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第141話 物選びのセンス
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「エメル寮長」
「ん、あ~確かクリスだったか?」
私の言葉で私の存在に気付いたエメルが顔を向けて来た。
そして私たちの目の前で言い合いを未だに繰り広げているのは、エメル寮副寮長のスニークと第2学年の次期寮長候補であるスバンであった。
私はエメルにあの2人の事を訊ねると、エメルは再びため息を漏らした。
「あの2人、さっきからあぁなんだよ。少し目を離しておけば収まるかと思ったが全くだな」
「以前スバンからスニーク副寮長とは、ほとんど口を利かない中だと聞いていたんですが」
「人ってのはキッカケがあれば変わるもんだ」
「はぁ……」
どうして2人があんな状態になったのかを、エメルはそのまま教えてくれた。
元はエメルとスニークで購買部へと向かっていたが、エメルが途中で教員に呼ばれてしまい先にスニークだけで行っている様に言ったのだ。
そしてエメルが遅れて購買部に到着すると、そこでは既に目の前の光景が出来上がっていたらしい。
エメルの予想ではあるが、たまたま購買部でスバンと遭遇してスニークがエメルに似合う物を見つけて買おうとした所で、スバンが口を挟んだのではないかと語った。
2人の言い合いからもその様な会話が聞こえているので、あながちエメルの予想は外れていないのだと私は思った。
その場で一度エメルは介入すると面倒事になると思い、時間を置けば解決しているだろうと購買部を離れて帰って来た所であったのだ。
「まぁ、結果は変わらずだったわけだ」
「なるほど。そもそもなんですが、何をスニーク副寮長と買いに来たんですか?」
「いや、たまたま購買部の近くを通るから寄ってみるかと聞いただけだ。特に何かを買う予定はなかったよ」
「そ、そうなんですか……」
何て言うか、やっぱりよく分からない人だなエメル寮長は……
私は大運動会の時から、エメルに対して他人にあまり心を開くタイプの人ではないと言うイメージを持っていた。
ただ、エメルはかなりの綺麗好きで汚い物が嫌いと言うのは分かっていた。
トウマから聞いた話では、過去寮長になる前は孤立しておりあまり話す様な人も周りに居なかったと聞いた。
また、寮長の中で一番一般人に近いと言う表現をされており、その理由は物凄い特質した力を持つ人ではないからだと言われた。
私は大運動会で直接戦ったからか、何となくその事が分かった。
オービンの様に様々な魔法を使う訳でも、ダイモンやイルダの様に体術に魔力を乗せたりする訳でもない、エメルはただ知識に知識を学び続け誰しもが到達できる力を手に入れたのだと感じた。
学院生なら大抵の人物が身に付けている魔力を、ただ自分の手足の様に操るだけであったからだ。
とは言っても、それは簡単な事ではない毎日ひたすらに魔力を感じ操れるように鍛錬しなければエメルの様には使えない。
しかしやればいずれ出来ると言うのがエメルの使っている力であると私は考えていた。
「何だジロジロと見て」
「い、いえ。ただ大運動会で見せたエメル寮長の力は凄いなと思い出していたんです」
「力ね……別に僕のは凄くも何ともないよ。凄いって言うのは、他の寮長や副寮長たちさ。もちろん、僕よりスニークの方が凄いとも言える」
「そんな事ないですよ、あの魔力の使い方は誰もがマネできるものじゃないです」
「そうか、君とは直接戦ったから分かるんだったね。なら、分かるだろ所詮魔力操作での力に過ぎない。一般人が一般人として辿り着け、身に付けられる力に過ぎないんだよ」
「そんな事は……」
私はそこから返す言葉か見つからず黙ってしまった。
エメルはそこから独り言の様に話し出した。
凄い奴と言うのは、そいつにしか出来ないユニークな力を持っているまた、使える人の事を凄い奴と言う。
エメルは自分の事は凄い奴とは言わず、一般人と呼んでおり凄い奴とは違う存在と分ける為であると語る。
凄い奴に一般人が追い付くことはあるが、それは物凄い努力や奇跡が起きた時だけで常時並走出来る訳ではないし、逆に凄い奴が失速してくる事もあると言うが、それはどちらにせよあまりない事だとエメルは話す。
どの世界にもどの場所にも、凄い奴と言うのは必ずいると語りそいつに追いつくために一般人が努力するのはよくある風景だし、悪いわけでもない。
ただ全員がそうではない、自分のペースで走る奴もいれば適当に走る奴もいる。
エメルは自分もその1人の一般人であり、自分のペースで走っていたら偶然知識が結びつき、前を走る凄い奴に手を引かれて、現状凄い奴たちと並走する事になってしまったと語る。
世の中は不平等だし、そんなのが当たり前だ。
物凄い努力している奴が報われないし、適当にやっていた奴が報われる世の中だ。
その起こった事に何を言っても無駄だし、それが結果なのだから受け入れるしかないのが現実なのだ。
だったら、自分のペースで後悔なく歩み続けるのが一番だとエメルは言う。
「僕は今の地位も受け入れているし、自分がどう言う奴かも分かっている。その上で僕は、自分のペースで今も走り続けているんだよ、誰かに追いつこうとしている訳でもたらたらと歩いている訳でもなくただ、後悔しない為にその時に合わせたペースで走っているんだ」
「……はぁ」
「ははは。少し自己満足で話し過ぎたな。今のは頭に入れなくても良い事だから、理解しなくていいよ。僕なりの考え方というだけさ」
そう軽く笑った後エメルは、言い合いをしているスニークとスバンに声を掛けた。
「おいお前たち! いつまで言い合いをしてるんだ、邪魔だろ」
「寮長!」
「エメル寮長!」
エメルの言葉にスニークとスバンが言い合いを止め、同時に振り返り驚いた声を出す。
「スニーク、何してるんだお前は」
「いえ、購買部で寮長に似合う物を見つけたんですが、こいつが割り込んで来て」
「エメル寮長。私はスニーク副寮長のセンスを疑っているんですよ。絶対に合わないと思ったので、止めていたんです」
「また言うか、貴様!」
「さすがにこれは言わせてもらいますよ! スニーク副寮長!」
再び言い合いが始まりだした所でエメルが止め、その原因になっている物を見せろとスニークに伝える。
するとスニークはスバンに何故か、勝ち誇った顔を見せて自分が選んだ物をエメルに見せた。
「どうですか寮長! 当方が選んだこの一品、寮長にぴったりだと思います」
自信満々に言い切るスニークに、エメルはじっとその物を見つめていた。
私も少し気になり近付き、後ろから覗き込んだ。
そこにあったのは、禍々しい色をし何か叫び声を発している様に見える人顔にも見えるデザインのブレスレットであった。
「うわ……」
私はそれを見て言葉が漏れてしまうと、スニークに物凄く睨まれる。
直ぐに両手で口を塞ぐが、スバンが「そう言う反応するだろ」と同じ気持ちの言葉を掛けて来た。
そしてその後にエメルがスニークに向かって口を開く。
「なしで」
その言葉にスニークは何とも言えない顔をし、物凄く落ち込んだ態度を見せる。
エメルの答えにスバンも安堵の表情を見せた。
その後、エメルはスニークと共に購買部を後にし、その後軽くスバンと雑談をした後スバンも目的の物を購入し購買部を出て行った。
私も外出権をポイントで購入し学院の門へと向かった。
後々スバンから聞いた話ではあるが、スニークは他人への贈り物のセンスが絶望的に悪いという事を聞き、あれを選んだ事に私は納得した。
「ん、あ~確かクリスだったか?」
私の言葉で私の存在に気付いたエメルが顔を向けて来た。
そして私たちの目の前で言い合いを未だに繰り広げているのは、エメル寮副寮長のスニークと第2学年の次期寮長候補であるスバンであった。
私はエメルにあの2人の事を訊ねると、エメルは再びため息を漏らした。
「あの2人、さっきからあぁなんだよ。少し目を離しておけば収まるかと思ったが全くだな」
「以前スバンからスニーク副寮長とは、ほとんど口を利かない中だと聞いていたんですが」
「人ってのはキッカケがあれば変わるもんだ」
「はぁ……」
どうして2人があんな状態になったのかを、エメルはそのまま教えてくれた。
元はエメルとスニークで購買部へと向かっていたが、エメルが途中で教員に呼ばれてしまい先にスニークだけで行っている様に言ったのだ。
そしてエメルが遅れて購買部に到着すると、そこでは既に目の前の光景が出来上がっていたらしい。
エメルの予想ではあるが、たまたま購買部でスバンと遭遇してスニークがエメルに似合う物を見つけて買おうとした所で、スバンが口を挟んだのではないかと語った。
2人の言い合いからもその様な会話が聞こえているので、あながちエメルの予想は外れていないのだと私は思った。
その場で一度エメルは介入すると面倒事になると思い、時間を置けば解決しているだろうと購買部を離れて帰って来た所であったのだ。
「まぁ、結果は変わらずだったわけだ」
「なるほど。そもそもなんですが、何をスニーク副寮長と買いに来たんですか?」
「いや、たまたま購買部の近くを通るから寄ってみるかと聞いただけだ。特に何かを買う予定はなかったよ」
「そ、そうなんですか……」
何て言うか、やっぱりよく分からない人だなエメル寮長は……
私は大運動会の時から、エメルに対して他人にあまり心を開くタイプの人ではないと言うイメージを持っていた。
ただ、エメルはかなりの綺麗好きで汚い物が嫌いと言うのは分かっていた。
トウマから聞いた話では、過去寮長になる前は孤立しておりあまり話す様な人も周りに居なかったと聞いた。
また、寮長の中で一番一般人に近いと言う表現をされており、その理由は物凄い特質した力を持つ人ではないからだと言われた。
私は大運動会で直接戦ったからか、何となくその事が分かった。
オービンの様に様々な魔法を使う訳でも、ダイモンやイルダの様に体術に魔力を乗せたりする訳でもない、エメルはただ知識に知識を学び続け誰しもが到達できる力を手に入れたのだと感じた。
学院生なら大抵の人物が身に付けている魔力を、ただ自分の手足の様に操るだけであったからだ。
とは言っても、それは簡単な事ではない毎日ひたすらに魔力を感じ操れるように鍛錬しなければエメルの様には使えない。
しかしやればいずれ出来ると言うのがエメルの使っている力であると私は考えていた。
「何だジロジロと見て」
「い、いえ。ただ大運動会で見せたエメル寮長の力は凄いなと思い出していたんです」
「力ね……別に僕のは凄くも何ともないよ。凄いって言うのは、他の寮長や副寮長たちさ。もちろん、僕よりスニークの方が凄いとも言える」
「そんな事ないですよ、あの魔力の使い方は誰もがマネできるものじゃないです」
「そうか、君とは直接戦ったから分かるんだったね。なら、分かるだろ所詮魔力操作での力に過ぎない。一般人が一般人として辿り着け、身に付けられる力に過ぎないんだよ」
「そんな事は……」
私はそこから返す言葉か見つからず黙ってしまった。
エメルはそこから独り言の様に話し出した。
凄い奴と言うのは、そいつにしか出来ないユニークな力を持っているまた、使える人の事を凄い奴と言う。
エメルは自分の事は凄い奴とは言わず、一般人と呼んでおり凄い奴とは違う存在と分ける為であると語る。
凄い奴に一般人が追い付くことはあるが、それは物凄い努力や奇跡が起きた時だけで常時並走出来る訳ではないし、逆に凄い奴が失速してくる事もあると言うが、それはどちらにせよあまりない事だとエメルは話す。
どの世界にもどの場所にも、凄い奴と言うのは必ずいると語りそいつに追いつくために一般人が努力するのはよくある風景だし、悪いわけでもない。
ただ全員がそうではない、自分のペースで走る奴もいれば適当に走る奴もいる。
エメルは自分もその1人の一般人であり、自分のペースで走っていたら偶然知識が結びつき、前を走る凄い奴に手を引かれて、現状凄い奴たちと並走する事になってしまったと語る。
世の中は不平等だし、そんなのが当たり前だ。
物凄い努力している奴が報われないし、適当にやっていた奴が報われる世の中だ。
その起こった事に何を言っても無駄だし、それが結果なのだから受け入れるしかないのが現実なのだ。
だったら、自分のペースで後悔なく歩み続けるのが一番だとエメルは言う。
「僕は今の地位も受け入れているし、自分がどう言う奴かも分かっている。その上で僕は、自分のペースで今も走り続けているんだよ、誰かに追いつこうとしている訳でもたらたらと歩いている訳でもなくただ、後悔しない為にその時に合わせたペースで走っているんだ」
「……はぁ」
「ははは。少し自己満足で話し過ぎたな。今のは頭に入れなくても良い事だから、理解しなくていいよ。僕なりの考え方というだけさ」
そう軽く笑った後エメルは、言い合いをしているスニークとスバンに声を掛けた。
「おいお前たち! いつまで言い合いをしてるんだ、邪魔だろ」
「寮長!」
「エメル寮長!」
エメルの言葉にスニークとスバンが言い合いを止め、同時に振り返り驚いた声を出す。
「スニーク、何してるんだお前は」
「いえ、購買部で寮長に似合う物を見つけたんですが、こいつが割り込んで来て」
「エメル寮長。私はスニーク副寮長のセンスを疑っているんですよ。絶対に合わないと思ったので、止めていたんです」
「また言うか、貴様!」
「さすがにこれは言わせてもらいますよ! スニーク副寮長!」
再び言い合いが始まりだした所でエメルが止め、その原因になっている物を見せろとスニークに伝える。
するとスニークはスバンに何故か、勝ち誇った顔を見せて自分が選んだ物をエメルに見せた。
「どうですか寮長! 当方が選んだこの一品、寮長にぴったりだと思います」
自信満々に言い切るスニークに、エメルはじっとその物を見つめていた。
私も少し気になり近付き、後ろから覗き込んだ。
そこにあったのは、禍々しい色をし何か叫び声を発している様に見える人顔にも見えるデザインのブレスレットであった。
「うわ……」
私はそれを見て言葉が漏れてしまうと、スニークに物凄く睨まれる。
直ぐに両手で口を塞ぐが、スバンが「そう言う反応するだろ」と同じ気持ちの言葉を掛けて来た。
そしてその後にエメルがスニークに向かって口を開く。
「なしで」
その言葉にスニークは何とも言えない顔をし、物凄く落ち込んだ態度を見せる。
エメルの答えにスバンも安堵の表情を見せた。
その後、エメルはスニークと共に購買部を後にし、その後軽くスバンと雑談をした後スバンも目的の物を購入し購買部を出て行った。
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