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第224話 天秤座のハムストリング怪人
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「で、何でここ?」
「うん、まぁ、色々あってね……昨日は来れなかったから、今日になっただけなんだ」
私とレオンがデートと称してやって来た最初の所は、ジュリルがいるクラスの出し物の所であった。
レオンは少し申し訳なさそうな顔をしていたが、昨日レオンにうちの出し物を手伝わせたせいで、今日ここに来ていると私は理解した。
一応レオンは、ジュリルの家の執事的な位置づけだから来る様にでも言われてたんだろうな。
昨日から学院に復帰する事もジュリルは知っていたはずだし、その復帰祝いでもしようと呼んでいたのかもしれないな。
私は勝手にそう思っていると、レオンがジュリルのクラスの方へと歩き出した。
「ごめんよ、ここが最初で。でも、ジュリル様にはバレない様にフォローとかするし、長時間居ないから安心して。顔だけ出したら、直ぐ別の所に行く予定だし」
「気にしないで。そもそも昨日私たちの手伝いをしたから、レオンの予定が狂ってるだけだし」
にしても、初めて女子側のクラスがある方に来たな。
まぁ正確には少し違うんだけど。
今私たちが居る場所は、女子のクラスがある校舎ではあるが実際にはここの上の階で女子は授業などを行っている。
この場所は移動教室時に使われる階であり、これ以上上の階には行けない様になっているのだ。
基本的に女子クラスには男子も一般人も入れない場所となっており、学院祭の時はその下の階を解放しそこで各クラスの出し物を行っているのである。
私たちがジュリルのクラスの前に辿り着くと、そこには『喫茶コランダム』と書かれていた。
へぇ~ジュリルのクラスも喫茶店をやっているのか。
そしてレオンがクラスの扉を開くと、中から声を掛けられた。
「いらっしゃいませ」
「っ!?」
私はレオンの後に付いて教室に入り、その光景に目を疑った。
そこにはコランダムの生徒たちがメイド服を着ていたり、執事服を着ており、各テーブルの接客をしていた。
まるでそこは、私たちが城主に招かれた客人の様にもてなされる場所の様な所であった。
私が驚いて周囲を見ていると、レオンに1人のメイド服を着た人が近付いて来て軽く一礼してから話し出した。
「いらっしゃいませ、お客様。本日は、我が主主催のパーティーにようこそいらっしゃいました。早速席へとご案内いたします」
そのままレオンはメイド服を着た人の後に付いて行ったので、私は遅れて離れない様にレオンに付いて行った。
私たちは席に案内されると、そこには執事服を来た人とメイド服を来た人が1人ずつ立っており、私たちが椅子に座る時に椅子を引いて座らせてくれた。
そして案内してくれた人と椅子を担当してくれた人たちは、私たちに一礼すると一度何処か行ってしまった。
な、何だこれ……物凄い丁重に扱われる……あれ、ここの生徒だよね?
私は家にいるメイドたちくらいに同じ様な仕事をするので、一瞬生徒である事を疑った。
すると私たちの席に1人のメイドと明らかに目立つドレス服を着た人がやって来た。
「やっと来たのねレオン。昨日来ると言っていたのに、何をしていたの?」
その声にレオンは席から立って、軽く頭を下げた。
「申し訳ありません。クラスの皆に捕まってしまって、色々と手伝いをしていたら時間がなくなってしまいまして」
「それなら何か連絡くらいしなさい。何かあったのかと思うじゃない」
「本当に申し訳ありません、ジュリル様。以後、このような事はない様にしますので」
レオンが頭を下げた相手は、豪華なドレス服を着たジュリルであった。
「ジュリル様、設定を忘れずに」
「分かっているわよ……おほぉん、改めてよく来てくださいましたわね。私がこのパーティーの主催者のジュリルよ。今日は楽しんで行ってくださいまし」
ジュリルはザ・お嬢様と言う感じで私たちに対応してくると、スッと後ろからお付きのメイドさんがメニュー表を机に置いて来た。
「今日はめでたい日と、ジュリル様から伺っておりますので特別メニューとなっています。ご注文がお決まり次第、及び下さい」
「ご丁寧にありがとうございます」
「っ……い、いえ」
レオンの優しい微笑みに、メイドさんは頬を少し赤らめて俯いた。
するとそんなメイドを見たジュリルが、小声で「ここはもういいから」と言うとメイドは軽く頷いて私たちに一礼して戻っていた。
「レオン、久しぶりだけどそんなにかしこまらなくていいわよ。学院では普通でいいと言ったでしょ」
「すいません」
「もう謝らなくていいわ。それより、一緒に連れて来たそちらの彼女とはどう言う関係かしら?」
ジュリルが私の方を見て、レオンに訊ねだした。
ジュリルの反応を見る限り、私がクリスでもアリスとしてもバレてはいないと思い少し安堵した。
「彼女は、ここに来る途中で一緒に来た人とはぐれた人なんですよ。それで、探すついでにここで一休みと思い一緒に来たんです」
「ふ~ん、なるほどね」
そう言うとジュリルは私の姿を上から下までしっかりと見て来た。
私はそんなに見られるとは思っていなかったので、少し恥ずかしくなり俯いた。
「(どうして白衣なんて来てるのかしら? こんなにも目立ちそうな服装なのにはぐれるって、どう言う相手と来たのかしら?)」
「ジュリル様?」
レオンの問いかけにジュリルが反応し、それまで考えていた事に追求はせず私に向かって「見つかるといいわね」と言葉を掛けてくれた。
私はジュリルに軽く一礼して答えた。
そのままジュリルはレオンへと話し掛け始めた。
「それでレオン、他の人にはもう会ったのかしら?」
「えぇ、一応全員には会ってきましたが、オービン先輩だけはまだですね」
「そう……それと体の方は全快したでいいのよね?」
一瞬ジュリルの反応に間があった事に私は気になったが、私が割り込む様な話ではないしそんな立場でもないのでそのまま聞き役になり続けた。
「もちろんです。タツミ先生には感謝しかありません。ご心配おかけしました」
「本当ですわ。まぁ、今日は復帰祝いで呼んだのですから、好きな物を注文しなさい。貴方も遠慮せずに注文して下さいね。それじゃレオン、詳しい事はまた後日」
「はい。今日はお招きありがとうございます」
「今貴方はお客様なんだから、もう少し気を抜きなさい。私と会った時頃の様にでもするといいわ」
それだけ言うとジュリルは私たちの席から離れて行った。
そして何故かレオンは、少し顔を赤くしていた。
その後私たちは、メニュー表から紅茶とそれに合う菓子を注文し、レオンと共の時間を過ごした。
この時の会話は私がクリスとバレない様に、新しく創りだしてしまったアリアと言う人物についての掘り下げをされてタジタジになる私を見てレオンが笑ったり、軽い世間話をしたりと以外にも会話が途切れる事はなかった。
会話内容に制限があるから、もう少し話が途切れて沈黙の時間が流れると思っていたけど、思っていた以上に盛り上がって楽しかったかも。
私はそんな事を思いつつ、席を立ち上がりレオンと共に『喫茶コランダム』を後にした。
それからは、レオンとたわいもない話や魔力についてなど、色んな話をしながらただ歩き、ベンチがある所で一休みをする事にした。
「何か学院祭を回るってより、話している時間が多いわね」
「確かに、でも僕は楽しいよ アリアは嫌かい?」
「っ……べ、別に嫌じゃないよ……」
「それは良かった」
レオンの優しく微笑みかける顔に、私はどう言う顔をしていいか分からず軽く顔をそむけた。
何と言うか、レオンのあの笑顔を直視出来ないんだよね今日。
直視すると何でか胸がキュッとする様な感じだし、何でなんだろうな……
私はこの状態が、フェンによる魔道具実験のせいだと勝手に思い込む様にした。
「それじゃ、次はどこかの出し物をしている所に入ろう――」
と、レオンが言いかけた時だった。
突然目の前にある生徒が現れた。
「聞こえたぞ! 次に行く所がまだ決まっていないなら、うちのクラスに来い!」
そう言って、その生徒は私とレオンの目の前に1枚のビラを差し出して来た。
「『天秤座のハムストリング怪人』?」
「そう! 俺のクラスでは――って、レオンじゃねぇか」
「……ダンデ?」
えっ!? ダンデ!?
私は急に目の前にだされたビラに向けていた目線を一気に上に向けて、突然現れた生徒の顔を見た。
そこには、何故か短パンタンクトップでマントを羽織ったダンデの姿があった。
「うん、まぁ、色々あってね……昨日は来れなかったから、今日になっただけなんだ」
私とレオンがデートと称してやって来た最初の所は、ジュリルがいるクラスの出し物の所であった。
レオンは少し申し訳なさそうな顔をしていたが、昨日レオンにうちの出し物を手伝わせたせいで、今日ここに来ていると私は理解した。
一応レオンは、ジュリルの家の執事的な位置づけだから来る様にでも言われてたんだろうな。
昨日から学院に復帰する事もジュリルは知っていたはずだし、その復帰祝いでもしようと呼んでいたのかもしれないな。
私は勝手にそう思っていると、レオンがジュリルのクラスの方へと歩き出した。
「ごめんよ、ここが最初で。でも、ジュリル様にはバレない様にフォローとかするし、長時間居ないから安心して。顔だけ出したら、直ぐ別の所に行く予定だし」
「気にしないで。そもそも昨日私たちの手伝いをしたから、レオンの予定が狂ってるだけだし」
にしても、初めて女子側のクラスがある方に来たな。
まぁ正確には少し違うんだけど。
今私たちが居る場所は、女子のクラスがある校舎ではあるが実際にはここの上の階で女子は授業などを行っている。
この場所は移動教室時に使われる階であり、これ以上上の階には行けない様になっているのだ。
基本的に女子クラスには男子も一般人も入れない場所となっており、学院祭の時はその下の階を解放しそこで各クラスの出し物を行っているのである。
私たちがジュリルのクラスの前に辿り着くと、そこには『喫茶コランダム』と書かれていた。
へぇ~ジュリルのクラスも喫茶店をやっているのか。
そしてレオンがクラスの扉を開くと、中から声を掛けられた。
「いらっしゃいませ」
「っ!?」
私はレオンの後に付いて教室に入り、その光景に目を疑った。
そこにはコランダムの生徒たちがメイド服を着ていたり、執事服を着ており、各テーブルの接客をしていた。
まるでそこは、私たちが城主に招かれた客人の様にもてなされる場所の様な所であった。
私が驚いて周囲を見ていると、レオンに1人のメイド服を着た人が近付いて来て軽く一礼してから話し出した。
「いらっしゃいませ、お客様。本日は、我が主主催のパーティーにようこそいらっしゃいました。早速席へとご案内いたします」
そのままレオンはメイド服を着た人の後に付いて行ったので、私は遅れて離れない様にレオンに付いて行った。
私たちは席に案内されると、そこには執事服を来た人とメイド服を来た人が1人ずつ立っており、私たちが椅子に座る時に椅子を引いて座らせてくれた。
そして案内してくれた人と椅子を担当してくれた人たちは、私たちに一礼すると一度何処か行ってしまった。
な、何だこれ……物凄い丁重に扱われる……あれ、ここの生徒だよね?
私は家にいるメイドたちくらいに同じ様な仕事をするので、一瞬生徒である事を疑った。
すると私たちの席に1人のメイドと明らかに目立つドレス服を着た人がやって来た。
「やっと来たのねレオン。昨日来ると言っていたのに、何をしていたの?」
その声にレオンは席から立って、軽く頭を下げた。
「申し訳ありません。クラスの皆に捕まってしまって、色々と手伝いをしていたら時間がなくなってしまいまして」
「それなら何か連絡くらいしなさい。何かあったのかと思うじゃない」
「本当に申し訳ありません、ジュリル様。以後、このような事はない様にしますので」
レオンが頭を下げた相手は、豪華なドレス服を着たジュリルであった。
「ジュリル様、設定を忘れずに」
「分かっているわよ……おほぉん、改めてよく来てくださいましたわね。私がこのパーティーの主催者のジュリルよ。今日は楽しんで行ってくださいまし」
ジュリルはザ・お嬢様と言う感じで私たちに対応してくると、スッと後ろからお付きのメイドさんがメニュー表を机に置いて来た。
「今日はめでたい日と、ジュリル様から伺っておりますので特別メニューとなっています。ご注文がお決まり次第、及び下さい」
「ご丁寧にありがとうございます」
「っ……い、いえ」
レオンの優しい微笑みに、メイドさんは頬を少し赤らめて俯いた。
するとそんなメイドを見たジュリルが、小声で「ここはもういいから」と言うとメイドは軽く頷いて私たちに一礼して戻っていた。
「レオン、久しぶりだけどそんなにかしこまらなくていいわよ。学院では普通でいいと言ったでしょ」
「すいません」
「もう謝らなくていいわ。それより、一緒に連れて来たそちらの彼女とはどう言う関係かしら?」
ジュリルが私の方を見て、レオンに訊ねだした。
ジュリルの反応を見る限り、私がクリスでもアリスとしてもバレてはいないと思い少し安堵した。
「彼女は、ここに来る途中で一緒に来た人とはぐれた人なんですよ。それで、探すついでにここで一休みと思い一緒に来たんです」
「ふ~ん、なるほどね」
そう言うとジュリルは私の姿を上から下までしっかりと見て来た。
私はそんなに見られるとは思っていなかったので、少し恥ずかしくなり俯いた。
「(どうして白衣なんて来てるのかしら? こんなにも目立ちそうな服装なのにはぐれるって、どう言う相手と来たのかしら?)」
「ジュリル様?」
レオンの問いかけにジュリルが反応し、それまで考えていた事に追求はせず私に向かって「見つかるといいわね」と言葉を掛けてくれた。
私はジュリルに軽く一礼して答えた。
そのままジュリルはレオンへと話し掛け始めた。
「それでレオン、他の人にはもう会ったのかしら?」
「えぇ、一応全員には会ってきましたが、オービン先輩だけはまだですね」
「そう……それと体の方は全快したでいいのよね?」
一瞬ジュリルの反応に間があった事に私は気になったが、私が割り込む様な話ではないしそんな立場でもないのでそのまま聞き役になり続けた。
「もちろんです。タツミ先生には感謝しかありません。ご心配おかけしました」
「本当ですわ。まぁ、今日は復帰祝いで呼んだのですから、好きな物を注文しなさい。貴方も遠慮せずに注文して下さいね。それじゃレオン、詳しい事はまた後日」
「はい。今日はお招きありがとうございます」
「今貴方はお客様なんだから、もう少し気を抜きなさい。私と会った時頃の様にでもするといいわ」
それだけ言うとジュリルは私たちの席から離れて行った。
そして何故かレオンは、少し顔を赤くしていた。
その後私たちは、メニュー表から紅茶とそれに合う菓子を注文し、レオンと共の時間を過ごした。
この時の会話は私がクリスとバレない様に、新しく創りだしてしまったアリアと言う人物についての掘り下げをされてタジタジになる私を見てレオンが笑ったり、軽い世間話をしたりと以外にも会話が途切れる事はなかった。
会話内容に制限があるから、もう少し話が途切れて沈黙の時間が流れると思っていたけど、思っていた以上に盛り上がって楽しかったかも。
私はそんな事を思いつつ、席を立ち上がりレオンと共に『喫茶コランダム』を後にした。
それからは、レオンとたわいもない話や魔力についてなど、色んな話をしながらただ歩き、ベンチがある所で一休みをする事にした。
「何か学院祭を回るってより、話している時間が多いわね」
「確かに、でも僕は楽しいよ アリアは嫌かい?」
「っ……べ、別に嫌じゃないよ……」
「それは良かった」
レオンの優しく微笑みかける顔に、私はどう言う顔をしていいか分からず軽く顔をそむけた。
何と言うか、レオンのあの笑顔を直視出来ないんだよね今日。
直視すると何でか胸がキュッとする様な感じだし、何でなんだろうな……
私はこの状態が、フェンによる魔道具実験のせいだと勝手に思い込む様にした。
「それじゃ、次はどこかの出し物をしている所に入ろう――」
と、レオンが言いかけた時だった。
突然目の前にある生徒が現れた。
「聞こえたぞ! 次に行く所がまだ決まっていないなら、うちのクラスに来い!」
そう言って、その生徒は私とレオンの目の前に1枚のビラを差し出して来た。
「『天秤座のハムストリング怪人』?」
「そう! 俺のクラスでは――って、レオンじゃねぇか」
「……ダンデ?」
えっ!? ダンデ!?
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