女の俺は世界で一番エロ可愛い

椎木唯

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一章 力で商人のヒモになる

別れと出会い。キルビアの服装卑猥じゃね?

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 空に流れる雲は悠々自適で、何も考えていない気楽さを感じる。背中を押すように大自然ならではのすっきりとした空気感がリラックスさせる。馬車に揺られ、仰向けで空を見ているだけで様々な悩み事が消えて無くなってしまう程だ。

「で、どうすんの? おっぱい揉む? 今ならお手頃価格で良いけど」

「い、いやその僕は…えっと、その…」

「はぁ…男なら、こうズバッとさ。いきます! 揉みます! 的な勢いで行かないと。女関係さっぱりだろお前」

 ぜっせーの美女であるアクちゃんが間近に座っているのだ。まあ、出会いはほぼ全裸染みた鱗モザイク状態だったのでその時に比べたらある程度リラックスはできているのかもしれない。下半身は爆発寸前だろうな! 男のとしての過去がそう確信付ける。
 『これは夢か、夢なのか? いや、夢かもな…』そう、ぶつぶつと呟いている齢16の青年ーーモーリを横目で眺め、スルーする。気持ちは分からなくはないがキモかったのだ。話を広める努力を辞め、モーリから施しとして貰った毛布を被り直し、肌の露出を減らす。鱗の出し入れは意識的に可能になったのだが全裸である。現地人、と表しても良いほどの気持ちの良い全裸である。猥褻ガールだろう。

 世の少年、青年、成人男性の目の保養にはなるよな、と自慢のスタイルをひけらかしながら歩いていた過去は黒歴史として心の中の残ってしまう。女装趣味はあっても露出の趣味はない俺である。外部的な行動力は持ち合わせていないのだ。てか、全裸なら全裸ですよって教えてくれても良いのにな。

 薄情者であったギルバ達を思う。
 馬車なのだから馬でしょ? と、そんな俺の心を打ち砕くアースドラゴンの怪力で進む馬車には俺とモーリが座る、前方の座席しかない。後ろの空間は職業商人の名に恥じない、様々なブツが入っているらしい。

 意味深に1人話、表情が変わったギルバからパーティを解散しよう。と言われたのだ。その後の話し合いで買い言葉に売り言葉。そんな罵倒の応手で変な感じで別れてしまったのだ。結構俺に助けられているよな? そう思ったがそれは言わなかった。そこまで頭が回らなかったのだ。
 シェルダやキルビアが仲裁に入り、仲が深まる系イベントだったのでは、と冷静になってきた頭で考えてしまうがその2人もギルバ同様に表じょが変わってしまったのだ。キルビアの俺への執着心は変わらず、撫で回すような手つきは健在であった。あったのだが仲裁には入らず、別れの言葉を2、3言告げ別れてしまった。

 そんな背景の元、どんなに探してもギルバ達の姿はない。所詮ないものねだ理である。そう考えるとキルビアのあの手つきは俺が全裸であることを示唆してのことか?
 そんな筈は無いだろう。切り替える。


 幸か不幸か商人見習いであるモーリと出会ったのだ。森の中で思春期真っ盛りのオスと、摩訶不思議な全裸の美女。何も起きないはずがなく…トントン拍子に事が運び、向かう町まで送ってくれる。そうじゃないだろ、そうじゃないだろ。
 性欲がないのかと思ってしまったが妙に下半身のガードが硬いな尿意を我慢しているのか? と、そう思わせんぶりの態度は完全なるボッキだろう。性欲はありそうだ。

 良い意味でも悪い意味でも人間ができているのだろう。毛布くれたし。

 少しでも恩返しができたらな、と鶴のような気持ちになりながら護衛の役割を勝手に担う。そういえば何故森の中を単身で?

「そーいえば何でモーリは1人なんだ? 護衛とかつけなくても良いのか? エルダートレントとかウィンドドラゴンを倒せる実力があるようには見えないんだけど…」

 身近に武器があるわけでもないモーリを想う。魔法使いか? と考えたが…いや、そっちの線が近いか?
 認識を改めるが期待を裏切ってくる。
 呆れるようにため息を吐くモーリ。

「何で唐突にそんな伝説上のモンスターをあげるんですか…護衛に関してはアースドラゴンがいるんで十分なんですよ。これでもこの子、4メートル越えのウルフを倒したことがあるんですから」

 どうです、私の子供は。
 そう言わんばかりのドヤ顔に苛つきを覚える。覚えるがすぐに沈下する。伝説上ってどういうことだ? 巣を突いたときに出てくるアリみたいなレベルにウジャウジャいるのが伝説って? モーリにとっての伝説って意味合い的に軽いものなんだね。ギャルのチョベリバみたいな感じだろう。
 冗談だろう、と判断していたのだが表情が変化せず『嘘だよ』の言葉も発さないモーリに違和感を覚え始める。おっと、これはマジなのか? 4メートル越えのウルフの話も気になるが話の真意を確かめる方が先だろう。
 拝借していたウィンドドラゴンの牙を取り出す。デカすぎて持ち運びに不便なのだが切れ味が異常に良いのだ。『ナイフとして使えるのよ』とキルビアの助言に従って持っていた甲斐がある。ナイフとしてまだ使ってないんだけどな。

 モーリは受け取り、まじまじと観察する。
 強度を調べたり、表面の質を触ったり、切れ味として発揮している鋭いギザギザに目を見開いている。

 最初はどこの恐竜の骨ですか…と、虚言者をみるような目つきだったのだが徐々に真剣さが上がり、今ではルーペを取り出し細部まで食い入るように見ていた。ちなみに手綱は俺が握っている。どおどお。
 随分と良い子なのか、デブデブと太った蜥蜴の見た目であるアースドラゴンはノシノシと見た目に合わない結構なスピードを保って舗装されている道を進んでいく。観察が一通り済んだのか頬を赤く染め、若干興奮しているモーリが出来上がっていた。

「アクさん!! これどこで拾ったんですか!? 本当のウィンドドラゴンの牙じゃないです! しかも滅多にみる事がない永久歯ですよ、これ」

 積極性に溢れているモーリに若干引きながら牙を受け取り、返答する。

「だからこの森の中で戦ったんだって。すげーだろ? 今ならお手頃価格で販売するけど?」

 半分調子に乗りながら言う。戦ったことに関して言及して欲しかったのだが…どうやら信じていないようでスルーしていた。懐からそろばんを取り出し、シャコシャコと気持ちの良い音を鳴らしながら計算していく。何の計算なのかさっぱりだ。
 考え終わったのかそろばんを懐に戻す。

「よし、多分損害にはならないはず…えっと、販売の話なんですけど900万でよろしいですか? 相場よりは多少色を付けたんですけど…」

「900万ッ!? いや、可能性としては大暴落している金銭なのかもしれないか…」

 聴き慣れない言葉にエグいほど声が裏返ってしまった。ただでさえ高い声なのだ。これ以上高くなってしまうとモスキートーンになってしまう。年齢が高くなり、加齢が目立ってくると俺の声が聞こえなくなってっしまうな。悲しくもあり、超能力的なソレに魅力を感じ始めている。まあ、数秒後には気持ちは落ちているのだろうが。

 手綱を受け取り、俺の声でびっくりしてしまったアースドラゴンを落ち着かせながら説明する。

「暴落なんてとんでもない。今話題の全国共通化が図られている豊穣国アジルスの貨幣なんで安心安全ですよっ」

「まあ、売らないんだけどな。代わりに腕を買ってくんね? 俺、このまま全裸で生きてくのはつれーわ」

「…そしたら交換の方が良いのでは? って思っちゃいますけど…腕ですか。実力のアレが分からないんで僕だけの判断ではできないですね…これが、本当にウインドドラゴンを討伐できるのでしたら話は別ですけどね。服の件は…確か馬車の中に商品として入っていたような…」

 そう言って背もたれの一部分を外し、中に手を入れる。ガサゴソと漁ること数十秒。見覚えのある黒い服が目に入った。

「ウチには魔女の服、としてこれが販売されているんですけど…良かったら着ます? 渡りに船なんで代金は大丈夫ですよ」

 渡りに船である。ほぼノータイムで返事を返す。見覚えあるな、と思っていたらキルビアの普段着だった。って事はモーリの商会は魔術の触媒とかを取り扱っているところなのか、と判断ができる。
 ありがとう、と感謝を言い、その場で着替える。スポブラも喪失した事で抑えはどうするんじゃろ、と思ったのだが内部にパットみたいな柔らか素材が入っていた。合法的に女性服への理解が深められ始めているが…これは神から俺への施しなのだろう。なら女装させてくれって話なんだけどな。

「うわあああ!!! ちょ、アクさんここで着替えるんですか!? ちょ、ちょ、えっと、あの場所が……」

「着替えるも何も…なあ? つか、別におっぱいはあっても下腹部には何もないから見られても平気だぞ? ほら」

 ほら、と言っても下腹部を見せびらかすようにはしてないのだが。表面上だけである。
 そんな俺の言葉で大きな疑問と、小さな探究心が芽生えたモーリはゆっくりと顔を覆った手を剥がしていく。そこに見えたのは魔女服を着終わり、モーリの為にとノーパン下半身をスカートを捲ってさらけ出している姿だった。

 危うくモーリの鼻から血が見えるところだった。
 瞬時に抑えたモーリの目は色々と輝いていた。『これが女体の神秘なのでしょうか。父が言っていた女を知れば一歩大人に近づく、と真意はこれなのでしょうか?』と、神に教えを乞うように両手を合わせ、呟いている。怖かった。個人的にも恥ずかしくなってきたのでスカートを戻し、座る。
 魔女服は黒一色の体のラインを強調するドレスだ。ラテックス的ドレス、と言えば理解が早いだろう。見ていてエロすを感じていたのだが着てみてさらにエロすを感じてしまう。こんなのもう、視姦じゃないか! キルビアは他者の視線を想像しながら生活していたのか…と、ある意味尊敬の念を抱いてしまう。
 ピチピチすぎ。


 ようやっと冷静になってきたのか深呼吸を繰り返し、賢者のような良識ある表情でこちらを向く。ここだけ切り取れば女体の下腹部を見て鼻血を出しそうになった青年だとは気付けまい。正確には女体ではないのだが…。

「えっと、そうですね。何もないのは理解できたんですが…って事はアクさん、亜人なんですね…。でも、女性器がない亜人って…」

 考えるように少し俯く。記憶を辿っているのかすごい集中力だ。授業中、2/5の時間が経った頃に急激な腹痛に襲われた時の事を思い出す。あの頃の早く終われの念の集中力が他者の追随を許さないものがあった。マジで腹痛のキツさはエグい。

 合点が言ったのか口を開く。その表情は妙に納得したようなものだった。

「…龍人。って事ですよね。であるならば納得です。すいません、雇用の件前向きに検討させてよろしいですか? 両親が商会のオーナーなので一応話は通しておきたくて。ああ! えっと、龍人な訳ですので目立ちたくない、とかの理由がありましたら遠慮なく言ってくださいね。あ、果物食べます?」

「テンションの移り変わりすごいな、お前…対応は変わらないままでお願いしたんだけど…。まあ、目立ちたくないとかはないからそこら辺は…お願いするわ」

 種族のアドバンテージか。高校中退、異世界転校で就職先が不安で夜しか寝れず、食事も朝昼晩しか摂れない生活を送っていた俺からすると渡りかかった船である。就職先が決定したかも知れないのだ。まあ、就職先が商会の護衛って特殊にも程がありすぎるけど…モーリ君は出会ってから良い人だな、と感じてきているのだ。就職先の異質さに目を瞑れば悠々自適、寝て馬車に乗るだけの簡単な未来が待っているはず!
 それか適当にモーリが俺を養ってくれないかな、と考えている。月の小遣いはなくて良いからサブカルチャーは充実させてほしいわ。



 そんななんやかんや、てんやわんやでギルバ達との別れがあり、新しい出会いがあり、進路先が決まりつつある現状。新しい場面展開だった。
 現状に沿うようにして周りの光景も一転する。森から抜けたのだ。眼を細めれば遠くの方に町があるのが見える。それでテンションが上がったのかアースドラゴン、通称アス子は速度を上げる。休みなしに働くその姿に軽く惚れそうであった。
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