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第118話 動き始める者たち
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「……んっ……こ、ここはどこ?」
私が次に目が覚めると、そこは薄暗い洞窟の中の様な所だった。
「目が覚めたかい、クリス君」
「っ! オービン先輩!」
声が聞こえた方を向くとそこには、オービン先輩が両腕を後ろにした状態で座っていた。
オービンが言うには、私たちは学院で何かで眠らされ両手を塞がれた状態で、この牢屋の様な場所に入れられたらしい。
自分の両手も真後ろに回されており、親指と小指、そして手首を魔道具の様な物で止められている事に気付く。
それはオービンも同じ状態であると見せて来て知る。
周囲に黒いローブを来た奴らの気配も存在もおらず、ここには私とオービンだけしか居なかった。
「完全に拉致られたね、これは……何か巻き込んでしまって申し訳ないね」
「いえ。オービン先輩が悪い訳じゃないです……」
「そう言ってくれると、少し気が楽になるよ。さてと、それじゃここからどう出るか考えようか」
「はい」
私とオービンは今の状況に絶望するのではなく、どうすれば逃げられるのか、出られるのかを優先に考えだし周囲を見渡しだす。
この状況は既に知っている人には伝わっていると言うのがオービンの考えで、ただ待つのではなく、こちらからも何か出来る事をやる方が救出される確率が上がると教えてくれたのだ。
幸い、私たちが拘束されているのは手のみで、足は自由にされていたので立ち上がり牢屋の中を歩き周囲を見回したり、状況を再確認した。
「ダメですね。完全に周りは岩で囲まれてて、隙間などはありません。それに、この牢も鍵穴などが見当たらないです」
「たぶん、元々この牢屋はなかったんだろうな。俺たちをくぼみに入れてそこを牢屋にした、と言う所か」
私は一度その場に座り、現状を理解した上で一旦話を変えた。
「……オービン先輩は、あの黒いローブを来た奴らが何者か知ってるんですか?」
「いや、分からないな。だが、目的は俺だとしたらたぶんだが、あいつらは王国に何らかの恨みや不満を持つ者たちが集まった集団もしくは、組織だな」
それを聞き私は、夏合宿の時の事を思い出した。
確か、あの時も王を逆恨みした王国兵がルークを殺しに来たんだったよね……
「ここ最近は、目立った動きをしても王国兵たちが直ぐに粛清していたから身を潜ましているとは思ったが、まさか学院内まで忍び込んで来るとはね」
「タツミ先生が、その手引きをした犯人……」
その言葉にオービンは何も言わず黙っていた。
私自身も今だに信じられないでいたが、実際にはそれが事実として見てしまったので、そう思うしか他になかったのだ。
すると私たちのいる牢屋に誰かが近付いて来る足音が聞こえ、徐々に近付いて来ると黒いローブを来た奴が1人牢屋の前で止まった。
そしてローブを脱いで、私たちに顔を見せて来た。
その顔を見て私たちは驚愕した。
「っ! フ、フェルト!?」
「っ……」
私たちの驚く顔を見た、フェルトは不敵な笑みを浮かべていた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
王城内、中庭の王国兵訓練場にてある部隊が訓練を行っていた。
「はぁ……はぁ……」
「くっそ……はぁ……はぁ……きつ過ぎ……だろ……」
ある若い王国兵2人が息を切らして、1人は地べたに仰向けになっていた。
「おい、見つかったら怒鳴られるぞ」
「大丈夫、大丈夫。まだ帰って来ないよ、教官は」
仰向けになっている王国兵が、両膝に両手をついて息を整えていた。
この2人以外の若い王国兵たちは、中庭を重りをつけたまま走っていた。
当然この2人も、体に重りを付けているが皆より早めに訓練内容である走り込みを終わらせて休憩していたのだった。
「なぁ、そろそろアレやるの辞めないか?」
仰向けになっている若い王国兵に、息を整えてた王国兵が問いかける。
すると倒れていたもう1人が体を起こして答えた。
「ダメだよ、ベルヴァティ。いつチャンスがあるか分からないんだから」
「でもよ、今日みたいな訓練の時は辛くて一層きついくないか、アバン?」
アバンと呼ばれた若い王国兵は、クリス事アリスの兄であるアバン・フォークロスであった。
そしてその目の前にいる若い王国兵事ベルヴァティは、アバンと同期の王国兵であり2人は入隊後、意気投合し今では寮でも同室でもあり、同期たちの中でも一目置かれている2人であった。
ベルヴァティの一番の特徴は、銀髪でありロケットペンダントを肌身離さずに身に付けている所である。
ちなみにそのロケットペンダントの中身には、家族の写真がありベルヴァティはそこに映っている妹の自慢話をする事があり、その点がアバンと意気投合した所でもあった。
「これも訓練の一環と思えば問題ないだろ、ベルヴァティ」
「そうかもしんねぇが、こんな事してるの俺らだけだろ」
ベルヴァティが小さくため息を漏らすと、その姿を見てアバンは小さく笑うとベルヴァティが軽く「笑う所じゃねぇ」とつっこんでいた。
すると突然アバンが何かを察して、直ぐに立ち上がった。
直後、中庭に2人の王国兵がやって来て訓練中の王国兵に呼びかけて来た。
「全員、集合!」
その言葉に訓練していた若い王国兵たちはすぐに反応し、走って呼び出した王国兵の前に綺麗に整列した。
「うん、全員揃っているね。訓練中申し訳ないね、サスト隊長から君たちにお話があるんだ」
そう言って来たのは、アバンたち若い王国兵の教官を行っているウエイドと呼ばれる人物である。
ウエイドは、眼鏡で緑髪のロングヘアーが特徴でいつもニコニコしているが、やる事が厳しく鬼教官と呼ばれている。
そしてその隣に立っている体格がいいのが、サスト隊長と呼ばれる王国兵をまとめる隊長であり、別名鋼の肉体を持つ男と呼ばれている。
王国の兵士は、基本的に8つの部隊のどこかに所属しており、各部隊に隊長・中隊長・小隊長と呼ばれる人物が部隊の兵士たちをまとめている。
若い王国兵たちは、3年間訓練兵として訓練をしつつ各部隊へ配属されたりして、最終的に配属が決定される。
そんな中、隊長である人物が訓練兵に会いに来ること自体が異例であったため、アバンたちは表情には出さなかったが内心驚いていた。
「(サスト隊長から、俺たちに話? 隊長自身が訓練兵に話があるなんて、今までにないぞ……)」
するとウエイドの紹介を受け、サスト隊長が一歩前に出て来て挨拶を始めた。
「訓練兵諸君、訓練中に済まない。今日はお前たちの中から数名を緊急任務に連れて行く為に来た」
「!?」
私が次に目が覚めると、そこは薄暗い洞窟の中の様な所だった。
「目が覚めたかい、クリス君」
「っ! オービン先輩!」
声が聞こえた方を向くとそこには、オービン先輩が両腕を後ろにした状態で座っていた。
オービンが言うには、私たちは学院で何かで眠らされ両手を塞がれた状態で、この牢屋の様な場所に入れられたらしい。
自分の両手も真後ろに回されており、親指と小指、そして手首を魔道具の様な物で止められている事に気付く。
それはオービンも同じ状態であると見せて来て知る。
周囲に黒いローブを来た奴らの気配も存在もおらず、ここには私とオービンだけしか居なかった。
「完全に拉致られたね、これは……何か巻き込んでしまって申し訳ないね」
「いえ。オービン先輩が悪い訳じゃないです……」
「そう言ってくれると、少し気が楽になるよ。さてと、それじゃここからどう出るか考えようか」
「はい」
私とオービンは今の状況に絶望するのではなく、どうすれば逃げられるのか、出られるのかを優先に考えだし周囲を見渡しだす。
この状況は既に知っている人には伝わっていると言うのがオービンの考えで、ただ待つのではなく、こちらからも何か出来る事をやる方が救出される確率が上がると教えてくれたのだ。
幸い、私たちが拘束されているのは手のみで、足は自由にされていたので立ち上がり牢屋の中を歩き周囲を見回したり、状況を再確認した。
「ダメですね。完全に周りは岩で囲まれてて、隙間などはありません。それに、この牢も鍵穴などが見当たらないです」
「たぶん、元々この牢屋はなかったんだろうな。俺たちをくぼみに入れてそこを牢屋にした、と言う所か」
私は一度その場に座り、現状を理解した上で一旦話を変えた。
「……オービン先輩は、あの黒いローブを来た奴らが何者か知ってるんですか?」
「いや、分からないな。だが、目的は俺だとしたらたぶんだが、あいつらは王国に何らかの恨みや不満を持つ者たちが集まった集団もしくは、組織だな」
それを聞き私は、夏合宿の時の事を思い出した。
確か、あの時も王を逆恨みした王国兵がルークを殺しに来たんだったよね……
「ここ最近は、目立った動きをしても王国兵たちが直ぐに粛清していたから身を潜ましているとは思ったが、まさか学院内まで忍び込んで来るとはね」
「タツミ先生が、その手引きをした犯人……」
その言葉にオービンは何も言わず黙っていた。
私自身も今だに信じられないでいたが、実際にはそれが事実として見てしまったので、そう思うしか他になかったのだ。
すると私たちのいる牢屋に誰かが近付いて来る足音が聞こえ、徐々に近付いて来ると黒いローブを来た奴が1人牢屋の前で止まった。
そしてローブを脱いで、私たちに顔を見せて来た。
その顔を見て私たちは驚愕した。
「っ! フ、フェルト!?」
「っ……」
私たちの驚く顔を見た、フェルトは不敵な笑みを浮かべていた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
王城内、中庭の王国兵訓練場にてある部隊が訓練を行っていた。
「はぁ……はぁ……」
「くっそ……はぁ……はぁ……きつ過ぎ……だろ……」
ある若い王国兵2人が息を切らして、1人は地べたに仰向けになっていた。
「おい、見つかったら怒鳴られるぞ」
「大丈夫、大丈夫。まだ帰って来ないよ、教官は」
仰向けになっている王国兵が、両膝に両手をついて息を整えていた。
この2人以外の若い王国兵たちは、中庭を重りをつけたまま走っていた。
当然この2人も、体に重りを付けているが皆より早めに訓練内容である走り込みを終わらせて休憩していたのだった。
「なぁ、そろそろアレやるの辞めないか?」
仰向けになっている若い王国兵に、息を整えてた王国兵が問いかける。
すると倒れていたもう1人が体を起こして答えた。
「ダメだよ、ベルヴァティ。いつチャンスがあるか分からないんだから」
「でもよ、今日みたいな訓練の時は辛くて一層きついくないか、アバン?」
アバンと呼ばれた若い王国兵は、クリス事アリスの兄であるアバン・フォークロスであった。
そしてその目の前にいる若い王国兵事ベルヴァティは、アバンと同期の王国兵であり2人は入隊後、意気投合し今では寮でも同室でもあり、同期たちの中でも一目置かれている2人であった。
ベルヴァティの一番の特徴は、銀髪でありロケットペンダントを肌身離さずに身に付けている所である。
ちなみにそのロケットペンダントの中身には、家族の写真がありベルヴァティはそこに映っている妹の自慢話をする事があり、その点がアバンと意気投合した所でもあった。
「これも訓練の一環と思えば問題ないだろ、ベルヴァティ」
「そうかもしんねぇが、こんな事してるの俺らだけだろ」
ベルヴァティが小さくため息を漏らすと、その姿を見てアバンは小さく笑うとベルヴァティが軽く「笑う所じゃねぇ」とつっこんでいた。
すると突然アバンが何かを察して、直ぐに立ち上がった。
直後、中庭に2人の王国兵がやって来て訓練中の王国兵に呼びかけて来た。
「全員、集合!」
その言葉に訓練していた若い王国兵たちはすぐに反応し、走って呼び出した王国兵の前に綺麗に整列した。
「うん、全員揃っているね。訓練中申し訳ないね、サスト隊長から君たちにお話があるんだ」
そう言って来たのは、アバンたち若い王国兵の教官を行っているウエイドと呼ばれる人物である。
ウエイドは、眼鏡で緑髪のロングヘアーが特徴でいつもニコニコしているが、やる事が厳しく鬼教官と呼ばれている。
そしてその隣に立っている体格がいいのが、サスト隊長と呼ばれる王国兵をまとめる隊長であり、別名鋼の肉体を持つ男と呼ばれている。
王国の兵士は、基本的に8つの部隊のどこかに所属しており、各部隊に隊長・中隊長・小隊長と呼ばれる人物が部隊の兵士たちをまとめている。
若い王国兵たちは、3年間訓練兵として訓練をしつつ各部隊へ配属されたりして、最終的に配属が決定される。
そんな中、隊長である人物が訓練兵に会いに来ること自体が異例であったため、アバンたちは表情には出さなかったが内心驚いていた。
「(サスト隊長から、俺たちに話? 隊長自身が訓練兵に話があるなんて、今までにないぞ……)」
するとウエイドの紹介を受け、サスト隊長が一歩前に出て来て挨拶を始めた。
「訓練兵諸君、訓練中に済まない。今日はお前たちの中から数名を緊急任務に連れて行く為に来た」
「!?」
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