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第243話 第二期期末試験について
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学院祭が終了してから、早くて12日が経った。
季節も冬に変わりつつあり、来週から暦も12月に入る事から学院内では期末試験の雰囲気が出始めていた。
私はと言うと、あれから何か大きな変化があった事もなく、第二期期末試験に向けて勉強をただ進めていただけである。
悩み事についても、少し答えを出そうと考えたりはしたが答えが出る事がなかったので、結局は勉強で気を逸らしていたのだ。
その為、ルークとの距離感は微妙な距離感であった。
全く話さない訳でもなく、以前の様にルークがちょっかいをかけて来る事もない状態の日々が続いた。
クラスでもそんな微妙な距離感に皆は気付いていたが、第二期期末試験が近いからではないかと言う勝手な解釈でそこまで気にしてはいなかった。
変わった事と言うと、トウマがよく話し掛けて来る様になった事くらいだった。
以前ならちょっとうざいくらい付きまとって来て、面倒だなと思っていたかもしれないが、今はトウマが話し掛けて来てくれる事で気がまぎれると言うか、悩みごとへ意識が向き後ろ向きになりそうな所を前へと引っ張ってくれる感じがして助かっている。
だからトウマには感謝している。
そしてそんな日々を過ごして遂に、今日の授業終わりに第二期期末試験の実力試験の内容についての説明があると言われ、クラスの皆は担当教員が来るまで各々自由な事をして待っていた。
「でよ、そこでリーガの奴が何したと思う?」
「えぇ? まだ何かしたのか?」
「あははは。ちょ、ちょっと待って、待って。笑い過ぎてお腹痛いから、待ってよ」
「おいトウマ、あんまり言ってやるなよ。リーガが可愛そうだろ」
「ライラック、お前俺の方を見てにやけながら言う事じゃねぇだろ! つうかトウマもそれ以上言うなよ! あの頃はまだ若かったんだよ!」
「悪い悪い。分かったって。もう止めるよ」
トウマがそう言うとリーガは耳を真っ赤にしてそっぽを向いた。
トウマたちは、私とシンリの席にやって来て担当教員が来るまで雑談をしてくれていた。
私やシンリはトウマたちの昔の話を笑って聞きていた。
特にシンリは、その話がツボにはまったのかお腹が痛くなるまで笑っていた。
するとそこで教室の扉が開き、担当教員が入って来た。
「おいお前ら~席に戻れ~。連絡事項を始めるぞ」
担当教員の言葉に、席を離れていた人たちが自席へと戻り始め、全員が席に着いた所で担当教員が話し始めた。
「それじゃ、今日の連絡事項を始めるぞ。まぁ、と言うっても朝言った通りほとんどは第二期期末試験の事だ。それじゃまず試験日程からだ」
そう言って担当教員は、黒板に向けて魔道具で映像を映して説明を始めた。
第二期期末試験は、12月の中旬から第一期期末試験同様の日程で行われる。
計3日間で、最初の2日間で学科試験で6教科の試験が行われる。
ここまでは第一期期末試験と同じであった。
そして次に実力試験の内容についてだ。
前回は、ゴーレム勝負で総渡りのリーグ戦方式で学科試験の順位でリーグを分けていたが、今回の実力試験の内容は全く異なる内容であった。
「詳しくはまだ言えないが、今回の実力試験はダンジョン捜索だ」
「「ダンジョン捜索!?」」
担当教員の言葉に、大半の皆が声を揃えて訊き返した。
「ダンジョン捜索と言っても、どこか学院外に出て行く訳じゃないからな。イメージとしては、夏合宿の初日カリキュラムの様な感じだ」
夏合宿の初日カリキュラムってたしか……チームで宝探し的な感じで、地図を貰って対象物の回収だったなか?
私は夏合宿の時の事を思い出し、試験をイメージをしていた。
するとアルジュが質問をした。
「確かあの時はチームを組んで行っていたと思いますが、今回もチームを組むという事ですか?」
「あぁ、その通りだ」
「そのチームはどう決まるんですか? もしかして、前回の様に学科試験の順位なんですか?」
アルジュの質問は私も気になっていた事であった。
確かに前回の様なチーム分けだと、能力差が出てしまい実力試験としてそれはいいのかと思っていた所であった。
担当教員はアルジュの質問に、首を横に振って答えた。
そして、同時に映像が切り替わった。
「今回のチーム分けはランダムだ。それと現状3人1チーム予定だ。もしかしたら、アルジュが言ったように前回と似たようなチームになる事もあり得る。チームに関しては運だと思ってくれ」
「分かりました。あともう1つだけ、今3人1チームだと言っていましたが、それだとクラスで1人足りないチームが出来ませんか?」
確かに、言われて見ればそうだ。
うちのクラスは20人。
3人1チームだとすると、7チーム出来るけど内1チームだけは2人になっちゃうよね。
「そこについては理解している。それと対応についてもある程度決まっているが、まだ言える事は出来ない。だけど、他のチームと差が出る様な事にはならないとだけ言っておく」
その答えにアルジュは「分かりました」と返事をした。
「詳細な事については試験当日に説明をする。今回はざっくりの説明しか出来ない。前回の実力試験は個人戦であったが、今回はチームとして試験だと言う事を頭に入れておくこと。それじゃ、他に質問あるか? 答えられる範囲で答えはするぞ」
そして、簡単な質疑応答の時間が始まった。
そこでは試験場所についての質問が多かったが、担当教員もそれについては詳しく答える事はなく、試験当日まで待つように答えた。
「他に質問がなければ、これでおしまいだ。他に連絡事項もないので、解散」
担当教員は映像を映していた魔道具を持って、教室から出て行った。
クラスの皆も立ち上がりバックを持って帰る人や近くの人と話している人など様々であった。
私は大図書館に本を返す用事があったので、帰ろうと誘ってくれたトウマやシンリたちを断って教室を後にした。
大図書館にて本を返したついでに、新しく目が止まった本を借りて寮へと戻った。
また借りてしまった……でも、面白そうな題材だったから仕方ないよね。
にしても、今日は大図書館に人が多かったな。
やっぱり試験が近いと皆勉強をする為に行くのかな? 色んな教材の本とか一杯あるから、分からなくない。
そんな事を考えながら自室へ戻ると、部屋にはシンもまだ戻って来ておらず私1人だけであった。
「シンはまだ返って来てないのか。それじゃ、ささっとシャワーだけ浴びちゃおうかな」
私はシャワーを浴びる準備を急いで始めると、そこへ扉をノックする音がして来たので、咄嗟に準備していた物を隠して返事をした。
そのまま扉に近付いて扉を開けると、そこに居たのは思いもしない人物であった。
「は~い。誰です……えっ!?」
「久しぶりね、クリス」
そこに居たのは、エリスであった。
季節も冬に変わりつつあり、来週から暦も12月に入る事から学院内では期末試験の雰囲気が出始めていた。
私はと言うと、あれから何か大きな変化があった事もなく、第二期期末試験に向けて勉強をただ進めていただけである。
悩み事についても、少し答えを出そうと考えたりはしたが答えが出る事がなかったので、結局は勉強で気を逸らしていたのだ。
その為、ルークとの距離感は微妙な距離感であった。
全く話さない訳でもなく、以前の様にルークがちょっかいをかけて来る事もない状態の日々が続いた。
クラスでもそんな微妙な距離感に皆は気付いていたが、第二期期末試験が近いからではないかと言う勝手な解釈でそこまで気にしてはいなかった。
変わった事と言うと、トウマがよく話し掛けて来る様になった事くらいだった。
以前ならちょっとうざいくらい付きまとって来て、面倒だなと思っていたかもしれないが、今はトウマが話し掛けて来てくれる事で気がまぎれると言うか、悩みごとへ意識が向き後ろ向きになりそうな所を前へと引っ張ってくれる感じがして助かっている。
だからトウマには感謝している。
そしてそんな日々を過ごして遂に、今日の授業終わりに第二期期末試験の実力試験の内容についての説明があると言われ、クラスの皆は担当教員が来るまで各々自由な事をして待っていた。
「でよ、そこでリーガの奴が何したと思う?」
「えぇ? まだ何かしたのか?」
「あははは。ちょ、ちょっと待って、待って。笑い過ぎてお腹痛いから、待ってよ」
「おいトウマ、あんまり言ってやるなよ。リーガが可愛そうだろ」
「ライラック、お前俺の方を見てにやけながら言う事じゃねぇだろ! つうかトウマもそれ以上言うなよ! あの頃はまだ若かったんだよ!」
「悪い悪い。分かったって。もう止めるよ」
トウマがそう言うとリーガは耳を真っ赤にしてそっぽを向いた。
トウマたちは、私とシンリの席にやって来て担当教員が来るまで雑談をしてくれていた。
私やシンリはトウマたちの昔の話を笑って聞きていた。
特にシンリは、その話がツボにはまったのかお腹が痛くなるまで笑っていた。
するとそこで教室の扉が開き、担当教員が入って来た。
「おいお前ら~席に戻れ~。連絡事項を始めるぞ」
担当教員の言葉に、席を離れていた人たちが自席へと戻り始め、全員が席に着いた所で担当教員が話し始めた。
「それじゃ、今日の連絡事項を始めるぞ。まぁ、と言うっても朝言った通りほとんどは第二期期末試験の事だ。それじゃまず試験日程からだ」
そう言って担当教員は、黒板に向けて魔道具で映像を映して説明を始めた。
第二期期末試験は、12月の中旬から第一期期末試験同様の日程で行われる。
計3日間で、最初の2日間で学科試験で6教科の試験が行われる。
ここまでは第一期期末試験と同じであった。
そして次に実力試験の内容についてだ。
前回は、ゴーレム勝負で総渡りのリーグ戦方式で学科試験の順位でリーグを分けていたが、今回の実力試験の内容は全く異なる内容であった。
「詳しくはまだ言えないが、今回の実力試験はダンジョン捜索だ」
「「ダンジョン捜索!?」」
担当教員の言葉に、大半の皆が声を揃えて訊き返した。
「ダンジョン捜索と言っても、どこか学院外に出て行く訳じゃないからな。イメージとしては、夏合宿の初日カリキュラムの様な感じだ」
夏合宿の初日カリキュラムってたしか……チームで宝探し的な感じで、地図を貰って対象物の回収だったなか?
私は夏合宿の時の事を思い出し、試験をイメージをしていた。
するとアルジュが質問をした。
「確かあの時はチームを組んで行っていたと思いますが、今回もチームを組むという事ですか?」
「あぁ、その通りだ」
「そのチームはどう決まるんですか? もしかして、前回の様に学科試験の順位なんですか?」
アルジュの質問は私も気になっていた事であった。
確かに前回の様なチーム分けだと、能力差が出てしまい実力試験としてそれはいいのかと思っていた所であった。
担当教員はアルジュの質問に、首を横に振って答えた。
そして、同時に映像が切り替わった。
「今回のチーム分けはランダムだ。それと現状3人1チーム予定だ。もしかしたら、アルジュが言ったように前回と似たようなチームになる事もあり得る。チームに関しては運だと思ってくれ」
「分かりました。あともう1つだけ、今3人1チームだと言っていましたが、それだとクラスで1人足りないチームが出来ませんか?」
確かに、言われて見ればそうだ。
うちのクラスは20人。
3人1チームだとすると、7チーム出来るけど内1チームだけは2人になっちゃうよね。
「そこについては理解している。それと対応についてもある程度決まっているが、まだ言える事は出来ない。だけど、他のチームと差が出る様な事にはならないとだけ言っておく」
その答えにアルジュは「分かりました」と返事をした。
「詳細な事については試験当日に説明をする。今回はざっくりの説明しか出来ない。前回の実力試験は個人戦であったが、今回はチームとして試験だと言う事を頭に入れておくこと。それじゃ、他に質問あるか? 答えられる範囲で答えはするぞ」
そして、簡単な質疑応答の時間が始まった。
そこでは試験場所についての質問が多かったが、担当教員もそれについては詳しく答える事はなく、試験当日まで待つように答えた。
「他に質問がなければ、これでおしまいだ。他に連絡事項もないので、解散」
担当教員は映像を映していた魔道具を持って、教室から出て行った。
クラスの皆も立ち上がりバックを持って帰る人や近くの人と話している人など様々であった。
私は大図書館に本を返す用事があったので、帰ろうと誘ってくれたトウマやシンリたちを断って教室を後にした。
大図書館にて本を返したついでに、新しく目が止まった本を借りて寮へと戻った。
また借りてしまった……でも、面白そうな題材だったから仕方ないよね。
にしても、今日は大図書館に人が多かったな。
やっぱり試験が近いと皆勉強をする為に行くのかな? 色んな教材の本とか一杯あるから、分からなくない。
そんな事を考えながら自室へ戻ると、部屋にはシンもまだ戻って来ておらず私1人だけであった。
「シンはまだ返って来てないのか。それじゃ、ささっとシャワーだけ浴びちゃおうかな」
私はシャワーを浴びる準備を急いで始めると、そこへ扉をノックする音がして来たので、咄嗟に準備していた物を隠して返事をした。
そのまま扉に近付いて扉を開けると、そこに居たのは思いもしない人物であった。
「は~い。誰です……えっ!?」
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