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第十一話・隼と狐
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十話終了時点のBPの総数・生存状況
橋本直 BP:不明 生存
風嵐颯 BP:88兆2300億3百(↑) 生存
九重玉雲 BP:一億程度(→) 生存
ラピス・モルフォーシス BP:8000程度(→) 生存
十川瑠偉 BP:22760(→) 生存
繭原真依 BP:14(→) 生存
小澤黄蜂 BP:25000(→) 負傷(軽傷)
日野原痢紅 BP:10?(→) 生存
前回の話で、記載するの忘れてましたごめんなさい!
颯のBPだけ上がってるのはあれね、首切り落とされたモブ二人のことです。
(覚えてるかな?ここテストに出るよ。)
…まじ一人だけ桁違いなんだよなぁ…颯。
(まぁ一億いってるタマちゃんもやばい気がするんですが……、)
では、本編どうぞ!
______________________________________
時は少しだけ遡り……、
no side
「……。」
玉雲は不機嫌だった。
度重なる妨害により戦いの邪魔をされたことで、彼女は少々むくれ顔になっていた。
特にあの集団、生物人間根絶部隊に。
固有の能力ではなく、強力な武装と防具、連携で襲ってくる彼らを、玉雲は快く思っていなかった。
楽しい事の邪魔をする彼らの事が。
「…?」
ふと、彼女は足を止める。
どこからか戦闘の気配がする。
「…ちょうどいいわね。」
彼女は、戦闘音が聞こえる方向へと歩み始めた。
______________________________________
そして現在、
「僕も同感だね。」
「!?」
大男のもとへと飛来した颯は、鎌を構えて思いっきり振りかざす。
「クソッ…、こんなところで死ぬわけには…!!」
しかし、大男もまだ体力は余っているのか、颯の攻撃を難なくかわす。
「へぇ……まだやれるんだ…。」
「じゃあ、手加減とかしなくていいよね。」
「‘’acceleration‘’。」
「!!」
颯は目にも留まらぬスピードで飛び始め、大男を翻弄し始める。
(またスピード系かよ……!!)
大男に吹き込まれている生物の魂は、ペラクカブトハナムグリ。
攻撃や防御など、パワーが関係する事には秀でているが、スピード戦には滅法弱いのだ。
先ほども、日野原痢紅の能力、‘’変速‘’によるハイスピードに対応できず、コテンパンに打ち据えられたばかりだった。
(今日はなんて日だよ…!!)
(せっかくの獲物逃すわ、苦手なスピードタイプと二度も交戦するわ………、)
(…散々だな…!)
(まるで、俺の人生みたいだ…。)
(親父は俺がガキンチョの頃に死んで、お袋は魔物から俺を庇って死んで……俺は天涯孤独……借金まみれの人生……、)
「…ここまで粘ってこれたみたいだけど、もう終わりみたいだね。」
「クッ…!!」
大男は、自分の人生を振り返り、後悔する。
もう少し、真っ当な人生を過ごしたかったと。
願いを叶えて、親ともう一度過ごしたかったと…。
ザクッ
______________________________________
颯side
「!?」
何が起こったのか分からない。
トドメを刺そうとした奴に突然、短剣が突き刺さった。
短剣は僕の武器ではないため、誰かに横取りされた事になる。
「……。」
僕は一度周りを見回すが、誰もいない。
僕はゆっくりと、地面に降り立ち、大男に歩み寄る。
横取りはこの弱肉強食の世界では珍しいことではない為、さほど驚かなかった。
しかし、この大男の眉間に寸分の狂いなく突き刺さっている短剣を、僕はなぜか凝視していた。
「…。」
僕が短剣を引き抜こうとすると、
モヤァ
「!?」
辺り一体に妖しい霧が立ち込める。
その霧は、空間に瞬く間に広がり、僕の方向感覚を奪う。
「…‘’radar‘’。」
しかし僕には、探索系の能力‘’radar‘’があるため、あまり気にせずに鎌を構える。
「…そこか。」
次の瞬間、僕はとても速いスピードで飛び出す。
しかし、
ガキッ
「!?」
常人なら、一瞬で斬られて終わりという攻撃を、‘’奴‘’はいとも簡単そうに受け止めていた。
「ッ君は…!」
玉雲「…あら、よく見たことある顔ね。」
______________________________________
______________________________________
______________________________________
橋本直 BP:不明 生存
風嵐颯 BP:88兆2300億3百(↑) 生存
九重玉雲 BP:一億程度(→) 生存
ラピス・モルフォーシス BP:8000程度(→) 生存
十川瑠偉 BP:22760(→) 生存
繭原真依 BP:14(→) 生存
小澤黄蜂 BP:25000(→) 負傷(軽傷)
日野原痢紅 BP:10?(→) 生存
前回の話で、記載するの忘れてましたごめんなさい!
颯のBPだけ上がってるのはあれね、首切り落とされたモブ二人のことです。
(覚えてるかな?ここテストに出るよ。)
…まじ一人だけ桁違いなんだよなぁ…颯。
(まぁ一億いってるタマちゃんもやばい気がするんですが……、)
では、本編どうぞ!
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時は少しだけ遡り……、
no side
「……。」
玉雲は不機嫌だった。
度重なる妨害により戦いの邪魔をされたことで、彼女は少々むくれ顔になっていた。
特にあの集団、生物人間根絶部隊に。
固有の能力ではなく、強力な武装と防具、連携で襲ってくる彼らを、玉雲は快く思っていなかった。
楽しい事の邪魔をする彼らの事が。
「…?」
ふと、彼女は足を止める。
どこからか戦闘の気配がする。
「…ちょうどいいわね。」
彼女は、戦闘音が聞こえる方向へと歩み始めた。
______________________________________
そして現在、
「僕も同感だね。」
「!?」
大男のもとへと飛来した颯は、鎌を構えて思いっきり振りかざす。
「クソッ…、こんなところで死ぬわけには…!!」
しかし、大男もまだ体力は余っているのか、颯の攻撃を難なくかわす。
「へぇ……まだやれるんだ…。」
「じゃあ、手加減とかしなくていいよね。」
「‘’acceleration‘’。」
「!!」
颯は目にも留まらぬスピードで飛び始め、大男を翻弄し始める。
(またスピード系かよ……!!)
大男に吹き込まれている生物の魂は、ペラクカブトハナムグリ。
攻撃や防御など、パワーが関係する事には秀でているが、スピード戦には滅法弱いのだ。
先ほども、日野原痢紅の能力、‘’変速‘’によるハイスピードに対応できず、コテンパンに打ち据えられたばかりだった。
(今日はなんて日だよ…!!)
(せっかくの獲物逃すわ、苦手なスピードタイプと二度も交戦するわ………、)
(…散々だな…!)
(まるで、俺の人生みたいだ…。)
(親父は俺がガキンチョの頃に死んで、お袋は魔物から俺を庇って死んで……俺は天涯孤独……借金まみれの人生……、)
「…ここまで粘ってこれたみたいだけど、もう終わりみたいだね。」
「クッ…!!」
大男は、自分の人生を振り返り、後悔する。
もう少し、真っ当な人生を過ごしたかったと。
願いを叶えて、親ともう一度過ごしたかったと…。
ザクッ
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颯side
「!?」
何が起こったのか分からない。
トドメを刺そうとした奴に突然、短剣が突き刺さった。
短剣は僕の武器ではないため、誰かに横取りされた事になる。
「……。」
僕は一度周りを見回すが、誰もいない。
僕はゆっくりと、地面に降り立ち、大男に歩み寄る。
横取りはこの弱肉強食の世界では珍しいことではない為、さほど驚かなかった。
しかし、この大男の眉間に寸分の狂いなく突き刺さっている短剣を、僕はなぜか凝視していた。
「…。」
僕が短剣を引き抜こうとすると、
モヤァ
「!?」
辺り一体に妖しい霧が立ち込める。
その霧は、空間に瞬く間に広がり、僕の方向感覚を奪う。
「…‘’radar‘’。」
しかし僕には、探索系の能力‘’radar‘’があるため、あまり気にせずに鎌を構える。
「…そこか。」
次の瞬間、僕はとても速いスピードで飛び出す。
しかし、
ガキッ
「!?」
常人なら、一瞬で斬られて終わりという攻撃を、‘’奴‘’はいとも簡単そうに受け止めていた。
「ッ君は…!」
玉雲「…あら、よく見たことある顔ね。」
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