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第164話 トウマとラーウェン
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兄さん? え? トウマの弟?
トウマは、見下ろすラーウェンを見たまま固まっていた。
「どうしてお前が……」
「どうしてって、学院対抗戦だからいてもおかしくないよね?」
「……」
トウマは見る見ると顔色が悪くなっていき、しまいには俯き黙り込んでしまう。
見かねた私は、ラーウェンに声を掛けた。
「あ、あの、貴方は?」
「あぁ、これは申し訳ありません。俺の名前は、ラーウェンと言います。こちらのトウマとは兄弟です。ちなみに俺が弟です」
「トウマの弟? 聞いた事ないけど?」
私の代わりマリアがクリスとして問いかけると、ラーウェンは「なるほど」と呟く。
「それはですね、俺とトウマは腹違いの兄弟なのです」
「えっ……」
「あ、すいません。これ以上は、トウマの為にあまり話すのは控えます。どうやら、皆さんに隠しているようですし、俺がバレすのはどうかと思いますので」
「……」
するとトウマは突然立ち上がり、黙ったままその場から立ち去って行った。
「(あ~あ、まさか逃げるとはね。さすが愛人の子、だな)」
トウマ……
私たちはその場から立ち去って行くトウマの後ろ姿を見ていると、ラーウェンも軽く頭を下げてその場から立ち去って行った。
「何か、初対面で他人の事どうこう言うのはあまりないけど、私は何かあいつ気に入らないな」
「同感」
ラーウェンが立ち去った後、メイナとジェイミが少し不機嫌そうに言う。
その意見には私も同感であった。
ラーウェンと名乗る人物は、トウマの腹違いの兄弟と言っていたけど、雰囲気的には一方的に見下している様に私には感じた。
それにトウマのあの様子も今まで見た事のない表情だったし心配だ。
でも、今の私がトウマを追いかけた所で何か聞けるわけでもないし……あ~今すぐにでもマリアと入れ替わりたいけど……
私はチラッとマリアの方を向くが、マリアは私の方は向かずトウマが立ち去って行った方をじっと見つめていると、突然立ち上がった。
「すいません皆さん、俺はトウマの事が心配なので追います。割り込んで来たのにすいません。これで失礼します」
「えっ、ちょっとクリス」
「姉さんは、また後で」
え、えー……そんな~……
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「はぁ……はぁ……どうして、あいつが俺に話し掛ける? 何でいるんだ?」
トウマは少し人気のない所で壁に手を付き、俯きながら息を整えていた。
「俺はもう、本家とは縁を切ったんだぞ。今更何の用があるってんだ……ラーウェン、お前は何のために俺に接触する? まさか、皆に過去をバラす気か?」
息を整えてはいるものの、思考とがどんどんとネガティブな方向へ進み、逆に息が荒くなり始める。
そして少し過呼吸気味になり始める。
「はぁ……はぁ……止めてくれ……はぁ……はぁ……そんな目で俺を見るな……」
トウマは徐々にその場にうずくまる様な体勢になり、その場に完全にうずくまってしまう。
そんな姿のトウマは近くを歩く人からは見えず、ただ裏路地で何かに怯える状態の人へと変わっていた。
するとそこにある人物が通りかかり、うずくまるトウマを見つけ足を止めて近付き声を掛けて来た。
「トウマ?」
「っ!」
その声にトウマは直ぐに反応し、俯いてた顔を上げゆっくりと振り返った。
「何だ、やっぱりトウマじゃないか。何してるんだよ、こんな所で?」
「……ルーク」
そこに居たのは、トウマの状態に少し首を傾げるルークであった。
そしてルークは、地べたでうずくまるトウマに手を差し伸べた。
「何だか分からないが、こんな薄暗く狭い所より向こうに行こうぜ。てか、クリスはどうしたんだ? 一緒じゃないのか?」
トウマはルークの手を掴んで起き上がり、口を開いた。
「……いやちょっと、探し物してたら腹が痛くなって。はははは……」
「何してんだよ。もう大丈夫なのか?」
「え、あっ、あぁ」
「それならクリスを探そうぜ、俺まだ飯食ってないんだよ」
そう言ってルークはそこから光がある方へと歩き出し、トウマも遅れてその後を追って行くのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「あ~いたいた。どこ行ってたんだよ、ラーウェン」
そう声を掛けて来たのは、ラーウェンと同じ学院服を着た生徒であった。
「悪いドウラ。少しトイレに行ってたんだ」
「はぁ? トイレならこっちの方が近いだろ?」
「いや、凄い並んでたから他の所に行ってたんだよ」
「なるほどな。でも、それなら他の奴に一言ぐらい言ってけよ。急にいなくなるから、探したんだぞ」
「悪い悪い」
ドウラは軽くため息をつくと、そこに2人と同じ学院服を着た生徒が近づいて来る。
「あれ、ラーウェン見つかったのか?」
「二コル先輩。そうなんですよ、こいつ他のトイレに行ってたらしくて」
「なんだ、そうだったのか。でも、見つかって良かった。余り来ない所だから、迷ってるのかと思ったよ」
「すいません、探すの手伝ってもらって」
すると二コルは、笑顔で「気にするなよ」とドウラに言葉を掛ける。
そしてラーウェンも先輩に迷惑を掛けたと分かり、謝罪をする。
「お前らも学院を代表する選手なんだから、少しはそう言う意識は持てよ。くれぐれも、リーベスト見たくはなるなよ」
「は、はい……」
「それじゃ、俺は危なっかしいリーベストの所に行くから。じゃあまた後でな」
そう言って二コルは、2人の所から離れて行った。
「ラーウェン、少しは反省したか?」
「あぁ、まさか二コル先輩まで探していたのは申し訳ないと思うわ。反省してる」
「本当だよ。ならさっさと昼食べに行くぞ。後、他にも探してくれた奴にも後で感謝言っとけよ」
ラーウェンは「はいはい」と言って、歩き出した二コルの後を付いて行った。
「(さて、トウマにはまた会えるかな? こんな絶好の機会、あれだけで終わらせる訳にはいかないよな)」
そうして昼食時間は過ぎて行き、学院対抗戦1日目の午後の競技が始まるのだった。
トウマは、見下ろすラーウェンを見たまま固まっていた。
「どうしてお前が……」
「どうしてって、学院対抗戦だからいてもおかしくないよね?」
「……」
トウマは見る見ると顔色が悪くなっていき、しまいには俯き黙り込んでしまう。
見かねた私は、ラーウェンに声を掛けた。
「あ、あの、貴方は?」
「あぁ、これは申し訳ありません。俺の名前は、ラーウェンと言います。こちらのトウマとは兄弟です。ちなみに俺が弟です」
「トウマの弟? 聞いた事ないけど?」
私の代わりマリアがクリスとして問いかけると、ラーウェンは「なるほど」と呟く。
「それはですね、俺とトウマは腹違いの兄弟なのです」
「えっ……」
「あ、すいません。これ以上は、トウマの為にあまり話すのは控えます。どうやら、皆さんに隠しているようですし、俺がバレすのはどうかと思いますので」
「……」
するとトウマは突然立ち上がり、黙ったままその場から立ち去って行った。
「(あ~あ、まさか逃げるとはね。さすが愛人の子、だな)」
トウマ……
私たちはその場から立ち去って行くトウマの後ろ姿を見ていると、ラーウェンも軽く頭を下げてその場から立ち去って行った。
「何か、初対面で他人の事どうこう言うのはあまりないけど、私は何かあいつ気に入らないな」
「同感」
ラーウェンが立ち去った後、メイナとジェイミが少し不機嫌そうに言う。
その意見には私も同感であった。
ラーウェンと名乗る人物は、トウマの腹違いの兄弟と言っていたけど、雰囲気的には一方的に見下している様に私には感じた。
それにトウマのあの様子も今まで見た事のない表情だったし心配だ。
でも、今の私がトウマを追いかけた所で何か聞けるわけでもないし……あ~今すぐにでもマリアと入れ替わりたいけど……
私はチラッとマリアの方を向くが、マリアは私の方は向かずトウマが立ち去って行った方をじっと見つめていると、突然立ち上がった。
「すいません皆さん、俺はトウマの事が心配なので追います。割り込んで来たのにすいません。これで失礼します」
「えっ、ちょっとクリス」
「姉さんは、また後で」
え、えー……そんな~……
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「はぁ……はぁ……どうして、あいつが俺に話し掛ける? 何でいるんだ?」
トウマは少し人気のない所で壁に手を付き、俯きながら息を整えていた。
「俺はもう、本家とは縁を切ったんだぞ。今更何の用があるってんだ……ラーウェン、お前は何のために俺に接触する? まさか、皆に過去をバラす気か?」
息を整えてはいるものの、思考とがどんどんとネガティブな方向へ進み、逆に息が荒くなり始める。
そして少し過呼吸気味になり始める。
「はぁ……はぁ……止めてくれ……はぁ……はぁ……そんな目で俺を見るな……」
トウマは徐々にその場にうずくまる様な体勢になり、その場に完全にうずくまってしまう。
そんな姿のトウマは近くを歩く人からは見えず、ただ裏路地で何かに怯える状態の人へと変わっていた。
するとそこにある人物が通りかかり、うずくまるトウマを見つけ足を止めて近付き声を掛けて来た。
「トウマ?」
「っ!」
その声にトウマは直ぐに反応し、俯いてた顔を上げゆっくりと振り返った。
「何だ、やっぱりトウマじゃないか。何してるんだよ、こんな所で?」
「……ルーク」
そこに居たのは、トウマの状態に少し首を傾げるルークであった。
そしてルークは、地べたでうずくまるトウマに手を差し伸べた。
「何だか分からないが、こんな薄暗く狭い所より向こうに行こうぜ。てか、クリスはどうしたんだ? 一緒じゃないのか?」
トウマはルークの手を掴んで起き上がり、口を開いた。
「……いやちょっと、探し物してたら腹が痛くなって。はははは……」
「何してんだよ。もう大丈夫なのか?」
「え、あっ、あぁ」
「それならクリスを探そうぜ、俺まだ飯食ってないんだよ」
そう言ってルークはそこから光がある方へと歩き出し、トウマも遅れてその後を追って行くのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「あ~いたいた。どこ行ってたんだよ、ラーウェン」
そう声を掛けて来たのは、ラーウェンと同じ学院服を着た生徒であった。
「悪いドウラ。少しトイレに行ってたんだ」
「はぁ? トイレならこっちの方が近いだろ?」
「いや、凄い並んでたから他の所に行ってたんだよ」
「なるほどな。でも、それなら他の奴に一言ぐらい言ってけよ。急にいなくなるから、探したんだぞ」
「悪い悪い」
ドウラは軽くため息をつくと、そこに2人と同じ学院服を着た生徒が近づいて来る。
「あれ、ラーウェン見つかったのか?」
「二コル先輩。そうなんですよ、こいつ他のトイレに行ってたらしくて」
「なんだ、そうだったのか。でも、見つかって良かった。余り来ない所だから、迷ってるのかと思ったよ」
「すいません、探すの手伝ってもらって」
すると二コルは、笑顔で「気にするなよ」とドウラに言葉を掛ける。
そしてラーウェンも先輩に迷惑を掛けたと分かり、謝罪をする。
「お前らも学院を代表する選手なんだから、少しはそう言う意識は持てよ。くれぐれも、リーベスト見たくはなるなよ」
「は、はい……」
「それじゃ、俺は危なっかしいリーベストの所に行くから。じゃあまた後でな」
そう言って二コルは、2人の所から離れて行った。
「ラーウェン、少しは反省したか?」
「あぁ、まさか二コル先輩まで探していたのは申し訳ないと思うわ。反省してる」
「本当だよ。ならさっさと昼食べに行くぞ。後、他にも探してくれた奴にも後で感謝言っとけよ」
ラーウェンは「はいはい」と言って、歩き出した二コルの後を付いて行った。
「(さて、トウマにはまた会えるかな? こんな絶好の機会、あれだけで終わらせる訳にはいかないよな)」
そうして昼食時間は過ぎて行き、学院対抗戦1日目の午後の競技が始まるのだった。
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