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第451話 白衣の悪魔の実験室
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「え?」
「ですから、ちょっと実験に付き合って欲しんですよ」
「……あ、あのさっき口ばしりましたよね。実験た――」
その直後私は、突然やって来た白衣の悪魔に袋を被せられ眠らせれてしまう。
何故そんな事になっているかというと、遡る事数十分前である。
この日、休日で私は部屋でゆっくりとしていると突然寮の部屋の扉がノックされたのだ。
てっきり、シンが戻って来たのかと思ったがわざわざルームメイトである部屋をノックはしないだろうと思い、誰か訊ねて来たのかと思い返事をした。
誰だろ? トウマとかか?
そんな風に思いつつ私は椅子から立ち上がり、扉を開けるとそこに居たのはゴーグルを装着し白衣を着ているのが特徴である第3学年のフェンであった。
「やあ、お久しぶりですねクリス・フォークロス」
「あ、貴方は確か学院祭の時の」
その時クリスは学院祭でのフェンとの出会いを直ぐに思い出し、この人と関わっていい事がなかったと頭に思い浮かべる。
「覚えてくれていましたか。それはよかった。また面倒な自己紹介をしなければいけないと思ってましたけど、その手間が省けて嬉しいです」
「て言うか、何で貴方がここにいるんですか? ここ男子寮ですよ?」
「ええ理解していますよ。貴方に会いに来たのですから」
「はい? 俺に会いに来た?」
私は状況がイマイチ理解出来ず困惑した顔でフェンを見つめる。
いやちょっと待って。普通女子が男子寮に入って来るって状況が変だよね? そもそも何故誰にも見つかってないの? 私の部屋ってあの誰かしら絶対いるリビング兼食堂を通らないと来れないはずなんだけど?
私は騒ぎに全くなってないこの状況を疑問に思っていると、フェンは構わず話を続けた。
「まあ細かい事は気にしないでください。それよりも今日来たのは、あるお願いをしに来たのです」
「お願いですか?」
そう問い返すとフェンは満面の笑みでお願いを口にした。
「私の実験た……実験に付き合ってください」
「え?」
「ですから。ちょっと実験に付き合って欲しんですよ」
あれ聞き間違えかな、この人今実験体とか口にしてなかった? いや言い換えたよね、絶対そうだよね?
フェンは満面の笑みを一切崩さずに私の返答を待っていた。
何だろうな、何か物凄く嫌な予感がするんだよね……でももしかしたら、本当にもしかしたらだけど、聞き間違えって事もあるからそれだけ確認してみてから判断しよう。
そう決めて私が先程の真相を訊ねる事を口にした直後、私は顔に袋を一瞬で被せられてしまう。
突然視界が奪われた事に驚いていると、そのまま急激な睡魔に襲われてしまい私はそこで意識を失ってしまう。
「……またやってしまいました。ついつい断れそうだなと思うと新しい実験た……ではなく、実験協力者を探すのが面倒なので眠らせしまうんですよね。でもクリス・フォークロスなら大丈夫でしょう」
フェンは眠りその場で倒れているクリスを見下ろしながら呟く。
そして倒れたクリスを運ぶ為に、両手にガントレットをはめると軽々とクリスを持ち上げる。
「うん。このガントレット魔道具の性能も素晴らしいですね。力がなくてもこうも軽々と人一人持ち上げられるとは。まあ、既に先程実証済みなので改めて確認する事ではないですけどね。さてと、早く誰かに目撃される前にラボに戻りましょうか」
フェンはクリスを抱えながら廊下の窓の方へと歩いて行き、自分よりも高い位置にある窓へと簡単に飛び上がりそこから外に出るのだった。
そしてフェンは鼻歌まじりにオービン寮を後にし、学院にある自身のラボへと向かって行く。
次に私が目を覚ますと、そこは薄暗い何処かの部屋であった。
「っう……ん? 何処だ、ここは?」
私は周囲を見回すが薄暗くよく見えずいると、聞いた事のある声が聞こえてくる。
「もしかしてその声、クリスか?」
「え? ルーク?」
「いや、あーいやいやそうか、そうだわ」
「?」
私はよく分からないルークの独り言に首を傾げつつ、何処にいるのか声を掛けると急に部屋が明るくなる。
突然明るくなり、眩しくて私は目を閉じた。
「おやおや、やっと目が覚めましたかルーク・フォークロス」
「その声はフェンさん? いや、フェン先輩?」
「おー何だか久方ぶりに先輩と呼ばれた気がします。あの頃は煩わしいと思っていましたが、意外と悪くないものですね」
私の目も明るさに慣れて来てゆっくりと瞳を開けて周囲を確認すると、そこは何かしらの実験室なのか何だかよく分からない物が沢山置いてあった。
周囲をきょろきょろと見ているとフェンが流暢に話し始める。
「おや、もしかして私の実験道具に興味をお持ちですか? そうここは私の実験室。私はラボと呼んでいます。ここで日夜様々な実験を行い自作の魔道具などを創っているのですよ。私としては綺麗に片づけているつもりなのですが、見る人皆に汚いと言われるのですよね。そんなに汚いですかねここ?」
「いやそんな事以前に、何で俺はここにいるんですか? というか、俺に急に袋被せましたよねフェン先輩!」
「はて? 何の事ですかね?」
フェンは白々しく白を切るのだった。
私は追求しようとしたが、それよりも先に視界に何故か張り付けにされているルークが入って来て驚く。
「ル、ルーク!? 何してるんだよ!」
「俺が聞きたいくらいだ。フェン先輩ですよね? 何で俺を張り付けてるんですかね?」
「それは君が暴れて何処かに行かない様にさ。私がいない間に、いなくなっては困るからね」
「とりあえず早くこれ、解いてくださいよ!」
その場で暴れるルークに私は少し違和感を感じていると、フェンはそんな私に迫って来る。
私は立ち上がろうとしたが、足に力が入らず立ち上がれなかった。
「そんなに怖い表情をしないでくだいよ。痛い事はしませんし、ちょっとだけ実験に付き合って欲しいだけですから」
「いやいや、ルークを張り付けにしてる時点で全然信じられないんですけど?」
「それじゃどうしたら、私の実験に協力してくれるかい?」
「人を強引に連れて来てる時点で協力とかいう問題じゃないですよ!」
するとフェンは困った表情をしていると、張り付けられているルークが声を上げる。
「そうですよ、あれはもう誘拐ですよ!」
「協力者が君たち以外に思い浮かばなかったから、断れたら面倒だと思って眠らせて連れて来ただけなんですけどね」
「それを誘拐って言うんですよ!」
ルークがそう騒いでいると、フェンが指を鳴らし直後張り付けれていたルークの拘束が解かれ、地面に倒れる。
「まあ何でもいいじゃないですか。で、本当にちょっとでいいんで協力してくれませんか、クリス・フォークロス」
そのフェンが顔を寄せて来た時だった、部屋の扉が何者かに蹴り飛ばされて扉が吹き飛んで行く。
一斉に全員の視線がそちらに向くと、そこに立っていたのは両腕を後ろで拘束されたトウマであった。
「おい、これはどういう事だ?」
「おや、目を覚ましたんですね」
「トウマ?」
トウマはそのまま部屋に入って来て、私や地面に倒れているルークを目にする。
「何だか変な気分だ……フェン先輩、さっさと戻してください」
「そうですよ! 早く戻してくださいよ」
戻す? 二人は何を言ってるの?
私が疑問に思っているとフェンは両手を白衣のポケットに突っ込み答える。
「実験成功したからそうしたいのはやまやまなんだが、使った道具が壊れてしまったから無理なんだ」
「え?」
「はあ?」
「ごめんね。だからもう少し君たちは、互いに入れ替わった状態でいることになるね」
私はフェンがあまりにもさらっと口にしたので、衝撃的な発言を聞き流す所であった。
「ちょ、ちょっと待ってくださいよフェン先輩。入れ替わったってどういう事ですか?」
「そう言えば、まだ貴方には言ってなかったですね。あそこで倒れているルーク・クリバンスと、そっちに立っているトウマ・ユーリスの中身を入れ替える事に成功したんですよ」
「え? ……えーーー!?」
「ですから、ちょっと実験に付き合って欲しんですよ」
「……あ、あのさっき口ばしりましたよね。実験た――」
その直後私は、突然やって来た白衣の悪魔に袋を被せられ眠らせれてしまう。
何故そんな事になっているかというと、遡る事数十分前である。
この日、休日で私は部屋でゆっくりとしていると突然寮の部屋の扉がノックされたのだ。
てっきり、シンが戻って来たのかと思ったがわざわざルームメイトである部屋をノックはしないだろうと思い、誰か訊ねて来たのかと思い返事をした。
誰だろ? トウマとかか?
そんな風に思いつつ私は椅子から立ち上がり、扉を開けるとそこに居たのはゴーグルを装着し白衣を着ているのが特徴である第3学年のフェンであった。
「やあ、お久しぶりですねクリス・フォークロス」
「あ、貴方は確か学院祭の時の」
その時クリスは学院祭でのフェンとの出会いを直ぐに思い出し、この人と関わっていい事がなかったと頭に思い浮かべる。
「覚えてくれていましたか。それはよかった。また面倒な自己紹介をしなければいけないと思ってましたけど、その手間が省けて嬉しいです」
「て言うか、何で貴方がここにいるんですか? ここ男子寮ですよ?」
「ええ理解していますよ。貴方に会いに来たのですから」
「はい? 俺に会いに来た?」
私は状況がイマイチ理解出来ず困惑した顔でフェンを見つめる。
いやちょっと待って。普通女子が男子寮に入って来るって状況が変だよね? そもそも何故誰にも見つかってないの? 私の部屋ってあの誰かしら絶対いるリビング兼食堂を通らないと来れないはずなんだけど?
私は騒ぎに全くなってないこの状況を疑問に思っていると、フェンは構わず話を続けた。
「まあ細かい事は気にしないでください。それよりも今日来たのは、あるお願いをしに来たのです」
「お願いですか?」
そう問い返すとフェンは満面の笑みでお願いを口にした。
「私の実験た……実験に付き合ってください」
「え?」
「ですから。ちょっと実験に付き合って欲しんですよ」
あれ聞き間違えかな、この人今実験体とか口にしてなかった? いや言い換えたよね、絶対そうだよね?
フェンは満面の笑みを一切崩さずに私の返答を待っていた。
何だろうな、何か物凄く嫌な予感がするんだよね……でももしかしたら、本当にもしかしたらだけど、聞き間違えって事もあるからそれだけ確認してみてから判断しよう。
そう決めて私が先程の真相を訊ねる事を口にした直後、私は顔に袋を一瞬で被せられてしまう。
突然視界が奪われた事に驚いていると、そのまま急激な睡魔に襲われてしまい私はそこで意識を失ってしまう。
「……またやってしまいました。ついつい断れそうだなと思うと新しい実験た……ではなく、実験協力者を探すのが面倒なので眠らせしまうんですよね。でもクリス・フォークロスなら大丈夫でしょう」
フェンは眠りその場で倒れているクリスを見下ろしながら呟く。
そして倒れたクリスを運ぶ為に、両手にガントレットをはめると軽々とクリスを持ち上げる。
「うん。このガントレット魔道具の性能も素晴らしいですね。力がなくてもこうも軽々と人一人持ち上げられるとは。まあ、既に先程実証済みなので改めて確認する事ではないですけどね。さてと、早く誰かに目撃される前にラボに戻りましょうか」
フェンはクリスを抱えながら廊下の窓の方へと歩いて行き、自分よりも高い位置にある窓へと簡単に飛び上がりそこから外に出るのだった。
そしてフェンは鼻歌まじりにオービン寮を後にし、学院にある自身のラボへと向かって行く。
次に私が目を覚ますと、そこは薄暗い何処かの部屋であった。
「っう……ん? 何処だ、ここは?」
私は周囲を見回すが薄暗くよく見えずいると、聞いた事のある声が聞こえてくる。
「もしかしてその声、クリスか?」
「え? ルーク?」
「いや、あーいやいやそうか、そうだわ」
「?」
私はよく分からないルークの独り言に首を傾げつつ、何処にいるのか声を掛けると急に部屋が明るくなる。
突然明るくなり、眩しくて私は目を閉じた。
「おやおや、やっと目が覚めましたかルーク・フォークロス」
「その声はフェンさん? いや、フェン先輩?」
「おー何だか久方ぶりに先輩と呼ばれた気がします。あの頃は煩わしいと思っていましたが、意外と悪くないものですね」
私の目も明るさに慣れて来てゆっくりと瞳を開けて周囲を確認すると、そこは何かしらの実験室なのか何だかよく分からない物が沢山置いてあった。
周囲をきょろきょろと見ているとフェンが流暢に話し始める。
「おや、もしかして私の実験道具に興味をお持ちですか? そうここは私の実験室。私はラボと呼んでいます。ここで日夜様々な実験を行い自作の魔道具などを創っているのですよ。私としては綺麗に片づけているつもりなのですが、見る人皆に汚いと言われるのですよね。そんなに汚いですかねここ?」
「いやそんな事以前に、何で俺はここにいるんですか? というか、俺に急に袋被せましたよねフェン先輩!」
「はて? 何の事ですかね?」
フェンは白々しく白を切るのだった。
私は追求しようとしたが、それよりも先に視界に何故か張り付けにされているルークが入って来て驚く。
「ル、ルーク!? 何してるんだよ!」
「俺が聞きたいくらいだ。フェン先輩ですよね? 何で俺を張り付けてるんですかね?」
「それは君が暴れて何処かに行かない様にさ。私がいない間に、いなくなっては困るからね」
「とりあえず早くこれ、解いてくださいよ!」
その場で暴れるルークに私は少し違和感を感じていると、フェンはそんな私に迫って来る。
私は立ち上がろうとしたが、足に力が入らず立ち上がれなかった。
「そんなに怖い表情をしないでくだいよ。痛い事はしませんし、ちょっとだけ実験に付き合って欲しいだけですから」
「いやいや、ルークを張り付けにしてる時点で全然信じられないんですけど?」
「それじゃどうしたら、私の実験に協力してくれるかい?」
「人を強引に連れて来てる時点で協力とかいう問題じゃないですよ!」
するとフェンは困った表情をしていると、張り付けられているルークが声を上げる。
「そうですよ、あれはもう誘拐ですよ!」
「協力者が君たち以外に思い浮かばなかったから、断れたら面倒だと思って眠らせて連れて来ただけなんですけどね」
「それを誘拐って言うんですよ!」
ルークがそう騒いでいると、フェンが指を鳴らし直後張り付けれていたルークの拘束が解かれ、地面に倒れる。
「まあ何でもいいじゃないですか。で、本当にちょっとでいいんで協力してくれませんか、クリス・フォークロス」
そのフェンが顔を寄せて来た時だった、部屋の扉が何者かに蹴り飛ばされて扉が吹き飛んで行く。
一斉に全員の視線がそちらに向くと、そこに立っていたのは両腕を後ろで拘束されたトウマであった。
「おい、これはどういう事だ?」
「おや、目を覚ましたんですね」
「トウマ?」
トウマはそのまま部屋に入って来て、私や地面に倒れているルークを目にする。
「何だか変な気分だ……フェン先輩、さっさと戻してください」
「そうですよ! 早く戻してくださいよ」
戻す? 二人は何を言ってるの?
私が疑問に思っているとフェンは両手を白衣のポケットに突っ込み答える。
「実験成功したからそうしたいのはやまやまなんだが、使った道具が壊れてしまったから無理なんだ」
「え?」
「はあ?」
「ごめんね。だからもう少し君たちは、互いに入れ替わった状態でいることになるね」
私はフェンがあまりにもさらっと口にしたので、衝撃的な発言を聞き流す所であった。
「ちょ、ちょっと待ってくださいよフェン先輩。入れ替わったってどういう事ですか?」
「そう言えば、まだ貴方には言ってなかったですね。あそこで倒れているルーク・クリバンスと、そっちに立っているトウマ・ユーリスの中身を入れ替える事に成功したんですよ」
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