは大丈夫さ、つばつけとけば治る。それより早く行こう」
パニアは後で引き取ってもらうとして、目的地に一秒でも早く向かわねば。
「次の左側への通路ですっ」
「おう!」
ランプの光だけでは視界がやや不良、慎重に進まねば。
角で一度止まり、足元の確認と進行方向の状態を見る。
地上への通路があるようだが、人影があるな……。
俺達の戦闘を聞いて警戒態勢に入っている。
敵は少人数なのだろう、王女の襲撃でもそうだったがそれほど数で動く組織体制ではないようだ。
「二人か……持ってる銃は、小型のものだな。突っ込むから、しっかりついてきてくれ」
「は、はいっ」
「――フレイム!」
通路に出ると同時に、フレイムを水路へと放つ。
「もういっちょ、フレイム!」
敵が銃を向けると同時に、フレイムを拡散するように薙いで発動する。
熱風を前にしては真正面では構えられないだろう。
水しぶきも相まって視界は最悪のはず――例によって人間相手には刃の腹をお見舞いする。
「よしっ!」
「お見事ですっ!」
敵を縛って動けないようにし、とうとう地上への通路までたどり着いた。
懐に入れている抗体も無事だ。あとはこいつを巨大魔力石へと打ち込むだけだ。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
ヒロインですが、舞台にも上がれなかったので田舎暮らしをします
未羊
ファンタジー
レイチェル・ウィルソンは公爵令嬢
十二歳の時に王都にある魔法学園の入学試験を受けたものの、なんと不合格になってしまう
好きなヒロインとの交流を進める恋愛ゲームのヒロインの一人なのに、なんとその舞台に上がれることもできずに退場となってしまったのだ
傷つきはしたものの、公爵の治める領地へと移り住むことになったことをきっかけに、レイチェルは前世の夢を叶えることを計画する
今日もレイチェルは、公爵領の片隅で畑を耕したり、お店をしたりと気ままに暮らすのだった
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる