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第三話・治療
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俺は、非戦闘区域にある病院に入る。
ここはよく、通常人間や戦闘で傷ついた生物人間が治療に来る所。
いわゆる野戦病院みたいなもんだ。
(…まあ、どうでもいいけど。)
俺は折れた腕を抑えながら、受付に向かう。
因みにこの世界では、金はBPと換金する事が出来る。
ていうかそれが普通。
それをしないと生きていけないと思う。多分。
受付をさっと済ませると、俺は長椅子に座って順番を待つ。
ふと、周りが気になって辺りを見回した。
ざっと見ただけで、生物人間が数人、通常人間が一人二人ぐらいいた。
(気長に待つ事になりそうだな……。)
俺はふわぁ、と一つあくびを漏らした。
数十分ぐらい経っただろうか。
『橋本直さん、5番の診察治療室にお入りください。』
そう呼ばれたため、俺は指定された部屋へと向かった。
部屋の中に入ると、医者が丸椅子に座りながら、パソコンをいじっていた。
「はい、今日はどうされました?」
医者の言葉には、少しだけ恐怖が混じっていた。
「……戦闘から離脱する時に腕の骨を折った。」
俺は淡々とした口調で容態を伝える。
「そうですか……では、能力を処方しますので、そちらにお掛けになってください…。」
「……。」
キィ…。
俺が座ると、椅子が少し軋む。
因みにこの世界で医者は、基本“怪我や状態異常を瞬時に治せる能力を持つ。”
なんでも、生物人間の出現と同時にこの能力が現れたとか。
不治の病みたいなのは無理らしいけど。
「………。」
「……はい、もう大丈夫です!」
医者はそう言うと、ふぅと一息つく。
無事治せた事でホッとしたのだろう。
それも仕方ない。
ごく稀に治せない事があるらしく、患者の生物人間が激高し、襲いかかって来る事もあるらしい。
(色んな意味で命懸けだな。)
俺はそんな事を思いながら、一礼して部屋を後にする。
彼らは怪我を治してしまえばそれだけでお金が貰える。
側から見たら高待遇の職種だが、前述したようなリスクもあるため、命の保証がされているわけでは無い。
(………世の中全部変わっちまったな……。)
俺はそう思い、天井を睨みつけるように見上げる。
蛍光灯が白い光を放っていた。
俺は会計を済ませると、外に出ようとした。
(今日どこで寝ようかな……。)
(……そろそろ、寝袋でも買おうかな…。)
なるべく快眠できるものがいい……そんな事を俺は考えていた。
その時、
ドンッ
直「ウッ…!」
?「痛…。」
誰かと出会い頭にぶつかってしまった。
俺もぶつかってしまった方も、後ろによろめく。
?「ちょっと、どこ見て歩いてんの?」
モルフォ蝶のような澄んだオッドアイをした少女に、少し怒られてしまった。
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ここはよく、通常人間や戦闘で傷ついた生物人間が治療に来る所。
いわゆる野戦病院みたいなもんだ。
(…まあ、どうでもいいけど。)
俺は折れた腕を抑えながら、受付に向かう。
因みにこの世界では、金はBPと換金する事が出来る。
ていうかそれが普通。
それをしないと生きていけないと思う。多分。
受付をさっと済ませると、俺は長椅子に座って順番を待つ。
ふと、周りが気になって辺りを見回した。
ざっと見ただけで、生物人間が数人、通常人間が一人二人ぐらいいた。
(気長に待つ事になりそうだな……。)
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数十分ぐらい経っただろうか。
『橋本直さん、5番の診察治療室にお入りください。』
そう呼ばれたため、俺は指定された部屋へと向かった。
部屋の中に入ると、医者が丸椅子に座りながら、パソコンをいじっていた。
「はい、今日はどうされました?」
医者の言葉には、少しだけ恐怖が混じっていた。
「……戦闘から離脱する時に腕の骨を折った。」
俺は淡々とした口調で容態を伝える。
「そうですか……では、能力を処方しますので、そちらにお掛けになってください…。」
「……。」
キィ…。
俺が座ると、椅子が少し軋む。
因みにこの世界で医者は、基本“怪我や状態異常を瞬時に治せる能力を持つ。”
なんでも、生物人間の出現と同時にこの能力が現れたとか。
不治の病みたいなのは無理らしいけど。
「………。」
「……はい、もう大丈夫です!」
医者はそう言うと、ふぅと一息つく。
無事治せた事でホッとしたのだろう。
それも仕方ない。
ごく稀に治せない事があるらしく、患者の生物人間が激高し、襲いかかって来る事もあるらしい。
(色んな意味で命懸けだな。)
俺はそんな事を思いながら、一礼して部屋を後にする。
彼らは怪我を治してしまえばそれだけでお金が貰える。
側から見たら高待遇の職種だが、前述したようなリスクもあるため、命の保証がされているわけでは無い。
(………世の中全部変わっちまったな……。)
俺はそう思い、天井を睨みつけるように見上げる。
蛍光灯が白い光を放っていた。
俺は会計を済ませると、外に出ようとした。
(今日どこで寝ようかな……。)
(……そろそろ、寝袋でも買おうかな…。)
なるべく快眠できるものがいい……そんな事を俺は考えていた。
その時、
ドンッ
直「ウッ…!」
?「痛…。」
誰かと出会い頭にぶつかってしまった。
俺もぶつかってしまった方も、後ろによろめく。
?「ちょっと、どこ見て歩いてんの?」
モルフォ蝶のような澄んだオッドアイをした少女に、少し怒られてしまった。
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