35 / 564
第35話 夏休み開始
しおりを挟む
惨劇の打ち上げから2日後、今日は第一期期末試験の最終成績発表日と言われ、教室に集まっていた。
ちなみに、惨劇の打ち上げでは、ほとんどの皆が後半の記憶がないらしく、ルークも私が言った事は覚えていないのか、追及している事はなく安堵の息をついた。
そして担当教員から、試験お疲れ様と言葉を掛けられた後、最終成績発表が行われた
第一期期末試験クラス内最終成績
1位 ルーク 11位 シンリ
2位 ニック 12位 トウマ
3位 クリス 13位 ケビン
4位 ガウェン 14位 リーガ
5位 マックス 15位 ガードル
6位 シン 16位 ピース
7位 アルジュ 17位 ベックス
8位 ヴァン 18位 モーガン
9位 フェルト 19位 ガイル
10位 ノルマ 20位 ライラック
結果が表示されると、皆は様々な反応していた。
私はその結果に、不満はあるものの、実力試験の結果からある程度予想はしていたので、あまり驚くことはなかった。
改めてこう最終成績を見ると、意外とうちのクラスは学科試験から、そこまで大きく変動してないなと私は思った。
そして続いて、第2学年全体の最終成績トップ10が発表された。
第一期期末試験全寮最終成績
1位 ロムロス
2位 ダンデ
3位 スバン
4位 ルーク
5位 レオン
6位 ニック
7位 リーフ
8位 クリス
9位 スザク
10位 プロンス
学年全体の成績を見て、ルークが1位でない事に一瞬驚いたが、あいつは手を抜いていた事を思い出し、そりゃ1位な訳ないなと納得した。
それと同時に、レオンが上位に食い込んでいたので、私はそっちが気になっていた。
その後担当教員から、今後の予定を話しだした。
「第一期期末試験の成績発表も終了した所で、今後の予定だが、まずはお前らも楽しみにしている夏休みが始まる」
「いやっふぅ~!」
「喜ぶのはいいが、騒ぐのは話を聞いてからにしろよ」
担当教員の言葉に、皆は一瞬だけ叫んだ後、直ぐに静かになった。
いつもこうやって素直ならいいんだがと、担当教員が愚痴をこぼしながら、話を続けた。
「一週間ほど夏休みを取った後、例年通り修学旅行に行く」
「えっ」
その言葉に、何故か皆は固まっていた。
私には、普通なら喜びそうな所なのにと思っていたが、担当教員が話を続けていたので、気にせずに聞き続けた。
「修学旅行終了後は、残りの夏休みを存分に満喫した後、第二期授業を開始する。簡単にだが、これが今後の予定だ」
そう言った後、ちょうど学院の鐘が鳴り響いた。
そして担当教員は、今日で第2学年第一期は終了すると言って、修学旅行までの夏休みを楽しめよと言って、教室を出て行った。
だが皆は、担当教員がいなくなっても騒ぎ出さなった。
夏休みが始まったのに、全く先程のテンションを出さない皆を見て、違和感を感じ気になって仕方がないので、いつも通りアルジュに確認しに行った。
するとアルジュは、片手を顎につけてテンションが下がっている奴らの方を見ながら、教えてくれた。
「あれはだな、修学旅行が一週間後にあるって聞いたからだよ。去年だともう少し先だったが、今年は早くてああなってるんだよ」
「何で、修学旅行であそこまで暗い顔してるんだ? 普通なら、楽しいイベントじゃないのか?」
アルジュは、片手をひらひらと横に振って、違う違うと言われた。
この学院には、修学旅行が2回あると初めて私は知る。
基本的に、どの学院も修学旅行という学院外でのイベント事があり、その場所で普段体験出来ない事を行ったり、学んだりするものだが、それが2回もあるというのに驚いた。
でも、それなら落ち込む必要がないのではと、言うとアルジュは同じような内容を2回もやるわけないだろと返してきた。
一般的に行われている修学旅行は、この学院では冬の時期にやるらしく、夏の修学旅行は別名で、地獄の夏合宿と呼ばれているらしい。
地獄の夏合宿と呼ばれている所以は、簡単に言うと各生徒の基礎力底上げを行うカリキュラムを、日々こなすだけで楽しくはないからだ。
それを達成すると確かに成長する事が出来るのだが、学院に帰って来てからは、疲れ果てて何もできずに夏休みが終わることから、地獄の夏合宿と呼ばれている。
「あ~何故だ! 何故地獄の夏合宿が、一週間後なんだ!」
「去年はもっと後だったろ! 俺の夏休みの予定が崩れさる」
「地獄がすぐそこまで来ているなんて……何と言う仕打ちだ!」
クラスの皆は、各々に悲痛な声を上げていた。
その後アルジュは、帰り仕度が終わると、私に短い夏休みかもしれないから、楽しめるだけ楽しむ方がいいよと言って、教室を出て行った。
私もひとまず帰り仕度をしようと席に戻ると、帰ろうとするルークと目が合い、約束のことを思い出してしまう。
嫌な事を思い出してしまったな……どうするか、あいつには正体を黙っててと言っといて、私が条件をやらないと言うのは、卑怯だよな。
う~~ん、とてつもなく嫌だが、これも自分が招いた結果だ。
嫌な事はさっさと終わらしてしまおう!
そう私は覚悟を決めると、ルークに近寄って小声で話し掛けた。
「おいルーク。その……例の件だけど……俺としてはさっさと済ませたいんだが」
「ん? あ~例の件ね。まさか、お前の方から言ってくるとは、律儀だなお前は」
「なっ! ふざけんなよ、俺だってやりたくねぇんだ! でも、お前に黙ってろと言っておいて、俺が条件果たさないのは、卑怯だと思ったからだよ」
私の言葉に、ルークは鼻で笑う。
コイツ、私の覚悟を鼻で笑いやがったよ! 本当にムカつく奴だな!
するとルークは、少し考えた後さっさと済ませたいなら、3日後にしようと提案して来た。
ルークも少し用事があると言い、私にも準備とか気持ちを切り替える時間があった方がいいだろと、ルークのくせに意外と考慮して来た内容で、私は少し関心してしまった。
コイツにも、相手のことを考えることが出来たんだと見ていると、確認を取って来たので了承した。
「それじゃ、3日後。夏休み中は、外出自由だから外出権は売ってないからな」
「わ、分かってるわ、そんな事!」
そう言い残し、ルークは教室を出て行った。
私は一度自席座り、小さくため息をついた。
あの感じだと別にやっても、やらなくてもいい雰囲気だったな~……はぁー、私は無駄な気遣いで自分の首を絞めたのか。
いや! 後悔なんてしてる場合じゃない! こうなったら、本当の私の姿であいつをあっと言わせてやる!
そうと決めたら服の準備からだ! 女性物は全く持ってきてないから、今から外出して用意しにいくか。
私は直ぐに帰り仕度を済ませ、寮へと戻るとすぐさま着替えて、街へと繰り出した。
ちなみに、惨劇の打ち上げでは、ほとんどの皆が後半の記憶がないらしく、ルークも私が言った事は覚えていないのか、追及している事はなく安堵の息をついた。
そして担当教員から、試験お疲れ様と言葉を掛けられた後、最終成績発表が行われた
第一期期末試験クラス内最終成績
1位 ルーク 11位 シンリ
2位 ニック 12位 トウマ
3位 クリス 13位 ケビン
4位 ガウェン 14位 リーガ
5位 マックス 15位 ガードル
6位 シン 16位 ピース
7位 アルジュ 17位 ベックス
8位 ヴァン 18位 モーガン
9位 フェルト 19位 ガイル
10位 ノルマ 20位 ライラック
結果が表示されると、皆は様々な反応していた。
私はその結果に、不満はあるものの、実力試験の結果からある程度予想はしていたので、あまり驚くことはなかった。
改めてこう最終成績を見ると、意外とうちのクラスは学科試験から、そこまで大きく変動してないなと私は思った。
そして続いて、第2学年全体の最終成績トップ10が発表された。
第一期期末試験全寮最終成績
1位 ロムロス
2位 ダンデ
3位 スバン
4位 ルーク
5位 レオン
6位 ニック
7位 リーフ
8位 クリス
9位 スザク
10位 プロンス
学年全体の成績を見て、ルークが1位でない事に一瞬驚いたが、あいつは手を抜いていた事を思い出し、そりゃ1位な訳ないなと納得した。
それと同時に、レオンが上位に食い込んでいたので、私はそっちが気になっていた。
その後担当教員から、今後の予定を話しだした。
「第一期期末試験の成績発表も終了した所で、今後の予定だが、まずはお前らも楽しみにしている夏休みが始まる」
「いやっふぅ~!」
「喜ぶのはいいが、騒ぐのは話を聞いてからにしろよ」
担当教員の言葉に、皆は一瞬だけ叫んだ後、直ぐに静かになった。
いつもこうやって素直ならいいんだがと、担当教員が愚痴をこぼしながら、話を続けた。
「一週間ほど夏休みを取った後、例年通り修学旅行に行く」
「えっ」
その言葉に、何故か皆は固まっていた。
私には、普通なら喜びそうな所なのにと思っていたが、担当教員が話を続けていたので、気にせずに聞き続けた。
「修学旅行終了後は、残りの夏休みを存分に満喫した後、第二期授業を開始する。簡単にだが、これが今後の予定だ」
そう言った後、ちょうど学院の鐘が鳴り響いた。
そして担当教員は、今日で第2学年第一期は終了すると言って、修学旅行までの夏休みを楽しめよと言って、教室を出て行った。
だが皆は、担当教員がいなくなっても騒ぎ出さなった。
夏休みが始まったのに、全く先程のテンションを出さない皆を見て、違和感を感じ気になって仕方がないので、いつも通りアルジュに確認しに行った。
するとアルジュは、片手を顎につけてテンションが下がっている奴らの方を見ながら、教えてくれた。
「あれはだな、修学旅行が一週間後にあるって聞いたからだよ。去年だともう少し先だったが、今年は早くてああなってるんだよ」
「何で、修学旅行であそこまで暗い顔してるんだ? 普通なら、楽しいイベントじゃないのか?」
アルジュは、片手をひらひらと横に振って、違う違うと言われた。
この学院には、修学旅行が2回あると初めて私は知る。
基本的に、どの学院も修学旅行という学院外でのイベント事があり、その場所で普段体験出来ない事を行ったり、学んだりするものだが、それが2回もあるというのに驚いた。
でも、それなら落ち込む必要がないのではと、言うとアルジュは同じような内容を2回もやるわけないだろと返してきた。
一般的に行われている修学旅行は、この学院では冬の時期にやるらしく、夏の修学旅行は別名で、地獄の夏合宿と呼ばれているらしい。
地獄の夏合宿と呼ばれている所以は、簡単に言うと各生徒の基礎力底上げを行うカリキュラムを、日々こなすだけで楽しくはないからだ。
それを達成すると確かに成長する事が出来るのだが、学院に帰って来てからは、疲れ果てて何もできずに夏休みが終わることから、地獄の夏合宿と呼ばれている。
「あ~何故だ! 何故地獄の夏合宿が、一週間後なんだ!」
「去年はもっと後だったろ! 俺の夏休みの予定が崩れさる」
「地獄がすぐそこまで来ているなんて……何と言う仕打ちだ!」
クラスの皆は、各々に悲痛な声を上げていた。
その後アルジュは、帰り仕度が終わると、私に短い夏休みかもしれないから、楽しめるだけ楽しむ方がいいよと言って、教室を出て行った。
私もひとまず帰り仕度をしようと席に戻ると、帰ろうとするルークと目が合い、約束のことを思い出してしまう。
嫌な事を思い出してしまったな……どうするか、あいつには正体を黙っててと言っといて、私が条件をやらないと言うのは、卑怯だよな。
う~~ん、とてつもなく嫌だが、これも自分が招いた結果だ。
嫌な事はさっさと終わらしてしまおう!
そう私は覚悟を決めると、ルークに近寄って小声で話し掛けた。
「おいルーク。その……例の件だけど……俺としてはさっさと済ませたいんだが」
「ん? あ~例の件ね。まさか、お前の方から言ってくるとは、律儀だなお前は」
「なっ! ふざけんなよ、俺だってやりたくねぇんだ! でも、お前に黙ってろと言っておいて、俺が条件果たさないのは、卑怯だと思ったからだよ」
私の言葉に、ルークは鼻で笑う。
コイツ、私の覚悟を鼻で笑いやがったよ! 本当にムカつく奴だな!
するとルークは、少し考えた後さっさと済ませたいなら、3日後にしようと提案して来た。
ルークも少し用事があると言い、私にも準備とか気持ちを切り替える時間があった方がいいだろと、ルークのくせに意外と考慮して来た内容で、私は少し関心してしまった。
コイツにも、相手のことを考えることが出来たんだと見ていると、確認を取って来たので了承した。
「それじゃ、3日後。夏休み中は、外出自由だから外出権は売ってないからな」
「わ、分かってるわ、そんな事!」
そう言い残し、ルークは教室を出て行った。
私は一度自席座り、小さくため息をついた。
あの感じだと別にやっても、やらなくてもいい雰囲気だったな~……はぁー、私は無駄な気遣いで自分の首を絞めたのか。
いや! 後悔なんてしてる場合じゃない! こうなったら、本当の私の姿であいつをあっと言わせてやる!
そうと決めたら服の準備からだ! 女性物は全く持ってきてないから、今から外出して用意しにいくか。
私は直ぐに帰り仕度を済ませ、寮へと戻るとすぐさま着替えて、街へと繰り出した。
0
あなたにおすすめの小説
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
男女比8対1の異世界に転移しました、防御力はレベル1です
オレンジ方解石
恋愛
結婚式の最中に、夫に他の女と逃げられた花嫁、水瀬透子。
離婚届けを出す直前に事故で瀕死となった彼女は、異世界の女神から『妾と取り引きするなら、助けてやろう』と持ちかけられる。
異世界の《世界樹》の《種》を宿す《仮枝》となった透子は、女神の世界に連れて行かれ、二年を過ごすこととなった。
そこは男女比が8対1という偏った世界であり、女性が《四気神》と呼ばれる守護者に守られる世界。
女神とはぐれた透子は、そこで美形の青年、紅霞に助けられるが……。
※追記の追記を少し直しました。
枯れ専令嬢、喜び勇んで老紳士に後妻として嫁いだら、待っていたのは二十歳の青年でした。なんでだ~⁉
狭山ひびき
恋愛
ある日、イアナ・アントネッラは父親に言われた。
「来月、フェルナンド・ステファーニ公爵に嫁いでもらう」と。
フェルナンド・ステファーニ公爵は御年六十二歳。息子が一人いるが三十年ほど前に妻を亡くしてからは独り身だ。
対してイアナは二十歳。さすがに年齢が離れすぎているが、父はもっともらしい顔で続けた。
「ジョルジアナが慰謝料を請求された。ステファーニ公爵に嫁げば支度金としてまとまった金が入る。これは当主である私の決定だ」
聞けば、妹のジョルジアナは既婚者と不倫して相手の妻から巨額の慰謝料を請求されたらしい。
「お前のような年頃の娘らしくない人間にはちょうどいい縁談だろう。向こうはどうやらステファーニ公爵の介護要員が欲しいようだからな。お前にはぴったりだ」
そう言って父はステファーニ公爵の肖像画を差し出した。この縁談は公爵自身ではなく息子が持ちかけてきたものらしい。
イオナはその肖像画を見た瞬間、ぴしゃーんと雷に打たれたような衝撃を受けた。
ロマンスグレーの老紳士。なんて素敵なのかしら‼
そう、前世で六十歳まで生きたイオナにとって、若い男は眼中にない。イオナは枯れ専なのだ!
イオナは傷つくと思っていた両親たちの思惑とは裏腹に、喜び勇んでステファーニ公爵家に向かった。
しかし……。
「え? ロマンスグレーの紳士はどこ⁉」
そこでイオナを待ち受けていたのは、どこからどう見ても二十歳くらいにしか見えない年若い紳士だったのだ。
異世界もふもふ死にかけライフ☆異世界転移して毛玉な呪いにかけられたら、凶相騎士団長様に拾われました。
和島逆
恋愛
社会人一年目、休日の山登り中に事故に遭った私は、気づけばひとり見知らぬ森の中にいた。そしてなぜか、姿がもふもふな小動物に変わっていて……?
しかも早速モンスターっぽい何かに襲われて死にかけてるし!
危ういところを助けてくれたのは、大剣をたずさえた無愛想な大男。
彼の緋色の瞳は、どうやらこの世界では凶相と言われるらしい。でもでも、地位は高い騎士団長様。
頼む騎士様、どうか私を保護してください!
あれ、でもこの人なんか怖くない?
心臓がバクバクして止まらないし、なんなら息も苦しいし……?
どうやら私は恐怖耐性のなさすぎる聖獣に変身してしまったらしい。いや恐怖だけで死ぬってどんだけよ!
人間に戻るためには騎士団長の助けを借りるしかない。でも騎士団長の側にいると死にかける!
……うん、詰んだ。
★「小説家になろう」先行投稿中です★
多分悪役令嬢ですが、うっかりヒーローを餌付けして執着されています
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【美味しそう……? こ、これは誰にもあげませんから!】
23歳、ブラック企業で働いている社畜OLの私。この日も帰宅は深夜過ぎ。泥のように眠りに着き、目覚めれば綺羅びやかな部屋にいた。しかも私は意地悪な貴族令嬢のようで使用人たちはビクビクしている。ひょっとして私って……悪役令嬢? テンプレ通りなら、将来破滅してしまうかも!
そこで、細くても長く生きるために、目立たず空気のように生きようと決めた。それなのに、ひょんな出来事からヒーロー? に執着される羽目に……。
お願いですから、私に構わないで下さい!
※ 他サイトでも投稿中
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
9回巻き戻った公爵令嬢ですが、10回目の人生はどうやらご褒美モードのようです
志野田みかん
恋愛
アリーシア・グランツ公爵令嬢は、異世界から落ちてきた聖女ミアに婚約者を奪われ、断罪されて処刑された。殺されるたびに人生が巻き戻り、そのたびに王太子マクシミリアンはミアに心奪われ、アリーシアは処刑、処刑、処刑!
10回目の人生にして、ようやく貧乏男爵令嬢アリーに生まれ変わった。
もう王太子や聖女には関わらない!と心に決めたのに、病弱な弟のために王宮の侍女として働くことに。するとなぜか、王太子マクシミリアンは聖女ミアには目もくれず、男爵令嬢アリーを溺愛し始めて……。
(頭を空っぽにして笑えることを目指したコメディです。2020年に執筆した作品です。本作を読みたいというお声があったため再掲します)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる