539 / 564
第538話 注目の対戦試合に来ないわけ
しおりを挟む
休憩時間も終わりが近付き各所で試合の準備が始まる。
そんな中で一番人が集まっている対戦場があり、試合のない他クラスの生徒も見に来ており、注目度が高い試合だと一目で分かる状況だった。
「うわ、凄いな。こんなに見に来るのか」
「だから大注目の対戦だっていったろ」
フェルトの言葉を信じてなかった訳ではないが、トウマが改めてルークとニックの対戦試合が注目されているのだと認識する。
「お前らもやっぱり見に来たか」
そう声を掛けて来たのは、アルジュであった。
「委員長、凄い集まりだね」
「うん、皆この試合は気になるでしょ。うちらの学年一位と未だ底知れる力を持っているニックとの対戦」
「今日のニックは今までとは違うよ」
するとそこへガウェンとシンリが合流する。
「やけに自信ありげだなフェルト。だが、ルークの奴も同じことが言えるぞ」
「へ~言うじゃんガウェン。そういえば、ルークに何か魔道具を作ってたみたいだね」
「ああ。あいつ専用のな」
「そんなの一つで今日のニックに勝てるかな?」
「あいつは勝つさ」
真っすぐな言葉にフェルトは負けじと「ニックの方が勝つね」と口にする。
そんな二人の間にシンリが入り落ち着かせる。
「珍しいなガウェン。お前が熱くなってるのは」
「俺の作った魔道具が使われてるんだ。作り手として熱くなるのは当然さ、アルジュ」
「そういうもんなのか」
「そうさ。何度も試行錯誤して作った一品だ、気持ちの入りようが違うんだよ」
トウマが二人の会話を近くで聞いているとシンリが声を掛けて来た。
「で、トウマは結局どっち派? やっぱりルークの方?」
「そうだな。ニックも今日は違うってのはフェルト経由でしか知らないけど、仮にそうだったとしてもルークがそう簡単に負ける気はしないだよな」
「流石次期寮長」
そうシンリがトウマを茶化していると、背後から大声で「それでこそ寮長!」と言われ皆が一斉に耳を塞ぐ。
振り返るとそこには、ダイモン寮次期寮長のダンデが両腕を組み立っていた。
「ダンデ? てか、急に背後から大声を出すなよ。耳いてぇわ」
ダンデは悪びれる様子もなく大きく笑っていると、急ぎ足で次期副寮長であるスザクが現れ皆に謝罪し始める。
するとそんな現場を目撃した、エメル寮次期寮長のスバンとイルダ寮次期寮長のロムロスがやって来る。
「試合前に貴方は何をしているのですの? 次期寮長としての自覚が足りないのでは?」
「スバン、ダイモンは元々こんな感じだから今更そんなこと言っても無駄だよ」
「おーお前らも来たか! スバン、ロムロム!」
「そんな大声で言わなくてもいいから」
ロムロムは両耳を手で塞ぎながら答えるとスバンが再び謝る。
周囲も次期寮長らが集まっている事に気付き、少しざわつき始める。
「(何だか目立ってるな)」
「せっかくの機会だ、一緒にあいつの試合を見届けようじゃないってスバン、何をするんだ。引っ張るな、おい、一緒にどうだお前ら」
と、ダンデが叫びながらスバンに引きずられてその場から立ち去って行くのだった。
「彼は今後も大変だろうね。ダンデの下なんて俺ならやってられないね」
「私も同意見ですわ」
立ち去る彼らの姿を見つめながらそんな会話をしていると、背後から「うちの寮長が迷惑かけたね」と声を掛けられる。
そして声がした方に視線を向けると、そこにはダイモン寮のレオンがいたのだった。
「レオン」
「別に貴方が謝らなくてもいいんじゃなくて。副寮長でもないのですし」
「そうかもだけど、寮の仲間が迷惑かけておいて見て見ぬ振りはどうかなって」
レオンの真摯な対応にロムロスが「お前の方が寮長向いてるぞ」と口にする。
「そんな事はない。ダンデは皆からの信頼もあるし、力もある。僕みたいな転入生が変われる存在じゃないし、僕もダンデを信頼してるしうちの寮長は彼以外考えられないよ」
「でもよ、副寮長の権利まで辞退しなくてもよかったんじゃないのか? お前も認められてない訳じゃないだろに」
「僕には務まらないからさ。スバンみたいに何でも出来る訳じゃないし、仕える主はもういるからね」
そこへエメル寮次期副寮のリーフがやって来てスバンに声を掛け、何かを聞くとトウマらに提案を持ち掛ける。
「トウマ、ロムロス、それにレオンもしよかったら私と一緒にルークの試合を見ません?」
「俺は構わないが、お前らはどうする?」
「僕も構いません。誘って頂けるだけ嬉しいです」
「俺は――」
そう口にし一緒にいたシンリらの方を見ると「行って来い」や「気にするな」というジェスチャーをされる。
それを見てトウマはエメルの提案を受け入れ一緒に試合を見ると決める。
そしてその場から離れて行き、既に一番試合が見やすい場所を確保していたのかそこに案内される。
「ありがとうリーフ」
スバンの言葉にリーフは軽く首を横に振り、一歩下がった所で待機する。
「お前の所の副寮長も凄い有能だな」
「当然ですわ。私と共に寮を支えて行くのですから」
ロムロスにリーフが褒められスバンは鼻が高くなる。
その時ルークがある事に気付く。
「あれ、そういえばお前の所の副寮長はどうしたんだ?」
「ゲイネスか?」
「そうそう」
「あいつはちょっと用事があって、ここには来ないだけさ」
トウマがその用事について聞こうとした時だった、ルークとニックの試合が始まろうとし周囲が盛り上がり意識がそちらに向くのだった。
一方でその頃アリスはというと、休憩時間も終わり第三試合の相手を待っていた。
すると担当試験官と共にその相手がやって来る。
アリスは休憩時間もあり、今回は事前に対戦相手が誰かを聞かされておらずクラスの誰が来るのかと考えながら待っていたのだが、思いもしない人物の登場に目を疑うのだった。
「やあクリス。いや、もう違うんだったね」
「っ!? う、嘘。どうして貴方が」
第三試合の対戦相手としてアリスの現れたのは、イルダ寮次期副寮長のゲイネスであった。
そんな中で一番人が集まっている対戦場があり、試合のない他クラスの生徒も見に来ており、注目度が高い試合だと一目で分かる状況だった。
「うわ、凄いな。こんなに見に来るのか」
「だから大注目の対戦だっていったろ」
フェルトの言葉を信じてなかった訳ではないが、トウマが改めてルークとニックの対戦試合が注目されているのだと認識する。
「お前らもやっぱり見に来たか」
そう声を掛けて来たのは、アルジュであった。
「委員長、凄い集まりだね」
「うん、皆この試合は気になるでしょ。うちらの学年一位と未だ底知れる力を持っているニックとの対戦」
「今日のニックは今までとは違うよ」
するとそこへガウェンとシンリが合流する。
「やけに自信ありげだなフェルト。だが、ルークの奴も同じことが言えるぞ」
「へ~言うじゃんガウェン。そういえば、ルークに何か魔道具を作ってたみたいだね」
「ああ。あいつ専用のな」
「そんなの一つで今日のニックに勝てるかな?」
「あいつは勝つさ」
真っすぐな言葉にフェルトは負けじと「ニックの方が勝つね」と口にする。
そんな二人の間にシンリが入り落ち着かせる。
「珍しいなガウェン。お前が熱くなってるのは」
「俺の作った魔道具が使われてるんだ。作り手として熱くなるのは当然さ、アルジュ」
「そういうもんなのか」
「そうさ。何度も試行錯誤して作った一品だ、気持ちの入りようが違うんだよ」
トウマが二人の会話を近くで聞いているとシンリが声を掛けて来た。
「で、トウマは結局どっち派? やっぱりルークの方?」
「そうだな。ニックも今日は違うってのはフェルト経由でしか知らないけど、仮にそうだったとしてもルークがそう簡単に負ける気はしないだよな」
「流石次期寮長」
そうシンリがトウマを茶化していると、背後から大声で「それでこそ寮長!」と言われ皆が一斉に耳を塞ぐ。
振り返るとそこには、ダイモン寮次期寮長のダンデが両腕を組み立っていた。
「ダンデ? てか、急に背後から大声を出すなよ。耳いてぇわ」
ダンデは悪びれる様子もなく大きく笑っていると、急ぎ足で次期副寮長であるスザクが現れ皆に謝罪し始める。
するとそんな現場を目撃した、エメル寮次期寮長のスバンとイルダ寮次期寮長のロムロスがやって来る。
「試合前に貴方は何をしているのですの? 次期寮長としての自覚が足りないのでは?」
「スバン、ダイモンは元々こんな感じだから今更そんなこと言っても無駄だよ」
「おーお前らも来たか! スバン、ロムロム!」
「そんな大声で言わなくてもいいから」
ロムロムは両耳を手で塞ぎながら答えるとスバンが再び謝る。
周囲も次期寮長らが集まっている事に気付き、少しざわつき始める。
「(何だか目立ってるな)」
「せっかくの機会だ、一緒にあいつの試合を見届けようじゃないってスバン、何をするんだ。引っ張るな、おい、一緒にどうだお前ら」
と、ダンデが叫びながらスバンに引きずられてその場から立ち去って行くのだった。
「彼は今後も大変だろうね。ダンデの下なんて俺ならやってられないね」
「私も同意見ですわ」
立ち去る彼らの姿を見つめながらそんな会話をしていると、背後から「うちの寮長が迷惑かけたね」と声を掛けられる。
そして声がした方に視線を向けると、そこにはダイモン寮のレオンがいたのだった。
「レオン」
「別に貴方が謝らなくてもいいんじゃなくて。副寮長でもないのですし」
「そうかもだけど、寮の仲間が迷惑かけておいて見て見ぬ振りはどうかなって」
レオンの真摯な対応にロムロスが「お前の方が寮長向いてるぞ」と口にする。
「そんな事はない。ダンデは皆からの信頼もあるし、力もある。僕みたいな転入生が変われる存在じゃないし、僕もダンデを信頼してるしうちの寮長は彼以外考えられないよ」
「でもよ、副寮長の権利まで辞退しなくてもよかったんじゃないのか? お前も認められてない訳じゃないだろに」
「僕には務まらないからさ。スバンみたいに何でも出来る訳じゃないし、仕える主はもういるからね」
そこへエメル寮次期副寮のリーフがやって来てスバンに声を掛け、何かを聞くとトウマらに提案を持ち掛ける。
「トウマ、ロムロス、それにレオンもしよかったら私と一緒にルークの試合を見ません?」
「俺は構わないが、お前らはどうする?」
「僕も構いません。誘って頂けるだけ嬉しいです」
「俺は――」
そう口にし一緒にいたシンリらの方を見ると「行って来い」や「気にするな」というジェスチャーをされる。
それを見てトウマはエメルの提案を受け入れ一緒に試合を見ると決める。
そしてその場から離れて行き、既に一番試合が見やすい場所を確保していたのかそこに案内される。
「ありがとうリーフ」
スバンの言葉にリーフは軽く首を横に振り、一歩下がった所で待機する。
「お前の所の副寮長も凄い有能だな」
「当然ですわ。私と共に寮を支えて行くのですから」
ロムロスにリーフが褒められスバンは鼻が高くなる。
その時ルークがある事に気付く。
「あれ、そういえばお前の所の副寮長はどうしたんだ?」
「ゲイネスか?」
「そうそう」
「あいつはちょっと用事があって、ここには来ないだけさ」
トウマがその用事について聞こうとした時だった、ルークとニックの試合が始まろうとし周囲が盛り上がり意識がそちらに向くのだった。
一方でその頃アリスはというと、休憩時間も終わり第三試合の相手を待っていた。
すると担当試験官と共にその相手がやって来る。
アリスは休憩時間もあり、今回は事前に対戦相手が誰かを聞かされておらずクラスの誰が来るのかと考えながら待っていたのだが、思いもしない人物の登場に目を疑うのだった。
「やあクリス。いや、もう違うんだったね」
「っ!? う、嘘。どうして貴方が」
第三試合の対戦相手としてアリスの現れたのは、イルダ寮次期副寮長のゲイネスであった。
0
あなたにおすすめの小説
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
お前を愛することはない!?それより異世界なのに魔物も冒険者もいないだなんて酷くない?
白雪なこ
恋愛
元婚約者のせいで、今、私ったら、「お前を愛することない!」と言う、つまらない台詞を聞く仕事をしておりますが、晴れて婚約者が元婚約者になりましたので、特に文句はございません!やったぜ!
異世界に転生したっぽいのに、魔物も冒険者もいないので、夢と希望は自分で作ることにしました。まずは、一族郎党へのロマンの布教完了です。
*激しくゆるゆる。いや、おかしいだろ!とツッコミながらお読みください。
*タイトル変更・1話修正・短編から長編に変更
*外部サイトにも掲載しています。
冷遇されている令嬢に転生したけど図太く生きていたら聖女に成り上がりました
富士山のぼり
恋愛
何処にでもいる普通のOLである私は事故にあって異世界に転生した。
転生先は入り婿の駄目な父親と後妻である母とその娘にいびられている令嬢だった。
でも現代日本育ちの図太い神経で平然と生きていたらいつの間にか聖女と呼ばれるようになっていた。
別にそんな事望んでなかったんだけど……。
「そんな口の利き方を私にしていいと思っている訳? 後悔するわよ。」
「下らない事はいい加減にしなさい。後悔する事になるのはあなたよ。」
強気で物事にあまり動じない系女子の異世界転生話。
※小説家になろうの方にも掲載しています。あちらが修正版です。
悪役令嬢に転生したので地味令嬢に変装したら、婚約者が離れてくれないのですが。
槙村まき
恋愛
スマホ向け乙女ゲーム『時戻りの少女~ささやかな日々をあなたと共に~』の悪役令嬢、リシェリア・オゼリエに転生した主人公は、処刑される未来を変えるために地味に地味で地味な令嬢に変装して生きていくことを決意した。
それなのに学園に入学しても婚約者である王太子ルーカスは付きまとってくるし、ゲームのヒロインからはなぜか「私の代わりにヒロインになって!」とお願いされるし……。
挙句の果てには、ある日隠れていた図書室で、ルーカスに唇を奪われてしまう。
そんな感じで悪役令嬢がヤンデレ気味な王子から逃げようとしながらも、ヒロインと共に攻略対象者たちを助ける? 話になるはず……!
第二章以降は、11時と23時に更新予定です。
他サイトにも掲載しています。
よろしくお願いします。
25.4.25 HOTランキング(女性向け)四位、ありがとうございます!
逃げたい悪役令嬢と、逃がさない王子
ねむたん
恋愛
セレスティーナ・エヴァンジェリンは今日も王宮の廊下を静かに歩きながら、ちらりと視線を横に流した。白いドレスを揺らし、愛らしく微笑むアリシア・ローゼンベルクの姿を目にするたび、彼女の胸はわずかに弾む。
(その調子よ、アリシア。もっと頑張って! あなたがしっかり王子を誘惑してくれれば、私は自由になれるのだから!)
期待に満ちた瞳で、影からこっそり彼女の奮闘を見守る。今日こそレオナルトがアリシアの魅力に落ちるかもしれない——いや、落ちてほしい。
キズモノ令嬢絶賛発情中♡~乙女ゲームのモブ、ヒロイン・悪役令嬢を押しのけ主役になりあがる
青の雀
恋愛
侯爵令嬢ミッシェル・アインシュタインには、れっきとした婚約者がいるにもかかわらず、ある日、突然、婚約破棄されてしまう
そのショックで、発熱の上、寝込んでしまったのだが、その間に夢の中でこの世界は前世遊んでいた乙女ゲームの世界だときづいてしまう
ただ、残念ながら、乙女ゲームのヒロインでもなく、悪役令嬢でもないセリフもなければ、端役でもない記憶の片隅にもとどめ置かれない完全なるモブとして転生したことに気づいてしまう
婚約者だった相手は、ヒロインに恋をし、それも攻略対象者でもないのに、勝手にヒロインに恋をして、そのためにミッシェルが邪魔になり、捨てたのだ
悲しみのあまり、ミッシェルは神に祈る「どうか、神様、モブでも女の幸せを下さい」
ミッシェルのカラダが一瞬、光に包まれ、以来、いつでもどこでも発情しっぱなしになり攻略対象者はミッシェルのフェロモンにイチコロになるという話になる予定
番外編は、前世記憶持ちの悪役令嬢とコラボしました
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる