圧倒的外道の神様ライフ

KURA

文字の大きさ
7 / 12

ただ生きるのが面白いわけないだろう?

しおりを挟む
「美味しい」

ダキラがそう言う。
俺も食べているが確かに美味しい。

「いつもより臭みがないね」

「そうなのか?」

と聞くと、ダキラ曰くもう少し臭いらしい。
ふむ……と、何故だろうと見ていると女の種族が関係しているのではないか。
こいつはエルフと言われる……まぁ有名だな。
耳がとがっていたりする種族だ。
耳を確認すると確かに尖っていた。
ふむ、ならばエルフは臭みが少ないのだろうか。
場合によっては今度人間の男を調理するときは香辛料をたっぷり使わなければ。

「美味しかった~」

ダキラがそう言うのを聞いて見てみるとほぼ食いつくされていた。
まぁ、良いのだが……あきれるやらなにやら。

さて、ここからどうするか。
ダキラに話してみると。

「んー、マスターの好きなことすればいい。私はそれについていく」

だそうだ。
好きなこと……前世ではやりたいことやれなかったしなぁ。
悪役ロールプレイ……語弊があるな。
悪といっても勧悪懲悪で懲らしめる側ではない。
いわゆる負ける側だな。
できれば微笑ましいような、格好いいような悪ではなくもしも読者がいるのならドン引くような悪になりたい。

 そうだ。ラノベのような舞台を作ろう。
勇者を召喚しよう。
神様に頼めば一発だろ……う。
そう思った瞬間に目の前に紙がヒラヒラと落ちてきた。
神様曰く全然オッケーらしい。
さすが爺話がわかる。
ならば俺はラノベの舞台を娯楽の為に使ってやる。
国も、人の人生も、命も、金も、全ては俺の娯楽の為だ。

「……思い付いた?」

……ふと声をかけられて気づくが笑っていたようだ。
頷き、ダキラにも計画を話してやる。

「……いいね。面白そう」

「だろ?」

「マスターがマスターでよかった」

「どういう意味だ……」

まぁ何故マスターが俺で良かったと再確認したかは置いておいて。
まずは俺が上手く活動できるように下準備をしないとな。
どこの国に行くか……ふむ。
そういえば。
神聖王国は結構上層部が腐っていたな。
うむ。そうしよう。
あの女騎士が捨てられるくらいだきっと近い。

「ダキラ、神聖王国に入り込んで好き勝手やろうぜ」

「良い。マスター。末永く頼むよ。楽しく行こう」

「おとなしい感じの癖に良いなぁお前」

「マスターもそう。どうする。神聖王国を手中にでも収める?」

「それもいいなぁ」

この日は二人でこれからどうするか話し合った。


 夜が明け、太陽光により目が覚める。
神の化身とも言われる太陽……ねぇ。
他の神もいるのかねぇ……。
ま、殺すだけだが。

「おはよう、マスター」

「さて、神聖王国に行くか」

「近くまでのゲートを作る」

「ありがとよ」

役に立つなぁ。
闇をくぐると、そこは違った景色だった。
見渡すとある塀が見える。
なるほど、あれの内側に国があるのか。
出口完全に固めてダムみたいにしたら面白そうだな。
さて、行くか。

二人で近づき、門の所まで行くと、門番に止められた。

「見ない顔だな。何処のものだ」

「田舎からでして。ぜひ王国に観光に行きたいと思いまして」

「……まぁ、いいだろう。指名手配もされていないようだしな。ようこそ我らが神聖王国へ。教会へ行くことをおすすめするよ」

意外とあっさり門を通過できた。
これが常識なのだろうか。
こんなことなら歴史をもう少し勉強しておけばよかったな。
まぁこれが現実なのだから良いか。

「どうする?」

「宿をとる。あいつらからとった金あるしな。宿で魔法教えてくれよ」

「わかった」

宿を探すとすぐに見つけた。
……これ、言語学習したからわかるのだが、ホントにいきなり来たのなら全くわからなくて困惑するだろうな。
日本と全く言語は違うからだ。

「100Gだよ」

100Gはまぁ安くもなく高くもない程度だ。
よくラノベでパン一個とかで表すときや1G何円みたいに表す時もあるが、前者はパンの価値はいろいろあるし、後者は金銭の価値が全く同じではない筈なのに何故そんなきっちり計算できるのだろうか。
ドルなどの外国通貨の計算したことないのだろうか。
たまに疑問に思うがそこまで厳しく定義してもややこしくなるだけかもしれない。

板を貰い、板にかかれた番号の部屋を開ける。
そして鍵……まぁ金具なのだが金具の鍵を閉める。 
やはり鍵を宿につける利点がないからだろうか。
だが外出するときに、鍵が無いのは不便ではないかと思ったが……ダキラから教えてもらった。
板に魔力を込めると金具が閉まるらしい。
もう一回込めると開くらしい。
意外とハイテクでビックリした。

さて、魔法を教えてもらおうか。

「まず、魔法の正体を教えてあげる」

教わらなくても調べようと思えば調べれるが、まぁお願いします。
頭を下げた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

彼の巨大な体に覆われ、満たされ、貪られた——一晩中

桜井ベアトリクス
恋愛
妹を救出するため、一ヶ月かけて死の山脈を越え、影の沼地を泳ぎ、マンティコアとポーカー勝負までした私、ローズ。 やっと辿り着いた先で見たのは——フェイ王の膝の上で甘える妹の姿。 「助けなんていらないわよ?」 は? しかも運命の光が私と巨漢戦士マキシマスの間で光って、「お前は俺のものだ」宣言。 「片手だけなら……」そう妥協したのに、ワイン一杯で理性が飛んだ。 彼の心臓の音を聞いた瞬間、私から飛びついて、その夜、彼のベッドで戦士のものになった。

借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる

しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。 いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに…… しかしそこに現れたのは幼馴染で……?

転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

処理中です...