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2章 魂刈りの乙女
第8話 転職
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祭壇の目途が立ったのは、それから三日の後だった。
オルガの言うところ、賞牌がただの魂ならば、神器のひと突きで刈りも砕けもしたらしい。どうやら今の状態では、霧を突くように手応えがない。祭壇を立て御柱の神威を集めることで、魂を固着させるのだそうだ。
当然のこと、ザイナスにはさっぱり解からない。わかっているのは、それが人生の終わりということだ。御柱の望んだことならば、天寿という事なのだろうか。
「万一に備えてのことだったが、よもや本当に必要になるとはな」
オルガの古式の祭壇は、意外に手間が必要だった。王都の臨時執政庁を奉都スルーズに置いたのも、秩序神の聖堂が近いからだ。
部下には騒乱を避けての執務と話しているが、こうして滞在を伸ばしてまで王都での執行を避けたのは、他にも大きな理由があるらしい。
「王都にはレイヴがいるからな、魂刈りに手間取れば横取りされかねん」
レイヴは血族神の御使いの名だ。新聖座における冠絶神の一柱、旧聖座における人神の一柱にあたる。政務に負担を掛けてまでラングステンに赴いたのも、賞牌を奪い合う十二の御使いに先んじたいからだ。
「まあ、その懸念も残務も今日までだ」
そこはかとなく、オルガの機嫌がよい。執務室で二人の折りは、張った気も解けている。『鋼の女』の差は激しいが、古参の執務官は見ぬ振りをしていた。
「ご機嫌ですね、執政官」
とはいえ、ザイナスは複雑だ。結局、今日まで何の算段もつかなかった。
「いよいよ執政官もあと少しだ、私のことはオルガと呼ぶといい」
ふふん、と笑う。
「さすがにスルーズでは拙いからな」
すっかり調子に乗っている。
「仕事はまだ残っているのでは?」
逆にザイナスがそう諫めた。
「御使いの義理など、君の魂を刈れば終わりだ」
定時退社で何が悪い、と言わんばかりだ。
「でも、僕だって終わりです」
普通の人はそうではない。死は単なる通過点だ。人は死により過去と罪を漂白し、人生を仕切り直す機会を与えられる。次の人生が約束されている。
「心配するな、君の魂は私が導く」
「賞牌、ですか」
呟くとオルガは鼻根に小皺を寄せた。
「一足飛びに全人観測儀だ。嬉しくはないのか」
魂は地上で磨かれる。人に宿って研鑽され、幾度もそれを繰り返す。行きつく先は 約束の地だが、聖典には別の呼び名がある。全人観測儀だ。魂が世界の歯車とも、嵌め絵の欠片とにも例えられる大元だ。
信仰契約のもう一方、御柱の利益はそこにある。その完成こそが世界の役割りであり、目的であり、魂の意味である――そう、教会で教えられる。それ以上は教えてくれない。聖典でも説明の難しい部類だ。司祭も面倒なのだろう。
ザイナスは肩を竦めて見せた。
「人の魂が行きつく先だ、それ以上の望みはあるまい」
オルガはそう告げて頷いた。
「君を送れば、私も望みが叶う」
秘め事のように声を落としたオルガに、ザイナスは驚いた目で問うた。よもや、自身の望みとは。御使いは叶えられるより、叶える側ではなかったか。
「人としての望みだからな。本来、使いの我らにあるのは、情報と使命だけだ。受肉した限りは地肉に従わざるを得ない。人格も、望みもな」
「王都の執政官にまでなったのに、まだ何か?」
オルガは再び、ふふん、と笑った。
「嫁に行く」
ザイナスは口籠った。変な声が出ないよう、必死に堪えた。
「ええと、それは、その、お幸せに」
オルガはきょとんとザイナスに目を遣り、呆れたような息を吐いた。
「相手はまだだ、これから探す」
「はあ」
今度こそ変な声が出た。
「当たり前だ。魂刈りの資格がある以上、男に触れることもできんからな」
今度はザイナスがきょとんと首を捻った。
「私が受肉したのは十七だ。色恋に目覚めようというものだろう? 挙句こうして寝る間も惜しんで職務に尽くしてきたのだ、望みくらいは抱いても――」
ザイナスは無造作にオルガの手を取った。やはり、触れる。以前にも触れられたことがある。御使いは不可侵だが、受肉した限りは異なるのではないか。
「触れるじゃないですか」
少女のような悲鳴と同時に、ザイナスの握った手が消えた。呆気に取られて目で追えば、オルガが大きく飛び退り、扉にぺたりと張りついている。
「君は、やはり、やはりそうか。だがどうして――」
不意に扉の呼び鈴が鳴り、オルガはまたびくりと身を竦めた。
「聖堂から連絡です。ご依頼の準備が整ったとのこと」
「すぐに行く」
必要以上の大声で扉の向こうに告げ、オルガはザイナスを思い切り睨んだ。
「それと、手錠を用意しろ」
◇
怪訝な顔をしながらも、顔馴染みになった国軍衛士はオルガの厳命で手錠を掛けた。ザイナスは途方に暮れて思案する。何をどう間違えてしまったのか。
執務室を出てからずっと、オルガはザイナスを背中で威嚇している。
とはいえ、いよいよ猶予がない。
廊下を少し渡ったところで、属官のひとりが一行に追いついた。オルガに近寄り、何事か耳打ちする。王党派がどうのといった声が漏れ聞こえた。
立ち止まり、オルガがザイナスを振り返る。逡巡するような顔があった。
「先に聖堂に連れて行け」
付き添う衛士にそう告げる。ザイナスに目を遣り口籠るも、つと目を逸らした。丁重に扱うように、と衛士に言い添え、オルガは踵を返した。
ぼんやり背中を見送ると、ザイナスは衛士に連れられて外に出た。硝子越しでない空を見たのは、何日ぶりのことだろう。もう陽が落ちそうになっている。
のんびり歩いたのも束の間、追い掛けてきた別の衛兵が声を掛けた。所用を告げた彼を衛兵が引き継ぐなり、ザイナスは裏の車寄せに引いて行かれた。
小振りの馬車に乗せられた。
奉都スルーズの大聖堂は遠くない。てっきり歩いて行くものだと思ったザイナスは、固く閉じられた格子窓を眺めた。暗い客車にひとりきり、気づけば錠も下ろされている。予告もなしに馬車は走り出していた。
「あのう」
仕切りの向こうの御者台は、声を掛けても返事をしない。
出された馬車は随分と走った。車輪の下は石畳を過ぎて、荒れた山道に入り込んでいる。下手に口を開けない。舌を噛みそうなほど揺れた。
明らかにおかしい。だが、ザイナスにはどうしようもない。車輪が石を跳ねるたび、馬車が揺れ、席が揺れ、身体が揺れて、嵌められた手錠が音を立てた。
結局、数時間ほど走り通した。
ようやく外に出されてみれば、辺りはすっかり陽が落ちていた。どうやらラングステンではない。奉都スルーズはおろか、他の奉都でもない。見知らぬ夜の街だった。目の前に汽車の駅がある。
辛うじて覗き見た駅名はイースタッド。確かラングステンより北東にある街だ。
状況がまったくわからない。
連れて行かれたのは停車中の客車だった。汽車の火は既に入っており、車内には煌々と灯が燈っている。待機の機関が低い蒸気の音を立てていた。
ただ、辺りにほとんど人けがない。客車の中も空っぽだ。
いや、中ほどにひとりいた。向かい合わせの席から半身を乗り出し、ザイナスを覗き見ている。丸い眼鏡の美しい少女だ。嫌な予感しかしなかった。
つと、ザイナスから目を逸らし、ザイナスを曳く衛士におつかれさま、と言った。衛士の差し出す手錠の鍵をそっと端だけ摘み取ると、目線で去るよう促した。
取り残され、背中で客車の扉が閉まる音、丁寧に錠の落ちる音を聞きながら、もしや逃げ出す機会を逃したのかな、などとザイナスは考えていた。
「はじめまして、ザイナス・コレット」
鼻の乗せた小さな丸眼鏡の奥から、値踏みするような螺鈿の瞳がザイナスを見上げた。この色、この探るような感覚は覚えがある。
「あたしはクリスタ・リンデル、聖堂商会の顧問をやってる。あなたには――そうねえ、組織神のヘルフって名乗った方がいいのかな?」
オルガの言うところ、賞牌がただの魂ならば、神器のひと突きで刈りも砕けもしたらしい。どうやら今の状態では、霧を突くように手応えがない。祭壇を立て御柱の神威を集めることで、魂を固着させるのだそうだ。
当然のこと、ザイナスにはさっぱり解からない。わかっているのは、それが人生の終わりということだ。御柱の望んだことならば、天寿という事なのだろうか。
「万一に備えてのことだったが、よもや本当に必要になるとはな」
オルガの古式の祭壇は、意外に手間が必要だった。王都の臨時執政庁を奉都スルーズに置いたのも、秩序神の聖堂が近いからだ。
部下には騒乱を避けての執務と話しているが、こうして滞在を伸ばしてまで王都での執行を避けたのは、他にも大きな理由があるらしい。
「王都にはレイヴがいるからな、魂刈りに手間取れば横取りされかねん」
レイヴは血族神の御使いの名だ。新聖座における冠絶神の一柱、旧聖座における人神の一柱にあたる。政務に負担を掛けてまでラングステンに赴いたのも、賞牌を奪い合う十二の御使いに先んじたいからだ。
「まあ、その懸念も残務も今日までだ」
そこはかとなく、オルガの機嫌がよい。執務室で二人の折りは、張った気も解けている。『鋼の女』の差は激しいが、古参の執務官は見ぬ振りをしていた。
「ご機嫌ですね、執政官」
とはいえ、ザイナスは複雑だ。結局、今日まで何の算段もつかなかった。
「いよいよ執政官もあと少しだ、私のことはオルガと呼ぶといい」
ふふん、と笑う。
「さすがにスルーズでは拙いからな」
すっかり調子に乗っている。
「仕事はまだ残っているのでは?」
逆にザイナスがそう諫めた。
「御使いの義理など、君の魂を刈れば終わりだ」
定時退社で何が悪い、と言わんばかりだ。
「でも、僕だって終わりです」
普通の人はそうではない。死は単なる通過点だ。人は死により過去と罪を漂白し、人生を仕切り直す機会を与えられる。次の人生が約束されている。
「心配するな、君の魂は私が導く」
「賞牌、ですか」
呟くとオルガは鼻根に小皺を寄せた。
「一足飛びに全人観測儀だ。嬉しくはないのか」
魂は地上で磨かれる。人に宿って研鑽され、幾度もそれを繰り返す。行きつく先は 約束の地だが、聖典には別の呼び名がある。全人観測儀だ。魂が世界の歯車とも、嵌め絵の欠片とにも例えられる大元だ。
信仰契約のもう一方、御柱の利益はそこにある。その完成こそが世界の役割りであり、目的であり、魂の意味である――そう、教会で教えられる。それ以上は教えてくれない。聖典でも説明の難しい部類だ。司祭も面倒なのだろう。
ザイナスは肩を竦めて見せた。
「人の魂が行きつく先だ、それ以上の望みはあるまい」
オルガはそう告げて頷いた。
「君を送れば、私も望みが叶う」
秘め事のように声を落としたオルガに、ザイナスは驚いた目で問うた。よもや、自身の望みとは。御使いは叶えられるより、叶える側ではなかったか。
「人としての望みだからな。本来、使いの我らにあるのは、情報と使命だけだ。受肉した限りは地肉に従わざるを得ない。人格も、望みもな」
「王都の執政官にまでなったのに、まだ何か?」
オルガは再び、ふふん、と笑った。
「嫁に行く」
ザイナスは口籠った。変な声が出ないよう、必死に堪えた。
「ええと、それは、その、お幸せに」
オルガはきょとんとザイナスに目を遣り、呆れたような息を吐いた。
「相手はまだだ、これから探す」
「はあ」
今度こそ変な声が出た。
「当たり前だ。魂刈りの資格がある以上、男に触れることもできんからな」
今度はザイナスがきょとんと首を捻った。
「私が受肉したのは十七だ。色恋に目覚めようというものだろう? 挙句こうして寝る間も惜しんで職務に尽くしてきたのだ、望みくらいは抱いても――」
ザイナスは無造作にオルガの手を取った。やはり、触れる。以前にも触れられたことがある。御使いは不可侵だが、受肉した限りは異なるのではないか。
「触れるじゃないですか」
少女のような悲鳴と同時に、ザイナスの握った手が消えた。呆気に取られて目で追えば、オルガが大きく飛び退り、扉にぺたりと張りついている。
「君は、やはり、やはりそうか。だがどうして――」
不意に扉の呼び鈴が鳴り、オルガはまたびくりと身を竦めた。
「聖堂から連絡です。ご依頼の準備が整ったとのこと」
「すぐに行く」
必要以上の大声で扉の向こうに告げ、オルガはザイナスを思い切り睨んだ。
「それと、手錠を用意しろ」
◇
怪訝な顔をしながらも、顔馴染みになった国軍衛士はオルガの厳命で手錠を掛けた。ザイナスは途方に暮れて思案する。何をどう間違えてしまったのか。
執務室を出てからずっと、オルガはザイナスを背中で威嚇している。
とはいえ、いよいよ猶予がない。
廊下を少し渡ったところで、属官のひとりが一行に追いついた。オルガに近寄り、何事か耳打ちする。王党派がどうのといった声が漏れ聞こえた。
立ち止まり、オルガがザイナスを振り返る。逡巡するような顔があった。
「先に聖堂に連れて行け」
付き添う衛士にそう告げる。ザイナスに目を遣り口籠るも、つと目を逸らした。丁重に扱うように、と衛士に言い添え、オルガは踵を返した。
ぼんやり背中を見送ると、ザイナスは衛士に連れられて外に出た。硝子越しでない空を見たのは、何日ぶりのことだろう。もう陽が落ちそうになっている。
のんびり歩いたのも束の間、追い掛けてきた別の衛兵が声を掛けた。所用を告げた彼を衛兵が引き継ぐなり、ザイナスは裏の車寄せに引いて行かれた。
小振りの馬車に乗せられた。
奉都スルーズの大聖堂は遠くない。てっきり歩いて行くものだと思ったザイナスは、固く閉じられた格子窓を眺めた。暗い客車にひとりきり、気づけば錠も下ろされている。予告もなしに馬車は走り出していた。
「あのう」
仕切りの向こうの御者台は、声を掛けても返事をしない。
出された馬車は随分と走った。車輪の下は石畳を過ぎて、荒れた山道に入り込んでいる。下手に口を開けない。舌を噛みそうなほど揺れた。
明らかにおかしい。だが、ザイナスにはどうしようもない。車輪が石を跳ねるたび、馬車が揺れ、席が揺れ、身体が揺れて、嵌められた手錠が音を立てた。
結局、数時間ほど走り通した。
ようやく外に出されてみれば、辺りはすっかり陽が落ちていた。どうやらラングステンではない。奉都スルーズはおろか、他の奉都でもない。見知らぬ夜の街だった。目の前に汽車の駅がある。
辛うじて覗き見た駅名はイースタッド。確かラングステンより北東にある街だ。
状況がまったくわからない。
連れて行かれたのは停車中の客車だった。汽車の火は既に入っており、車内には煌々と灯が燈っている。待機の機関が低い蒸気の音を立てていた。
ただ、辺りにほとんど人けがない。客車の中も空っぽだ。
いや、中ほどにひとりいた。向かい合わせの席から半身を乗り出し、ザイナスを覗き見ている。丸い眼鏡の美しい少女だ。嫌な予感しかしなかった。
つと、ザイナスから目を逸らし、ザイナスを曳く衛士におつかれさま、と言った。衛士の差し出す手錠の鍵をそっと端だけ摘み取ると、目線で去るよう促した。
取り残され、背中で客車の扉が閉まる音、丁寧に錠の落ちる音を聞きながら、もしや逃げ出す機会を逃したのかな、などとザイナスは考えていた。
「はじめまして、ザイナス・コレット」
鼻の乗せた小さな丸眼鏡の奥から、値踏みするような螺鈿の瞳がザイナスを見上げた。この色、この探るような感覚は覚えがある。
「あたしはクリスタ・リンデル、聖堂商会の顧問をやってる。あなたには――そうねえ、組織神のヘルフって名乗った方がいいのかな?」
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