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湖の女神
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この世界において最も価値あるものは何だろうか。
人によってその答えは千差万別、考えられるものとして金、異性、信仰対象、家族、絵などの物品から思い出などの目に見えないものまで。
何を大切にするかとはつまりその人物がどう生きていくかという事にほかならず、それが他者から見てどのようなものであるにしろ自分の信念を貫き通せる人物たちはきっとよい人生を送られることだろう。
「もうこのゲームも終わりか……」
空を仰ぎながら言葉をつぶやいたのは鎧を身にまとう人物だ。
その声からは疲れと同時に悲しさも感じられ、疲労感からか膝から崩れ落ちて仰向けに倒れるとヘルムを外して大きく深呼吸をした。
鎧の中にいたのはやせ細った男であった。
黒髪はぼさぼさで長く、目元のクマは深刻な色合いをしており茶色の瞳は何かを探すようにして空を下から上まで見回す。
男が今いるのは信じられない事にゲームの中、肌に感じる風も揺れる草木の音もすべては演出の一環である。
エリュシオン・クロニクルと呼ばれるこのゲームは五感全てをゲームの中に投入するシステムとAIによって管理される無限に広がる世界の二柱でもって世界中を熱狂の渦にしてしまうほどの人気を誇った。
ゲームコンセプトは未知を探求し新たな世界を作る事、ギルドと呼ばれる集団を構成しゲームプレイに当たることが強く推奨され、男も何度かギルドに加入したことがある。
そんな大人気ゲームであるエリュシオン・クロニクルがサービス終了するのにはもちろん訳がある。
それは次世代機が発売されたことによるものだ。
いまのエリュシオン・クロニクルはどうしてもハードの機能的な問題から、ハードの限界ギリギリまで突き詰められているとはいえシステム的な限界がいくつも存在している。
次世代機ではこれらの問題が全て解決されるという触れ込みがなされており、完全に一から全てをリメイクしたエリュシオン・クロニクル2の発売は1のサービス終了と同時に開始される予定でありそれが明日の深夜2時からの予定だ。
「結局どこにも属さないまま俺はこの世界が終わるのを待つことになったか……」
そのつぶやきは誰かに聞いてもらいたくて放った言葉だった。
だが男の声が誰に届くこともなく、ただただむなしく声はどこかに過ぎていく。
男はこの世界で傭兵であった、最初はギルドというものを恐れて一人で活動していた男は徐々にギルドというものに憧れ、いつしかその憧れは自分の居場所が欲しいという欲望に変わり、取り憑かれるように男は様々なギルドを渡り歩く。
そんな旅の道中でギルドに誘われたこともあったが、初めのギルドで口下手と意識の違いによりギルドを追放されてから、誘われても男はその時のことを思い返してギルドに入れなかった時期があった。
次第に男はギルドに入らないという噂が流れ始め、その結果男がトラウマを乗り越えた頃には誰も男をギルドに誘わなくなったのだ。
自分から声を掛ければまだどうにかなったかもしれない、だが男はどうにも自分から声をかけることができずいまに至る訳である。
他者との触れ合いを望んでおきながら、自ら他者の元へと向かうことに対して忌避に近い感覚を見せてしまうのは一体なぜか。
考えても答えは出てこず、男はムクリと身体を起こした。
「最後の敵がこいつかよ」
男の目の前に現れたのは手足の生えた宝箱。
モンスター名をパンドラと呼ばれるそれは超高難易度の試練を突破した者の前に現れ、まだ誰も訪れたことのない未知のステージへと案内してくれる超激レアmobである。
装備品のほとんどを売り払い購入した回復アイテムから消耗品までほとんど全てを消費した対価としては、申し分ない相手ではある。
「──」
パンドラは己を指差して男に対し開けろあけろと人の声ではない何かで囁いてくる。
向かった先が超高難易度ダンジョンだったということもしばしばあるパンドラの箱、消耗品を使い切った現状では一度開けずに持ち帰り準備を整えるのが普通だ。
だが男は導かれるようにしてパンドラの箱を開ける。
即座に転移魔法が発動され、世界のどこかもわからない場所へと男の意識は飛び立っていく。
気がつくとそこは深い深い森の中だった。
先ほどまでいた平野とはまるで違い、どこからどう見てもただの森である。
いくつかの技能を発動し、どうやら付近に敵がいないであろうことを確認した男は目の前に広がる湖に目線を向けた。
対岸まではおよそ1キロと少しと言ったところか、それほど大きな湖ではなく特にこれといって何かあるような雰囲気も感じられない。
パンドラの箱による転移でやってくるにはあまりにも貧相な場所、そう感じてしまうのが一般的だ。
そんな湖を前にして男が立ち尽くしていると、湖の中心が光り輝き始める。
「よくぞここまで辿り着きました」
湖の中心から現れたのはこの世のものとは思えないほどの美を全面に押し出しながら微笑みを浮かべる女神であった。
水色の髪は湖に溶け込んでおり、青い瞳は先ほどまで見ていた空の色を思い出させる。
ほんの一瞬だけ現れた敵ステータスにはあり得ないような数値が記載されており、戦闘になればまず間違いなく男は瞬殺されるだろう。
基本的にはエリュシオン・クロニクルの敵mobは十分頑張れば倒せるような難易度にされており、目の前の女神のような常識外の力を持つような者は大抵ストーリー進行上倒されるとまずいキャラクターである。
全力で対策を組めば倒せないこともないのだろうが、そんな事よりもこれから進むであろうイベントへの興味が男を強烈に引きつけた。
「貴方は…?」
「私は湖の女神、そしてこの世界の最果てに住まう者。もはや終わりの見えしこの世界で、初めて世界を踏破したのが貴方です」
「世界を踏破……」
未知の世界を踏破する、それが男の夢の一つだった。
だが叶えてみればその夢はなんともあっけない。
周りを見ても喜ぶ者は誰もおらず、女神の声が自分にしか向けられていないことがなんとも空虚に感じられる。
それと同時に世界踏破のファンファーレが男の頭の中で鳴り響き、いくつかのアイテムと先ほど消費した分程度の消耗品。
それに習得可能なジョブがいくつか解放され、それに付随した装備品がアイテム欄を埋め尽くしていく。
課金によって解放されるアイテム欄全てを埋め尽くしたそれらは、てっきり最強の装備か何かと思ったが見てみればレア度最下位のどうやっても使い道のない武器もある。
「その装備達はこの世界の歴史、是非とも受け取ってください」
そんな神の言葉に見てみれば、アイテム欄にあるのはサービス開始当初に最強だと謳われた武器や防具達であり、アップデートを重ねた今ではもはや実践級ではないがこの世界で生きた思い出を思い起こさせる。
アイテム欄の一番最後には現時点での最高の装備、つまりこの世界で最も強い装備が入れられているがそれを使う機会はもはやない。
出来る事ならば一度その武器を扱ってみたかった者だが、男には扱いきれそうにもない。
「さて、最後に何か一つ願いを叶えましょう。終わりゆく世界ではありますが、私はこの世界の神。望むものを与えましょう」
NPC、ノンプレイヤーキャラクターと呼ばれる人が操っていないコンピューターによって制御されている女神は、男が感情に浸っている間にも話を続ける。
そこに感情というものは感じられないが、これも次世代期に移行すると無くなってしまうのかと考えると感慨深いものがあるものだ。
視界の端に浮かぶ時計を見てみれば時刻は既に1時58分。
もはやこの世界が終わるまで時間というものは残されていないのだ、何を願ったところでいまさら遅いがそれでも男は願わずにはいられなかった。
「ならこんな俺でも…こんな俺でも全幅の信頼を持って仲間と呼べる人達に出会いたい。俺にも仲間が欲しい!」
次誰かと会えたのなら、自分から歩み寄る勇気を持とう。
エリシュオン・クロニクル2での己に対して言い聞かせるようにして、男は神にそう訴えかける。
神に頼んだところで叶えてもらえるなど思っていない、結局望みを叶えてくれるのは自分だけしかいないのだ。
だが女神は男の言葉に対して嬉しそうに笑みを浮かべる。
その微笑みはまるで聖母のような慈愛を携えており、見るものを見惚れさせるには十分な魅力があった。
「分かりました。最後にこの場に来たのが貴方で良かった、どうか貴方の周りに良い仲間達が現れんことを」
女神の言葉を最後にして時刻はちょうど2時になる。
こうして今日この日、男が人生を賭けて未知の探索に全てを賭けたエリシュオン・クロニクルは終了し、新たなる世界が創造される。
白み出した世界の中で瞼を閉じた男は、新たなる世界の到来に期待感を募らせるのだった。
人によってその答えは千差万別、考えられるものとして金、異性、信仰対象、家族、絵などの物品から思い出などの目に見えないものまで。
何を大切にするかとはつまりその人物がどう生きていくかという事にほかならず、それが他者から見てどのようなものであるにしろ自分の信念を貫き通せる人物たちはきっとよい人生を送られることだろう。
「もうこのゲームも終わりか……」
空を仰ぎながら言葉をつぶやいたのは鎧を身にまとう人物だ。
その声からは疲れと同時に悲しさも感じられ、疲労感からか膝から崩れ落ちて仰向けに倒れるとヘルムを外して大きく深呼吸をした。
鎧の中にいたのはやせ細った男であった。
黒髪はぼさぼさで長く、目元のクマは深刻な色合いをしており茶色の瞳は何かを探すようにして空を下から上まで見回す。
男が今いるのは信じられない事にゲームの中、肌に感じる風も揺れる草木の音もすべては演出の一環である。
エリュシオン・クロニクルと呼ばれるこのゲームは五感全てをゲームの中に投入するシステムとAIによって管理される無限に広がる世界の二柱でもって世界中を熱狂の渦にしてしまうほどの人気を誇った。
ゲームコンセプトは未知を探求し新たな世界を作る事、ギルドと呼ばれる集団を構成しゲームプレイに当たることが強く推奨され、男も何度かギルドに加入したことがある。
そんな大人気ゲームであるエリュシオン・クロニクルがサービス終了するのにはもちろん訳がある。
それは次世代機が発売されたことによるものだ。
いまのエリュシオン・クロニクルはどうしてもハードの機能的な問題から、ハードの限界ギリギリまで突き詰められているとはいえシステム的な限界がいくつも存在している。
次世代機ではこれらの問題が全て解決されるという触れ込みがなされており、完全に一から全てをリメイクしたエリュシオン・クロニクル2の発売は1のサービス終了と同時に開始される予定でありそれが明日の深夜2時からの予定だ。
「結局どこにも属さないまま俺はこの世界が終わるのを待つことになったか……」
そのつぶやきは誰かに聞いてもらいたくて放った言葉だった。
だが男の声が誰に届くこともなく、ただただむなしく声はどこかに過ぎていく。
男はこの世界で傭兵であった、最初はギルドというものを恐れて一人で活動していた男は徐々にギルドというものに憧れ、いつしかその憧れは自分の居場所が欲しいという欲望に変わり、取り憑かれるように男は様々なギルドを渡り歩く。
そんな旅の道中でギルドに誘われたこともあったが、初めのギルドで口下手と意識の違いによりギルドを追放されてから、誘われても男はその時のことを思い返してギルドに入れなかった時期があった。
次第に男はギルドに入らないという噂が流れ始め、その結果男がトラウマを乗り越えた頃には誰も男をギルドに誘わなくなったのだ。
自分から声を掛ければまだどうにかなったかもしれない、だが男はどうにも自分から声をかけることができずいまに至る訳である。
他者との触れ合いを望んでおきながら、自ら他者の元へと向かうことに対して忌避に近い感覚を見せてしまうのは一体なぜか。
考えても答えは出てこず、男はムクリと身体を起こした。
「最後の敵がこいつかよ」
男の目の前に現れたのは手足の生えた宝箱。
モンスター名をパンドラと呼ばれるそれは超高難易度の試練を突破した者の前に現れ、まだ誰も訪れたことのない未知のステージへと案内してくれる超激レアmobである。
装備品のほとんどを売り払い購入した回復アイテムから消耗品までほとんど全てを消費した対価としては、申し分ない相手ではある。
「──」
パンドラは己を指差して男に対し開けろあけろと人の声ではない何かで囁いてくる。
向かった先が超高難易度ダンジョンだったということもしばしばあるパンドラの箱、消耗品を使い切った現状では一度開けずに持ち帰り準備を整えるのが普通だ。
だが男は導かれるようにしてパンドラの箱を開ける。
即座に転移魔法が発動され、世界のどこかもわからない場所へと男の意識は飛び立っていく。
気がつくとそこは深い深い森の中だった。
先ほどまでいた平野とはまるで違い、どこからどう見てもただの森である。
いくつかの技能を発動し、どうやら付近に敵がいないであろうことを確認した男は目の前に広がる湖に目線を向けた。
対岸まではおよそ1キロと少しと言ったところか、それほど大きな湖ではなく特にこれといって何かあるような雰囲気も感じられない。
パンドラの箱による転移でやってくるにはあまりにも貧相な場所、そう感じてしまうのが一般的だ。
そんな湖を前にして男が立ち尽くしていると、湖の中心が光り輝き始める。
「よくぞここまで辿り着きました」
湖の中心から現れたのはこの世のものとは思えないほどの美を全面に押し出しながら微笑みを浮かべる女神であった。
水色の髪は湖に溶け込んでおり、青い瞳は先ほどまで見ていた空の色を思い出させる。
ほんの一瞬だけ現れた敵ステータスにはあり得ないような数値が記載されており、戦闘になればまず間違いなく男は瞬殺されるだろう。
基本的にはエリュシオン・クロニクルの敵mobは十分頑張れば倒せるような難易度にされており、目の前の女神のような常識外の力を持つような者は大抵ストーリー進行上倒されるとまずいキャラクターである。
全力で対策を組めば倒せないこともないのだろうが、そんな事よりもこれから進むであろうイベントへの興味が男を強烈に引きつけた。
「貴方は…?」
「私は湖の女神、そしてこの世界の最果てに住まう者。もはや終わりの見えしこの世界で、初めて世界を踏破したのが貴方です」
「世界を踏破……」
未知の世界を踏破する、それが男の夢の一つだった。
だが叶えてみればその夢はなんともあっけない。
周りを見ても喜ぶ者は誰もおらず、女神の声が自分にしか向けられていないことがなんとも空虚に感じられる。
それと同時に世界踏破のファンファーレが男の頭の中で鳴り響き、いくつかのアイテムと先ほど消費した分程度の消耗品。
それに習得可能なジョブがいくつか解放され、それに付随した装備品がアイテム欄を埋め尽くしていく。
課金によって解放されるアイテム欄全てを埋め尽くしたそれらは、てっきり最強の装備か何かと思ったが見てみればレア度最下位のどうやっても使い道のない武器もある。
「その装備達はこの世界の歴史、是非とも受け取ってください」
そんな神の言葉に見てみれば、アイテム欄にあるのはサービス開始当初に最強だと謳われた武器や防具達であり、アップデートを重ねた今ではもはや実践級ではないがこの世界で生きた思い出を思い起こさせる。
アイテム欄の一番最後には現時点での最高の装備、つまりこの世界で最も強い装備が入れられているがそれを使う機会はもはやない。
出来る事ならば一度その武器を扱ってみたかった者だが、男には扱いきれそうにもない。
「さて、最後に何か一つ願いを叶えましょう。終わりゆく世界ではありますが、私はこの世界の神。望むものを与えましょう」
NPC、ノンプレイヤーキャラクターと呼ばれる人が操っていないコンピューターによって制御されている女神は、男が感情に浸っている間にも話を続ける。
そこに感情というものは感じられないが、これも次世代期に移行すると無くなってしまうのかと考えると感慨深いものがあるものだ。
視界の端に浮かぶ時計を見てみれば時刻は既に1時58分。
もはやこの世界が終わるまで時間というものは残されていないのだ、何を願ったところでいまさら遅いがそれでも男は願わずにはいられなかった。
「ならこんな俺でも…こんな俺でも全幅の信頼を持って仲間と呼べる人達に出会いたい。俺にも仲間が欲しい!」
次誰かと会えたのなら、自分から歩み寄る勇気を持とう。
エリシュオン・クロニクル2での己に対して言い聞かせるようにして、男は神にそう訴えかける。
神に頼んだところで叶えてもらえるなど思っていない、結局望みを叶えてくれるのは自分だけしかいないのだ。
だが女神は男の言葉に対して嬉しそうに笑みを浮かべる。
その微笑みはまるで聖母のような慈愛を携えており、見るものを見惚れさせるには十分な魅力があった。
「分かりました。最後にこの場に来たのが貴方で良かった、どうか貴方の周りに良い仲間達が現れんことを」
女神の言葉を最後にして時刻はちょうど2時になる。
こうして今日この日、男が人生を賭けて未知の探索に全てを賭けたエリシュオン・クロニクルは終了し、新たなる世界が創造される。
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