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1章 魔法少女とは出逢わない
1章03 Good Morning ②
しおりを挟むつい先ほど『昨日のことはなかったことに。関わるな』ということで合意を得たばかりと思っていた少女が突然進路に立ち塞がり、弥堂は眉を僅かに跳ねさせる。
(どういうつもりだ……?)
怪訝な眼を向けてみたものの、思わず足を止めざるをえないほどの眼前に飛び出してこられ、しかしこのまま馬鹿のように黙っていても埒が明かないので仕方なく口を開く。
「……なんだ?」
弥堂のその言葉に希咲はすぐには応えず、周囲の生徒たちがハラハラと様子を見守る中、スーハースーハーと気持ちを落ち着けるように深呼吸をしてからキッと強気で挑戦的な眼差しを弥堂へ向けた。
その視線を受け、どうやら心変わりをして昨日の続きでもするつもりになったらしいなと弥堂は判断し、右足を悟らせぬよう僅かに後ろに退き油断のない鋭い視線を返す。
突如高まる二人の間の緊張感が重圧となって周囲の者たちに圧し掛かり各々顔を青褪めさせていった。
少し遠巻きに自席でその様子を見ていた天津が椅子から腰を浮かせようとすると、背後に立つ望莱が彼女の肩をやんわりと抑える。
天津が肩越しに視線で制止の意図を問うてきたが、ただニコーと笑顔だけ返した。
弥堂が次の希咲の行動を慎重に待っていると、徐に握った右手を自分の口元に持って行った彼女は「んんっ」と喉の調子を整え――
「おはよ。弥堂」
不機嫌そうな顔でそう言った。
「…………?」
ただ疑問符だけを浮かべた弥堂だったが、この時に限っては珍しく教室内の他の生徒さんたちも彼と同じ気持ちだった。
「あによ。おはよ、ってゆってんじゃん」
「あ? …………それがどうした?」
「はぁ? 挨拶されたら挨拶しなさいよ。ほら、あたしにおはよってゆって!」
「何言ってんだ、お前?」
彼女の言うことは正論ではあるのだが、この時ばかりは他の生徒さんたちも弥堂の言葉に同意見で何名かは「うんうん」と頷いていた。
「なにって、だから挨拶でしょ。朝の挨拶」
「……お前マジで何言ってんだ……?」
すぐに弥堂が怒り狂って希咲と喧嘩になるのではと不安に駆られていたクラスメイトたちだが、弥堂が彼に似つかわしくなく口を開けて、これまで見せたことのないような表情でぽかーんとしている様に意外そうな目を集中させる。
「あんたもわかんない子ね。朝にクラスメイトに会ったらおはよって挨拶する。普通のことでしょ?」
「……そう、なのか……?」
「そうよ。そういうもんなのっ」
「そうか。なら、仕方がないな」
これまた意外にも希咲の言うことに納得する様子を見せた弥堂に驚愕し、クラス中の「えっ⁉」という視線が二人に突き刺さった。
唯一このクラスの者ではない望莱だけが、この上なく楽し気に目尻を垂れ下げ笑顔を維持したまま状況を鑑賞している。
「そうよ。仕方ないのっ。だから…………ほらっ?」
「あぁ。おはよう、希咲」
まさか弥堂が素直に他人の言うことを聞くとは想像だにしていなかった周囲の者たちは、一体何が起こっているのかと、今度は彼らがぽかーんとした顏で二人の創り出す状況に飲まれていた。
弥堂から要求通りの反応を引き出した希咲は――
「んっ。おはよ」
再び彼へと挨拶を述べ、
「よろしい。じゃっ」
不機嫌そうな顔のままシュバっと片手を上げると、用は済んだとばかりに踵を返す。
状況に着いていけていない教室中の生徒たちを置き去りにしたまま、何事もなかったかのように弥堂は自席に着こうとし、希咲は元居た場所へ戻ろうとする。
その時、突如として大きな音をたてて教室の戸が開かれ、今度は希咲が「わっ」と声をあげ驚きに足を止めることになった。
ガラガラガラっと勢いよく開かれた引き戸は、まるで昨日の朝の焼き直しのようにレール上を走って行き止まりのストッパーに当たるとやはり反動で跳ね返ってくる。そして、戸を開けたものが入室を済ませる前に再び出入口を塞いでしまった。
そして3秒ほどの間を開けた後に今度はカラカラと控えめに開かれる。
その空いた戸の隙間から気まずそうに顔を覗かせたのは、やはり昨日と同じ人物だった。
水無瀬 愛苗の登校だ。
彼女は胸に手を当て弾む息と胸を落ち着かせると、その喜びを浮かべた瞳を前へ向ける。
「みんなぁ、おはようっ!」
教室中の全ての生徒へ届けるように元気な挨拶の声を投げかける。
すると――
「水無瀬さんおはよう」
「おはよう水無瀬」
「おはよう!」
「愛苗っちはろぉー!」
「おはよう水無瀬さん」
「よぉーっす水無瀬ー」
「おはよう!」
「ご機嫌よう愛苗さん」
「おはよおおおぉっ‼」
「うおおぉぉぉぉっ‼ 水無瀬さああんうおおおおぉぉっ‼‼」
「おはよー! 愛苗」
「まなちゃんおはよぉ」
「おはよう」
「おはようございます。水無瀬さん」
「ちっ……」
「……おはよう……」
「愛苗ちゃんいそいでぇー」
「おっ、おはよう、水無瀬さん」
「おはよう」
「うーっす」
「おはよー」
「やぁ、水無瀬くん!」
「けほっ、けほっ……おはよぅ……」
弥堂&希咲ショックでおかしな空気になっていた教室内に、連鎖して花が咲いていく。
謎の空気感でも問答無用に明るくしてくれる、水無瀬 愛苗の存在に多くの生徒達が感謝をした。
もたもたと自席へのルートを探していた水無瀬は、その自席の近くに自身の親友の姿を見つけると、ぱぁっと顔を輝かせ一目散に向かっていく。
「ななみちゃああんっ――って、はわーっ⁉」
「あん、もうっ」
だが自身の走る勢いを制御できずに盛大に躓いた。
そしてそんなことは想定済みとばかりに何事もなく希咲に抱き留められる。
そのままギュッと彼女に抱きついたまま顔を見上げ、ふにゃっと表情を和らげた。
「えへへ。ゴメンねぇ」
「あんたホントどんくさいわねぇ。なんで何もないとこで転べるわけ?」
呆れたような希咲の問いにも「えへへ」と曖昧に笑みを返していた水無瀬だったが、突如「あっ!」と声をあげるとパっと希咲から身体を離す。
ツンツンしたことを言っていた割に水無瀬に突然離れられ、希咲は「あっ……」と寂しそうに顔を曇らせた。
「ご、ごめんね、ななみちゃん。私今日はホントに汗かいちゃってるかも……」
「べ、べつにそんなの気にしないのに……」
くっつくのがイヤで身体を離されたわけではないことに安堵しつつも、希咲はもじもじとしながら言葉を返す。
「でもでもっ、今日はすっごいダッシュしちゃったし」
「あんたまた寝坊? もう、しょうがないわね。今日も髪直したげるから。ほらっ、こっちおいで」
呆れたような口調とは裏腹にやたらとウキウキした様子で、希咲はやんわりと水無瀬の手をとり、そのまま彼女の自席へと誘導する。
出会って3秒でイチャつき始めた二人の様子に、多くの生徒さんたちがほっこりとしながらお手てを繋いで仲睦まじく歩く二人の少女を見守った。
自席のすぐ目の前でそんなやりとりをしながら通り過ぎる二人の女の子に、弥堂は一瞬だけ気味の悪いものを視る視線を送るが、すぐに希咲に見咎められては面倒だと目線を切る。
誤魔化すように逆のサイドへと振った目線は先ほど水無瀬がやってきた教室の出入り口を映した。
紅月の周辺も特に何事もなかったように談笑に戻っていたが、紅月の妹がいつの間にか居なくなっているようだ。
時間も時間だし自分の所属する教室へと帰ったのだろうかと見当を付けていると、自身の左横で人が立ち止まった気配がする。
朝から面倒ごとばかりだとうんざりしつつも潔くそちらへ視線を戻すと、そこに居たのはやはり水無瀬と希咲だった。
水無瀬は弥堂へ向ける瞳を一際強くキラキラとさせると、
「おはよう、弥堂くんっ!」
元気いっぱいに挨拶をしてきた。
水無瀬 愛苗の顏を見上げ、そして視る。
昨日よりずっとその輝きが強く、その存在がより強くなった。
そんな気がする。
とりあえずいつもの様に一回は無視をしてみるかと無駄な抵抗を考えてみるが、水無瀬の傍らからジトっとした視線が送られてきているのを感じてすぐに観念する。
「そうか、そういうものだったな」
「そうよ、そういうもんだっての」
「?」
自身の目の前の男の子と、自身の隣の親友からポソッと呟かれた声に水無瀬は首を傾げるが、すぐに弥堂の顏が自分の方へ向けられたのでよくわからないままニコーっと笑う。
彼女のその笑顔に弥堂は一度溜め息を吐いてから、
「おはよう、水無瀬」
と、挨拶を返した。
「えへへー、おはよー!」
弥堂から挨拶が返ってきたことでさらに笑顔を強めた彼女は、目の前に居るのにも関わらず弥堂の方へ両腕を伸ばし、親愛の情を精いっぱいこめてヒラヒラーっと両の手を振った。
まるで子供番組のお姉さんが小さなお子さんたちにするようなその仕草に、強い屈辱を感じた弥堂はビキっと口の端を吊り上げ思わず拳を握る。
そしてそんな弥堂の仕草を見た希咲は口元を綺麗に伸ばした指で隠し、顔を背けて「ぷっ」と噴き出した。
さらに、そんな3人の様子を見ていた生徒さんたちの何人かはギギギっと悔しげに歯を噛み締める。
ある者は水無瀬 愛苗に希咲 七海といった可愛い女の子に個別に挨拶をしてもらえる弥堂 優輝という男を妬み、またある者はこの2年B組のベストカップルとの呼び声が高い水無瀬×希咲の間に入り込む弥堂という異物を憎んだ。
そんな周囲の様子に不思議そうに首を傾げる水無瀬だったが、間もなくして希咲に「ほらっ、いくわよ」と手を引かれ退場していく。
そうして二人が立ち去った後の弥堂の席に新たに近づく者があった。
普段、自分と水無瀬以外に弥堂に話しかける者など例外を除けばほとんど居ないので、希咲は「あたしたちに用かしら?」と足を止めその様子を窺ったが、どうやら弥堂に用事があるようだ。
入れ替わりで弥堂のもとに現れたのは、クラスメイトの野崎 楓だ。
野崎さんはとても真面目な子でこの2年B組の学級委員を務めている。眼鏡をかけて結った後ろ髪を片方の肩から前へ垂らしている、大人しそうな文学少女といった風体だ。
そんな善良な彼女に対しても、無法が服を着て歩いているような弥堂が何か無茶をするかもしれない。
何かあったら、というか何かある前に自分が飛び出して行って止めなければと希咲は謎の使命感を宿しながら、水無瀬のおさげを解きつつ慎重に二人の様子を監視する。
「弥堂君。今、大丈夫かしら?」
「む? 野崎さんか。構わない」
(ん?)
「♪」
野崎さんは特に弥堂に対して怯える様子もなく自然に話しかけ、弥堂もごく自然に応対をする。
その様子に希咲は違和感を感じ眉をピクリと動かした。
それらには気付かず水無瀬はお母さんに髪を結ってもらう幼女のようにルンルンとしている。
「朝から慌ただしくしてしまってごめんなさい。HRの件なのだけど、これを……」
「あぁ、ありがとう」
(んん?)
「?」
まるで秘書のように淀みのない動作で胸元に抱えていた書類の中から一枚の紙を弥堂へ差し出し、弥堂はそれに柔らかく礼を述べてから受け取って文面に目を通していく。
それにもやはり違和感を覚えた希咲は、何がおかしいのだろうと思案しながら無意識に指で摘まんでいた水無瀬の解いた髪をクルクルと指に巻き付ける。
水無瀬はそんな彼女を不思議そうに見上げた。
「あ、やだ、私ったら」
「どうした? 野崎さん」
すると、野崎さんは何か自分の手落ちに気付いたといった風に声をあげる。弥堂は書面から目を上げそんな彼女を窺った。
希咲は怪訝そうな目で引き続き二人を監視する。
そして水無瀬はそんな希咲をじーっと見る。
「ふふふ。自分の用件ばっかりで挨拶するのを忘れていたわ。おはよう弥堂君」
「あぁ、おはよう。野崎さん」
「はぁっ⁉」
「あいたぁーっ⁉」
ふふふ、と気安く笑みを浮かべる野崎さんに弥堂が自然に挨拶を返したのを見て、希咲はガーンっとショックを受ける。
反射的に水無瀬の髪を少し引っ張ってしまい彼女がびっくり仰天するがそんなことには気付かない。
そのまま茫然と弥堂たちのやりとりを見ていると、書類に目を通し終わった弥堂が野崎さんへと紙を返した。
「そうだな。この内容なら俺から全体へ伝えた方がいいだろう。任せて欲しい」
「……いいの? いつも貴方にばかり嫌われ役をさせているみたいで心苦しいわ」
「気にするな。俺は生徒を抑えつける。キミは生徒の声を拾う。適材適所だ。それに俺は身体は頑丈だが細かいことは得意ではない。こちらこそキミの心配りにはいつも助けられている」
「ふふ、そう言ってもらえると気持ちが軽くなるわ。ありがとう」
「なななななななっ――⁉」
「いたいいたいっ! ななみちゃん⁉ どうしたの⁉」
問題ないと、野崎さんへ向けて肩を竦めてみせる弥堂へ信じられないようなものを見る目を向けながら、どこか納得がいかない希咲は思わず胸の前で拳を握った。
当然髪を引っ張られる形になる水無瀬は、痛みから逃れるため椅子からお尻を浮かせて髪を握る希咲の手に頭を近づける。
すると、無意識なのか反射なのか、水無瀬の髪からパっと手を離して自身の胸に近づいてきた彼女の頭をギュッと抱き寄せた。
「ぴぃっ――⁉」
頭皮の痛みがなくなった代わりに今度は何やら硬いフレームのようなものを頬骨に押し当てられて、未知の痛みに水無瀬は呻く。
「な、ん、な、の、よっ、あれっ‼‼」
「いたいいたいっ! ゴリって! なんかゴリってしてるっ!」
「おい、うるさいぞお前ら」
すると、騒ぎを見咎められ弥堂から注意を受けた。
「うるさいじゃないわよ! ふざけんな、ぼけぇっ!」
「何を怒ってるんだお前は」
「ふふふ。二人とも今日も仲がいいのね」
すかさず弥堂へ怒鳴り散らすと、彼からは呆れた声が、野崎さんからは穏やかな声が返ってくる。
「はぁ⁉ こんな奴と仲いいわけないでしょ!」
「んー……こっちじゃなくって、そっち……かな?」
「え?」
ビシッと左手で弥堂を指差して野崎さんに否定をすると、彼女は困ったような笑顔を浮かべ希咲の胸元を指差す。
その指の指し示す方へ視線を下ろすと――
「う、うえぇぇぇ……いたいよぉ……」
自身の胸にほっぺを押し付けられながら、すっかりとベソをかいた水無瀬がいた。
「あああぁぁぁぁっ⁉ ご、ごめん愛苗っ!」
「いたかったのぉ……」
ようやく彼女の苦境に気が付き慌てて解放する。
完全に泣きが入った水無瀬は自身の赤くなったほっぺを指差して痛みを主張する。
「あぁ⁉ 跡になっちゃってる。ごめんねっ」
希咲はすかさず彼女の頭をよしよししながら、何か曲線を描くワイヤーのような物の跡がついてしまったほっぺたをふーふーしてなでなでする。当然そんなことをしても何も意味はない。
「ふふ。ね? 仲がいいわよね?」
その様子を見てほっこりした野崎さんが弥堂に同意を求めるが、彼は適当に肩を竦めるだけに留めた。
「うぅ…………ゴリって……なんかゴリってしたのぉ……」
「うぅ……ほんとゴメン……あたし気付かなくて…………」
「…………重装備が祟ったな」
「はぁ⁉ あんた今なんか言った⁉」
「いや、なにも」
おめめをウルウルさせて訴えてくる水無瀬に、希咲もおめめをウルウルさせて謝罪をしていたが、背後からボソッと低い声で呟かれた言葉をバッチリ聞き咎め、ギロっとそちらを睨みつけると適当に肩を竦めて流された。
「……うん。やっぱりこっちも仲がいい……?」
一歩引いた位置でそのやりとりを見ていた野崎さんが、唇の端に指を当てそっと呟いたが、それは誰にも聴き咎められることはなかった。
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