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第412話 二人だけで
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私たちは、ヴァデック塔を堪能した後にリーベストと二コルの提案でジテルウェル大聖堂へと次に向かった。
ジテルウェル大聖堂は過去にベンベルになる前の国を治めていた王の戴冠式を行ったり、戦争時に民衆を導いた指導者の最後の審判が言い渡された場所としても有名な場所である。
また、当時の建築技術としても一級品の建築物であり、装飾や彫像の他にも内部にステンドグラスもあり、今でも多くの人が訪れる場所となっている。
内部の見てからは、見学ツアーという建物の裏側や屋上へも行けるものがあり、それに参加し私たちは隅々までジテルウェル大聖堂を歩いた。
ジテルウェル大聖堂観光が終わり、次は美しいステンドグラスがあるゼ・クォーレへと向かい、そこで美しい芸術を堪能した。
その後お昼近くになったので、リーベストと二コルおススメのデューラン川近くにあるゆったりと出来る店へと向かった。
お昼はデューラン川を横にテラス席で、くつろぎながら昼食をとった。
食後には紅茶を飲みながら、シリウス魔法学院の話しや私たちがこれまで修学旅行で回って来た場所の話をして盛り上がった。
その中で特に盛り上がったのは、私のお兄ちゃんであるアバン・フォークロスの話しであった。
シリウス魔法学院を主席で卒業しており、今でも学院ではその凄さが語り継がれており、その姿を目にしてシリウス魔法学院に入学した人もいるほどらしい。
学院対抗戦では、第一学年から代表者として出場しており、三年間負けなしであの超新星として現れたオービンにもほぼ無傷で勝っている。
勉学でも研究者から面白い着眼点と言われる程の研究を行い、研究機関からスカウトされたという噂があるらしい。
私は改めてお兄ちゃんの学院生時代の話を聞き、知らない一面も知れて嬉しくもあり、身内の話しで恥ずかしくもなったが、お兄ちゃんの凄さを再度認識できて良かった。
そして私たちは昼食を食べた店を後にし、次の目的であるオーロング美術館へ目指し歩き始めた。
「ベンベルの食事も美味かったな~あの鴨肉ってやつ? めっちゃ美味かったわ~」
「僕は野菜と牛肉を赤ワインでじっくり煮込んだ、あの料理が美味しかったよ。口に入れるととろけてしまいそうな肉に、濃厚なスープも最高だった」
「私はデザートも美味しかったですね。フルーツとパイが何層も重なったあのデザートは見た事なくて、食べると口いっぱいにフルーツの味が広がるのが良かったですね」
「俺も食後の紅茶と一緒に食べた、マカロンっていう物が美味かった。甘すぎない感じで、色合いもよくて一口サイズなのも最高だった」
「クリスって意外と甘い物好きだよな」
「ま、まぁ美味しいからついね」
「ピースとかだと、今頃色んな店回っていたりするんだろうな~どんなの食べたか夜に訊いてみるかな」
「王都に引けをとらないくらい、ベンベルの食事も凄いだろ? 美味いもんは沢山あるし、デザートも日々新しいのが出たりと街じゃ賑わってるんだぜ。俺がこっちに来た時は、甘いクレープの旨さにハマって最初の方は寮を毎晩抜け出して、食いに行ってたくらいだ。いや~懐かしいな。あの時に二コルに見つかって、注意されたのが最初だったか?」
「全くあの頃は、ここまで関係が続くとは思ってなかったし、お前が頂点まで上り詰めるも思ってなかったよ」
「そうなんですか? 最初から仲がよかったんじゃないんですね」
トウマがその話に食い付くと、リーベストが歩きながらその時の話をし始める。
二コルは恥ずかしいのか、止めようとするがリーベストは「恥ずかしがることはないだろ」と言って、ベンベルに来てシリウス魔法学院に入ってからの話をし始めた。
その話はとても面白く、どうやってリーベストが二コルと出会い、認め合う仲になったのかを知れ、どのようにシリウス魔法学院内で上り詰めて行ったのかを聞け、一冊の物語を聞かされる様に夢中になって聞いていた。
またルークの兄であるオービンとの関係や、どうしてシリウス魔法学院に来たのかの理由まで赤裸々にリーベストは話してくれた。
それは、リーベストがおしゃべりが好きだからという理由もあるかもしれないが、ルークがオービンの弟だという事もあり話してくれたんじゃないのかと私は思った。
「と、まぁそんなこんなで今に至ったって訳さ。いや~何か改めて自分で自分の話をすると、凄い事してたな~って実感するな」
「凄いというか、後先考えてない事が多かったんだ。結局は、俺がその後の事を片付けたり、大事にならない様に穏便に済ませたり皆に協力してもらったんだぞ。忘れるなよ、リーベスト」
「あははは。分かってる、分かってる。感謝してるって二コル! これからもよろしく頼むぞ! あはははは!」
「はぁ~本当に分かってるのか心配になるわ」
私たちはそんな会話を聞きながら、二人の関係性がうちの寮長と副寮長の関係に似てると思い、そんな事を小声て話し合った。
そんな会話をしているうちに、街中を抜けるとオーロング美術館が目に入って来る。
「その橋を渡った先が、オーロング美術館だ。あの建物の内側に入口がある。内側は大きな広場になっていて、三角錐のオブジェクトが入口になっているんだ」
「三角錐のオブジェクトが入口?」
「ああ、オーロング美術館自体は地下にあるんだ。そのオブジェクトは一面ガラス張りで出来ていて、地下のオーロング美術館にも日の光が入る様になっているんだ。一種のあれも美術作品だな」
「オーロング美術館は各地の美術作品が多くあるからな、一日では回り切れない程広いんだぞ。ブロックごとに作品が分けられていて、見どころが沢山あるぞ~。さすがに全部は無理だから、これだけはっていう物だけ案内するつもりだ」
「お~何か凄い楽しみだ!」
トウマのテンションが上がり、シンとモーガンに話しかけるとリーベストがどんな作品があるかという話をし始める。
私もその話に混ざろうと声を掛けようとした時だった。
ルークが突然私の腕を軽く掴んで来たのだ。
「っ!?」
「クリス」
まさかの出来事に、私は目を大きく開いてルークに視線を向ける。
「ル、ルーク?」
「……ちょっと話があ――」
その直後だった、前を歩いているトウマたちの方で大きな歓声があがる。
「も、ももも、もしかしてリーベストさんですか!?」
「え!? 嘘!?」
「本当だ! リーベストさんだ!」
「きゃーリーベストよ! 本物のリーベストよ!」
「マジで!? どこだよ!」
周囲の一人がリーベストに気付くと、連鎖する様に周囲の人がリーベストに気付き、あっという間にトウマたちの周りを囲んでぎゅうぎゅうに押し始める。
「ちょ、ちょっと! 何で急にこんなことに!」
「苦しい……」
「リーベストさん! どうにかしてくださいよ」
「そ、そう言われてもな、さすがにこの状況は……二コル!」
「とりあえず、リーベストには囮になってもらって他の皆は俺と一緒に抜け出そう」
「お、おい! 二コル!?」
「お前なら大丈夫だろ。とりあえず今はトウマたちが優先だ」
「っ……分かった」
その後二コルがトウマたちを先導して人混みから抜け出して行く。
一方で私とルークは、離れていた為その人混みに巻き込まれずにいたが、中でどうなっているかが全く分からない状況であった。
「大丈夫か、トウマたちは」
「大丈夫だろ、あいつらなら。二コルさんも付いているし」
「そうかもしれないけど……」
私は心配して人混みへと近付こうとしたが、ルークに止められる。
「クリス。さっきの続きだが、話があるんだ。ちょっと付き合ってくれ」
「え、でも今は」
「二人だけで大事な話がしたいんだ……アリス」
急に真面目な顔でクリスでない方の名で呼ばれ、私は驚いて固まってしまう。
その後ルークは私の手をとり、歩き始めるのだった。
私は、その手を振り解く気がせず、ただルークに引っ張れて行った。
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また、当時の建築技術としても一級品の建築物であり、装飾や彫像の他にも内部にステンドグラスもあり、今でも多くの人が訪れる場所となっている。
内部の見てからは、見学ツアーという建物の裏側や屋上へも行けるものがあり、それに参加し私たちは隅々までジテルウェル大聖堂を歩いた。
ジテルウェル大聖堂観光が終わり、次は美しいステンドグラスがあるゼ・クォーレへと向かい、そこで美しい芸術を堪能した。
その後お昼近くになったので、リーベストと二コルおススメのデューラン川近くにあるゆったりと出来る店へと向かった。
お昼はデューラン川を横にテラス席で、くつろぎながら昼食をとった。
食後には紅茶を飲みながら、シリウス魔法学院の話しや私たちがこれまで修学旅行で回って来た場所の話をして盛り上がった。
その中で特に盛り上がったのは、私のお兄ちゃんであるアバン・フォークロスの話しであった。
シリウス魔法学院を主席で卒業しており、今でも学院ではその凄さが語り継がれており、その姿を目にしてシリウス魔法学院に入学した人もいるほどらしい。
学院対抗戦では、第一学年から代表者として出場しており、三年間負けなしであの超新星として現れたオービンにもほぼ無傷で勝っている。
勉学でも研究者から面白い着眼点と言われる程の研究を行い、研究機関からスカウトされたという噂があるらしい。
私は改めてお兄ちゃんの学院生時代の話を聞き、知らない一面も知れて嬉しくもあり、身内の話しで恥ずかしくもなったが、お兄ちゃんの凄さを再度認識できて良かった。
そして私たちは昼食を食べた店を後にし、次の目的であるオーロング美術館へ目指し歩き始めた。
「ベンベルの食事も美味かったな~あの鴨肉ってやつ? めっちゃ美味かったわ~」
「僕は野菜と牛肉を赤ワインでじっくり煮込んだ、あの料理が美味しかったよ。口に入れるととろけてしまいそうな肉に、濃厚なスープも最高だった」
「私はデザートも美味しかったですね。フルーツとパイが何層も重なったあのデザートは見た事なくて、食べると口いっぱいにフルーツの味が広がるのが良かったですね」
「俺も食後の紅茶と一緒に食べた、マカロンっていう物が美味かった。甘すぎない感じで、色合いもよくて一口サイズなのも最高だった」
「クリスって意外と甘い物好きだよな」
「ま、まぁ美味しいからついね」
「ピースとかだと、今頃色んな店回っていたりするんだろうな~どんなの食べたか夜に訊いてみるかな」
「王都に引けをとらないくらい、ベンベルの食事も凄いだろ? 美味いもんは沢山あるし、デザートも日々新しいのが出たりと街じゃ賑わってるんだぜ。俺がこっちに来た時は、甘いクレープの旨さにハマって最初の方は寮を毎晩抜け出して、食いに行ってたくらいだ。いや~懐かしいな。あの時に二コルに見つかって、注意されたのが最初だったか?」
「全くあの頃は、ここまで関係が続くとは思ってなかったし、お前が頂点まで上り詰めるも思ってなかったよ」
「そうなんですか? 最初から仲がよかったんじゃないんですね」
トウマがその話に食い付くと、リーベストが歩きながらその時の話をし始める。
二コルは恥ずかしいのか、止めようとするがリーベストは「恥ずかしがることはないだろ」と言って、ベンベルに来てシリウス魔法学院に入ってからの話をし始めた。
その話はとても面白く、どうやってリーベストが二コルと出会い、認め合う仲になったのかを知れ、どのようにシリウス魔法学院内で上り詰めて行ったのかを聞け、一冊の物語を聞かされる様に夢中になって聞いていた。
またルークの兄であるオービンとの関係や、どうしてシリウス魔法学院に来たのかの理由まで赤裸々にリーベストは話してくれた。
それは、リーベストがおしゃべりが好きだからという理由もあるかもしれないが、ルークがオービンの弟だという事もあり話してくれたんじゃないのかと私は思った。
「と、まぁそんなこんなで今に至ったって訳さ。いや~何か改めて自分で自分の話をすると、凄い事してたな~って実感するな」
「凄いというか、後先考えてない事が多かったんだ。結局は、俺がその後の事を片付けたり、大事にならない様に穏便に済ませたり皆に協力してもらったんだぞ。忘れるなよ、リーベスト」
「あははは。分かってる、分かってる。感謝してるって二コル! これからもよろしく頼むぞ! あはははは!」
「はぁ~本当に分かってるのか心配になるわ」
私たちはそんな会話を聞きながら、二人の関係性がうちの寮長と副寮長の関係に似てると思い、そんな事を小声て話し合った。
そんな会話をしているうちに、街中を抜けるとオーロング美術館が目に入って来る。
「その橋を渡った先が、オーロング美術館だ。あの建物の内側に入口がある。内側は大きな広場になっていて、三角錐のオブジェクトが入口になっているんだ」
「三角錐のオブジェクトが入口?」
「ああ、オーロング美術館自体は地下にあるんだ。そのオブジェクトは一面ガラス張りで出来ていて、地下のオーロング美術館にも日の光が入る様になっているんだ。一種のあれも美術作品だな」
「オーロング美術館は各地の美術作品が多くあるからな、一日では回り切れない程広いんだぞ。ブロックごとに作品が分けられていて、見どころが沢山あるぞ~。さすがに全部は無理だから、これだけはっていう物だけ案内するつもりだ」
「お~何か凄い楽しみだ!」
トウマのテンションが上がり、シンとモーガンに話しかけるとリーベストがどんな作品があるかという話をし始める。
私もその話に混ざろうと声を掛けようとした時だった。
ルークが突然私の腕を軽く掴んで来たのだ。
「っ!?」
「クリス」
まさかの出来事に、私は目を大きく開いてルークに視線を向ける。
「ル、ルーク?」
「……ちょっと話があ――」
その直後だった、前を歩いているトウマたちの方で大きな歓声があがる。
「も、ももも、もしかしてリーベストさんですか!?」
「え!? 嘘!?」
「本当だ! リーベストさんだ!」
「きゃーリーベストよ! 本物のリーベストよ!」
「マジで!? どこだよ!」
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「ちょ、ちょっと! 何で急にこんなことに!」
「苦しい……」
「リーベストさん! どうにかしてくださいよ」
「そ、そう言われてもな、さすがにこの状況は……二コル!」
「とりあえず、リーベストには囮になってもらって他の皆は俺と一緒に抜け出そう」
「お、おい! 二コル!?」
「お前なら大丈夫だろ。とりあえず今はトウマたちが優先だ」
「っ……分かった」
その後二コルがトウマたちを先導して人混みから抜け出して行く。
一方で私とルークは、離れていた為その人混みに巻き込まれずにいたが、中でどうなっているかが全く分からない状況であった。
「大丈夫か、トウマたちは」
「大丈夫だろ、あいつらなら。二コルさんも付いているし」
「そうかもしれないけど……」
私は心配して人混みへと近付こうとしたが、ルークに止められる。
「クリス。さっきの続きだが、話があるんだ。ちょっと付き合ってくれ」
「え、でも今は」
「二人だけで大事な話がしたいんだ……アリス」
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