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机の中
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ちょうどクレヨンで絵を描こうと思ってたんだ。
久々だった気がする。
小学2年生まではしょっちゅうクレヨンでお絵かきをしていたけど、それ以降はゲームや同じ学年の友達が出来て近くの公園で遊ぶようになってからクレヨンを使うことさえ殆どなくなってたから。
今は中学3年生、もうすぐで高校受験が控えている。
そんなとき、ふとどういう理由か知らないけどクレヨンで絵を描きたいな~って軽い気持ちで私が小学校を卒業するまで使っていた小さな机の一番前の引き出しを開けることに決めた。
「多分、この引き出しの中にある筈だよね。」
私は一番前の引き出しを開けようとするが……。
ギギギ…ギギ…
「あれ?開かない。なんで??」
いくら強く引っ張っても一番前の引き出しがなんでか知らないけど、開けることが出来ない。
「なんでだろ、まぁいいか。他の引き出しの方も開けて見ようっと。」
私は一番前の引き出しを開けるのを諦めて他の引き出しを開けてクレヨンがあるのか確かめる。
「あれっ??すんなり開いた!?」
他の引き出しはすぐに開いた。
でも、肝心のクレヨンがない。
「仕方がない、一番前の引き出しをもう一回開けて見よう。多分、この引き出しにしかないみたいだし。」
今度は両手で力一杯に一番前の引き出しだしを開けて見る。
ギギギ…ギギ…
「イタタタタ…なにこれ…力強…開いてってば…!!」
ギギギ…ギギギ…ぐわん…
「あっ!開い…え…」
すすす…
「なんか変な音……」
ネズミが蠢いているのかな?それとも虫!?
うわっ!私そういうの苦手。まぁ仕方ないよね、ここ数年は全然使ってなかったし、使うこともなかったから。
それでも私はクレヨンを探していたから、今更諦めるわけにはいかないと再び引き出しを開けようとする。
ギギギ…ギギギ
「きっつ…でももう少し。」
ギギギ…ギギギ
「よし…!あと少し…」
必死になって引き出しを開けようする。
ギギギ…ギギ…
「やった!やっと開いた!これでやっとクレヨンを取り出せ…あれ…なんか…こっちを…?」
"ギロリ“
「うわああああッ!!」
―――充血した瞳が私を睨みつけている。
『キリキリキリ…あ゙あ゙あああ……』
《《なにか》が私の顔に近づいくる。
そのなにかは私には良く分からかったが近づいてくるにつれて、そのなにかが真っ白な女性の顔になった。
「きゃああああッ!!なにあれッ!!」
私は気が動転してパニックになってしまい、引き出しから離れて床にへなへなと座り込んでしまう。
なんで女性の顔が…!??
怖い、怖すぎるよ!!
でもお父さんもお母さんも今は夜ご飯の買い出しに行ってて家にいないんだ。
どうしよう…今すぐ帰ってきて…!!
私の体は震えたまま殆ど動けない状態にあったが、辛うじて首は動かせた。
私は不意に机の下を見てしまう。
ーーーそこには赤く充血した黒髪の女性の首がギロリと睨みつけていた。
久々だった気がする。
小学2年生まではしょっちゅうクレヨンでお絵かきをしていたけど、それ以降はゲームや同じ学年の友達が出来て近くの公園で遊ぶようになってからクレヨンを使うことさえ殆どなくなってたから。
今は中学3年生、もうすぐで高校受験が控えている。
そんなとき、ふとどういう理由か知らないけどクレヨンで絵を描きたいな~って軽い気持ちで私が小学校を卒業するまで使っていた小さな机の一番前の引き出しを開けることに決めた。
「多分、この引き出しの中にある筈だよね。」
私は一番前の引き出しを開けようとするが……。
ギギギ…ギギ…
「あれ?開かない。なんで??」
いくら強く引っ張っても一番前の引き出しがなんでか知らないけど、開けることが出来ない。
「なんでだろ、まぁいいか。他の引き出しの方も開けて見ようっと。」
私は一番前の引き出しを開けるのを諦めて他の引き出しを開けてクレヨンがあるのか確かめる。
「あれっ??すんなり開いた!?」
他の引き出しはすぐに開いた。
でも、肝心のクレヨンがない。
「仕方がない、一番前の引き出しをもう一回開けて見よう。多分、この引き出しにしかないみたいだし。」
今度は両手で力一杯に一番前の引き出しだしを開けて見る。
ギギギ…ギギ…
「イタタタタ…なにこれ…力強…開いてってば…!!」
ギギギ…ギギギ…ぐわん…
「あっ!開い…え…」
すすす…
「なんか変な音……」
ネズミが蠢いているのかな?それとも虫!?
うわっ!私そういうの苦手。まぁ仕方ないよね、ここ数年は全然使ってなかったし、使うこともなかったから。
それでも私はクレヨンを探していたから、今更諦めるわけにはいかないと再び引き出しを開けようとする。
ギギギ…ギギギ
「きっつ…でももう少し。」
ギギギ…ギギギ
「よし…!あと少し…」
必死になって引き出しを開けようする。
ギギギ…ギギ…
「やった!やっと開いた!これでやっとクレヨンを取り出せ…あれ…なんか…こっちを…?」
"ギロリ“
「うわああああッ!!」
―――充血した瞳が私を睨みつけている。
『キリキリキリ…あ゙あ゙あああ……』
《《なにか》が私の顔に近づいくる。
そのなにかは私には良く分からかったが近づいてくるにつれて、そのなにかが真っ白な女性の顔になった。
「きゃああああッ!!なにあれッ!!」
私は気が動転してパニックになってしまい、引き出しから離れて床にへなへなと座り込んでしまう。
なんで女性の顔が…!??
怖い、怖すぎるよ!!
でもお父さんもお母さんも今は夜ご飯の買い出しに行ってて家にいないんだ。
どうしよう…今すぐ帰ってきて…!!
私の体は震えたまま殆ど動けない状態にあったが、辛うじて首は動かせた。
私は不意に机の下を見てしまう。
ーーーそこには赤く充血した黒髪の女性の首がギロリと睨みつけていた。
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