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第460話 派手でダサい服のピエロ
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「何か変な感じだな、いつも学院服の方が落ち着くな」
「いやいや、似合ってるぞトウマ」
「そうそう。バッチリだぜ!」
そうトウマに声を掛けたのは、何故かたんこぶが出来てるリーガとライラックであった。
「いや、お前らに言われると茶化している様にしか受け取れないんだよ」
そこへトウマと同じ様に正装したルークとスバン、それにロムロスがやって来る。
「衣服に着られている感じですわね、トウマ」
「ちょっとしか出ないのに、こんなの着る羽目になるとはね」
「少しだけでも、見られ方は大切だろ。第一印象はいい方がいいしな」
「ルークがそれを言うのかよ」
トウマのツッコみに、スバンがクスッと笑う。
すると遅れてスザク、リーフ、ゲイネスがやって来る。
「何だよ、意外と着こなしてるじゃねかよ」
「背筋くらい伸ばしておけば、大丈夫ですわよ」
「そうそう、堂々としてればよく見えるらしいぞ」
スバンとロムロスが続けてトウマにアドバイスを送る。
トウマはうっすらと笑う遅れて来たスザクとリーフの方を見て「面白がってるだろ、お前ら!」と声を出し近付いて騒ぎ始めるのだった。
そんな姿を見てルークは小さくため息をつく。
「ため息かい、ルーク」
「ゲイネスか。ああ、次期寮長なのにうちだけ落ち着きがないと思ってな」
「まあ確かに、他の面々と比べるとそうかもしれないが、あれがトウマらしさだろ。スザクもリーフもさっきまで緊張した表情だったんだが、トウマと絡んで表情が和らいでいていい感じだぞ」
その言葉を聞きルークはもう一度トウマたちの方へと視線を向けた。
確かに先程合流して来た時よりも、表情が柔らかくなっておりいつもの雰囲気であった。
「いい事言うじゃんよ、ゲイネス」
「そそ、あれがトウマだよルーク」
ルークの背後からリーガとライラックが声を掛ける。
「分かってはいるが、こういう場はもう少し緊張感を持った方がいい気がするんだがな」
「トウマなんて昨日からガチガチだったろ?」
「緊張し過ぎもよくねえって聞くぜ。今もトウマは緊張してると思うけど、ああやって話して緊張を忘れようとしてるんだぜ、たぶん」
「勘だけどな」
「おいおめぇら! こんな所にいたんか! 油売ってねぇで、さっさと手伝えやたんこぶ野郎ども!」
そこへリーガとライラックが受けた依頼の依頼者がやって来て、二人の襟を掴み引っ張られて行く。
二人は「すいません、棟梁!」「分かりましたから離してください!」などと訴えながら連れていかれるのだった。
その後二人を仕事場へと連れて行った後、棟梁と呼ばれた人物が戻って来て「迷惑かけました」と謝罪をして来て仕事場へと戻って行くのだった。
「あの二人は仕事をサボってたのかい?」
「さぁ?」
ゲイネスの問いかけにルークは軽く首を傾げながら答えた。
「そう言えば、ダンデは何処にいるんだ?」
「言われて見ればいませんわね」
「あ、本当だ。おいスザク、お前んところの寮長何処にいるんだよ?」
「え、ダンデは先に着替えているはずだけど」
ルークたちの背後でダンデの話題が出始め、ルークとゲイネスもそちらから話題を振られる。
その後誰もダンデを見ていないとなり、何処に姿を消したのかと話していると話題の中心人物が豪快に現れる。
「何だ何だお前ら! 俺をのけ者か?」
「ダンデ!」
「お前、どこ行ってたんだよ? 心配してたんだぞ」
「ん? 俺の話をしてたのか」
「で、何処に行っていたんですの?」
スバンが問いかけるとダンデは笑いながら「その辺をぶらついて来た」と答えるのだった。
皆はそれを聞き、心配して損したという様な表情をしてため息をつく。
スザクはダンデに近付き、がみがみと言い始めダンデは何故自分がそんな風に言われているのか分からず困惑した表情をするのだった。
その後もスザクのお説教的なものが続き、他の皆は雑談をしているとそこへマイナ学院長とデイビッド副学院長がやって来る。
まさかの人物にルークたちは背筋を咄嗟に伸ばして挨拶をした。
「そんなに、かしこまらないで。今日は私のわがままに付き合ってもらっているのだから」
「そう、言われてもですね」
トウマがそう口にして、皆の方を軽く見ると他の皆も同じ様な表情をしていたが、そこでルークがマイナに話し掛けた。
「マイナ学院長、一ついいですか?」
「何ですか、ルークさん」
「どうして今回こんなお披露目会をやる事にしたんですか? 王都を活気づける為とかですか?」
「そうですね。それもありますが、ただ私が自慢の学院生たちを皆さんに自慢したいだけなのです」
「マイナ学院長、皆さんが驚いていますよ」
「あ、ごめんなさい。冗談ですよ」
そう答えると、そこへイベント運営をする人たちがやって来て、マイナとデイビッドが呼ばれてしまう。
二人はその人たちの方へと向かって行くのだった。
ただただその後ろ姿を見送った後、トウマたちは「結局答えは何だったんだ」と話し始める。
「(結局分からずじまいだったか。学院長の事だ、何かしら理由があると思っていたが、あの感じだと王都を活気づける為に一役買っただけかもしれないな)」
とルークは考えるのだった。
それから直ぐにトウマたちも他の運営する人たちに呼ばれ、移動を始めるのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「ぷっ、ぷあはははは! な、何だよその格好! おも、面白すぎるだろ」
そう大声で笑い始めのは、マックスであった。
「ちょ、マックス。そんなに笑ったら、ぷっ。わ、悪いだろ……ふふふ」
「お前だって笑ってるじゃねえかよ、ケビン。こんなの見たら笑うだろ、普通」
私の隣でシンリも笑いを堪えており私も目の前に立っている人物の服装を改めて見て、吹き出しそうになってしまうが堪える。
今私たちはスタンプラリーに参加し、各所のスタンプ設置場所を巡っていたのだが、その道中で偶然顔見知りに出会い足が止まったのだった。
「おいお前ら、いつまで笑ってるつもりだ?」
「あはははは! 無理、無理無理。腹が、腹がちぎれるー! あはははは!」
「ぐっ……ぷ、ぷふふふふふ」
「マックス、ケビン笑い過ぎだろ。それにシンリ、クリスお前らも顔がにやけてるのバレてるからな」
そう注意して来たのは、私たちが足を止めた原因であるアルジュであった。
何故アルジュに出会いマックスとケビンが大爆笑しているのかというと、それはアルジュの見た目であった。
なんとアルジュは今、ピエロメイクをされ派手でダサい服装をしているのである。
いつもの委員長の雰囲気からは考えられない様子に、マックスとケビンはやられてしまい大爆笑。
そして私とシンリも同じくいつもとは違うというより、かけ離れているアルジュを目の前にして笑いの限界が来ていた。
「も、もうムリ……はははは! 何なのさ、その格好。合ってなさすぎでしょ、アルジュ! あははは」
「よし分かった。笑うのはもういいから、一発ビンタだけさせろお前ら」
そうアルジュが手を掲げた時だった、遠くからキャラクター化された鹿の被り物をした人物がこちらに迫って来てアルジュが掲げた手を止めるのだった。
「いやいや、似合ってるぞトウマ」
「そうそう。バッチリだぜ!」
そうトウマに声を掛けたのは、何故かたんこぶが出来てるリーガとライラックであった。
「いや、お前らに言われると茶化している様にしか受け取れないんだよ」
そこへトウマと同じ様に正装したルークとスバン、それにロムロスがやって来る。
「衣服に着られている感じですわね、トウマ」
「ちょっとしか出ないのに、こんなの着る羽目になるとはね」
「少しだけでも、見られ方は大切だろ。第一印象はいい方がいいしな」
「ルークがそれを言うのかよ」
トウマのツッコみに、スバンがクスッと笑う。
すると遅れてスザク、リーフ、ゲイネスがやって来る。
「何だよ、意外と着こなしてるじゃねかよ」
「背筋くらい伸ばしておけば、大丈夫ですわよ」
「そうそう、堂々としてればよく見えるらしいぞ」
スバンとロムロスが続けてトウマにアドバイスを送る。
トウマはうっすらと笑う遅れて来たスザクとリーフの方を見て「面白がってるだろ、お前ら!」と声を出し近付いて騒ぎ始めるのだった。
そんな姿を見てルークは小さくため息をつく。
「ため息かい、ルーク」
「ゲイネスか。ああ、次期寮長なのにうちだけ落ち着きがないと思ってな」
「まあ確かに、他の面々と比べるとそうかもしれないが、あれがトウマらしさだろ。スザクもリーフもさっきまで緊張した表情だったんだが、トウマと絡んで表情が和らいでいていい感じだぞ」
その言葉を聞きルークはもう一度トウマたちの方へと視線を向けた。
確かに先程合流して来た時よりも、表情が柔らかくなっておりいつもの雰囲気であった。
「いい事言うじゃんよ、ゲイネス」
「そそ、あれがトウマだよルーク」
ルークの背後からリーガとライラックが声を掛ける。
「分かってはいるが、こういう場はもう少し緊張感を持った方がいい気がするんだがな」
「トウマなんて昨日からガチガチだったろ?」
「緊張し過ぎもよくねえって聞くぜ。今もトウマは緊張してると思うけど、ああやって話して緊張を忘れようとしてるんだぜ、たぶん」
「勘だけどな」
「おいおめぇら! こんな所にいたんか! 油売ってねぇで、さっさと手伝えやたんこぶ野郎ども!」
そこへリーガとライラックが受けた依頼の依頼者がやって来て、二人の襟を掴み引っ張られて行く。
二人は「すいません、棟梁!」「分かりましたから離してください!」などと訴えながら連れていかれるのだった。
その後二人を仕事場へと連れて行った後、棟梁と呼ばれた人物が戻って来て「迷惑かけました」と謝罪をして来て仕事場へと戻って行くのだった。
「あの二人は仕事をサボってたのかい?」
「さぁ?」
ゲイネスの問いかけにルークは軽く首を傾げながら答えた。
「そう言えば、ダンデは何処にいるんだ?」
「言われて見ればいませんわね」
「あ、本当だ。おいスザク、お前んところの寮長何処にいるんだよ?」
「え、ダンデは先に着替えているはずだけど」
ルークたちの背後でダンデの話題が出始め、ルークとゲイネスもそちらから話題を振られる。
その後誰もダンデを見ていないとなり、何処に姿を消したのかと話していると話題の中心人物が豪快に現れる。
「何だ何だお前ら! 俺をのけ者か?」
「ダンデ!」
「お前、どこ行ってたんだよ? 心配してたんだぞ」
「ん? 俺の話をしてたのか」
「で、何処に行っていたんですの?」
スバンが問いかけるとダンデは笑いながら「その辺をぶらついて来た」と答えるのだった。
皆はそれを聞き、心配して損したという様な表情をしてため息をつく。
スザクはダンデに近付き、がみがみと言い始めダンデは何故自分がそんな風に言われているのか分からず困惑した表情をするのだった。
その後もスザクのお説教的なものが続き、他の皆は雑談をしているとそこへマイナ学院長とデイビッド副学院長がやって来る。
まさかの人物にルークたちは背筋を咄嗟に伸ばして挨拶をした。
「そんなに、かしこまらないで。今日は私のわがままに付き合ってもらっているのだから」
「そう、言われてもですね」
トウマがそう口にして、皆の方を軽く見ると他の皆も同じ様な表情をしていたが、そこでルークがマイナに話し掛けた。
「マイナ学院長、一ついいですか?」
「何ですか、ルークさん」
「どうして今回こんなお披露目会をやる事にしたんですか? 王都を活気づける為とかですか?」
「そうですね。それもありますが、ただ私が自慢の学院生たちを皆さんに自慢したいだけなのです」
「マイナ学院長、皆さんが驚いていますよ」
「あ、ごめんなさい。冗談ですよ」
そう答えると、そこへイベント運営をする人たちがやって来て、マイナとデイビッドが呼ばれてしまう。
二人はその人たちの方へと向かって行くのだった。
ただただその後ろ姿を見送った後、トウマたちは「結局答えは何だったんだ」と話し始める。
「(結局分からずじまいだったか。学院長の事だ、何かしら理由があると思っていたが、あの感じだと王都を活気づける為に一役買っただけかもしれないな)」
とルークは考えるのだった。
それから直ぐにトウマたちも他の運営する人たちに呼ばれ、移動を始めるのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「ぷっ、ぷあはははは! な、何だよその格好! おも、面白すぎるだろ」
そう大声で笑い始めのは、マックスであった。
「ちょ、マックス。そんなに笑ったら、ぷっ。わ、悪いだろ……ふふふ」
「お前だって笑ってるじゃねえかよ、ケビン。こんなの見たら笑うだろ、普通」
私の隣でシンリも笑いを堪えており私も目の前に立っている人物の服装を改めて見て、吹き出しそうになってしまうが堪える。
今私たちはスタンプラリーに参加し、各所のスタンプ設置場所を巡っていたのだが、その道中で偶然顔見知りに出会い足が止まったのだった。
「おいお前ら、いつまで笑ってるつもりだ?」
「あはははは! 無理、無理無理。腹が、腹がちぎれるー! あはははは!」
「ぐっ……ぷ、ぷふふふふふ」
「マックス、ケビン笑い過ぎだろ。それにシンリ、クリスお前らも顔がにやけてるのバレてるからな」
そう注意して来たのは、私たちが足を止めた原因であるアルジュであった。
何故アルジュに出会いマックスとケビンが大爆笑しているのかというと、それはアルジュの見た目であった。
なんとアルジュは今、ピエロメイクをされ派手でダサい服装をしているのである。
いつもの委員長の雰囲気からは考えられない様子に、マックスとケビンはやられてしまい大爆笑。
そして私とシンリも同じくいつもとは違うというより、かけ離れているアルジュを目の前にして笑いの限界が来ていた。
「も、もうムリ……はははは! 何なのさ、その格好。合ってなさすぎでしょ、アルジュ! あははは」
「よし分かった。笑うのはもういいから、一発ビンタだけさせろお前ら」
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