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第十話・蜥蜴と猫の脱出
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瑠偉side
?「ふぅ…お前、大丈夫か。」
「あ、うん…、僕は特に…。」
僕の眼前には、青い髪に左目が黄色、右目は青色の青年がいた。
まるで猫のような瞳をしていた(決して猫目というわけではないが)。
青年からは、あまり強い気配を感じられなかった。
しかし、強烈な違和感的な何かを感じ取ったのは気のせいだろうか………。
「さてと…悠長に自己紹介なんてしてる暇ないな…。」
青年はそう言うと、大男の方に目線を移す。
「クソッ!何なんだよ!!あの攻撃は!!」
大男は、自分に覆いかぶさっていた瓦礫を殴り飛ばし、頭を押さえながら立ち上がる。
押さえている頭部からは、紅い血が流れていた。
「…さて、ここから逃げるにはあの道を通るしかない。」
「そうだろ?」
「…う、うん…。」
「俺があの大男に対してヘイト稼ぎするから、お前はそいつを連れて逃げろ。」
彼はそれだけ言うと、僕の返事を待たずして、一瞬のうちに姿を消した。
「行け!」
「…あ、うん!」
僕はその声でようやく動き出した。
まずは倒れていた青年を抱える。
僕の力では、抱えるのがやっとだった。
次に、青年を抱えて、この場からの脱出経路である道に向かう。
青年は、目にも止まらぬ速さで大男を翻弄している。
「グフッ…!」
大男は、青年のスピードについていけていないのか、一方的に攻撃を受けていた。
そうこうしていると、僕は目的の道へと入った。
僕はその後も、しばらくは走り続けた。
「ハァハァ…。」
僕は段々とスピードを緩める。
立ち止まると、僕はふと後ろを振り返った。
戦闘音が聞こえない。
「…大丈夫かな。」
「もしかして、俺のこと心配してくれてる?」
「!?」
声がした方向を向くと、先ほどの青年が立っていた。
「俺は大丈夫だ。」
「…お前も、無事みたいだな。」
「俺、日野原莉紅。」
「で、お前の名前は?」
「…僕は十川瑠偉。」
「抱えてる奴の名前は?」
「いや…それは分からない。」
「…そうか。」
僕は莉紅にありのままのことを伝える。
青年は気絶しているのか、起きる気配がない。
「ま、いいか。」
「とりあえず、病院に連れていこう。」
「…そうだね。」
僕たちは、病院に向かって歩み始めた。
no side
「クソ……、」
大男はそう呟きながら立ち上がる。
痛む頭を押さえながら。
強みを手に入れるためには、彼のBPを手に入れなければならないのは明白だった。
「もっと強くならないと…。」
大男はそうぼやいて、立ち上がる。
その刹那、
颯「僕も同感だね。」
「!?」
強さに執着する隼が飛来していた。
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?「ふぅ…お前、大丈夫か。」
「あ、うん…、僕は特に…。」
僕の眼前には、青い髪に左目が黄色、右目は青色の青年がいた。
まるで猫のような瞳をしていた(決して猫目というわけではないが)。
青年からは、あまり強い気配を感じられなかった。
しかし、強烈な違和感的な何かを感じ取ったのは気のせいだろうか………。
「さてと…悠長に自己紹介なんてしてる暇ないな…。」
青年はそう言うと、大男の方に目線を移す。
「クソッ!何なんだよ!!あの攻撃は!!」
大男は、自分に覆いかぶさっていた瓦礫を殴り飛ばし、頭を押さえながら立ち上がる。
押さえている頭部からは、紅い血が流れていた。
「…さて、ここから逃げるにはあの道を通るしかない。」
「そうだろ?」
「…う、うん…。」
「俺があの大男に対してヘイト稼ぎするから、お前はそいつを連れて逃げろ。」
彼はそれだけ言うと、僕の返事を待たずして、一瞬のうちに姿を消した。
「行け!」
「…あ、うん!」
僕はその声でようやく動き出した。
まずは倒れていた青年を抱える。
僕の力では、抱えるのがやっとだった。
次に、青年を抱えて、この場からの脱出経路である道に向かう。
青年は、目にも止まらぬ速さで大男を翻弄している。
「グフッ…!」
大男は、青年のスピードについていけていないのか、一方的に攻撃を受けていた。
そうこうしていると、僕は目的の道へと入った。
僕はその後も、しばらくは走り続けた。
「ハァハァ…。」
僕は段々とスピードを緩める。
立ち止まると、僕はふと後ろを振り返った。
戦闘音が聞こえない。
「…大丈夫かな。」
「もしかして、俺のこと心配してくれてる?」
「!?」
声がした方向を向くと、先ほどの青年が立っていた。
「俺は大丈夫だ。」
「…お前も、無事みたいだな。」
「俺、日野原莉紅。」
「で、お前の名前は?」
「…僕は十川瑠偉。」
「抱えてる奴の名前は?」
「いや…それは分からない。」
「…そうか。」
僕は莉紅にありのままのことを伝える。
青年は気絶しているのか、起きる気配がない。
「ま、いいか。」
「とりあえず、病院に連れていこう。」
「…そうだね。」
僕たちは、病院に向かって歩み始めた。
no side
「クソ……、」
大男はそう呟きながら立ち上がる。
痛む頭を押さえながら。
強みを手に入れるためには、彼のBPを手に入れなければならないのは明白だった。
「もっと強くならないと…。」
大男はそうぼやいて、立ち上がる。
その刹那、
颯「僕も同感だね。」
「!?」
強さに執着する隼が飛来していた。
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