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第十二話・強きを欲する隼対永遠(とわ)の狂宴を望む妖狐
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戦闘とは不思議なものだな……。
しかし、それでいいのだ。
ずっと、分からないままで。
戦闘とは、戦えば戦うほど、無尽蔵のエネルギーが獲得できるものだ。
それも、戦闘を行う両者が強ければ強いほど、エネルギーは大きくなる。
原子力や再生可能エネルギーとは比にならない程に。
その事象が、今起こっているのだ。
一人目の強者、風嵐颯。
彼女は隼の擬人化だ。
彼女の望みは、神の力を手に入れる。
理由は強くなるため。
そして二人目の強者、九重玉雲。
彼女は狐の擬人化。
(ただ、普通の狐ではないだろう。)
彼女の望みは、永遠の戦い。
彼女は戦いと楽しいことを=で結びつけている。
しかも、戦いを邪魔されると多分キレる。
並大抵の者は、手がつけられないだろう。
やはり、誰の目から見ても、彼女は狂っているだろう。
(まぁ、そのクレイジーっぷりが、こちらにとっては好都合なのだが。)
二人ともBPは一億を超えている。
そんな強者が殺し合いをする時に発生するエネルギーの量には…
・・・・
毎度毎度驚かされるよ。
颯side
(よりにもよって玉雲と邂逅するとは思わなかったな…。)
他の生物人間ならともかく、玉雲は非常に厄介な存在だと、僕は思っている。
彼女はまるで、‘’最初から何もかも知っているような感覚‘‘で戦っている気がする。
僕の能力がどんなものか、どんな戦い方を好むか、戦闘に関するほとんどの情報を握られているような気がする。
対して、彼女は自分の情報をほとんど晒さない。
今僕が知っているのは、彼女が狐の擬人化であること、能力として霧を発生させるということ、短剣を所持していることぐらいだ。
情報量では圧倒的に負けている。
更にここは、四方を建物に囲まれている空間だ。
もっと広い空間なら、縦横無尽に飛べて、彼女を少しは錯乱出来たかもしれないが、こう囲まれていると、飛べる速度にも限度があり、スペースも限られている。
(…一度撤退しようか…。)
僕はそんなことを考えていた。
そう思考を巡らせている間も、僕と玉雲の間では、攻撃の応酬が繰り広げられている。
(一瞬でも気を抜いたら死ぬな…。)
僕がどんな角度で、どんな方法を用いて攻撃しても、彼女は涼しい顔で攻撃を避けたり、受け流す。
それも、とても楽しげな表情で、まるで舞い踊っているかのように。
彼女はどんな時でも、こんな風に戦っていた。
「…‘‘acceleration‘’。」
僕は能力を発動させ、思いっきり加速する。
その加速の勢いで、僕は鎌を構えて彼女に斬りかかる。
「…フフッ。」
しかし、彼女は不敵な笑みを浮かべると、横に飛び退く。
ドッ
そして、僕の背面に蹴りを入れる。
「ウッ…!」
僕は、加速の勢いも相まって、思いっきり壁に激突する。
なんとか身をよじったおかげで、頭からの衝突は免れたが。
しかし、先の戦闘で建物が少し脆かったのか、一部が瓦礫として降ってくる。
視界が暗くなった。
僕は瓦礫に埋もれてしまったのだ。
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戦闘とは不思議なものだな……。
しかし、それでいいのだ。
ずっと、分からないままで。
戦闘とは、戦えば戦うほど、無尽蔵のエネルギーが獲得できるものだ。
それも、戦闘を行う両者が強ければ強いほど、エネルギーは大きくなる。
原子力や再生可能エネルギーとは比にならない程に。
その事象が、今起こっているのだ。
一人目の強者、風嵐颯。
彼女は隼の擬人化だ。
彼女の望みは、神の力を手に入れる。
理由は強くなるため。
そして二人目の強者、九重玉雲。
彼女は狐の擬人化。
(ただ、普通の狐ではないだろう。)
彼女の望みは、永遠の戦い。
彼女は戦いと楽しいことを=で結びつけている。
しかも、戦いを邪魔されると多分キレる。
並大抵の者は、手がつけられないだろう。
やはり、誰の目から見ても、彼女は狂っているだろう。
(まぁ、そのクレイジーっぷりが、こちらにとっては好都合なのだが。)
二人ともBPは一億を超えている。
そんな強者が殺し合いをする時に発生するエネルギーの量には…
・・・・
毎度毎度驚かされるよ。
颯side
(よりにもよって玉雲と邂逅するとは思わなかったな…。)
他の生物人間ならともかく、玉雲は非常に厄介な存在だと、僕は思っている。
彼女はまるで、‘’最初から何もかも知っているような感覚‘‘で戦っている気がする。
僕の能力がどんなものか、どんな戦い方を好むか、戦闘に関するほとんどの情報を握られているような気がする。
対して、彼女は自分の情報をほとんど晒さない。
今僕が知っているのは、彼女が狐の擬人化であること、能力として霧を発生させるということ、短剣を所持していることぐらいだ。
情報量では圧倒的に負けている。
更にここは、四方を建物に囲まれている空間だ。
もっと広い空間なら、縦横無尽に飛べて、彼女を少しは錯乱出来たかもしれないが、こう囲まれていると、飛べる速度にも限度があり、スペースも限られている。
(…一度撤退しようか…。)
僕はそんなことを考えていた。
そう思考を巡らせている間も、僕と玉雲の間では、攻撃の応酬が繰り広げられている。
(一瞬でも気を抜いたら死ぬな…。)
僕がどんな角度で、どんな方法を用いて攻撃しても、彼女は涼しい顔で攻撃を避けたり、受け流す。
それも、とても楽しげな表情で、まるで舞い踊っているかのように。
彼女はどんな時でも、こんな風に戦っていた。
「…‘‘acceleration‘’。」
僕は能力を発動させ、思いっきり加速する。
その加速の勢いで、僕は鎌を構えて彼女に斬りかかる。
「…フフッ。」
しかし、彼女は不敵な笑みを浮かべると、横に飛び退く。
ドッ
そして、僕の背面に蹴りを入れる。
「ウッ…!」
僕は、加速の勢いも相まって、思いっきり壁に激突する。
なんとか身をよじったおかげで、頭からの衝突は免れたが。
しかし、先の戦闘で建物が少し脆かったのか、一部が瓦礫として降ってくる。
視界が暗くなった。
僕は瓦礫に埋もれてしまったのだ。
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