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第291話 全寮生大集合パーティー
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「はぁ~疲れた」
オービンは2階の休憩所のソファーに腰かける。
すると同じくソファーに座ったミカロスがため息をつく。
「それは俺のセリフだ。ひとまずは、何とか変に喧嘩も起こらずにパーティーを継続出来ているのは幸いだ」
「いや、本当に助かったよミカロス」
「オービン、そう思っているなら今度からは、俺に相談する前に行動に移すのだけは止めてくれ」
「はい……反省してます」
あの後、オービンが皆に状況を説明した後、ミカロスがフォローする様に話を進め、何とかオービン寮の皆を納得させ、他寮の皆も一度落ち着かせたのだ。
これは2人のおかげだけでなく、事前にオービンから誘われていた各寮長と副寮長たちが察して協力した事で何とかまとまっていたのだった。
元々はオービンが最後のパーティーくらい、全寮で楽しくやろうと思い付き、他の寮長たちに声を掛けていたのだった。
しかしこの状況は、去年では考えれない状況であった。
元々各寮が競争相手であり仲良くする様な事はなかったが、オービンたちの代では競争相手ではあったが先輩たちとは違った考えを持っていた。
競争相手ではあるが、敵ではなく手を取り合えるような関係である事が一番いいと思っていたのだ。
互いには全く同じ想いと言う訳ではなかったが、似たような考え方であった。
だが、その時はまだ彼らは上に立つような立場ではなかったので、周りに合わせて過ごしていたが、寮長になり始めて互いに顔を合わせた時に、オービンが己の意思を口にしたのだった。
その結果、偶然にも似たような思考を持っていた事で各寮の関係が大きく変わり始めたのだった。
そしてそれは今年の大運動会にて、後輩たちにも同じ様な流れが生まれ始める。
学院は変わりつつあり、それを象徴する様に今まさに目の前で各寮全員が集まり、楽しく隔たりもなく皆が騒いでいる。
「にしても、結果的にはオービンの想像通りになったんだな。俺は、難しいと思っていたんだがな」
「予定していた流れじゃないし、ミカや皆のお陰さ」
するとそこへやって来たのは、ワイズであった。
「すまなかった。うちのダイモンが勝手に突っ走って」
「いや、ワイズが謝る事じゃない。それに、俺もダイモンの性格を甘く見てた」
「それこそ、我輩が制御する所だった。だが、一瞬だけ目を離したら、もう突入してた」
「だけど、その本人はもう楽しんで下で騒いでるからいいんじゃないのか、ワイズ」
ミカロスはそう言って、ワイズを近くのソファーに座らせる。
「お前も大変なのは知ってる。副寮長の大変さは、副寮長しか分からないからな」
「ミカロス。あはは、お前に言われると妙に納得しちまうな」
「まぁ、今は形式上寮長だがな」
「お~い、俺を仲間外れにするなよミカ」
「たまには副寮長どうして、愚痴りたい時もあるんだよ。それに、こういう場でもあるだろ?」
ミカは珍しくオービンに言い返すと、オービンは「た、確かに……」と呟き引き下がる。
「何だ、もう始めてるのか」
「いい所に来てくれた、エメル~」
「っ……おい、ミカロス。何だコイツ? 何か変じゃないか?」
「後はよろしくお願いします、エメル寮長」
ミカロスは笑顔でエメルに返事をすると、エメルは直ぐにミカロスがオービンを擦り付けて来たと察する。
「よし、エメルも座った座った。俺たちも寮長同士で話そうぜ」
「いや、いつもそれはやってるだろ寮長会議」
「あ~そうだった……」
オービンはそこで落ち込み出し、エメルはその様子にため息をつく。
「(何なんだ今日のコイツは? 何かめんどいな)」
エメルはチラッとミカロスの方を見るが、既にミカロスはワイズと共に副寮長トークに花を咲かせていた。
「(来るタイミング、ミスったかな。はぁ~仕方ない。相手してやるか)」
渋々エメルはオービンの相手をし始めると、そこに元気よくやって来たのはイルダであった。
「お~なんだなんだ! 寮長同士で話してるのか? しかも、オービンとエメルと言う組み合わせで」
「イルダ」
「おい、お前も何かテンションおかしくないか?」
「そうか? 確かに今日が楽しみにしてたからテンション高いかもな! てか、僕も混ぜてよ」
イルダは座ってる2人の肩を組む様に混ざり始め、騒がしくなり始める。
そして一方でミカロスとワイズの元に、マルロスがやって来る。
「それじゃ、自分はこっちかな?」
「お~マルロス」
「副寮長はこっちで合ってるよ」
マルロスはミカロスとワイズ近くのソファーに座り、話に混じり始める。
「こうやって、副寮長だけでの話は初めだよね?」
「確かにそうだね」
「そう言えば、スニークの姿がないがどこにいるんだ?」
「スニークなら、ダイモンと同じ様に下で後輩と騒いでるよ」
「ほぉ~珍しいな。こう言う場は苦手だと思っていたが、意外と後輩と交流する奴だったんだな」
「う~ん、自分が見た限り、あれは言い合いと言うかじゃれ合いみたいな感じだったよな……」
「まぁ、あいつもあいつなりに楽しんでるってことで。それにヒビキも後々に顔は出すだろう」
「それは少し雑や捉え方じゃないのか、ミカロス」
「どうせ、あいつらも後で来るだろうし、先にこっちはこっちで始めようぜ。パーティーなんだから、楽しまなきゃ勿体ないだろ?」
ミカロスの言葉にワイズとマルロスは顔を見合わせると「確かにそうだな」と返し、改めて乾杯し楽し気に話始めるのだった。
またオービンたちも騒ぎ始め、下の階では全寮の生徒たちが入り混じりパーティーを楽しんでいた。
ある所では、ダイモンが後輩たちと競争していたり、またある所ではスニークが同僚の後輩と何やらヒートアップしており、それを皆で笑いながら見ていたりしていた。
更に舞台上では、やけくそになったのかトウマたちが歌を歌い、それを皆が合いの手入れたりノリノリに楽しんでいた。
そして私はと言うと、何故かダンデとルークの腕相撲の審判役をやらされていた。
オービンは2階の休憩所のソファーに腰かける。
すると同じくソファーに座ったミカロスがため息をつく。
「それは俺のセリフだ。ひとまずは、何とか変に喧嘩も起こらずにパーティーを継続出来ているのは幸いだ」
「いや、本当に助かったよミカロス」
「オービン、そう思っているなら今度からは、俺に相談する前に行動に移すのだけは止めてくれ」
「はい……反省してます」
あの後、オービンが皆に状況を説明した後、ミカロスがフォローする様に話を進め、何とかオービン寮の皆を納得させ、他寮の皆も一度落ち着かせたのだ。
これは2人のおかげだけでなく、事前にオービンから誘われていた各寮長と副寮長たちが察して協力した事で何とかまとまっていたのだった。
元々はオービンが最後のパーティーくらい、全寮で楽しくやろうと思い付き、他の寮長たちに声を掛けていたのだった。
しかしこの状況は、去年では考えれない状況であった。
元々各寮が競争相手であり仲良くする様な事はなかったが、オービンたちの代では競争相手ではあったが先輩たちとは違った考えを持っていた。
競争相手ではあるが、敵ではなく手を取り合えるような関係である事が一番いいと思っていたのだ。
互いには全く同じ想いと言う訳ではなかったが、似たような考え方であった。
だが、その時はまだ彼らは上に立つような立場ではなかったので、周りに合わせて過ごしていたが、寮長になり始めて互いに顔を合わせた時に、オービンが己の意思を口にしたのだった。
その結果、偶然にも似たような思考を持っていた事で各寮の関係が大きく変わり始めたのだった。
そしてそれは今年の大運動会にて、後輩たちにも同じ様な流れが生まれ始める。
学院は変わりつつあり、それを象徴する様に今まさに目の前で各寮全員が集まり、楽しく隔たりもなく皆が騒いでいる。
「にしても、結果的にはオービンの想像通りになったんだな。俺は、難しいと思っていたんだがな」
「予定していた流れじゃないし、ミカや皆のお陰さ」
するとそこへやって来たのは、ワイズであった。
「すまなかった。うちのダイモンが勝手に突っ走って」
「いや、ワイズが謝る事じゃない。それに、俺もダイモンの性格を甘く見てた」
「それこそ、我輩が制御する所だった。だが、一瞬だけ目を離したら、もう突入してた」
「だけど、その本人はもう楽しんで下で騒いでるからいいんじゃないのか、ワイズ」
ミカロスはそう言って、ワイズを近くのソファーに座らせる。
「お前も大変なのは知ってる。副寮長の大変さは、副寮長しか分からないからな」
「ミカロス。あはは、お前に言われると妙に納得しちまうな」
「まぁ、今は形式上寮長だがな」
「お~い、俺を仲間外れにするなよミカ」
「たまには副寮長どうして、愚痴りたい時もあるんだよ。それに、こういう場でもあるだろ?」
ミカは珍しくオービンに言い返すと、オービンは「た、確かに……」と呟き引き下がる。
「何だ、もう始めてるのか」
「いい所に来てくれた、エメル~」
「っ……おい、ミカロス。何だコイツ? 何か変じゃないか?」
「後はよろしくお願いします、エメル寮長」
ミカロスは笑顔でエメルに返事をすると、エメルは直ぐにミカロスがオービンを擦り付けて来たと察する。
「よし、エメルも座った座った。俺たちも寮長同士で話そうぜ」
「いや、いつもそれはやってるだろ寮長会議」
「あ~そうだった……」
オービンはそこで落ち込み出し、エメルはその様子にため息をつく。
「(何なんだ今日のコイツは? 何かめんどいな)」
エメルはチラッとミカロスの方を見るが、既にミカロスはワイズと共に副寮長トークに花を咲かせていた。
「(来るタイミング、ミスったかな。はぁ~仕方ない。相手してやるか)」
渋々エメルはオービンの相手をし始めると、そこに元気よくやって来たのはイルダであった。
「お~なんだなんだ! 寮長同士で話してるのか? しかも、オービンとエメルと言う組み合わせで」
「イルダ」
「おい、お前も何かテンションおかしくないか?」
「そうか? 確かに今日が楽しみにしてたからテンション高いかもな! てか、僕も混ぜてよ」
イルダは座ってる2人の肩を組む様に混ざり始め、騒がしくなり始める。
そして一方でミカロスとワイズの元に、マルロスがやって来る。
「それじゃ、自分はこっちかな?」
「お~マルロス」
「副寮長はこっちで合ってるよ」
マルロスはミカロスとワイズ近くのソファーに座り、話に混じり始める。
「こうやって、副寮長だけでの話は初めだよね?」
「確かにそうだね」
「そう言えば、スニークの姿がないがどこにいるんだ?」
「スニークなら、ダイモンと同じ様に下で後輩と騒いでるよ」
「ほぉ~珍しいな。こう言う場は苦手だと思っていたが、意外と後輩と交流する奴だったんだな」
「う~ん、自分が見た限り、あれは言い合いと言うかじゃれ合いみたいな感じだったよな……」
「まぁ、あいつもあいつなりに楽しんでるってことで。それにヒビキも後々に顔は出すだろう」
「それは少し雑や捉え方じゃないのか、ミカロス」
「どうせ、あいつらも後で来るだろうし、先にこっちはこっちで始めようぜ。パーティーなんだから、楽しまなきゃ勿体ないだろ?」
ミカロスの言葉にワイズとマルロスは顔を見合わせると「確かにそうだな」と返し、改めて乾杯し楽し気に話始めるのだった。
またオービンたちも騒ぎ始め、下の階では全寮の生徒たちが入り混じりパーティーを楽しんでいた。
ある所では、ダイモンが後輩たちと競争していたり、またある所ではスニークが同僚の後輩と何やらヒートアップしており、それを皆で笑いながら見ていたりしていた。
更に舞台上では、やけくそになったのかトウマたちが歌を歌い、それを皆が合いの手入れたりノリノリに楽しんでいた。
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