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第12話 交流授業
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「はーい、それではこれよりオービン寮とクラス名コランダムでの合同授業を開始します」
場所は、学内で唯一芝生が生えている北校庭。
そこに私たちオービン寮の男子たちと、クラス名コランダムの女子たちが、綺麗に分かれて座っていた。
授業の指揮は、各担当教師が取り仕切って、本日の授業内容を説明していた。
すると、トウマが小声で話し掛けて来た。
「おい、クリス。お前は、誰か目当ての女子でもいるか?」
「いや、別にいないけど。と言うか、女子の名前すらほとんど、知らないんだけど」
私の答えにトウマは、肩を落としていた。
「おいおい、あの二代目月の魔女のいるクラス、コランダムだぞ。女子のレベルも高くて、どの寮もあのクラスの子と仲良くなろうと、狙ってるんだぞ。この機会を逃せば、もう会えなかったりするんだぞ」
「二度とって、少し言い過ぎじゃ…同じ学院にいるんだから、会えたりはするだろ」
「甘いなクリスは! コランダムの女性生徒は、基本的に共有スペースまで来ないんだよ。こういう交流授業やイベントごとぐらいでしか、お目にかかれないんだぞ」
「はぁ…」
熱弁しているトウマを横目に、私はそれを右から左へと聞き流し始めた。
トウマよ、そこまで言うと、トウマの中でもうあの女子たちは、王族か何かになっているんじゃないか…
まぁ、シンリからうちの学院の女子は貴族が多く、容姿端麗な女子が多いって情報を聞いたから、何となく分かるけども。
王都メルト魔法学院の女子生徒側は、男子生徒側とは少し異なる。
まず寮はあるが、うちの様に4つに分かれてはおらず、3つの大きな寮に各学年で生活している。
次にクラスは、4つに分かれており、コランダム・ソーダライト・ジェムシリカ・トパーズと呼ばれている。
このクラスに学院側は、特に優劣はつけていないが、コランダムから順にクラスに分けられるので、生徒の中ではコランダムが上位のクラスだとされているらしい。
ちなみに女子側のクラス分けは、前年度の成績を元に上位4名ずつ、コランダムから順に振り分けられている。
簡単に言うとコランダムで、最終成績が1位であれば次年度もコランダムであるが、2位ならばソードライトに振り分けられる。
だが、5位であるならば次年度もコランダムに分けられる。
つまり、次年度のコランダムには、各クラスで1位であった生徒がいる事になる。
なので今の第2学年のコランダムは、優秀な生徒が集まっている事になる。
更にコランダムで前年度成績1位の女子生徒が、二代目月の魔女と呼ばれている。
その女子の名前は、ジュリル・ハイナンスと言うらしい。
魔力の6分類は、同時には使えないが、前年度の第二期期末試験にて3つ同時に使う事を示したことで、二代目月の魔女と呼ばれる様になったと聞いた。
私的にはそれだけで、二代目と呼ばないで欲しいなと思ったが、3つ同時だけでも前代未聞だし、私には出来ない事なので、歯がゆい気持ちであった。
にしても、二代目月の魔女の名前どっかで聞いた気がするんだけど、どうしても思い出せずにもやもやしてるんだよな。
「どこで聞いたんだっけな~」
「おいクリス、聞いてんのか俺の話」
そこでトウマの話を聞き流していた事を思い出して、適当に返事をし返した。
それと同時に、教師たちからの説明も一通り終わっていた。
「それでは、事前に通知している生徒でペアを組んで下さい。そこでまずは、自己紹介からして下さい」
「よっしゃー! 交流タイムだ!」
私たちの寮の大半の男子は、すぐさま自分のペアの女子生徒を探しに行ってしまう。
仲間たちの行動に、相手の女子たちは冷たい目で視線を送っていた。
その効果があったのか、仲間たちは一度落ち着いて紳士らしい行動を取り始めた。
私は、その行動を見てそんな事も出来たのかお前らと、少し関心してしまった。
暫くすると、男女ペアが出来始め、自己紹介が始まっていた。
私も通知された、女子生徒を探していると、目の前に眼鏡をかけ長い藍色の髪をツインテールにしている女子が立ち塞がった。
「もしかして、クリス・フォークロス…さん?」
少しおどおどした感じの声で、尋ねられた私は事前通知された画面の人物像と同じ顔だと分かり、この子がペアの相手だと分かった。
「そうだよ、俺がクリス・フォークロスだ。よろしく。それで、君の名前は?」
「私は、モラン・ウィンエル。よ、よろしく…」
モランは、私の目をあまり見ない感じから、人見知りなのではと私は思い聞いてみると、頷いて答えた。
なるほど人見知りね、あんまり男子と交流しそうな感じもないし、緊張しているだけっぽいな。
流石にこのまま、ほとんど話せずに魔力を学べる交流授業が終わってしまうのも勿体ないし、何とか打ち解けてもらうか。
その後、私はモランに積極的に話、徐々に打ち解けて行った。
その内モランも、普通に会話が出来るようになっていた。
「へぇ~クリス君は、転入生なんだ。転入初日とか緊張しなかったの? 私は人見知りで緊張するタイプだから、気になっちゃって」
「俺も初めは緊張はしたけど、皆が緊張を解いてくれたりしたから、大丈夫だったよ」
「そうなんだ、いいクラスだね。私あんまり男子側の事も知らないから、クリス君じゃなかったら、今回の合同授業も去年みたいに残念になる所だったよ。去年の合同授業じゃ、相手の男子とほとんど話せなくて、申し訳ないことしたな…」
「そんなに引きずっているなら、もし、去年の男子に会えたら謝ってみたら? 少しは、気も楽になるんじゃないかな? 一人で緊張するって言うなら、俺も付き合ってやるからさ」
「えっ! …う、うん。そうしてみるよ…」
まぁ、本当は緊張を解いたというより、緊張していられる雰囲気じゃないのが本音だけど。
次から次へと疑問が出て来て、そっちに気持ちが移っちゃった方が正しいか。
そして交流授業も進み、どこのペアも普通に会話をしたり、互いの魔力を見せアドバイスをしたり、知識を交換したりしていた。
「そろそろ合同授業も終盤です。今回は、今のペアで対戦形式の競技でもしてもらうかと思います」
担当教員からの提案に、生徒たちは少しテンションが上がっていた。
後で聞いた事だが、生徒たちは意外と学院イベントに慣れているので、突然のレクリエーション的な内容には自然とテンションが上がってしまうらしい。
そして発表された競技は、スピード競争であった。
ルールは、男女のペアで500メートル先のゴールに、いち早く地上を移動できる乗り物を創りだし、ゴールさせた方が勝利という競技であった。
この競技は、男女の各魔力分類をそれぞれに駆使し、組み合わせる練習を目的としているらしい。
そして競技は2組づつ教師が引いたペアで、行われ始めた。
次々に行われていく競技を見て、私は自分の順番が来るのを待ちながら、モランと作戦を話していた。
「クリス君って、もしかして負けず嫌い?」
「え? 何で?」
「いや、授業のレクリエーション的な事なのに、凄く真剣に取り組んでいるから、負けるのが嫌いなのかなって思って」
「まぁ、負けるのは嫌かな。それより、さっき話した事できそう?」
「ん~確実にとは言えないけど、クリス君が言うなら出来そうな気はするかな」
「絶対に大丈夫、俺を信じて。モランには、そっちの魔力の使い方の方が向いているから」
すると、私たちのペアが呼ばれて前に出ると、そこに対戦ペア相手もいた。
対戦ペア相手の男子側の後ろ姿が、どこかで見覚えがあるなと私が目を細めていると、その男子が振り返った。
その顔を見て、私は口が開いてしまった。
なんと、その対戦相手はルークであったのだ。
場所は、学内で唯一芝生が生えている北校庭。
そこに私たちオービン寮の男子たちと、クラス名コランダムの女子たちが、綺麗に分かれて座っていた。
授業の指揮は、各担当教師が取り仕切って、本日の授業内容を説明していた。
すると、トウマが小声で話し掛けて来た。
「おい、クリス。お前は、誰か目当ての女子でもいるか?」
「いや、別にいないけど。と言うか、女子の名前すらほとんど、知らないんだけど」
私の答えにトウマは、肩を落としていた。
「おいおい、あの二代目月の魔女のいるクラス、コランダムだぞ。女子のレベルも高くて、どの寮もあのクラスの子と仲良くなろうと、狙ってるんだぞ。この機会を逃せば、もう会えなかったりするんだぞ」
「二度とって、少し言い過ぎじゃ…同じ学院にいるんだから、会えたりはするだろ」
「甘いなクリスは! コランダムの女性生徒は、基本的に共有スペースまで来ないんだよ。こういう交流授業やイベントごとぐらいでしか、お目にかかれないんだぞ」
「はぁ…」
熱弁しているトウマを横目に、私はそれを右から左へと聞き流し始めた。
トウマよ、そこまで言うと、トウマの中でもうあの女子たちは、王族か何かになっているんじゃないか…
まぁ、シンリからうちの学院の女子は貴族が多く、容姿端麗な女子が多いって情報を聞いたから、何となく分かるけども。
王都メルト魔法学院の女子生徒側は、男子生徒側とは少し異なる。
まず寮はあるが、うちの様に4つに分かれてはおらず、3つの大きな寮に各学年で生活している。
次にクラスは、4つに分かれており、コランダム・ソーダライト・ジェムシリカ・トパーズと呼ばれている。
このクラスに学院側は、特に優劣はつけていないが、コランダムから順にクラスに分けられるので、生徒の中ではコランダムが上位のクラスだとされているらしい。
ちなみに女子側のクラス分けは、前年度の成績を元に上位4名ずつ、コランダムから順に振り分けられている。
簡単に言うとコランダムで、最終成績が1位であれば次年度もコランダムであるが、2位ならばソードライトに振り分けられる。
だが、5位であるならば次年度もコランダムに分けられる。
つまり、次年度のコランダムには、各クラスで1位であった生徒がいる事になる。
なので今の第2学年のコランダムは、優秀な生徒が集まっている事になる。
更にコランダムで前年度成績1位の女子生徒が、二代目月の魔女と呼ばれている。
その女子の名前は、ジュリル・ハイナンスと言うらしい。
魔力の6分類は、同時には使えないが、前年度の第二期期末試験にて3つ同時に使う事を示したことで、二代目月の魔女と呼ばれる様になったと聞いた。
私的にはそれだけで、二代目と呼ばないで欲しいなと思ったが、3つ同時だけでも前代未聞だし、私には出来ない事なので、歯がゆい気持ちであった。
にしても、二代目月の魔女の名前どっかで聞いた気がするんだけど、どうしても思い出せずにもやもやしてるんだよな。
「どこで聞いたんだっけな~」
「おいクリス、聞いてんのか俺の話」
そこでトウマの話を聞き流していた事を思い出して、適当に返事をし返した。
それと同時に、教師たちからの説明も一通り終わっていた。
「それでは、事前に通知している生徒でペアを組んで下さい。そこでまずは、自己紹介からして下さい」
「よっしゃー! 交流タイムだ!」
私たちの寮の大半の男子は、すぐさま自分のペアの女子生徒を探しに行ってしまう。
仲間たちの行動に、相手の女子たちは冷たい目で視線を送っていた。
その効果があったのか、仲間たちは一度落ち着いて紳士らしい行動を取り始めた。
私は、その行動を見てそんな事も出来たのかお前らと、少し関心してしまった。
暫くすると、男女ペアが出来始め、自己紹介が始まっていた。
私も通知された、女子生徒を探していると、目の前に眼鏡をかけ長い藍色の髪をツインテールにしている女子が立ち塞がった。
「もしかして、クリス・フォークロス…さん?」
少しおどおどした感じの声で、尋ねられた私は事前通知された画面の人物像と同じ顔だと分かり、この子がペアの相手だと分かった。
「そうだよ、俺がクリス・フォークロスだ。よろしく。それで、君の名前は?」
「私は、モラン・ウィンエル。よ、よろしく…」
モランは、私の目をあまり見ない感じから、人見知りなのではと私は思い聞いてみると、頷いて答えた。
なるほど人見知りね、あんまり男子と交流しそうな感じもないし、緊張しているだけっぽいな。
流石にこのまま、ほとんど話せずに魔力を学べる交流授業が終わってしまうのも勿体ないし、何とか打ち解けてもらうか。
その後、私はモランに積極的に話、徐々に打ち解けて行った。
その内モランも、普通に会話が出来るようになっていた。
「へぇ~クリス君は、転入生なんだ。転入初日とか緊張しなかったの? 私は人見知りで緊張するタイプだから、気になっちゃって」
「俺も初めは緊張はしたけど、皆が緊張を解いてくれたりしたから、大丈夫だったよ」
「そうなんだ、いいクラスだね。私あんまり男子側の事も知らないから、クリス君じゃなかったら、今回の合同授業も去年みたいに残念になる所だったよ。去年の合同授業じゃ、相手の男子とほとんど話せなくて、申し訳ないことしたな…」
「そんなに引きずっているなら、もし、去年の男子に会えたら謝ってみたら? 少しは、気も楽になるんじゃないかな? 一人で緊張するって言うなら、俺も付き合ってやるからさ」
「えっ! …う、うん。そうしてみるよ…」
まぁ、本当は緊張を解いたというより、緊張していられる雰囲気じゃないのが本音だけど。
次から次へと疑問が出て来て、そっちに気持ちが移っちゃった方が正しいか。
そして交流授業も進み、どこのペアも普通に会話をしたり、互いの魔力を見せアドバイスをしたり、知識を交換したりしていた。
「そろそろ合同授業も終盤です。今回は、今のペアで対戦形式の競技でもしてもらうかと思います」
担当教員からの提案に、生徒たちは少しテンションが上がっていた。
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ルールは、男女のペアで500メートル先のゴールに、いち早く地上を移動できる乗り物を創りだし、ゴールさせた方が勝利という競技であった。
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「え? 何で?」
「いや、授業のレクリエーション的な事なのに、凄く真剣に取り組んでいるから、負けるのが嫌いなのかなって思って」
「まぁ、負けるのは嫌かな。それより、さっき話した事できそう?」
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「絶対に大丈夫、俺を信じて。モランには、そっちの魔力の使い方の方が向いているから」
すると、私たちのペアが呼ばれて前に出ると、そこに対戦ペア相手もいた。
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