47 / 564
第47話 月が照らす正体
しおりを挟む
タツミ先生の言葉に、マリアは何も答えずただ目線を外す事無く、黙っていた。
一方で、タツミ先生も目線を外さずに、ただたばこをもう一度口に銜え、煙を吸って吐き出していた。
吐き出した煙は、廊下の窓から入り込む月明かりに照らされていた。
「黙ってるって事は、自分がマリア・リーハイドと認めるって事でいいか?」
「……」
「ずっとそのままだと、話が進まないんだけどな~」
タツミ先生が、再びたばこを口に銜えると、マリアが口を開いた。
「もし、そうだと言ったのなら、貴方は私をどうするのですか?」
「ん? そーだなー。お前が、アリア・フォークロスを名乗っている理由によっては、ここで確保するかな」
たばこを銜えながら答えると、マリアは一度小さく息を吐いた。
「貴方の言う通り、私はマリア・リーハイドです。アリア・フォークロスを名乗っているのは、我が主であるリーリア・フォークロスの命である」
「わぁ~お。凄い名前が出て来たもんだ……はぁ~、何か面倒な事に頭をつっこんだかな、これは」
「それで、それを知った貴方は、私をどうするのですか?」
「そうだな。聞かなかった事にするかな。これ以上、面倒事はごめんだ」
「それはありがたい。では、次は私の番です、私を暗殺者として知っているという事は、やはり貴方は、昔私を殺さなかったあの人なのですか?」
するとタツミ先生は、窓の方へと移動し窓に背中を合わせると、たばこを吸って煙を吐き出した。
「なんだ、お前も俺の事知ってるんじゃねぇか……20年前なのに、よく覚えてるな」
「まぁ、唯一貴方だけ殺すことが出来ませんでしたし、逆に殺されかけたのに、殺さずに見逃された相手ですし」
「あんときお前は、9歳だろ。俺は、子供を殺す趣味はないんでね。当然の事だ」
そして、2人はそれ以降会話する事はなく、ただ静寂の時間が過ぎて行った。
先に動いたのは、タツミ先生であった。
今聞いた事は忘れてやると言って背中を向け、歩き出すと、たばこを持った手を振りながら、俺の事も忘れろと言って去って行った。
マリアはそれをただ見つめて立ち尽くしていると、窓からの月明かりに視線を移した。
「(まさか、本当に20年前に殺せず、逆に見逃された人だったとはね。髪も印象も変わっていて、初めて見た時は、まさかと思ったけれど……貴方が言った通り、生きていれば本当に何があるか分かりませんね、リーリア様)」
そう月を見て思い出した後、マリアもオービン寮の宿泊施設から立ち去った。
この時マリアは、タツミ先生に自分の正体と誰の命なのかを明かしていたが、本来ならば絶対に明かしてはいけない事であった。
だが、ここで嘘をついて面倒事になるよりも、真実を話すことで厄介事を回避すべきと判断し、真実を口にしていたのだった。
そして、20年前に暗殺対象を調べたことや自分を見逃した事を考慮して、彼ならば、真実を話しても誰にも言わないだろうと、分かっていての判断でもあったのだ。
ひとまず、今回の事は帰ってからリーリア様にも報告する事と、アリスお嬢様が何故このような事になったかの真実を探る事で、マリアの頭はいっぱいであった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
タツミ先生は自室に戻った後、椅子にどっすりと座り、大きくため息をついた。
「いやいや、マジで何なんだよ今日は。色々あり過ぎだぞ。学院長め、簡単な付き添いだからと聞いて、引き受けたのに、これじゃ話が違うじゃないか……はぁ~」
もう一度深いため息をついた後、手に持っていた、たばこの火を消して容器に捨てた。
「カリキュラム中の事故、事情を話さない怪我人、俺を昔殺しに来た元暗殺者、そして、一番の厄介事はクリス・フォークロスか……」
この時、クリスの重症の怪我を治療する際に、タツミ先生はクリスが男でないと知ってしまったのだ。
医師として最善を尽くす為に、邪魔になりかねない制服を切った際に、男ではない証拠に胸にさらしが巻かれ、男の身体つきでないと一目で分かったのであった。
そしてそいつを心配しに来た、元暗殺者の少女、いや今じゃ立派な女性だが、名前を偽りフォークロス領主の妻の命だと言いやがってよ。
この時点で、既にタツミ先生の頭はパンクしかけており、片手で髪をかきむしった。
「推測の域で考えても、クリスに関しては、本当に面倒な事に頭をつっこんだな、俺……」
そう呟いたタツミ先生は、一旦クリスに関しての事は頭の隅に置いておくことにし、今は事故に関しての事を改めて考えていた。
今回の事故は、魔物が偶然現れたことが原因とガイルの単独行動が大きな要因という事になっていた。
だが、まだ謎は残っていたのだ。
まず1つは、初日のカリキュラム内容で地図に印された物を探すはずが、クリス班の物は何故か洞窟内にあった事だ。
事前に配置した教員によれば、洞窟には入っておらず周辺の森に配置したと証言している。
教員たちは、魔物が偶然見つけ持って帰ったという事にしていたが、魔物の特徴を聞く分にあまり外に出ないタイプであると、タツミ先生は推測していた。
次は、その魔物についてだ。
この島に常駐している兵士でさえ、魔物を見たことがないと証言しており、更には洞窟調査時にも魔物の存在はいないとされていたのだ。
王国兵士たちが虚偽の報告をすることは、ありえない。
だとすれば、その後に自然発生したと考えるのが妥当だが、そうそうに魔物は自然発生などしないし、証言による魔物の大きさだと常駐している王国兵が、その兆候などを見逃すとも思えなかった。
そして最後に、クリス班のみ魔物と遭遇した事だ。
確かに他の班の場所で、魔物と遭遇するような場所ではないが、魔物が発生したならば必ず他の場所にも生まれてくるのが、この世界の魔物という存在だ。
更に、クリス班が出合った大きさの魔物となると、他の魔物や生物を食らっていてもおかしくないが、その痕跡すら今は見つかっていない。
ここまでの証拠や証言で推理した際に、タツミ先生は1つの推測を立てていた。
「まぁ、不確定要素ばかりではあるが、ここから考えられるのは、誰かが意図的に魔物を持ち込んだかだが……ちっ、あ~ダメだ」
タツミ先生はそこまで考えて、一度考えた事を全てなかったことにしていた。
勝手に推測し、自分の中で決めつけるのは悪い癖だと分かっており、それで過去に過ちを犯していたので、それを思い出したのだった。
そのままタツミ先生は、もう1本だけたばこを口に銜え、火をつけて吸った煙を吐いた。
「こんな事があって、まだ初日とは。この先、思いやられるな……」
そうして初日の夜は更けて行った。
一方で、タツミ先生も目線を外さずに、ただたばこをもう一度口に銜え、煙を吸って吐き出していた。
吐き出した煙は、廊下の窓から入り込む月明かりに照らされていた。
「黙ってるって事は、自分がマリア・リーハイドと認めるって事でいいか?」
「……」
「ずっとそのままだと、話が進まないんだけどな~」
タツミ先生が、再びたばこを口に銜えると、マリアが口を開いた。
「もし、そうだと言ったのなら、貴方は私をどうするのですか?」
「ん? そーだなー。お前が、アリア・フォークロスを名乗っている理由によっては、ここで確保するかな」
たばこを銜えながら答えると、マリアは一度小さく息を吐いた。
「貴方の言う通り、私はマリア・リーハイドです。アリア・フォークロスを名乗っているのは、我が主であるリーリア・フォークロスの命である」
「わぁ~お。凄い名前が出て来たもんだ……はぁ~、何か面倒な事に頭をつっこんだかな、これは」
「それで、それを知った貴方は、私をどうするのですか?」
「そうだな。聞かなかった事にするかな。これ以上、面倒事はごめんだ」
「それはありがたい。では、次は私の番です、私を暗殺者として知っているという事は、やはり貴方は、昔私を殺さなかったあの人なのですか?」
するとタツミ先生は、窓の方へと移動し窓に背中を合わせると、たばこを吸って煙を吐き出した。
「なんだ、お前も俺の事知ってるんじゃねぇか……20年前なのに、よく覚えてるな」
「まぁ、唯一貴方だけ殺すことが出来ませんでしたし、逆に殺されかけたのに、殺さずに見逃された相手ですし」
「あんときお前は、9歳だろ。俺は、子供を殺す趣味はないんでね。当然の事だ」
そして、2人はそれ以降会話する事はなく、ただ静寂の時間が過ぎて行った。
先に動いたのは、タツミ先生であった。
今聞いた事は忘れてやると言って背中を向け、歩き出すと、たばこを持った手を振りながら、俺の事も忘れろと言って去って行った。
マリアはそれをただ見つめて立ち尽くしていると、窓からの月明かりに視線を移した。
「(まさか、本当に20年前に殺せず、逆に見逃された人だったとはね。髪も印象も変わっていて、初めて見た時は、まさかと思ったけれど……貴方が言った通り、生きていれば本当に何があるか分かりませんね、リーリア様)」
そう月を見て思い出した後、マリアもオービン寮の宿泊施設から立ち去った。
この時マリアは、タツミ先生に自分の正体と誰の命なのかを明かしていたが、本来ならば絶対に明かしてはいけない事であった。
だが、ここで嘘をついて面倒事になるよりも、真実を話すことで厄介事を回避すべきと判断し、真実を口にしていたのだった。
そして、20年前に暗殺対象を調べたことや自分を見逃した事を考慮して、彼ならば、真実を話しても誰にも言わないだろうと、分かっていての判断でもあったのだ。
ひとまず、今回の事は帰ってからリーリア様にも報告する事と、アリスお嬢様が何故このような事になったかの真実を探る事で、マリアの頭はいっぱいであった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
タツミ先生は自室に戻った後、椅子にどっすりと座り、大きくため息をついた。
「いやいや、マジで何なんだよ今日は。色々あり過ぎだぞ。学院長め、簡単な付き添いだからと聞いて、引き受けたのに、これじゃ話が違うじゃないか……はぁ~」
もう一度深いため息をついた後、手に持っていた、たばこの火を消して容器に捨てた。
「カリキュラム中の事故、事情を話さない怪我人、俺を昔殺しに来た元暗殺者、そして、一番の厄介事はクリス・フォークロスか……」
この時、クリスの重症の怪我を治療する際に、タツミ先生はクリスが男でないと知ってしまったのだ。
医師として最善を尽くす為に、邪魔になりかねない制服を切った際に、男ではない証拠に胸にさらしが巻かれ、男の身体つきでないと一目で分かったのであった。
そしてそいつを心配しに来た、元暗殺者の少女、いや今じゃ立派な女性だが、名前を偽りフォークロス領主の妻の命だと言いやがってよ。
この時点で、既にタツミ先生の頭はパンクしかけており、片手で髪をかきむしった。
「推測の域で考えても、クリスに関しては、本当に面倒な事に頭をつっこんだな、俺……」
そう呟いたタツミ先生は、一旦クリスに関しての事は頭の隅に置いておくことにし、今は事故に関しての事を改めて考えていた。
今回の事故は、魔物が偶然現れたことが原因とガイルの単独行動が大きな要因という事になっていた。
だが、まだ謎は残っていたのだ。
まず1つは、初日のカリキュラム内容で地図に印された物を探すはずが、クリス班の物は何故か洞窟内にあった事だ。
事前に配置した教員によれば、洞窟には入っておらず周辺の森に配置したと証言している。
教員たちは、魔物が偶然見つけ持って帰ったという事にしていたが、魔物の特徴を聞く分にあまり外に出ないタイプであると、タツミ先生は推測していた。
次は、その魔物についてだ。
この島に常駐している兵士でさえ、魔物を見たことがないと証言しており、更には洞窟調査時にも魔物の存在はいないとされていたのだ。
王国兵士たちが虚偽の報告をすることは、ありえない。
だとすれば、その後に自然発生したと考えるのが妥当だが、そうそうに魔物は自然発生などしないし、証言による魔物の大きさだと常駐している王国兵が、その兆候などを見逃すとも思えなかった。
そして最後に、クリス班のみ魔物と遭遇した事だ。
確かに他の班の場所で、魔物と遭遇するような場所ではないが、魔物が発生したならば必ず他の場所にも生まれてくるのが、この世界の魔物という存在だ。
更に、クリス班が出合った大きさの魔物となると、他の魔物や生物を食らっていてもおかしくないが、その痕跡すら今は見つかっていない。
ここまでの証拠や証言で推理した際に、タツミ先生は1つの推測を立てていた。
「まぁ、不確定要素ばかりではあるが、ここから考えられるのは、誰かが意図的に魔物を持ち込んだかだが……ちっ、あ~ダメだ」
タツミ先生はそこまで考えて、一度考えた事を全てなかったことにしていた。
勝手に推測し、自分の中で決めつけるのは悪い癖だと分かっており、それで過去に過ちを犯していたので、それを思い出したのだった。
そのままタツミ先生は、もう1本だけたばこを口に銜え、火をつけて吸った煙を吐いた。
「こんな事があって、まだ初日とは。この先、思いやられるな……」
そうして初日の夜は更けて行った。
0
あなたにおすすめの小説
王女様は温かいごはんが食べたい ~冷えた王宮料理を変えたら、オープンキッチンと政略婚約がついてきました~
しおしお
恋愛
異世界の王女リリアーヌは、前世の記憶を持つ転生者。
豪華絢爛な王宮で暮らし始めた彼女だったが、ひとつだけどうしても耐えられないことがあった。
――食事が、冷めているのだ。
どれほど立派な料理でも、ぬるいスープや冷めた肉ではホッとできない。
「温かいごはんが食べたい」
そのささやかな願いを口にしたことから、王宮ではなぜか大騒動が巻き起こる。
地下厨房からの高速搬送。
専用レーンを爆走するカートメイド。
扉の開閉に命をかけるオープナー。
ついには食堂に火を持ち込むオープンキッチンまで誕生して――!?
温かさは、ホッとさせてくれる。
それは料理だけではなく、人との距離まで少しずつ変えていくものだった。
冷えた王宮に湯気と笑顔を取り戻す、
食と温かさをめぐる宮廷日常コメディ!
-
悪役令嬢はやめて、侯爵子息になります
立風花
恋愛
第八回 アイリス恋愛ファンタジー大賞 一次選考通過作品に入りました!
完結しました。ありがとうございます
シナリオが進む事のなくなった世界。誰も知らないゲーム後の世界が動き出す。
大崩落、王城陥落。聖女と祈り。シナリオ分岐の真実。
激動する王国で、想い合うノエルとアレックス王子。
大切な人の迷いと大きな決断を迫られる最終章!
ーあらすじー
8歳のお誕生日を前に、秘密の場所で小さな出逢いを迎えたキャロル。秘密を約束して別れた直後、頭部に怪我をしてしまう。
巡る記憶は遠い遠い過去。生まれる前の自分。
そして、知る自分がゲームの悪役令嬢であること。
戸惑いの中、最悪の結末を回避するために、今度こそ後悔なく幸せになる道を探しはじめる。
子息になった悪役令嬢の成長と繋がる絆、戸惑う恋。
侯爵子息になって、ゲームのシナリオ通りにはさせません!<序章 侯爵子息になります!編>
子息になったキャロルの前に現れる攻略対象。育つ友情、恋に揺れる気持<二章 大切な人!社交デビュー編>
学園入学でゲームの世界へ。ヒロイン登場。シナリオの変化。絆は波乱を迎える「転」章<三章 恋する学園編>
※複数投稿サイト、またはブログに同じ作品を掲載しております
【本編完結】王子の寝た子を起こしたら、夢見る少女では居られなくなりました!
こさか りね
恋愛
私、フェアリエル・クリーヴランドは、ひょんな事から前世を思い出した。
そして、気付いたのだ。婚約者が私の事を良く思っていないという事に・・・。
婚約者の態度は前世を思い出した私には、とても耐え難いものだった。
・・・だったら、婚約解消すれば良くない?
それに、前世の私の夢は『のんびりと田舎暮らしがしたい!』と常々思っていたのだ。
結婚しないで済むのなら、それに越したことはない。
「ウィルフォード様、覚悟する事ね!婚約やめます。って言わせてみせるわ!!」
これは、婚約解消をする為に奮闘する少女と、本当は好きなのに、好きと気付いていない王子との攻防戦だ。
そして、覚醒した王子によって、嫌でも成長しなくてはいけなくなるヒロインのコメディ要素強めな恋愛サクセスストーリーが始まる。
※序盤は恋愛要素が少なめです。王子が覚醒してからになりますので、気長にお読みいただければ嬉しいです。
※本編完結しました。
※後日談を更新中です。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
異世界もふもふ死にかけライフ☆異世界転移して毛玉な呪いにかけられたら、凶相騎士団長様に拾われました。
和島逆
恋愛
社会人一年目、休日の山登り中に事故に遭った私は、気づけばひとり見知らぬ森の中にいた。そしてなぜか、姿がもふもふな小動物に変わっていて……?
しかも早速モンスターっぽい何かに襲われて死にかけてるし!
危ういところを助けてくれたのは、大剣をたずさえた無愛想な大男。
彼の緋色の瞳は、どうやらこの世界では凶相と言われるらしい。でもでも、地位は高い騎士団長様。
頼む騎士様、どうか私を保護してください!
あれ、でもこの人なんか怖くない?
心臓がバクバクして止まらないし、なんなら息も苦しいし……?
どうやら私は恐怖耐性のなさすぎる聖獣に変身してしまったらしい。いや恐怖だけで死ぬってどんだけよ!
人間に戻るためには騎士団長の助けを借りるしかない。でも騎士団長の側にいると死にかける!
……うん、詰んだ。
★「小説家になろう」先行投稿中です★
勘違いで嫁ぎましたが、相手が理想の筋肉でした!
エス
恋愛
「男性の魅力は筋肉ですわっ!!」
華奢な男がもてはやされるこの国で、そう豪語する侯爵令嬢テレーゼ。
縁談はことごとく破談し、兄アルベルトも王太子ユリウスも頭を抱えていた。
そんな折、騎士団長ヴォルフがユリウスの元に「若い女性を紹介してほしい」と相談に現れる。
よく見ればこの男──家柄よし、部下からの信頼厚し、そして何より、圧巻の筋肉!!
「この男しかいない!」とユリウスは即断し、テレーゼとの結婚話を進める。
ところがテレーゼが嫁いだ先で、当のヴォルフは、
「俺は……メイドを紹介してほしかったんだが!?」
と何やら焦っていて。
……まあ細かいことはいいでしょう。
なにせ、その腕、その太もも、その背中。
最高の筋肉ですもの! この結婚、全力で続行させていただきますわ!!
女性不慣れな不器用騎士団長 × 筋肉フェチ令嬢。
誤解から始まる、すれ違いだらけの新婚生活、いざスタート!
※他サイトに投稿したものを、改稿しています。
社畜OLが学園系乙女ゲームの世界に転生したらモブでした。
天咲リンネ
恋愛
野々原悠理は高校進学に伴って一人暮らしを始めた。
引越し先のアパートで出会ったのは、見覚えのある男子高校生。
見覚えがあるといっても、それは液晶画面越しの話。
つまり彼は二次元の世界の住人であるはずだった。
ここが前世で遊んでいた学園系乙女ゲームの世界だと知り、愕然とする悠理。
しかし、ヒロインが転入してくるまであと一年ある。
その間、悠理はヒロインの代理を務めようと奮闘するけれど、乙女ゲームの世界はなかなかモブに厳しいようで…?
果たして悠理は無事攻略キャラたちと仲良くなれるのか!?
※たまにシリアスですが、基本は明るいラブコメです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる