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第二章
第七話.幸鳥
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「じゃあ、そろそろ話そうかい」
「ん、お願いします」
ガトーショコラをいただきながら、話を聞くとする。
「きみはコトリバコというのを知っているかい?」
「コトリバコ? ええ、知ってますよ、都市伝説のやつですよね。えっ、まさか……」
こいつが、そうなのか?
この箱が、コトリバコ?
「いや、その箱はコトリバコじゃあないんだけどね」
「あ、そうなんですか」
なんだよ、びっくりさせないでくれ。
「コトリバコには様々な派生があって、その箱はコウトリバコっていうやつだね」
「コウトリバコ?」
「幸せを盗むと書いて幸盗り箱、とも言うね」
「幸せを盗む……?」
コトリバコは聞いたことがあるけど、コウトリバコは初耳だ。
幸盗り箱……とも言う、か。名前からして、願いが叶うというのも、他人の幸せを盗んで叶えているのかもしれない。
「そう。まあきみが今想像している通りのもので間違いないよ」
あたかも俺の考えていることを読んでいるかのような言い方だった。
立花さんの目を見ると、全て見透かされているかのような気分に陥る。視線を逸らして俺は、ガトーショコラをぱくり。
「そしてコウトリは、幸せの鳥とも書く。幸鳥――それが怪異の名さ、鳥の怪異よ」
「幸鳥……」
「聞いたことは?」
「いえ……」
じいちゃんなら知ってるかもしれないな。
「ん? きみは知り合いか身内に、怪異について詳しい人でもいるのかな? 今、その人を想像したろう?」
「いや、んと、まあ……はい」
本当に、この人は人の心が読めるのかもしれないと、思わせられる。
多分、瞳の動きや仕草から読んでいるのであろうが。
「同業者とは中々会わないからね、機会があれば紹介してほしいものだね」
「その人は俺のじいちゃんで、田舎に住んでます」
「あらら、それじゃあ会うのは難しいかな~?」
「ですね」
「さて、話を戻そう。この怪異は階級で言うと中級ってとこだね~」
「中級? 願いを叶えるのなら、上級クラスでは?」
「叶えるっていっても幸運を操作してなんでも願いが叶うように見せかけているだけだからね~。怪我や病気くらいは症状を抑えて誤魔化すくらいはできるだろうけど、難易度の高い願いは叶えられないよ。叶ったとしても、それは叶ったようにみせかけてるだけさ」
「そうなんですか……」
「コトリバコは武器として作られたというのは知っているかな?」
じいちゃんと電話した時にそんな話が出たな。
「あれは呪う対象の一族を根絶やしにする――強力な呪いだ。よかったねえ、コトリバコじゃなくて」
まったく、その通りだ。
コトリバコの呪いが放たれていたら今頃どうなっていたか。考えたくもない。
「そしてコウトリバコは、コトリバコと同じく一九世紀に登場した。コトリバコの恩恵にあやかろうとして幸鳥が箱に取り憑いたとされている。いやぁ賢い怪異だよ」
コウトリバコへ視線を向ける。
賢い、だとよ。なんとか反応しやがれ。
……んまあ、なんも反応しないわけだが。
「しかもこいつは世界を転々として人々の願いを叶えてきたんだよね」
「世界を転々と……ですか」
「うん、そして国が変わる度に箱は形状を変えていったとされている。その国ごとに引き込みやすい形にしていったわけだ」
「はあ、なるほど」
箱を手に取ってもらえるよう、箱の形状を変えていったわけか。
賢いっつうか、そう、ずるがしこい怪異だな。
「中身は何が入ってるんです?」
「ろくなもんが入ってないよ。箱によって中身が違うけど、こいつは多分、骨が入ってるかな」
「骨? ですか」
確かに、ろくなもんじゃない。
「幸鳥は上位となる怪異の一部をもらい受けてコウトリバコに保存するのよねえ。ほら、学生が卒業する時、下級生がボタンを貰うってやつ――あれと似たようなものだよ~」
それは分かりやすいたとえだな。
「そしてコウトリバコの使用者の生気を奪い、呪力をため込んで骨へ呪力を注いで献上するってわけ」
「じゃあこの箱の中に呪力が込められた骨が入ってると」
「いや、それがだね、呪力を全然感じないんだ。きみは呪力の感知はできるかい?」
「ええ、なんとなくですけど」
なんというか、こう……ぞわぞわっとする感覚が伝わる時がある。
呪力の感知――言葉通り、なんとなくはできる。この箱からは呪力は感じられない。
「おそらく他の怪異やわたしみたいな専門家に感付かれないようにすぐには注がなかったのだろう。どっかに呪力を溜めたものを隠してるのだろうね~」
「なるほど……。上位となる怪異は、どんな怪異なんです?」
「さあねえ、幸鳥によってそれは異なるから分からないよ。幸鳥をどうにかしてコウトリバコの中身を見たところで、骨から怪異を分析するのは難しいしね~」
「あ~……ですよね。そういえば、幸鳥の姿を一度も見てないんですが」
「ん、こいつぁそうやすやすと姿を見せやしないさ。だからこそ厄介なものでねえ、コウトリバコをこうして手に入れても、幸鳥を見つけないといけないのさ」
「じゃあどうにかして幸鳥が姿を現すか考えないと……」
「それと姿を現しても祓える確かな力がないと駄目だねぇ~、わたしなら見つけられるし祓えるんだけどなあ」
俺にはできるだろうか。
見つけたとしても、祓えるかどうか。今まで相手してきたのはどれも小物ばかりだ。
「そう言って、条件として体を要求するつもりでしょ」
「うんっ♪」
屈託のない笑顔だった。
どうしよう、どうにかして一発殴りたい。男女平等を今だけ掲げて一発だけ、殴ってやりたい。
いやしかし待て俺よ。
ここは喫茶店だ、客の入りは上々で人目に多くつく。
冷静になるんだ俺よ。ここで問題は起こしちゃあいけない。
落ち着くべく俺はコーヒーをすする。
ふー、コーヒーが無ければ冷静じゃあいられなかったぜ。
「早いとこ祓わないとあの子はどんどん生気を搾り取られちゃうからいつでも相談してね。ああ、それと、使用者に対してコウトリバコは依存性があるから、気を付けてね」
「はぁ……」
大事なことを教えてくれるのはありがたい。
早いとこなんとかしたいのは山々なのだが……俺は立花さんへジト目を送りつける。
「なんだいその目はぁ?」
「怪異を祓う力をあなたが本当に持ってるのかも、疑問でして」
「おいおい、これでも本当に怪異専門家なんだよ~。過去には数々の怪異を祓ってきた実績もちゃ~んとあるんだ、相談者とのちょっとしたトラブルも多いけど♪」
ちょっとしたトラブル――
……まあ、セクハラ的なものであろうよ。どうして語尾をそんな陽気っぽく発音するのやら。
過去にトラブルを何度も起こしているのだろうが、この人はどうやら反省という言葉を知らないようだ。
「どうしても手に負えないって状態になったら助けを求めるとしますよ」
「あら。きみたちだけで解決するつもり?」
「やるだけやってみます」
「そ、まあいいわ~。わたしは見守ってるとしましょう」
余裕の笑みを浮かべている。
どうせいずれわたしを頼るんだと言わんばかりの、そんな笑みだ。
「いつでも連絡してきていいからね」
「どうも。ごちそうさまでした」
「いえいえ、どういたしまして~」
俺はコウトリバコを手に取って、喫茶店をあとにした。
最後に立花さんへ視線を送ったが、ったく……陽気な笑顔を浮かべてやがった。
歩きながらコウトリバコをまた取り出してまじまじと見てみる。
前に触らせてもらった時よりも――。
若干、重いと思うのは、気のせいだろうか。
「ん、お願いします」
ガトーショコラをいただきながら、話を聞くとする。
「きみはコトリバコというのを知っているかい?」
「コトリバコ? ええ、知ってますよ、都市伝説のやつですよね。えっ、まさか……」
こいつが、そうなのか?
この箱が、コトリバコ?
「いや、その箱はコトリバコじゃあないんだけどね」
「あ、そうなんですか」
なんだよ、びっくりさせないでくれ。
「コトリバコには様々な派生があって、その箱はコウトリバコっていうやつだね」
「コウトリバコ?」
「幸せを盗むと書いて幸盗り箱、とも言うね」
「幸せを盗む……?」
コトリバコは聞いたことがあるけど、コウトリバコは初耳だ。
幸盗り箱……とも言う、か。名前からして、願いが叶うというのも、他人の幸せを盗んで叶えているのかもしれない。
「そう。まあきみが今想像している通りのもので間違いないよ」
あたかも俺の考えていることを読んでいるかのような言い方だった。
立花さんの目を見ると、全て見透かされているかのような気分に陥る。視線を逸らして俺は、ガトーショコラをぱくり。
「そしてコウトリは、幸せの鳥とも書く。幸鳥――それが怪異の名さ、鳥の怪異よ」
「幸鳥……」
「聞いたことは?」
「いえ……」
じいちゃんなら知ってるかもしれないな。
「ん? きみは知り合いか身内に、怪異について詳しい人でもいるのかな? 今、その人を想像したろう?」
「いや、んと、まあ……はい」
本当に、この人は人の心が読めるのかもしれないと、思わせられる。
多分、瞳の動きや仕草から読んでいるのであろうが。
「同業者とは中々会わないからね、機会があれば紹介してほしいものだね」
「その人は俺のじいちゃんで、田舎に住んでます」
「あらら、それじゃあ会うのは難しいかな~?」
「ですね」
「さて、話を戻そう。この怪異は階級で言うと中級ってとこだね~」
「中級? 願いを叶えるのなら、上級クラスでは?」
「叶えるっていっても幸運を操作してなんでも願いが叶うように見せかけているだけだからね~。怪我や病気くらいは症状を抑えて誤魔化すくらいはできるだろうけど、難易度の高い願いは叶えられないよ。叶ったとしても、それは叶ったようにみせかけてるだけさ」
「そうなんですか……」
「コトリバコは武器として作られたというのは知っているかな?」
じいちゃんと電話した時にそんな話が出たな。
「あれは呪う対象の一族を根絶やしにする――強力な呪いだ。よかったねえ、コトリバコじゃなくて」
まったく、その通りだ。
コトリバコの呪いが放たれていたら今頃どうなっていたか。考えたくもない。
「そしてコウトリバコは、コトリバコと同じく一九世紀に登場した。コトリバコの恩恵にあやかろうとして幸鳥が箱に取り憑いたとされている。いやぁ賢い怪異だよ」
コウトリバコへ視線を向ける。
賢い、だとよ。なんとか反応しやがれ。
……んまあ、なんも反応しないわけだが。
「しかもこいつは世界を転々として人々の願いを叶えてきたんだよね」
「世界を転々と……ですか」
「うん、そして国が変わる度に箱は形状を変えていったとされている。その国ごとに引き込みやすい形にしていったわけだ」
「はあ、なるほど」
箱を手に取ってもらえるよう、箱の形状を変えていったわけか。
賢いっつうか、そう、ずるがしこい怪異だな。
「中身は何が入ってるんです?」
「ろくなもんが入ってないよ。箱によって中身が違うけど、こいつは多分、骨が入ってるかな」
「骨? ですか」
確かに、ろくなもんじゃない。
「幸鳥は上位となる怪異の一部をもらい受けてコウトリバコに保存するのよねえ。ほら、学生が卒業する時、下級生がボタンを貰うってやつ――あれと似たようなものだよ~」
それは分かりやすいたとえだな。
「そしてコウトリバコの使用者の生気を奪い、呪力をため込んで骨へ呪力を注いで献上するってわけ」
「じゃあこの箱の中に呪力が込められた骨が入ってると」
「いや、それがだね、呪力を全然感じないんだ。きみは呪力の感知はできるかい?」
「ええ、なんとなくですけど」
なんというか、こう……ぞわぞわっとする感覚が伝わる時がある。
呪力の感知――言葉通り、なんとなくはできる。この箱からは呪力は感じられない。
「おそらく他の怪異やわたしみたいな専門家に感付かれないようにすぐには注がなかったのだろう。どっかに呪力を溜めたものを隠してるのだろうね~」
「なるほど……。上位となる怪異は、どんな怪異なんです?」
「さあねえ、幸鳥によってそれは異なるから分からないよ。幸鳥をどうにかしてコウトリバコの中身を見たところで、骨から怪異を分析するのは難しいしね~」
「あ~……ですよね。そういえば、幸鳥の姿を一度も見てないんですが」
「ん、こいつぁそうやすやすと姿を見せやしないさ。だからこそ厄介なものでねえ、コウトリバコをこうして手に入れても、幸鳥を見つけないといけないのさ」
「じゃあどうにかして幸鳥が姿を現すか考えないと……」
「それと姿を現しても祓える確かな力がないと駄目だねぇ~、わたしなら見つけられるし祓えるんだけどなあ」
俺にはできるだろうか。
見つけたとしても、祓えるかどうか。今まで相手してきたのはどれも小物ばかりだ。
「そう言って、条件として体を要求するつもりでしょ」
「うんっ♪」
屈託のない笑顔だった。
どうしよう、どうにかして一発殴りたい。男女平等を今だけ掲げて一発だけ、殴ってやりたい。
いやしかし待て俺よ。
ここは喫茶店だ、客の入りは上々で人目に多くつく。
冷静になるんだ俺よ。ここで問題は起こしちゃあいけない。
落ち着くべく俺はコーヒーをすする。
ふー、コーヒーが無ければ冷静じゃあいられなかったぜ。
「早いとこ祓わないとあの子はどんどん生気を搾り取られちゃうからいつでも相談してね。ああ、それと、使用者に対してコウトリバコは依存性があるから、気を付けてね」
「はぁ……」
大事なことを教えてくれるのはありがたい。
早いとこなんとかしたいのは山々なのだが……俺は立花さんへジト目を送りつける。
「なんだいその目はぁ?」
「怪異を祓う力をあなたが本当に持ってるのかも、疑問でして」
「おいおい、これでも本当に怪異専門家なんだよ~。過去には数々の怪異を祓ってきた実績もちゃ~んとあるんだ、相談者とのちょっとしたトラブルも多いけど♪」
ちょっとしたトラブル――
……まあ、セクハラ的なものであろうよ。どうして語尾をそんな陽気っぽく発音するのやら。
過去にトラブルを何度も起こしているのだろうが、この人はどうやら反省という言葉を知らないようだ。
「どうしても手に負えないって状態になったら助けを求めるとしますよ」
「あら。きみたちだけで解決するつもり?」
「やるだけやってみます」
「そ、まあいいわ~。わたしは見守ってるとしましょう」
余裕の笑みを浮かべている。
どうせいずれわたしを頼るんだと言わんばかりの、そんな笑みだ。
「いつでも連絡してきていいからね」
「どうも。ごちそうさまでした」
「いえいえ、どういたしまして~」
俺はコウトリバコを手に取って、喫茶店をあとにした。
最後に立花さんへ視線を送ったが、ったく……陽気な笑顔を浮かべてやがった。
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