夢見た異世界で最強魔法使いになろうと思うんだがどう思う? ~ゆるーく最強を目指したい俺のスローライフ、だから最初から最強なのは困るのだが?~

はるてぃー

文字の大きさ
7 / 16
第一章:田舎生活~この世界はどんなものだろうか~

第六話:「魔法花」

しおりを挟む
 好きなことをやる日の午後、俺はクリフとアレイナと昼食を食べていた。
  
 「・・・・・・」

 いやー。
 気まずぅ!
 クリフが幻獣族フェチだと知ってしまったからな。
 まぁ、良さが分からなくもないが・・・・・・・

 俺はロリエルフがいいな!

 「ワンダー、どうしたの?そんな変な顔して」

 おっと。
 ついつい顔に出てしまった。
 いったん「この」ことは忘れよう。

 さぁ、午前中は書斎で魔導書とクリフの物を読んでいたが、
 午後からは何をしようか。
 また書斎に行くのも悪くはないが、今は外に出たい気分だ。

 庭ならベイビーな俺でも行けるから庭に行こう。

 ---

 昼食を食べ終わった後、俺は家の庭に来た。
 
 「・・・・・・広いな」

 この家は庭もでかい。
 どんだけ金あるんだよ。
 
 「なんだ、これ」

 庭の奥の方に畑のようなものがあった。
 ただ、育っているものは目に新しいもので、色々な色をしていた。
 赤色もあれば、黄色、青色、緑色、紫色なんかもある。

 そんなことを思っていた時、後ろからアレイナがやってきた。

 「ワンダー、これはね、魔法花サウバ・ブルーメっていうのよ」

 魔法花サウバ・ブルーメ
 なんだそれは?

 「この花はね、摂取すると魔法を使うときの魔力消費量を半減、火力を2倍にするの」

 おお!
 なんて便利なんだ!

 「ただね、こうやって自分たちで育てるのも難しいから世界で一番入手が難しいものだといわれてるの」

 この後もアレイナが色々話してくれたが、
 普通はこの花を飲み物に入れて摂取するらしい。
 効果も約5時間とそこそこ長い。

 そして、使用量は効果に比例するらしい。
 例えば、2株摂取すると魔力消費量は通常の1/4倍、火力は4倍になる。

 強よ。

 そして、一年間で市場に出回る数は100にも満たないらしい。
 そのほとんどが人工的に栽培されているが、
 1年に一株出るか出ないかぐらいの確率で
 天然の魔法花サウバ・ブルーメ見つかるらしい。
 これは、人工の物の約5倍の効果があると言われている。

 バチクソ強いじゃん。

 それと、クリフとアレイナはこれを育てることを職業にしているらしい。
 年に10株ほど取れるらしい。
 それで生計を立てているのがすごいな。
 そんな高いんだ、この花。

 これからはこの花について研究するのも悪くないな。
 最強魔法使いになるための第一歩になるかもしれない。
 たしか、クリフの書斎(エロ本貯蔵庫)に植物についての図鑑が
 あったから後で色々調べてみよう。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める

自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。 その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。 異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。 定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。

久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。 事故は、予想外に起こる。 そして、異世界転移? 転生も。 気がつけば、見たことのない森。 「おーい」 と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。 その時どう行動するのか。 また、その先は……。 初期は、サバイバル。 その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。 有名になって、王都へ。 日本人の常識で突き進む。 そんな感じで、進みます。 ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。 異世界側では、少し非常識かもしれない。 面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。

【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~

きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。 前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。

備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ

ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。 見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は? 異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。 鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。

この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました

okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。

魔法使いが無双する異世界に転移した魔法の使えない俺ですが、陰陽術とか武術とか魔法以外のことは大抵できるのでなんとか死なずにやっていけそうです

忠行
ファンタジー
魔法使いが無双するファンタジー世界に転移した魔法の使えない俺ですが、陰陽術とか武術とか忍術とか魔法以外のことは大抵できるのでなんとか死なずにやっていけそうです。むしろ前の世界よりもイケてる感じ?

処理中です...