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因果応報、春の祟り
往を彰わにして来を察す、年よりの言葉は一度くらい聞いとこう
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「質問は匄から聞いている。邑の記録だな。匄、引き継いだ邑の祀りに山神はいなかったのか」
范武子の問いに士匄が
「なかった。あの邑は山から少し遠く、支流が近い。黄河と支流のふたつは祀るとなっていた。山に対する儀礼は行っていた」
と、答える。話しているのは同じ体なのであるが、いちいちそれを記述すれば煩雑であるため、割愛する。趙武も表情や声音の違いに、どちらがどちらか、などと混乱しなかった。
「山の恵みが直接いただけるような場所ではございませんね。天、地、祖は祀り、河や山は恩恵あれば祀る。恩恵も無いのに祀るは逆に取り憑かれるものですから、儀礼のみというのは妥当だと思います」
趙武が会話に入りながら、己の書いた地図を示した。范武子がのぞきこみ、汝が書いたのか中々上手いではないか、と柔らかい口調で褒める。趙武が嬉しさのあまり卒倒しそうになるのを、士匄が慌てて引き寄せ、
「じいさん! こいつはじいさんの強火なファンなんだ! そういう軽々しいファンサービスはやめてくれ!」
と怒鳴った。范武子が
「おお、すまん」
と慣れた様子で言った。この死人は生前も人を心酔させてきたところがあり、趙武が過剰反応していることをすぐに察した。おおよそ、この男はとまどうということが無い。
「失礼、いたしました、失礼いたしました」
卒倒しかけた趙武といえば、我に返って必死に謝った。いい、いい、と范武子が少しくだけた様子で手を振ると
「本来、死者はこのように生者と話せぬ。つまり、これは天地陰陽のことわりに背いている行為だが、この境界があいまいなわが孫はおこぼれをいただいている。無理をとおしているゆえ、時間は極めて少ない。手短に話す。まず、わたしの記憶によれば、趙孟の言う『空白の地』には確かに邑があった。堯帝の時代に周囲の邑と同じように開かれ、舜帝の時代にもそこにあった。が、禹王が世を統べる前に、その場をたたみ、移った。お察し、この度士氏が引き継いだ問題の邑だ」
趙武が唾を飲み込み、士匄は険しい顔をした。
「じいさん。わたしが引き継いだ邑は耕作地が多く確かに悪くはない。しかしこの元の場所は山と河が良いあんばいで土も良く、漆園も考えれば捨てるが惜しい。何故移ったのか、記録はあったのか」
士匄の言葉に范武子が頷いた。
「山津波だ。この山が川でも流すようにが土砂を運び、邑が何度も泥に飲み込まれた。治水で川の氾濫を抑えるにも大変であろうに、山が恵みを帳消しにするような祟りを毎年何度も起こしていたらしい。まあ生きてられぬと山の恵み全てを投げ捨てて逃げたというわけだ。落ち着いたところは当時誰も手を出さぬ場所であったのだ、今に至るまで大変だったろう」
周の記録でわかるのはここまでだ。と范武子が落ち着いた様子で言った。山津波とは現代で言う土石流である。その被害は想像にあまりある。
「つまり、堯帝の時代で祀りに何か異常があったのでしょうか」
趙武の言葉に士匄は頷く。
「山の祀りを怠っていたのではないか? なあ、じいさん」
士匄の言葉に、范武子が一言、知らぬ、とにべもなく答えた。
「じいさんなら何かわかるんじゃないか」
「わたしはある程度想像はしている、否、きっとわかっている。が、わたしは死人であり、この顛末に責は負えぬ。また、匄はこの土地の記録をわたしから聞きたいという理由で呼びつけている。それ以上は約定を越える。我らは子々孫々を見守っているのではない。見張っているのだ。祀りを間違えれば祟るのは祖も同じ。わたしは汝を祟りたくはない。匄よ。汝は才はあるであろう。しかし、失敗してからそれに気づく愚かさ、やりすぎてから取りこぼしを知る浅慮がある。今回もそれだ。汝は結果だけに囚われこのような厄難にあっている。同じことをわたし相手にするな」
他力本願な孫にきっちり説教をすると、范武子は趙武に目をやった。趙武が姿勢を正してじっと見て来る。どこか期待している眼差しであった。
「わたしはもう還る。さて、趙孟。そのように請われても我が身は死人、言祝ぎはできぬ、汝に訓戒の言葉はかけられぬ。我が息子、爕が汝に訓戒の言葉で祝ったはずだ。それを大切にしてほしい。どのような言葉かしらぬが、あの息子はわたしなりに厳しく育て良き大夫となった。趙孟の人生に役立つ言葉であろう。人生の言葉は先人の記録か、生きている先達から学ぶことだ。死者を呼び出し学ぶは凶事、淫祠に繋がる。……そんな顔でわたしを見るものではない」
そう言うと、范武子は士匄をもう一発殴って還っていった。つまり、勝手にふっとび、再び床に叩きつけられた士匄が転がっており、趙武がそれを茫然と見ている、という絵図である。
趙武は、士匄の状況などどうでもよく、范武子に己の浅ましさを指摘され、頬を染めていた。悔恨と自嘲が己を支配する。范武子という尊敬している人に、人生の指針がほしい、といううわついた欲を指摘され拒まれたことへの羞恥。そして、死人を呼び出すことなど考えるなという牽制に、己の底を見られたと趙武は消え入りたくなった。趙武が会いたい人のほとんどは、死んでいる。范武子はそれを察し、やめろ、と言ったのだった。
「……趙孟。泣きそうな顔してるんじゃない。見ているほうが恥ずかしい、共感性羞恥って知っているか?」
改めて座り直した士匄が、趙武の顔を覗きこんで言った。労りの感情など全く無い。呆れた声であった。趙武はしらけた目を士匄にむけると、ふ、と安堵の笑みを浮かべて肩の力を抜いた。
「いや、あなたって本当に尊敬できるところ無いんですけど、そーゆーとこ嫌いじゃないです」
趙武の褒めてるのか貶しているのかわからぬ言葉に、士匄が、ち、と舌打ちをした。士匄は別に慰めるつもりなどなく、言いたいことを言っただけである。この男は人に同情するということを無様な行為と思っており、趙武が最も嫌いなことは同情されることであった。
「さて、気をとりなおして、だ。この、過去の邑。空白の地だ。理由は知らぬが邑と山神の相性が悪かったのであろう。山神は何故か邑を幾度も祟り、邑は逃げた」
「……その後も邑は祟られた、というわけではないようですね」
同じく気をとりなおした趙武が『問題の邑』を描き込んだ場所を撫でた。
もし、祟りが続いていたのなら、周人も邑宰もその旨を士匄に引き継ぐはずである。それを隠すほどの詐欺を行う理由がない。もし、他者に祟りや呪いを肩代わりさせるにしても邑を渡すのは失う財が大きすぎる。何より、士氏は大国晋の武闘派有力貴族である。士氏に祟りをなすりつけることは己の死刑執行書にサインをするに等しい。
「あの、素衣素冠の男が『迷惑なきちがい』ていどで終わっている。ということは、祟ることができず、しかし何故か縁が切れずつきまとっていたわけだが……。そしてもうひとつ、だ。山神に関係するであろうものが、なぜ人の形をとっている。よもや、堯帝時代に人型の祀りでもしたのか? 儀に合わなさすぎる」
中国古代において、神はまともな人の形をしていない。龍や麒麟のような瑞獣に寄せているものもあれば、偶像化せずに、概念的に信仰しているふしもある。少なくとも、士匄は人の形をとり、斬られて死体にまでなった山神の話など聞いたことがない。祀りを行う巫覡が邑を捨てても残っていたのか、それとも人にまで堕ちた神なのか。
「じゃあ、この空白の地と山に行きましょう」
趙武がパン、と手を叩き言い切った。士匄は、うえ、という顔をする。その顔は、その少々遠い邑を超えた場所まで行かねばならぬ面倒さと、絳都を出る許しを父親にせねばならぬ、ということへの倦厭である。士爕は何も聞かずに許可するような、大雑把な男ではない。何故、何のため、いきさつ全てを語らねばならぬ。想像しただけで面倒であった。
「あの、お父上が恐ろしいのでしたら、私も同席いたしましょうか?」
極めて屈辱的なことを言う趙武を士匄は睨み付けた。
「いらぬわ! お前がいたらさらに面倒だろうが!」
と、怒鳴った上で、
「この場合は知伯にまずご相談し、あわよくば同席しわたしの代わりに説明していただく。もしくは裏から父の耳にいれていただく。知伯は頼れとおっしゃっていた。ここは利用させてもらう。どうせ怒鳴られ殴られるが、説教は短いほうがよい」
と、ふんぞりかえって今後の方針を述べた。
范武子の問いに士匄が
「なかった。あの邑は山から少し遠く、支流が近い。黄河と支流のふたつは祀るとなっていた。山に対する儀礼は行っていた」
と、答える。話しているのは同じ体なのであるが、いちいちそれを記述すれば煩雑であるため、割愛する。趙武も表情や声音の違いに、どちらがどちらか、などと混乱しなかった。
「山の恵みが直接いただけるような場所ではございませんね。天、地、祖は祀り、河や山は恩恵あれば祀る。恩恵も無いのに祀るは逆に取り憑かれるものですから、儀礼のみというのは妥当だと思います」
趙武が会話に入りながら、己の書いた地図を示した。范武子がのぞきこみ、汝が書いたのか中々上手いではないか、と柔らかい口調で褒める。趙武が嬉しさのあまり卒倒しそうになるのを、士匄が慌てて引き寄せ、
「じいさん! こいつはじいさんの強火なファンなんだ! そういう軽々しいファンサービスはやめてくれ!」
と怒鳴った。范武子が
「おお、すまん」
と慣れた様子で言った。この死人は生前も人を心酔させてきたところがあり、趙武が過剰反応していることをすぐに察した。おおよそ、この男はとまどうということが無い。
「失礼、いたしました、失礼いたしました」
卒倒しかけた趙武といえば、我に返って必死に謝った。いい、いい、と范武子が少しくだけた様子で手を振ると
「本来、死者はこのように生者と話せぬ。つまり、これは天地陰陽のことわりに背いている行為だが、この境界があいまいなわが孫はおこぼれをいただいている。無理をとおしているゆえ、時間は極めて少ない。手短に話す。まず、わたしの記憶によれば、趙孟の言う『空白の地』には確かに邑があった。堯帝の時代に周囲の邑と同じように開かれ、舜帝の時代にもそこにあった。が、禹王が世を統べる前に、その場をたたみ、移った。お察し、この度士氏が引き継いだ問題の邑だ」
趙武が唾を飲み込み、士匄は険しい顔をした。
「じいさん。わたしが引き継いだ邑は耕作地が多く確かに悪くはない。しかしこの元の場所は山と河が良いあんばいで土も良く、漆園も考えれば捨てるが惜しい。何故移ったのか、記録はあったのか」
士匄の言葉に范武子が頷いた。
「山津波だ。この山が川でも流すようにが土砂を運び、邑が何度も泥に飲み込まれた。治水で川の氾濫を抑えるにも大変であろうに、山が恵みを帳消しにするような祟りを毎年何度も起こしていたらしい。まあ生きてられぬと山の恵み全てを投げ捨てて逃げたというわけだ。落ち着いたところは当時誰も手を出さぬ場所であったのだ、今に至るまで大変だったろう」
周の記録でわかるのはここまでだ。と范武子が落ち着いた様子で言った。山津波とは現代で言う土石流である。その被害は想像にあまりある。
「つまり、堯帝の時代で祀りに何か異常があったのでしょうか」
趙武の言葉に士匄は頷く。
「山の祀りを怠っていたのではないか? なあ、じいさん」
士匄の言葉に、范武子が一言、知らぬ、とにべもなく答えた。
「じいさんなら何かわかるんじゃないか」
「わたしはある程度想像はしている、否、きっとわかっている。が、わたしは死人であり、この顛末に責は負えぬ。また、匄はこの土地の記録をわたしから聞きたいという理由で呼びつけている。それ以上は約定を越える。我らは子々孫々を見守っているのではない。見張っているのだ。祀りを間違えれば祟るのは祖も同じ。わたしは汝を祟りたくはない。匄よ。汝は才はあるであろう。しかし、失敗してからそれに気づく愚かさ、やりすぎてから取りこぼしを知る浅慮がある。今回もそれだ。汝は結果だけに囚われこのような厄難にあっている。同じことをわたし相手にするな」
他力本願な孫にきっちり説教をすると、范武子は趙武に目をやった。趙武が姿勢を正してじっと見て来る。どこか期待している眼差しであった。
「わたしはもう還る。さて、趙孟。そのように請われても我が身は死人、言祝ぎはできぬ、汝に訓戒の言葉はかけられぬ。我が息子、爕が汝に訓戒の言葉で祝ったはずだ。それを大切にしてほしい。どのような言葉かしらぬが、あの息子はわたしなりに厳しく育て良き大夫となった。趙孟の人生に役立つ言葉であろう。人生の言葉は先人の記録か、生きている先達から学ぶことだ。死者を呼び出し学ぶは凶事、淫祠に繋がる。……そんな顔でわたしを見るものではない」
そう言うと、范武子は士匄をもう一発殴って還っていった。つまり、勝手にふっとび、再び床に叩きつけられた士匄が転がっており、趙武がそれを茫然と見ている、という絵図である。
趙武は、士匄の状況などどうでもよく、范武子に己の浅ましさを指摘され、頬を染めていた。悔恨と自嘲が己を支配する。范武子という尊敬している人に、人生の指針がほしい、といううわついた欲を指摘され拒まれたことへの羞恥。そして、死人を呼び出すことなど考えるなという牽制に、己の底を見られたと趙武は消え入りたくなった。趙武が会いたい人のほとんどは、死んでいる。范武子はそれを察し、やめろ、と言ったのだった。
「……趙孟。泣きそうな顔してるんじゃない。見ているほうが恥ずかしい、共感性羞恥って知っているか?」
改めて座り直した士匄が、趙武の顔を覗きこんで言った。労りの感情など全く無い。呆れた声であった。趙武はしらけた目を士匄にむけると、ふ、と安堵の笑みを浮かべて肩の力を抜いた。
「いや、あなたって本当に尊敬できるところ無いんですけど、そーゆーとこ嫌いじゃないです」
趙武の褒めてるのか貶しているのかわからぬ言葉に、士匄が、ち、と舌打ちをした。士匄は別に慰めるつもりなどなく、言いたいことを言っただけである。この男は人に同情するということを無様な行為と思っており、趙武が最も嫌いなことは同情されることであった。
「さて、気をとりなおして、だ。この、過去の邑。空白の地だ。理由は知らぬが邑と山神の相性が悪かったのであろう。山神は何故か邑を幾度も祟り、邑は逃げた」
「……その後も邑は祟られた、というわけではないようですね」
同じく気をとりなおした趙武が『問題の邑』を描き込んだ場所を撫でた。
もし、祟りが続いていたのなら、周人も邑宰もその旨を士匄に引き継ぐはずである。それを隠すほどの詐欺を行う理由がない。もし、他者に祟りや呪いを肩代わりさせるにしても邑を渡すのは失う財が大きすぎる。何より、士氏は大国晋の武闘派有力貴族である。士氏に祟りをなすりつけることは己の死刑執行書にサインをするに等しい。
「あの、素衣素冠の男が『迷惑なきちがい』ていどで終わっている。ということは、祟ることができず、しかし何故か縁が切れずつきまとっていたわけだが……。そしてもうひとつ、だ。山神に関係するであろうものが、なぜ人の形をとっている。よもや、堯帝時代に人型の祀りでもしたのか? 儀に合わなさすぎる」
中国古代において、神はまともな人の形をしていない。龍や麒麟のような瑞獣に寄せているものもあれば、偶像化せずに、概念的に信仰しているふしもある。少なくとも、士匄は人の形をとり、斬られて死体にまでなった山神の話など聞いたことがない。祀りを行う巫覡が邑を捨てても残っていたのか、それとも人にまで堕ちた神なのか。
「じゃあ、この空白の地と山に行きましょう」
趙武がパン、と手を叩き言い切った。士匄は、うえ、という顔をする。その顔は、その少々遠い邑を超えた場所まで行かねばならぬ面倒さと、絳都を出る許しを父親にせねばならぬ、ということへの倦厭である。士爕は何も聞かずに許可するような、大雑把な男ではない。何故、何のため、いきさつ全てを語らねばならぬ。想像しただけで面倒であった。
「あの、お父上が恐ろしいのでしたら、私も同席いたしましょうか?」
極めて屈辱的なことを言う趙武を士匄は睨み付けた。
「いらぬわ! お前がいたらさらに面倒だろうが!」
と、怒鳴った上で、
「この場合は知伯にまずご相談し、あわよくば同席しわたしの代わりに説明していただく。もしくは裏から父の耳にいれていただく。知伯は頼れとおっしゃっていた。ここは利用させてもらう。どうせ怒鳴られ殴られるが、説教は短いほうがよい」
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