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第440話 戻って来たヒビキ
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遡ること十五分前、私とシンが夕食のメニューを決め食事を受け取り席に着いた頃である。
「クリスは、ドリアにしたんだ」
「うん。シンはシチューを中心の食事にしたんだな」
そんな会話をしながら私たちは夕飯を食べ始めると、そこにマックスとケビンが同席していいか訊ねて来た。
直ぐに問題ないと返答し、四人で食事をとり始める。
「いや~寮での食事も久々で新鮮さがあるな」
「それに近い事、俺たちも話してたよ」
「やっぱり。ほら、ケビン俺と同じように思ってる奴もいたろ?」
「別に僕は否定はしてないだろ。そうか? って返しただけじゃないか」
「あれ? そうだったけ?」
「そうだよ。変に僕を悪者にしないでくれよ」
ケビンはそう口にして癖である、眼鏡を軽く手でくいっと上げる。
その後雑談をしながら食事を終えた所で、ケビンが入院しているオービンたちを口にし始める。
「オービン先輩たちは大丈夫なんだろうか?」
「大丈夫だろ。あのオービン先輩たちだぞ。俺たちが想像して心配してるより、軽傷だよ」
「マックス、少し軽く考え過ぎじゃないか?」
「ケビンは重く考えすぎだ。心配してない訳じゃないし、変に重く考え過ぎると気持ちが持たないから俺はそう思ってるんだ」
少し喧嘩気味な言い合いになりそうになった所で、シンが二人の間に入り込む。
「二人共少し落ち着いて」
シンの言葉にケビンもマックスも黙り、自分を落ち着ける。
「おいおい、誰の話しでそんな熱く盛り上がってるんだ?」
そこへ急に背後から話し掛けれ、私たちが振り向くとそこには入院中のはずのヒビキが立っていたのだ。
まさかの人物に私たちは一瞬目を疑った。
「おい、無視か? まあいい」
そう告げると、ヒビキは食堂に設置している飲み物購入機からポイントで飲み物を購入すると、近くの席に座る。
ヒビキの姿は左腕はギプスで覆われており、学院の上着は羽織る様にしており、その内側は病院服であった。
周囲もヒビキがいる事にざわつき始める。
「あれって、ヒビキ先輩だよ、な?」
「入院中じゃなかったのか?」
「どういう事? どういう事?」
私たちも同じ様にヒビキの姿を目にして小声で話し始める。
「ヒビキ先輩だよな?」
「服装はあれですけど、間違いないね」
「もしかして、抜け出して来たとか?」
そんな会話をしてヒビキの方を見ていると、ヒビキの元に何故かヴァンが向かって行き声を掛けるのだった。
「ヒビキ先輩」
「ん? お前は確か……オービン大好き君だったか?」
「別に名前はどうでもいいですけど、病院にいるって聞いてましたけど何で寮にいるんですか?」
ヴァンは皆が気になっていた事をどストレートにヒビキに訊ねる。
皆もまさかヴァンがそれを訊くとは思わず驚いてしまう。
ヒビキはヴァンの問いかけに一度飲み物を口にする。
「俺が寮にいちゃ悪いのか?」
「答えになってませんよ、副寮長」
そこで二人は睨み合うような視線を互いに飛ばし、空気が悪くなり始める。
するとそこへ割って入りに行く人物がいた。
「ちょちょちょ、ヴァン。もう少し言葉は選ぼうね。ヒビキ先輩も機嫌悪くしたかもしれないですが、落ち着いて下さい」
「お前は……」
「俺はフェルトです。どうもすいません急に」
フェルトは自己紹介から始め、二人の間に流れたいた嫌な空気を換えた。
その間ヴァンは黙ったままであった。
「という事で、俺たちの状況はさっき言った通りで、ヒビキ先輩が帰って来た事に驚きなんですよ」
「……そう。そんなに俺がここにいる理由が知りたいのか」
「できれば教えて欲しいですかね」
「もう飽きたから帰って来ただけだ。怪我ももう大した事ないしな」
するとそこでヴァンが「オービン先輩は大丈夫なんですか?」と訊ねると、ヒビキはヴァンの方を見て黙る。
「……本当にオービンの事大好きだな、お前。マジでお前とは相性最悪だわ」
「そんなのどうでもいいですから、教えて下さいよヒビキ先輩。知っているんですよね?」
「知るかよあいつの状況なんて」
ヒビキの言葉を聞いてヴァンはヒビキに近付き問い詰める。
その状況を見て、ヴァンが暴走していると思い直ぐにノルマが後ろから止めようと身体を掴むが、ヴァンは止まらない。
「嘘言わないでくださいよ。本当は知っているんですよね? 隠さないで教えて下さいよ」
「隠してねぇよ。本当に知らねえよ」
「おいヴァン、少し落ち着け。お前はオービン先輩の事になると、熱くなり過ぎだ」
ノルマがヒビキを羽交い締めする様にしてヒビキから離し始めるが、それでも離れようとしないヒビキに他の皆も協力して一旦ヴァンを引きはがし始める。
「本当に知らないんですかヒビキ先輩! 本当は一緒に居たんじゃないんですか?」
「ヴァン、少し落ち着け」
「ちょっとやり過ぎだ」
そう皆に言われながらヒビキから離されて行く。
ヒビキはそんなヴァンの姿を見て口を開く。
「これに関しては意地悪してる訳でもないからな。本当に、俺は何も知らないんだ」
その後ヴァンの行動で皆が周りに集まり始めてしまい、そこからノルマなどに連れられて一度離れていくのだった。
ヒビキは周囲に出来た人だかりにため息をつく。
「もう話す事はないから、さっさと散れ。知りたい事は教えたんだ、さっさといけ。しっ! しっ!」
片手で皆に離れていくようにジェスチャーをすると、そこにルークとトウマがやって来てヒビキに声を掛けるのだった。
「ヒビキ先輩」
「はぁ~また面倒なのが……」
「その格好、病院から抜けて来たんですか?」
トウマの問いかけにヒビキは軽く頭をかきながら答えた。
「ああ、そうだよ、そう。抜けて来たんだよ。これで満足だろ」
するとヒビキは立ち上がり、自室へと戻ろうとその場から歩き出す。
その時ルークの真横を通った直後、足を止めて思い出したかのようにルークの方を向く。
そしてヒビキは持っていた飲み物をルークに渡すのだった。
突然の事に首を傾げるルーク。
「やるよ。もういらねえから。あとは好きにしろ」
「いや、渡されても」
「いいから、やる」
そう言って強引にヒビキはルークにまだ少し残っている飲み物を渡すと、その場から再び立ち去り始める。
強引に渡されたルークはどうしていいか分からず、とりあえずそれを持ち続けていた。
「ゴミくらい自分で捨てて下さいよ、ヒビキ先輩」
トウマの言葉にヒビキは軽く手を上げて答えるのみで、そのままリビング兼食堂から姿を消すのだった。
その後皆も散っていく中で、私はトウマに声を掛けた。
「クリス」
「どうするべきだと思う? 教員に伝えるべき?」
「う~ん、どうなんだ? ルークどう思う?」
と、トウマが声を掛けるとルークは何故か渡された飲み物を持ってじっと見ていた。
「おーいルーク? 何そんなの見てるんだ?」
「え、ああ。いや、何でもない。で、何だ?」
ルークはそのままトウマの話をもう一度訊いて、自分の意見を伝えたのだった。
それから一旦夕食を食べてから考えるとして、トウマとルークは夕食を受け取りに向かうのだった。
その後の結果から言うと、一旦誰にも言わずに保留とした。
既にヒビキが抜け出した事を把握しているはずだし、ここまで誰の目にも止まらずに寮まで来たとは考えにくいとし、明日には誰からがやって来るのではないかとなり、わざわざ追い出すような事をまでしなくてはいいと判断したのだ。
現状けが人でもある事には変わらないし、寮にいても問題はないだろうとしたのだった。
そして次の日、予想通り教員数名が寮へとやって来たのだ。
「クリスは、ドリアにしたんだ」
「うん。シンはシチューを中心の食事にしたんだな」
そんな会話をしながら私たちは夕飯を食べ始めると、そこにマックスとケビンが同席していいか訊ねて来た。
直ぐに問題ないと返答し、四人で食事をとり始める。
「いや~寮での食事も久々で新鮮さがあるな」
「それに近い事、俺たちも話してたよ」
「やっぱり。ほら、ケビン俺と同じように思ってる奴もいたろ?」
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その後雑談をしながら食事を終えた所で、ケビンが入院しているオービンたちを口にし始める。
「オービン先輩たちは大丈夫なんだろうか?」
「大丈夫だろ。あのオービン先輩たちだぞ。俺たちが想像して心配してるより、軽傷だよ」
「マックス、少し軽く考え過ぎじゃないか?」
「ケビンは重く考えすぎだ。心配してない訳じゃないし、変に重く考え過ぎると気持ちが持たないから俺はそう思ってるんだ」
少し喧嘩気味な言い合いになりそうになった所で、シンが二人の間に入り込む。
「二人共少し落ち着いて」
シンの言葉にケビンもマックスも黙り、自分を落ち着ける。
「おいおい、誰の話しでそんな熱く盛り上がってるんだ?」
そこへ急に背後から話し掛けれ、私たちが振り向くとそこには入院中のはずのヒビキが立っていたのだ。
まさかの人物に私たちは一瞬目を疑った。
「おい、無視か? まあいい」
そう告げると、ヒビキは食堂に設置している飲み物購入機からポイントで飲み物を購入すると、近くの席に座る。
ヒビキの姿は左腕はギプスで覆われており、学院の上着は羽織る様にしており、その内側は病院服であった。
周囲もヒビキがいる事にざわつき始める。
「あれって、ヒビキ先輩だよ、な?」
「入院中じゃなかったのか?」
「どういう事? どういう事?」
私たちも同じ様にヒビキの姿を目にして小声で話し始める。
「ヒビキ先輩だよな?」
「服装はあれですけど、間違いないね」
「もしかして、抜け出して来たとか?」
そんな会話をしてヒビキの方を見ていると、ヒビキの元に何故かヴァンが向かって行き声を掛けるのだった。
「ヒビキ先輩」
「ん? お前は確か……オービン大好き君だったか?」
「別に名前はどうでもいいですけど、病院にいるって聞いてましたけど何で寮にいるんですか?」
ヴァンは皆が気になっていた事をどストレートにヒビキに訊ねる。
皆もまさかヴァンがそれを訊くとは思わず驚いてしまう。
ヒビキはヴァンの問いかけに一度飲み物を口にする。
「俺が寮にいちゃ悪いのか?」
「答えになってませんよ、副寮長」
そこで二人は睨み合うような視線を互いに飛ばし、空気が悪くなり始める。
するとそこへ割って入りに行く人物がいた。
「ちょちょちょ、ヴァン。もう少し言葉は選ぼうね。ヒビキ先輩も機嫌悪くしたかもしれないですが、落ち着いて下さい」
「お前は……」
「俺はフェルトです。どうもすいません急に」
フェルトは自己紹介から始め、二人の間に流れたいた嫌な空気を換えた。
その間ヴァンは黙ったままであった。
「という事で、俺たちの状況はさっき言った通りで、ヒビキ先輩が帰って来た事に驚きなんですよ」
「……そう。そんなに俺がここにいる理由が知りたいのか」
「できれば教えて欲しいですかね」
「もう飽きたから帰って来ただけだ。怪我ももう大した事ないしな」
するとそこでヴァンが「オービン先輩は大丈夫なんですか?」と訊ねると、ヒビキはヴァンの方を見て黙る。
「……本当にオービンの事大好きだな、お前。マジでお前とは相性最悪だわ」
「そんなのどうでもいいですから、教えて下さいよヒビキ先輩。知っているんですよね?」
「知るかよあいつの状況なんて」
ヒビキの言葉を聞いてヴァンはヒビキに近付き問い詰める。
その状況を見て、ヴァンが暴走していると思い直ぐにノルマが後ろから止めようと身体を掴むが、ヴァンは止まらない。
「嘘言わないでくださいよ。本当は知っているんですよね? 隠さないで教えて下さいよ」
「隠してねぇよ。本当に知らねえよ」
「おいヴァン、少し落ち着け。お前はオービン先輩の事になると、熱くなり過ぎだ」
ノルマがヒビキを羽交い締めする様にしてヒビキから離し始めるが、それでも離れようとしないヒビキに他の皆も協力して一旦ヴァンを引きはがし始める。
「本当に知らないんですかヒビキ先輩! 本当は一緒に居たんじゃないんですか?」
「ヴァン、少し落ち着け」
「ちょっとやり過ぎだ」
そう皆に言われながらヒビキから離されて行く。
ヒビキはそんなヴァンの姿を見て口を開く。
「これに関しては意地悪してる訳でもないからな。本当に、俺は何も知らないんだ」
その後ヴァンの行動で皆が周りに集まり始めてしまい、そこからノルマなどに連れられて一度離れていくのだった。
ヒビキは周囲に出来た人だかりにため息をつく。
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「はぁ~また面倒なのが……」
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トウマの問いかけにヒビキは軽く頭をかきながら答えた。
「ああ、そうだよ、そう。抜けて来たんだよ。これで満足だろ」
するとヒビキは立ち上がり、自室へと戻ろうとその場から歩き出す。
その時ルークの真横を通った直後、足を止めて思い出したかのようにルークの方を向く。
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突然の事に首を傾げるルーク。
「やるよ。もういらねえから。あとは好きにしろ」
「いや、渡されても」
「いいから、やる」
そう言って強引にヒビキはルークにまだ少し残っている飲み物を渡すと、その場から再び立ち去り始める。
強引に渡されたルークはどうしていいか分からず、とりあえずそれを持ち続けていた。
「ゴミくらい自分で捨てて下さいよ、ヒビキ先輩」
トウマの言葉にヒビキは軽く手を上げて答えるのみで、そのままリビング兼食堂から姿を消すのだった。
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と、トウマが声を掛けるとルークは何故か渡された飲み物を持ってじっと見ていた。
「おーいルーク? 何そんなの見てるんだ?」
「え、ああ。いや、何でもない。で、何だ?」
ルークはそのままトウマの話をもう一度訊いて、自分の意見を伝えたのだった。
それから一旦夕食を食べてから考えるとして、トウマとルークは夕食を受け取りに向かうのだった。
その後の結果から言うと、一旦誰にも言わずに保留とした。
既にヒビキが抜け出した事を把握しているはずだし、ここまで誰の目にも止まらずに寮まで来たとは考えにくいとし、明日には誰からがやって来るのではないかとなり、わざわざ追い出すような事をまでしなくてはいいと判断したのだ。
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