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第238話 翌日、そして
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「はぁ~……」
「どうしたのクリス? 今日ずっとため息ついてない?」
「え? そう? そんな事ないと思うけど……はぁ~」
「ほら、またため息ついた」
前の席に座るシンリが、私の方を向いて話し掛けて来る。
だが私は、肘を机について顎に手を置いてもう一度ため息をつく。
するとそこにノルマが通りかかる。
「どうしたんだ、クリス。今日の授業上の空状態じゃなかったか?」
「そう、かな?」
「ノルマ、もう少し言ってくれよ。クリスの奴話聞いている様で全然聞いてないんだから」
「まぁ、昨日まで学院祭だったし今日の授業に身が入らないのは仕方ないんじゃない?」
「そうかもしんねけど、何かそうじゃない様な感じがするんだよな~」
「シンリの考え過ぎじゃない?」
そこで廊下から教員がノルマを呼んだので、そこでノルマは廊下へと出て行ってしまう。
「なぁクリス、やっぱ学院祭で何かあったろ?」
「いや、別に何もないよ」
私はシンリの顔ではなく、黒板の方をボーっと見る様に答えるとシンリは納得してない感じで首を傾げて向けて来ていた体を前に戻した。
はぁ~……ダメだ。
全然今日の事が頭に入らない。
学院祭が終わり今日から普通の授業が始まっていたが、私は朝から別の事に意識が行ってしまい全然授業などに集中出来ていなかった。
その原因となっている別の事と言うのは、昨日の後夜祭でルークから告白された事についてだ。
あれはふざけてとか、からかうとかじゃないのは真剣な表情と真っすぐに私の目を見つめて言っていた言葉から分かる。
それに以前にも似たような事を言われたけど、あの時は何と言うか口が滑ったと言うか、ただ伝えたと言う感じだったけど、昨日のはそんなんじゃなかった。
私からの答えをもらう為に、覚悟して言って来た感じだった。
ルークからの好意は分からない訳じゃなかった。
でも、それは異性と言うとより人や友人としての好意だと私は思っていた……いや、そう思う様にしていたんだ。
私はそんなに鈍感じゃない方だと思っているし、ルークからの気持ちも気付いてはいたが、それに答えようと言う気持ちはなかった。
だからこそ、別の風に思う様にして避けて来た。
別にルークが嫌いって訳じゃないけど、物凄く好きって訳でもない……色々と助けてくれたりするし、この学院で素に近い感じで話せる数少ない人だから少し気を許しているって感じかな。
今までにもルーク以外の好意の言葉を受けたり、感じてはいるけど、それに対しては何となく切り返せば切り抜けられる様な感じだったから、そうして来たけど今回は逃げる事すら出来ない状況だ。
あんな真正面から告白されたら、答えを出さざる追えないじゃんか! しかもあんな雰囲気で言って来るわ、変なタイミングで体も元に戻るし、ルークは告白して答えを迫って来ないでそのまま帰るし、本当になんなの! ……はぁ~もう嫌。
私は机に突っ伏した。
今まで人を好意的に好きになった事がない訳じゃないけど、イマイチ恋とか恋愛とかがどう言う感情になればそうだと言えるのか分からないし、ましてや正面からの告白なんて初めてで混乱だよ。
ルークとは朝から顔が見れないし、一方的に意識してるのがバレる。
てか、あんな事されて意識しない人なんていないよね!? あ~こんな時にマリアが居れば~……
私はそう思いつつ、チラッと突っ伏した状態からルークの方を見る。
その時ルークはと言うといつも通りで、何事もなかったよに話していたりしていた。
え、何こんな気持ちなのは私だけ? 告白したからスキッリしましたってか? あ~なんてもんを私に押し付けてくれるんだよルーク! 私はアンタのせいで頭抱えてるんだっての!
私がそんな視線を向けていると、ルークがこちらを振り向きそうになったので私はスッと顔を戻し突っ伏した状態にした。
「どうしたルーク?」
「いや、何でもない。それで例の方はどうだガウェン?」
「中々てこずってる。試作をいくつか作ったが、どれも期待より低い物でな、一から組み立て直し作業中だ」
「そうか。悪いな、変な事に付き合ってもらって」
「そんな事ねぇよ。俺がお前の話を聞いて引き受けた事だしな。それに、俺の技術向上にもなるし悪い事なんて何もねぇよ」
「ありがとう、ガウェン」
「お前がお礼を言う様になるとはね。半年前の俺に言っても信じないぞ。まぁ、次の試作品が出来たら一度お前にも見せるから、そん時は感想頼む」
ガウェンの言葉にルークは頷くと、ガウェンは机に向かいノートを開き書きかけの設計図の続きを書き始めた。
ルークは机の中にしまっていた物をカバンへとしまい始め、帰る準備をし始める。
「(今日も後は、担当教師からの話を聞いて終わりだ。学院祭の次の日だから、どの授業も通常通りだったか。ライラックやリーガは完全にぶっ倒れてるな)」
そんな姿を見てルークは軽く笑う。
他の皆の状態は同じ様に疲れている者もいれば、ケロッとしている者もいて人それぞれだなと思っていると、クリスの所で視線が止まる。
そしてルークも昨日の事を思い出し、そのまま視線を外して反対の方を向いた。
「(……もう言っちまったものは仕方ない。でも、別に後悔もしてないし嘘でもない……でも、あそこであんな告白をするつもりは元々はなかった。雰囲気と言うか、気持ちが抑え付けられなくなってそのまま口から出た感じだった)」
ルークはその時の事を思い出して、少し恥ずかしくなり耳が赤くなる。
そして少し心臓の鼓動も早くなった。
「(気まずい、よな……アリスとはあれから話してもないし、顔もまともに見てない。たぶん向こうもそうだろうな……あ~あの時逃げる様に帰ったのが悪かったな……)」
ルークは昨日の行動の反省をしつつも、告白自体はいつか改めて自分からしようとしていた事だったので、反射的な事ではあったが出来たこと自体にはホッとしていた。
それに昨日は以前の時の様に、アリスが逃げる様な事にはならず受けとめられ方が違ったのだろかと思っていた。
「(現に、アリス自身もいつもと様子が違うし、少しは関係性を変えられたか? それとも、壊しちまったか、だな……)」
ルークはそう思いながら窓の方を見つめた。
そんなルークを教室の黒板前にある教卓から隠れる様に見つめているトウマがいた。
「トウマ、お前そこで何やってるんだ?」
「シッ! アルジュ今観察中だから黙って」
「はぁ~また分けわからん事を」
アルジュは呆れた表情でため息をついて、トウマから視線を外した。
「(ぜっっったいにあいつら何かあったな。クリスの様子も変だし、ルークもクリスから視線を外すし、これで何もなかったわけがない。そう俺の直感が言っているんだ)」
トウマは鋭い目でクリスとルークの事をそれぞれ見ていると、背後から声を掛けられる。
「何をしているんだ?」
「今とても重要な事をしているんだから、話し掛けるなよ」
そう言ってトウマは背後に誰が居るか見ずに、軽く手で払う。
「ほ~う、そんなに重要な事なのか? トウマ」
「そうだって言っているだ……ろ……えっ」
そこでようやくトウマが振り返ると、そこには物凄い笑顔で拳を握っている担当教員が立っていた。
「い、いや~今のは何と言うか冗談と言いますか、ちょっとした息抜き的な……」
「はぁ~誰が居るかくらい確認はしろ。もういいから、早く席に着け」
トウマはそう言われて、謝りながら素早く自席へと戻って行った。
担当教員が来た事で、立っていた生徒も自席へと戻った。
「よし、全員揃ったな。それじゃ、帰宅前の話とか諸々を始めるぞ」
その声掛けに、教室の皆から「は~い」と少し気の抜けた声が返って来た。
「まずは、学院祭無事に何事もなく終了してうちのクラスの人気も凄くて、売上ランキングにも載ってたぞ。気になる奴は、大食堂に張り出されてるから見てくれ」
そのまま担当教員は連絡事項をそのまま続けて行った。
「ひとまず、普通の連絡事項は以上。あと1つ超大切な連絡事項がある。第二期期末試験は来月だから、イベント続きで気が緩んでいる様だから気を引き締める様に! 以上」
「どうしたのクリス? 今日ずっとため息ついてない?」
「え? そう? そんな事ないと思うけど……はぁ~」
「ほら、またため息ついた」
前の席に座るシンリが、私の方を向いて話し掛けて来る。
だが私は、肘を机について顎に手を置いてもう一度ため息をつく。
するとそこにノルマが通りかかる。
「どうしたんだ、クリス。今日の授業上の空状態じゃなかったか?」
「そう、かな?」
「ノルマ、もう少し言ってくれよ。クリスの奴話聞いている様で全然聞いてないんだから」
「まぁ、昨日まで学院祭だったし今日の授業に身が入らないのは仕方ないんじゃない?」
「そうかもしんねけど、何かそうじゃない様な感じがするんだよな~」
「シンリの考え過ぎじゃない?」
そこで廊下から教員がノルマを呼んだので、そこでノルマは廊下へと出て行ってしまう。
「なぁクリス、やっぱ学院祭で何かあったろ?」
「いや、別に何もないよ」
私はシンリの顔ではなく、黒板の方をボーっと見る様に答えるとシンリは納得してない感じで首を傾げて向けて来ていた体を前に戻した。
はぁ~……ダメだ。
全然今日の事が頭に入らない。
学院祭が終わり今日から普通の授業が始まっていたが、私は朝から別の事に意識が行ってしまい全然授業などに集中出来ていなかった。
その原因となっている別の事と言うのは、昨日の後夜祭でルークから告白された事についてだ。
あれはふざけてとか、からかうとかじゃないのは真剣な表情と真っすぐに私の目を見つめて言っていた言葉から分かる。
それに以前にも似たような事を言われたけど、あの時は何と言うか口が滑ったと言うか、ただ伝えたと言う感じだったけど、昨日のはそんなんじゃなかった。
私からの答えをもらう為に、覚悟して言って来た感じだった。
ルークからの好意は分からない訳じゃなかった。
でも、それは異性と言うとより人や友人としての好意だと私は思っていた……いや、そう思う様にしていたんだ。
私はそんなに鈍感じゃない方だと思っているし、ルークからの気持ちも気付いてはいたが、それに答えようと言う気持ちはなかった。
だからこそ、別の風に思う様にして避けて来た。
別にルークが嫌いって訳じゃないけど、物凄く好きって訳でもない……色々と助けてくれたりするし、この学院で素に近い感じで話せる数少ない人だから少し気を許しているって感じかな。
今までにもルーク以外の好意の言葉を受けたり、感じてはいるけど、それに対しては何となく切り返せば切り抜けられる様な感じだったから、そうして来たけど今回は逃げる事すら出来ない状況だ。
あんな真正面から告白されたら、答えを出さざる追えないじゃんか! しかもあんな雰囲気で言って来るわ、変なタイミングで体も元に戻るし、ルークは告白して答えを迫って来ないでそのまま帰るし、本当になんなの! ……はぁ~もう嫌。
私は机に突っ伏した。
今まで人を好意的に好きになった事がない訳じゃないけど、イマイチ恋とか恋愛とかがどう言う感情になればそうだと言えるのか分からないし、ましてや正面からの告白なんて初めてで混乱だよ。
ルークとは朝から顔が見れないし、一方的に意識してるのがバレる。
てか、あんな事されて意識しない人なんていないよね!? あ~こんな時にマリアが居れば~……
私はそう思いつつ、チラッと突っ伏した状態からルークの方を見る。
その時ルークはと言うといつも通りで、何事もなかったよに話していたりしていた。
え、何こんな気持ちなのは私だけ? 告白したからスキッリしましたってか? あ~なんてもんを私に押し付けてくれるんだよルーク! 私はアンタのせいで頭抱えてるんだっての!
私がそんな視線を向けていると、ルークがこちらを振り向きそうになったので私はスッと顔を戻し突っ伏した状態にした。
「どうしたルーク?」
「いや、何でもない。それで例の方はどうだガウェン?」
「中々てこずってる。試作をいくつか作ったが、どれも期待より低い物でな、一から組み立て直し作業中だ」
「そうか。悪いな、変な事に付き合ってもらって」
「そんな事ねぇよ。俺がお前の話を聞いて引き受けた事だしな。それに、俺の技術向上にもなるし悪い事なんて何もねぇよ」
「ありがとう、ガウェン」
「お前がお礼を言う様になるとはね。半年前の俺に言っても信じないぞ。まぁ、次の試作品が出来たら一度お前にも見せるから、そん時は感想頼む」
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「(今日も後は、担当教師からの話を聞いて終わりだ。学院祭の次の日だから、どの授業も通常通りだったか。ライラックやリーガは完全にぶっ倒れてるな)」
そんな姿を見てルークは軽く笑う。
他の皆の状態は同じ様に疲れている者もいれば、ケロッとしている者もいて人それぞれだなと思っていると、クリスの所で視線が止まる。
そしてルークも昨日の事を思い出し、そのまま視線を外して反対の方を向いた。
「(……もう言っちまったものは仕方ない。でも、別に後悔もしてないし嘘でもない……でも、あそこであんな告白をするつもりは元々はなかった。雰囲気と言うか、気持ちが抑え付けられなくなってそのまま口から出た感じだった)」
ルークはその時の事を思い出して、少し恥ずかしくなり耳が赤くなる。
そして少し心臓の鼓動も早くなった。
「(気まずい、よな……アリスとはあれから話してもないし、顔もまともに見てない。たぶん向こうもそうだろうな……あ~あの時逃げる様に帰ったのが悪かったな……)」
ルークは昨日の行動の反省をしつつも、告白自体はいつか改めて自分からしようとしていた事だったので、反射的な事ではあったが出来たこと自体にはホッとしていた。
それに昨日は以前の時の様に、アリスが逃げる様な事にはならず受けとめられ方が違ったのだろかと思っていた。
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ルークはそう思いながら窓の方を見つめた。
そんなルークを教室の黒板前にある教卓から隠れる様に見つめているトウマがいた。
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「(ぜっっったいにあいつら何かあったな。クリスの様子も変だし、ルークもクリスから視線を外すし、これで何もなかったわけがない。そう俺の直感が言っているんだ)」
トウマは鋭い目でクリスとルークの事をそれぞれ見ていると、背後から声を掛けられる。
「何をしているんだ?」
「今とても重要な事をしているんだから、話し掛けるなよ」
そう言ってトウマは背後に誰が居るか見ずに、軽く手で払う。
「ほ~う、そんなに重要な事なのか? トウマ」
「そうだって言っているだ……ろ……えっ」
そこでようやくトウマが振り返ると、そこには物凄い笑顔で拳を握っている担当教員が立っていた。
「い、いや~今のは何と言うか冗談と言いますか、ちょっとした息抜き的な……」
「はぁ~誰が居るかくらい確認はしろ。もういいから、早く席に着け」
トウマはそう言われて、謝りながら素早く自席へと戻って行った。
担当教員が来た事で、立っていた生徒も自席へと戻った。
「よし、全員揃ったな。それじゃ、帰宅前の話とか諸々を始めるぞ」
その声掛けに、教室の皆から「は~い」と少し気の抜けた声が返って来た。
「まずは、学院祭無事に何事もなく終了してうちのクラスの人気も凄くて、売上ランキングにも載ってたぞ。気になる奴は、大食堂に張り出されてるから見てくれ」
そのまま担当教員は連絡事項をそのまま続けて行った。
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