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第536話 核を貫け
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ゴーレム勝負に置いて基本的に狙う場所は、相手ゴーレムの胸である。
何故ならばゴーレムの核は胸にあるからである。
核さえ狙い、破壊出来れば勝負は一瞬で決まる。
どれほどの力差があろうと、ゴーレム勝負では核さえ破壊出来る力、タイミングを生み出せれば誰にだって勝てるのだ。
ヴァンがアリスのゴーレムの胸を狙ったのもその為である。
追撃をせず、修復させる時間を与え一瞬の隙を創り出したのも、ヴァンの作戦であり止められない威力で瞬時に仕留めに行ったのであった。
アリスのゴーレムは胸に大きな穴が空いてしまい、そのまま崩れ去ると思われたが何故かその場で形を保っていた。
それにはヴァンも目を疑う。
「(どういう事だ? どうして核を破壊したはずなのに、形を保っていられる?)」
するとアリスのゴーレムは胸に穴が空いた状態で動き始める。
そして徐々に胸の修復を始める。
その時点でヴァンは核の位置を変更しゴーレムを生成したのだと理解する。
基本的にゴーレムの生成は核を中心とし生成される。
その理由は核を中心にする方が生成しやすく、操作など一連の操作が行いやすい為である。
しかし、必ずしも核を中心にする必要はなく中には対戦用に核の位置を変えて生成する者もいるのだが、リスクはある。
中心でない為、核を置いた箇所から魔力などを操作し操るため、相当に難しく操作を謝り自滅する可能性が高いといわれている。
その為基本的に核は中心部というイメージが定着している。
学院生同士なら尚更、例外など考えずそのイメージが先行するのが当然である。
「(あの状態で動かせているのならば、そうとしか考えられない。まさかクリスのやつ、そんな技量まであったのか)」
アリスのゴーレムが完全回復すると再び突っ込んで来る。
ヴァンは自身のゴーレムの武装を変更し始め、右足の円盤カッターを大きな銃口形状に変化させ、両足に装備させる。
両腕の剣を地面に刺すと、装備した銃口から『ブリザード』を向って来るゴーレムの足元目掛けて放つ。
その攻撃により、アリスのゴーレムは足元を凍らされてしまい身動きが取れなくなる。
そしてヴァンは身動きが取れなくなったアリスのゴーレムに自身のゴーレムを突撃させ、一方の剣で頭部を突き刺したのだ。
「(次に核として配置している可能性が高いのは頭部。操作面などから考えればここが妥当だが)」
だが、それでもアリスのゴーレムは消滅せず動き続けた。
相手から接近して来たゴーレムをアリスは頭部を突き刺した腕を両手で掴むと『バースト』を発動させ破損させる。
「っ!」
アリスの攻撃はまだ終わらず、そのまま剣を装備させた腕を胸の中心を分断する様に振り抜く。
が、その攻撃をヴァンは残った腕の剣で防ぐとそのまま爆発させ強引に距離をとった。
爆発の影響でヴァンのゴーレムは両腕破損するも、距離をとった時点からすぐさま修復を始める。
一方でアリスのゴーレムも爆発の影響で凍らされていた足も解放され、頭部などの破損個所の修復を始める。
しかしアリスは修復をしていると見せかけ、槍を瞬時に創り出しヴァンの胸の中心目掛けて放り投げた。
投げられた槍にヴァンも咄嗟に反応するも、ヴァンのゴーレムの胸の中心付近に槍が突き刺さる。
だがヴァンのゴーレムは崩れることはなかった。
「くっ、届いてないか。それに咄嗟に動かして狙いをずらされた」
「(危ない。胸部の厚みを増させ、命中箇所をずらさせて核の攻撃を回避したが、油断した)」
ヴァンは突き刺さった槍を吸収しながらゴーレムを修正し続け、動かせるようになった所でアリスのゴーレムに向け剣に魔法を乗せ連続で放つ。
アリスは遠距離からの攻撃に対しゴーレムで魔力創造を使用し目の前に壁を創り出し防ぐ。
創り出した壁にヴァンは攻撃の手を緩めず、破壊する為に連続で遠距離攻撃を仕掛け続けていると壁の背後から左右に三体ずつの小型ゴーレムが姿を現し突っ込んで来る。
通常のゴーレムよりも小型の為スピードが速く、一気に迫って来る。
しかしヴァンはそれに対し焦ってはいなかった。
「(これは見たことがある攻撃だ。各個体で爆発させてくるのだろう? そんなもの近づけさせなければいいだけさ)」
ヴァンは剣に『ガスト』を纏わせ近付いて来る小型ゴーレムを一掃する。
そのままヴァンは創り出された壁を破壊すべく魔法を放つと、遂にアリスが創り出した壁が破壊される。
壁の後ろにはアリスのゴーレムが隠れているはずだと思い、更には分裂している状態から少し小型になっていると想定し魔法を放つ。
直後、破壊した壁の後ろから飛び上がる様に現れたのは狼型のゴーレムであり、口元に先程までアリスのゴーレムが装備していた剣を加えていた。
「(何だと!?)」
狼型ゴーレムは飛び上がった事により、ヴァンの攻撃を回避しそのまま銜えた剣を体全身を使い振り抜き、ヴァンの装備していた剣の腕を斬り落とす。
そしてヴァンのゴーレムを押し倒し、銜えた剣を頭部に突き刺す。
ヴァンは何とか抜け出そうとゴーレムを動かすも、アリスの狼型ゴーレムは両腕両脚を押させた状態で魔力創造で地面と一体化させていた。
「(固定された。ひとまず固定箇所以外を切り離して、回避だ)」
すぐさま核の存在している胸部のみ以外を固定された箇所を切り離そうと操作を行い始めるが、その時アリスが宙に向けて何か操作をしているのが目に入る。
視線を宙に向けると、そこには先程吹き飛ばした小型ゴーレムが集結し一体のゴーレムが槍を宙からヴァンのゴーレム目掛けて蹴り飛ばす。
蹴り飛ばされた槍は一直線に狼型ゴーレムを貫き、真下のヴァンのゴーレムの胸の中心部までをも貫通した。
直後、ヴァンのゴーレムが砕け散っていくのだった。
何故ならばゴーレムの核は胸にあるからである。
核さえ狙い、破壊出来れば勝負は一瞬で決まる。
どれほどの力差があろうと、ゴーレム勝負では核さえ破壊出来る力、タイミングを生み出せれば誰にだって勝てるのだ。
ヴァンがアリスのゴーレムの胸を狙ったのもその為である。
追撃をせず、修復させる時間を与え一瞬の隙を創り出したのも、ヴァンの作戦であり止められない威力で瞬時に仕留めに行ったのであった。
アリスのゴーレムは胸に大きな穴が空いてしまい、そのまま崩れ去ると思われたが何故かその場で形を保っていた。
それにはヴァンも目を疑う。
「(どういう事だ? どうして核を破壊したはずなのに、形を保っていられる?)」
するとアリスのゴーレムは胸に穴が空いた状態で動き始める。
そして徐々に胸の修復を始める。
その時点でヴァンは核の位置を変更しゴーレムを生成したのだと理解する。
基本的にゴーレムの生成は核を中心とし生成される。
その理由は核を中心にする方が生成しやすく、操作など一連の操作が行いやすい為である。
しかし、必ずしも核を中心にする必要はなく中には対戦用に核の位置を変えて生成する者もいるのだが、リスクはある。
中心でない為、核を置いた箇所から魔力などを操作し操るため、相当に難しく操作を謝り自滅する可能性が高いといわれている。
その為基本的に核は中心部というイメージが定着している。
学院生同士なら尚更、例外など考えずそのイメージが先行するのが当然である。
「(あの状態で動かせているのならば、そうとしか考えられない。まさかクリスのやつ、そんな技量まであったのか)」
アリスのゴーレムが完全回復すると再び突っ込んで来る。
ヴァンは自身のゴーレムの武装を変更し始め、右足の円盤カッターを大きな銃口形状に変化させ、両足に装備させる。
両腕の剣を地面に刺すと、装備した銃口から『ブリザード』を向って来るゴーレムの足元目掛けて放つ。
その攻撃により、アリスのゴーレムは足元を凍らされてしまい身動きが取れなくなる。
そしてヴァンは身動きが取れなくなったアリスのゴーレムに自身のゴーレムを突撃させ、一方の剣で頭部を突き刺したのだ。
「(次に核として配置している可能性が高いのは頭部。操作面などから考えればここが妥当だが)」
だが、それでもアリスのゴーレムは消滅せず動き続けた。
相手から接近して来たゴーレムをアリスは頭部を突き刺した腕を両手で掴むと『バースト』を発動させ破損させる。
「っ!」
アリスの攻撃はまだ終わらず、そのまま剣を装備させた腕を胸の中心を分断する様に振り抜く。
が、その攻撃をヴァンは残った腕の剣で防ぐとそのまま爆発させ強引に距離をとった。
爆発の影響でヴァンのゴーレムは両腕破損するも、距離をとった時点からすぐさま修復を始める。
一方でアリスのゴーレムも爆発の影響で凍らされていた足も解放され、頭部などの破損個所の修復を始める。
しかしアリスは修復をしていると見せかけ、槍を瞬時に創り出しヴァンの胸の中心目掛けて放り投げた。
投げられた槍にヴァンも咄嗟に反応するも、ヴァンのゴーレムの胸の中心付近に槍が突き刺さる。
だがヴァンのゴーレムは崩れることはなかった。
「くっ、届いてないか。それに咄嗟に動かして狙いをずらされた」
「(危ない。胸部の厚みを増させ、命中箇所をずらさせて核の攻撃を回避したが、油断した)」
ヴァンは突き刺さった槍を吸収しながらゴーレムを修正し続け、動かせるようになった所でアリスのゴーレムに向け剣に魔法を乗せ連続で放つ。
アリスは遠距離からの攻撃に対しゴーレムで魔力創造を使用し目の前に壁を創り出し防ぐ。
創り出した壁にヴァンは攻撃の手を緩めず、破壊する為に連続で遠距離攻撃を仕掛け続けていると壁の背後から左右に三体ずつの小型ゴーレムが姿を現し突っ込んで来る。
通常のゴーレムよりも小型の為スピードが速く、一気に迫って来る。
しかしヴァンはそれに対し焦ってはいなかった。
「(これは見たことがある攻撃だ。各個体で爆発させてくるのだろう? そんなもの近づけさせなければいいだけさ)」
ヴァンは剣に『ガスト』を纏わせ近付いて来る小型ゴーレムを一掃する。
そのままヴァンは創り出された壁を破壊すべく魔法を放つと、遂にアリスが創り出した壁が破壊される。
壁の後ろにはアリスのゴーレムが隠れているはずだと思い、更には分裂している状態から少し小型になっていると想定し魔法を放つ。
直後、破壊した壁の後ろから飛び上がる様に現れたのは狼型のゴーレムであり、口元に先程までアリスのゴーレムが装備していた剣を加えていた。
「(何だと!?)」
狼型ゴーレムは飛び上がった事により、ヴァンの攻撃を回避しそのまま銜えた剣を体全身を使い振り抜き、ヴァンの装備していた剣の腕を斬り落とす。
そしてヴァンのゴーレムを押し倒し、銜えた剣を頭部に突き刺す。
ヴァンは何とか抜け出そうとゴーレムを動かすも、アリスの狼型ゴーレムは両腕両脚を押させた状態で魔力創造で地面と一体化させていた。
「(固定された。ひとまず固定箇所以外を切り離して、回避だ)」
すぐさま核の存在している胸部のみ以外を固定された箇所を切り離そうと操作を行い始めるが、その時アリスが宙に向けて何か操作をしているのが目に入る。
視線を宙に向けると、そこには先程吹き飛ばした小型ゴーレムが集結し一体のゴーレムが槍を宙からヴァンのゴーレム目掛けて蹴り飛ばす。
蹴り飛ばされた槍は一直線に狼型ゴーレムを貫き、真下のヴァンのゴーレムの胸の中心部までをも貫通した。
直後、ヴァンのゴーレムが砕け散っていくのだった。
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