12 / 33
第十話・蜥蜴と猫の脱出
しおりを挟む
瑠偉side
?「ふぅ…お前、大丈夫か。」
「あ、うん…、僕は特に…。」
僕の眼前には、青い髪に左目が黄色、右目は青色の青年がいた。
まるで猫のような瞳をしていた(決して猫目というわけではないが)。
青年からは、あまり強い気配を感じられなかった。
しかし、強烈な違和感的な何かを感じ取ったのは気のせいだろうか………。
「さてと…悠長に自己紹介なんてしてる暇ないな…。」
青年はそう言うと、大男の方に目線を移す。
「クソッ!何なんだよ!!あの攻撃は!!」
大男は、自分に覆いかぶさっていた瓦礫を殴り飛ばし、頭を押さえながら立ち上がる。
押さえている頭部からは、紅い血が流れていた。
「…さて、ここから逃げるにはあの道を通るしかない。」
「そうだろ?」
「…う、うん…。」
「俺があの大男に対してヘイト稼ぎするから、お前はそいつを連れて逃げろ。」
彼はそれだけ言うと、僕の返事を待たずして、一瞬のうちに姿を消した。
「行け!」
「…あ、うん!」
僕はその声でようやく動き出した。
まずは倒れていた青年を抱える。
僕の力では、抱えるのがやっとだった。
次に、青年を抱えて、この場からの脱出経路である道に向かう。
青年は、目にも止まらぬ速さで大男を翻弄している。
「グフッ…!」
大男は、青年のスピードについていけていないのか、一方的に攻撃を受けていた。
そうこうしていると、僕は目的の道へと入った。
僕はその後も、しばらくは走り続けた。
「ハァハァ…。」
僕は段々とスピードを緩める。
立ち止まると、僕はふと後ろを振り返った。
戦闘音が聞こえない。
「…大丈夫かな。」
「もしかして、俺のこと心配してくれてる?」
「!?」
声がした方向を向くと、先ほどの青年が立っていた。
「俺は大丈夫だ。」
「…お前も、無事みたいだな。」
「俺、日野原莉紅。」
「で、お前の名前は?」
「…僕は十川瑠偉。」
「抱えてる奴の名前は?」
「いや…それは分からない。」
「…そうか。」
僕は莉紅にありのままのことを伝える。
青年は気絶しているのか、起きる気配がない。
「ま、いいか。」
「とりあえず、病院に連れていこう。」
「…そうだね。」
僕たちは、病院に向かって歩み始めた。
no side
「クソ……、」
大男はそう呟きながら立ち上がる。
痛む頭を押さえながら。
強みを手に入れるためには、彼のBPを手に入れなければならないのは明白だった。
「もっと強くならないと…。」
大男はそうぼやいて、立ち上がる。
その刹那、
颯「僕も同感だね。」
「!?」
強さに執着する隼が飛来していた。
______________________________________
______________________________________
______________________________________
?「ふぅ…お前、大丈夫か。」
「あ、うん…、僕は特に…。」
僕の眼前には、青い髪に左目が黄色、右目は青色の青年がいた。
まるで猫のような瞳をしていた(決して猫目というわけではないが)。
青年からは、あまり強い気配を感じられなかった。
しかし、強烈な違和感的な何かを感じ取ったのは気のせいだろうか………。
「さてと…悠長に自己紹介なんてしてる暇ないな…。」
青年はそう言うと、大男の方に目線を移す。
「クソッ!何なんだよ!!あの攻撃は!!」
大男は、自分に覆いかぶさっていた瓦礫を殴り飛ばし、頭を押さえながら立ち上がる。
押さえている頭部からは、紅い血が流れていた。
「…さて、ここから逃げるにはあの道を通るしかない。」
「そうだろ?」
「…う、うん…。」
「俺があの大男に対してヘイト稼ぎするから、お前はそいつを連れて逃げろ。」
彼はそれだけ言うと、僕の返事を待たずして、一瞬のうちに姿を消した。
「行け!」
「…あ、うん!」
僕はその声でようやく動き出した。
まずは倒れていた青年を抱える。
僕の力では、抱えるのがやっとだった。
次に、青年を抱えて、この場からの脱出経路である道に向かう。
青年は、目にも止まらぬ速さで大男を翻弄している。
「グフッ…!」
大男は、青年のスピードについていけていないのか、一方的に攻撃を受けていた。
そうこうしていると、僕は目的の道へと入った。
僕はその後も、しばらくは走り続けた。
「ハァハァ…。」
僕は段々とスピードを緩める。
立ち止まると、僕はふと後ろを振り返った。
戦闘音が聞こえない。
「…大丈夫かな。」
「もしかして、俺のこと心配してくれてる?」
「!?」
声がした方向を向くと、先ほどの青年が立っていた。
「俺は大丈夫だ。」
「…お前も、無事みたいだな。」
「俺、日野原莉紅。」
「で、お前の名前は?」
「…僕は十川瑠偉。」
「抱えてる奴の名前は?」
「いや…それは分からない。」
「…そうか。」
僕は莉紅にありのままのことを伝える。
青年は気絶しているのか、起きる気配がない。
「ま、いいか。」
「とりあえず、病院に連れていこう。」
「…そうだね。」
僕たちは、病院に向かって歩み始めた。
no side
「クソ……、」
大男はそう呟きながら立ち上がる。
痛む頭を押さえながら。
強みを手に入れるためには、彼のBPを手に入れなければならないのは明白だった。
「もっと強くならないと…。」
大男はそうぼやいて、立ち上がる。
その刹那、
颯「僕も同感だね。」
「!?」
強さに執着する隼が飛来していた。
______________________________________
______________________________________
______________________________________
0
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
チート魔力を持ったせいで世界を束ねる管理者に目を付けられたが、巻き込まれたくないので金稼ぎします
桜桃-サクランボ-
ファンタジー
金さえあれば人生はどうにでもなる――そう信じている二十八歳の守銭奴、鏡谷知里。
交通事故で意識が朦朧とする中、目を覚ますと見知らぬ異世界で、目の前には見たことがないドラゴン。
そして、なぜか“チート魔力持ち”になっていた。
その莫大な魔力は、もともと自分が持っていた付与魔力に、封印されていた冒険者の魔力が重なってしまった結果らしい。
だが、それが不幸の始まりだった。
世界を恐怖で支配する集団――「世界を束ねる管理者」。
彼らに目をつけられてしまった知里は、巻き込まれたくないのに狙われる羽目になってしまう。
さらに、人を疑うことを知らない純粋すぎる二人と行動を共にすることになり、望んでもいないのに“冒険者”として動くことになってしまった。
金を稼ごうとすれば邪魔が入り、巻き込まれたくないのに事件に引きずられる。
面倒ごとから逃げたい守銭奴と、世界の頂点に立つ管理者。
本来交わらないはずの二つが、過去の冒険者の残した魔力によってぶつかり合う、異世界ファンタジー。
※小説家になろう・カクヨムでも更新中
※表紙:あニキさん
※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ
※月、水、金、更新予定!
妾の子だからといって、公爵家の令嬢を侮辱してただで済むと思っていたんですか?
木山楽斗
恋愛
公爵家の妾の子であるクラリアは、とある舞踏会にて二人の令嬢に詰められていた。
彼女達は、公爵家の汚点ともいえるクラリアのことを蔑み馬鹿にしていたのである。
公爵家の一員を侮辱するなど、本来であれば許されることではない。
しかし彼女達は、妾の子のことでムキになることはないと高を括っていた。
だが公爵家は彼女達に対して厳正なる抗議をしてきた。
二人が公爵家を侮辱したとして、糾弾したのである。
彼女達は何もわかっていなかったのだ。例え妾の子であろうとも、公爵家の一員であるクラリアを侮辱してただで済む訳がないということを。
※HOTランキング1位、小説、恋愛24hポイントランキング1位(2024/10/04) 皆さまの応援のおかげです。誠にありがとうございます。
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
無自覚に世界最強だった俺、追放後にチートがバレて全員ざまぁされる件
fuwamofu
ファンタジー
冒険者団から「役立たず」と追放された青年リオ。
実は彼のスキル《創造》は、世界の理を作り替える最強の能力だった。
追放後、孤独な旅に出るリオは、自身の無自覚な力で人々を救い、国を救い、やがて世界の中心に立つ。
そんな彼の元には、かつて彼を見下していた美少女たちが次々と跪いていく──。
これは、無自覚に世界を変えてしまう青年の、ざまぁと覇道の物語。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる