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ネガイゴト
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ある早朝のこと。
「もし、願い事が一つだけ叶うなら、なんの願い事する?」
「願い…かぁ....みたまちゃんはどんなのにするの?」
「あたしはね。ナイショ。」
「じゃあ私も!」
「えぇー」
「ふふふ。」
ミタマといると、毎日が楽しかった。
信じられないくらい、楽しかった。
初めて本当のワライカタを知った。
嬉しかった。
なのに…
目覚めると、外は雨が降っていた。
隣で寝ていたはずのミタマもいない。
‥どこにいったんだろう‥‥
「みたまちゃーん、どこー?」
雨が止んだ。
私はミタマを探すことにした。
しかし、どこを歩いても、人は見当たらない。
だが、少し林の中を歩いたら、一つ、黒い人影が見えた。
「あのっ!」
走りながら人影に近づき、声をかけた。
「小学三年生くらいのおんなの....っ!キャアアアアッッ!!!!!」
人影の正体は、吊るされて無惨に殺された死体だった。
「み、みたま.....?」
「茜ちゃん…見ちゃったねー」
死体の側には、返り血を浴びて全身が真っ赤になったミタマが立っていた。
「い…いや…」
「茜ちゃん、どんまい。見ちゃったからね。今日で最期だね!」
真っ黒い目でにぃっと笑って、ミタマは血の付いたナイフを突きつけた。
「ねえ、約束しよ?」
「する…するから....殺さないで…」
「うん!じゃあ、取引ね。」
そう言って、ミタマは一枚の汚れた紙を差し出した。
「今までに取引した人ね、みぃんな、約束破ったんだ。」
ね?、と言ってミタマはナイフを突き付けるのをやめた。
紙には、こう書いてあった。
約束
1、約束は破らない
2、殺したことは一切ばらさない
3、これを破ったら最期です。
という3つの約束事が書いてあった。
「‥これを、守ればいいの…?」
「そう。ちゃんと守ってね!」
私は大変な事をしてしまったようだった。
「…あたしね、願いが叶ったら‥もう一度人生やり直したいなぁ」
「…」
「なんて。叶うはずもないのにね!」
明るく言ったミタマの声には、どこか寂しさが混ざっていた。
「もし、願い事が一つだけ叶うなら、なんの願い事する?」
「願い…かぁ....みたまちゃんはどんなのにするの?」
「あたしはね。ナイショ。」
「じゃあ私も!」
「えぇー」
「ふふふ。」
ミタマといると、毎日が楽しかった。
信じられないくらい、楽しかった。
初めて本当のワライカタを知った。
嬉しかった。
なのに…
目覚めると、外は雨が降っていた。
隣で寝ていたはずのミタマもいない。
‥どこにいったんだろう‥‥
「みたまちゃーん、どこー?」
雨が止んだ。
私はミタマを探すことにした。
しかし、どこを歩いても、人は見当たらない。
だが、少し林の中を歩いたら、一つ、黒い人影が見えた。
「あのっ!」
走りながら人影に近づき、声をかけた。
「小学三年生くらいのおんなの....っ!キャアアアアッッ!!!!!」
人影の正体は、吊るされて無惨に殺された死体だった。
「み、みたま.....?」
「茜ちゃん…見ちゃったねー」
死体の側には、返り血を浴びて全身が真っ赤になったミタマが立っていた。
「い…いや…」
「茜ちゃん、どんまい。見ちゃったからね。今日で最期だね!」
真っ黒い目でにぃっと笑って、ミタマは血の付いたナイフを突きつけた。
「ねえ、約束しよ?」
「する…するから....殺さないで…」
「うん!じゃあ、取引ね。」
そう言って、ミタマは一枚の汚れた紙を差し出した。
「今までに取引した人ね、みぃんな、約束破ったんだ。」
ね?、と言ってミタマはナイフを突き付けるのをやめた。
紙には、こう書いてあった。
約束
1、約束は破らない
2、殺したことは一切ばらさない
3、これを破ったら最期です。
という3つの約束事が書いてあった。
「‥これを、守ればいいの…?」
「そう。ちゃんと守ってね!」
私は大変な事をしてしまったようだった。
「…あたしね、願いが叶ったら‥もう一度人生やり直したいなぁ」
「…」
「なんて。叶うはずもないのにね!」
明るく言ったミタマの声には、どこか寂しさが混ざっていた。
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