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第278話 実感した恐怖
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「おーい、トウマ見舞いに来てやったぞ!」
「まぁ、そんなに対した事じゃないだろうけどもな」
と、リーガとライラックは陽気よく治療室へやって来ると、そこで目の当たりにしたのは口を塞がれ完全に拘束された状態のトウマが、タツミに解剖されそうな構図であった。
「ん?」
「んー! んん! んんっん! んんーん!」
「「ぎゃー!」」
2人の悲鳴にタツミは「うっさい」と呟き、トウマの腹部に手を当てた。
トウマはリーガたちに視線で助けを求めジタバタする。
それを見た2人がトウマを助けようと近付こうとするが、タツミに睨まれて動きを止めてしまう。
「俺は治療してるだけだ。それを邪魔するって言うなら、お前らどうなるか分かってるんだろうな?」
タツミは2人を脅す言葉を口にすると、リーガとライラックは近付くのを止めその場で足を止める。
それを見たタツミは、トウマの腹部に当てた手をに力を入れ、一気に押し込んだ。
直後トウマが声を上げた後、意識を失った様に静かになる。
「全く手間かけさせやがって。いくつか骨がいきかけてるって言っているのに、聞かねぇからだ」
タツミはその呟いてから、クリームを手にとりトウマの腰や腕、脚などに伸ばすように塗り、最後に勢いよくトウマの額にシートを張り付け治療が終了する。
そのままタツミは奥の方へと進んで行き、リーガとライラックが「トウマ~」と言いながら意識を失っているトウマに駆け寄る。
「トウマー! 心配するな。骨は拾ってやるからな」
「大丈夫。俺たちが最後まで付いててやるから、寂しい事はないぞ」
「「トウマ。安らかに眠れ」」
「(いや、死んでねぇだろ)」
と、リーガとライラックが叫ぶ2つ奥のカーテン越しにルークが心でツッコムと、そこへタツミが現れる。
「ルーク、お前ももう問題ないから帰ってもいいぞ。ピースとガイルも、問題ないから既に返しているしな」
「あぁ」
ルークはベッドに座りながらそう答えるも、動こうとはせず目線を前に向ける。
そこにはクリスが横になって眠っていた。
「何だ、あいつの事が心配か? 叩きのめした本人が、やり過ぎたと反省したか?」
「……あれは、性別とか関係なくぶつかった結果だ。あいつも、それを承知だ」
「そうか。一応言っておくが心配しなくても大丈夫だ。残る様な傷もないし、少し魔力を使い過ぎたから、寝て休む様に言ったんだ」
するとルークは小さく安堵の息をつく。
自分では勝負だとは言っていたが、かなり強力な一撃をぶつけていたので体に傷でも残っていたらと、心配していたのだった。
「(今は男としてのクリスだが、アリスでもある。でも手加減が出来るほどの状況じゃなかった。あいつは思っていた以上に強くなっていた。だから俺はあの時、魔力凝縮を放つ技を咄嗟に改良し放ってしまった。結果、技は問題なく放てたが以前以上の威力だった。もしアリスがあの武装をしていなかったら、もっと大きなダメージだった気がしてならない……)」
ルークは自身の手を見て、自分が一歩間違えればクリスを自分手で再起不能にしかけていたんではないかと考えてしまう。
この日初めてルークは自分の力に恐怖していた。
いくら勝負とはいえ、負けたくないと思っていたからと言ってあれほど威力のある力を大切な人、ましてや好意を寄せている相手に放つ自分は人としてどうなんだと、自問自答を始め出す。
すると様子がおかしいと見抜いたタツミが、ルークの肩を軽く叩き自分の方を向かせる。
「ルーク、何か悔やんでいるなら謝ればいい。お前も本意でなかったならそれも口にだせ。考えると言うのは時と場合によってだが、良くも悪くもあるんだ。言いずらい事かもしれないが、押し込めそれに押し潰されるよりマシだぞ」
「タツミ……」
「たまには人生の先輩の助言を素直に受け取れ。つっても、どうするかはお前次第だ。お前の人生、進む道も選択も決めるのはお前だ」
そう告げるとタツミは、ルークから離れて行き騒いでいるリーガとライラックの方へと向かって行った。
「お前らうるさいぞ。そいつは死んでねぇから騒ぐな。ここは治療室だから、騒ぐなら出てけ」
とタツミが声を出し、リーガとライラックは襟を掴まれて治療室の外へと連れて行かれるのだった。
その後、治療室に残ったのはルーク、クリス、そして意識を失っているトウマだけになった。
部屋は騒がしい奴らが急にいなくなった事で、静寂に包まれていた。
するとルークがベッドから動き始め、ベッドが少しきしむ音が響く。
そのままルークは立ち上がり正面で眠っているクリスの方へと向かい、椅子へと座った。
「んんっ……」
私はそこで目を覚まし、少し寝ボケた状態で起き上がり周囲を見回し、ルークが近くに座っている事を認識した。
「っん~……ルーク?」
ルークは私がタイミングよく起きた事に少し驚いた表情をしていたが、私にはどうしてそんな表情をしているのか分からずにいた。
「ク、クリス、もう大丈夫なのか?」
そう少したどたどしく訊ねて来たルークに私は、徐々に意識がはっきりしてきて、試験後に倒れて治療室に運ばれて来た事を思い出した。
そうだ私、あの後運ばれたんだった……近くにタツミ先生もいないし、てか何でルークが近くに座ってんの? 何かされた?
私は咄嗟に体に落書きとかされていないかと確認する為にあちこちを見始めると、ルークが「変な事は何もしてねぇよ」と私の心を読んだかのような発言をして来た。
「……本当?」
「本当だわ。てか、何されたと思ったんだよ」
「落書きとか」
「子供か、俺は。はぁ~お前に俺はどう見えてんだ……」
「いじめっ子で頑固な、ムカつく第二王子」
私がボソッとそう呟くと、ルークに聞こえていたのか少し睨む様に私の方を見て来たので、私は誤魔化す様に吹けない口笛を吹いた。
「(隠すの下手かよ。まぁ、何にしろいい印象はあまり持たれてないって事か……)」
ルークはその後、少し落ち込んだ表情をする。
私はチラッとその表情が見えてしまい、少し口悪く言い過ぎたかもしれないと思ってしまう。
試験でボコボコにされた事を少しここで晴らそうと思い、直感的に思った事を口にしていたのだ。
さすがにこんな事でへこむようなルークではないし、逆に「だからどうした」とか言い返して来るだろうなと思ったが、全く逆の反応で私は少し戸惑ってしまう。
「……で、でもたまに、本当にたまにだけど、助けて欲しい時に助けてくれる時があるから、少しだけ頼りになる……かな」
「っ! ……そ、そうか……」
私は自分でも口にしていて恥ずかしくなってしまい、直ぐにそっぽを向いた。
そして話を変える為に、何で近くにいたのかを問いかけた。
私は薄々、試験前に約束した事で話をするんだろうなと思いつつ、確認の為と思ってそう問いかけたのだ。
全力でぶつかって私はルークに負けた。
なら、約束通りルークの話をもう一度聞くべきだろう。
今思えばだが、あの時の私は少し感情が高ぶり過ぎていた気がする。
告白の返事をしようと緊張していたら、急にルークからそれはいらないとか言われて、何なんだって思い始めたらもうあんな感じになってしまった。
まぁ、私にもちょっとだけ悪い所はあったけども、あんな喧嘩っぽくなったのは元はと言えばルークがあんな事を言い出したからであって、私はただ答えを伝えるつもりだったのに。
その時の事を思い出して、私は少しモヤモヤし始めているとルークが私の名前を呼んだ。
「クリス……その、だな……え~と」
ん? 何で歯切れが悪そうに話してるんだルークは?
私は首を傾げながらルークの方に視線を向け続けるが、ルークは中々本題に入らず歯切れが悪そうにしゃべり続けた。
そんな姿に私はだんだんとイライラして来てしまう。
な、何なのさっきから! あ~とか、えっと~とかしか言わないじゃない!
「何が言いたいのよ! ……あっ」
私は心で思っていた事がつい口に出てしまい、咄嗟に自分の口を手で覆ったが、それには何の意味はなかった。
するとルークは小さく深呼吸し、唾を飲み込んで口を開いた。
「……った」
「えっ、え?」
「悪かった。俺も余裕がなくて、あそこまで強力な技をぶつけるつもりじゃなかったんだ。本当に悪かった」
ルークはそのまま私に頭を下げて来た。
突然の事に、私は理解が追い付かず固まってしまう。
あ、あれ~……何か私が思っていた事と違うことが始まってる? 何で私謝られてるの?
「まぁ、そんなに対した事じゃないだろうけどもな」
と、リーガとライラックは陽気よく治療室へやって来ると、そこで目の当たりにしたのは口を塞がれ完全に拘束された状態のトウマが、タツミに解剖されそうな構図であった。
「ん?」
「んー! んん! んんっん! んんーん!」
「「ぎゃー!」」
2人の悲鳴にタツミは「うっさい」と呟き、トウマの腹部に手を当てた。
トウマはリーガたちに視線で助けを求めジタバタする。
それを見た2人がトウマを助けようと近付こうとするが、タツミに睨まれて動きを止めてしまう。
「俺は治療してるだけだ。それを邪魔するって言うなら、お前らどうなるか分かってるんだろうな?」
タツミは2人を脅す言葉を口にすると、リーガとライラックは近付くのを止めその場で足を止める。
それを見たタツミは、トウマの腹部に当てた手をに力を入れ、一気に押し込んだ。
直後トウマが声を上げた後、意識を失った様に静かになる。
「全く手間かけさせやがって。いくつか骨がいきかけてるって言っているのに、聞かねぇからだ」
タツミはその呟いてから、クリームを手にとりトウマの腰や腕、脚などに伸ばすように塗り、最後に勢いよくトウマの額にシートを張り付け治療が終了する。
そのままタツミは奥の方へと進んで行き、リーガとライラックが「トウマ~」と言いながら意識を失っているトウマに駆け寄る。
「トウマー! 心配するな。骨は拾ってやるからな」
「大丈夫。俺たちが最後まで付いててやるから、寂しい事はないぞ」
「「トウマ。安らかに眠れ」」
「(いや、死んでねぇだろ)」
と、リーガとライラックが叫ぶ2つ奥のカーテン越しにルークが心でツッコムと、そこへタツミが現れる。
「ルーク、お前ももう問題ないから帰ってもいいぞ。ピースとガイルも、問題ないから既に返しているしな」
「あぁ」
ルークはベッドに座りながらそう答えるも、動こうとはせず目線を前に向ける。
そこにはクリスが横になって眠っていた。
「何だ、あいつの事が心配か? 叩きのめした本人が、やり過ぎたと反省したか?」
「……あれは、性別とか関係なくぶつかった結果だ。あいつも、それを承知だ」
「そうか。一応言っておくが心配しなくても大丈夫だ。残る様な傷もないし、少し魔力を使い過ぎたから、寝て休む様に言ったんだ」
するとルークは小さく安堵の息をつく。
自分では勝負だとは言っていたが、かなり強力な一撃をぶつけていたので体に傷でも残っていたらと、心配していたのだった。
「(今は男としてのクリスだが、アリスでもある。でも手加減が出来るほどの状況じゃなかった。あいつは思っていた以上に強くなっていた。だから俺はあの時、魔力凝縮を放つ技を咄嗟に改良し放ってしまった。結果、技は問題なく放てたが以前以上の威力だった。もしアリスがあの武装をしていなかったら、もっと大きなダメージだった気がしてならない……)」
ルークは自身の手を見て、自分が一歩間違えればクリスを自分手で再起不能にしかけていたんではないかと考えてしまう。
この日初めてルークは自分の力に恐怖していた。
いくら勝負とはいえ、負けたくないと思っていたからと言ってあれほど威力のある力を大切な人、ましてや好意を寄せている相手に放つ自分は人としてどうなんだと、自問自答を始め出す。
すると様子がおかしいと見抜いたタツミが、ルークの肩を軽く叩き自分の方を向かせる。
「ルーク、何か悔やんでいるなら謝ればいい。お前も本意でなかったならそれも口にだせ。考えると言うのは時と場合によってだが、良くも悪くもあるんだ。言いずらい事かもしれないが、押し込めそれに押し潰されるよりマシだぞ」
「タツミ……」
「たまには人生の先輩の助言を素直に受け取れ。つっても、どうするかはお前次第だ。お前の人生、進む道も選択も決めるのはお前だ」
そう告げるとタツミは、ルークから離れて行き騒いでいるリーガとライラックの方へと向かって行った。
「お前らうるさいぞ。そいつは死んでねぇから騒ぐな。ここは治療室だから、騒ぐなら出てけ」
とタツミが声を出し、リーガとライラックは襟を掴まれて治療室の外へと連れて行かれるのだった。
その後、治療室に残ったのはルーク、クリス、そして意識を失っているトウマだけになった。
部屋は騒がしい奴らが急にいなくなった事で、静寂に包まれていた。
するとルークがベッドから動き始め、ベッドが少しきしむ音が響く。
そのままルークは立ち上がり正面で眠っているクリスの方へと向かい、椅子へと座った。
「んんっ……」
私はそこで目を覚まし、少し寝ボケた状態で起き上がり周囲を見回し、ルークが近くに座っている事を認識した。
「っん~……ルーク?」
ルークは私がタイミングよく起きた事に少し驚いた表情をしていたが、私にはどうしてそんな表情をしているのか分からずにいた。
「ク、クリス、もう大丈夫なのか?」
そう少したどたどしく訊ねて来たルークに私は、徐々に意識がはっきりしてきて、試験後に倒れて治療室に運ばれて来た事を思い出した。
そうだ私、あの後運ばれたんだった……近くにタツミ先生もいないし、てか何でルークが近くに座ってんの? 何かされた?
私は咄嗟に体に落書きとかされていないかと確認する為にあちこちを見始めると、ルークが「変な事は何もしてねぇよ」と私の心を読んだかのような発言をして来た。
「……本当?」
「本当だわ。てか、何されたと思ったんだよ」
「落書きとか」
「子供か、俺は。はぁ~お前に俺はどう見えてんだ……」
「いじめっ子で頑固な、ムカつく第二王子」
私がボソッとそう呟くと、ルークに聞こえていたのか少し睨む様に私の方を見て来たので、私は誤魔化す様に吹けない口笛を吹いた。
「(隠すの下手かよ。まぁ、何にしろいい印象はあまり持たれてないって事か……)」
ルークはその後、少し落ち込んだ表情をする。
私はチラッとその表情が見えてしまい、少し口悪く言い過ぎたかもしれないと思ってしまう。
試験でボコボコにされた事を少しここで晴らそうと思い、直感的に思った事を口にしていたのだ。
さすがにこんな事でへこむようなルークではないし、逆に「だからどうした」とか言い返して来るだろうなと思ったが、全く逆の反応で私は少し戸惑ってしまう。
「……で、でもたまに、本当にたまにだけど、助けて欲しい時に助けてくれる時があるから、少しだけ頼りになる……かな」
「っ! ……そ、そうか……」
私は自分でも口にしていて恥ずかしくなってしまい、直ぐにそっぽを向いた。
そして話を変える為に、何で近くにいたのかを問いかけた。
私は薄々、試験前に約束した事で話をするんだろうなと思いつつ、確認の為と思ってそう問いかけたのだ。
全力でぶつかって私はルークに負けた。
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今思えばだが、あの時の私は少し感情が高ぶり過ぎていた気がする。
告白の返事をしようと緊張していたら、急にルークからそれはいらないとか言われて、何なんだって思い始めたらもうあんな感じになってしまった。
まぁ、私にもちょっとだけ悪い所はあったけども、あんな喧嘩っぽくなったのは元はと言えばルークがあんな事を言い出したからであって、私はただ答えを伝えるつもりだったのに。
その時の事を思い出して、私は少しモヤモヤし始めているとルークが私の名前を呼んだ。
「クリス……その、だな……え~と」
ん? 何で歯切れが悪そうに話してるんだルークは?
私は首を傾げながらルークの方に視線を向け続けるが、ルークは中々本題に入らず歯切れが悪そうにしゃべり続けた。
そんな姿に私はだんだんとイライラして来てしまう。
な、何なのさっきから! あ~とか、えっと~とかしか言わないじゃない!
「何が言いたいのよ! ……あっ」
私は心で思っていた事がつい口に出てしまい、咄嗟に自分の口を手で覆ったが、それには何の意味はなかった。
するとルークは小さく深呼吸し、唾を飲み込んで口を開いた。
「……った」
「えっ、え?」
「悪かった。俺も余裕がなくて、あそこまで強力な技をぶつけるつもりじゃなかったんだ。本当に悪かった」
ルークはそのまま私に頭を下げて来た。
突然の事に、私は理解が追い付かず固まってしまう。
あ、あれ~……何か私が思っていた事と違うことが始まってる? 何で私謝られてるの?
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