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不味かった……鳥になってたから味覚も変わってるかと思ったけど…ダメでした(泣)

(ここからは鳴き声表記はないです)
[っぺっぺ、自分の記憶じゃなくてこの体の記憶を見たいな…]

といってもどうみるかわからないけどね

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空腹が少し改善されました
これより睡眠モードにて肉体及び記憶の再構築を開始します
睡眠時は無防備になりますのでお気をつけください
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[え、え!?嘘!寝ちゃうの!やばば...!とりあえず穴の入口にさっきほじくり返した石を積んでお…こ……っと!危な…]

ウトウトしつつ穴を塞ぐ

[こ、れ、で……だい…丈夫……なはず…フワァ…]

塞ぎ終わると強烈な睡魔が襲いかかりそのまま眠ってしまった


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睡眠モード開始
睡眠時、体に残っている記憶と魂の記憶を同調
夢としてインプット
時間は30分かかります





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インプット中……
































インプット完了




















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スヤスヤと眠っているであろう木の穴の近くに神々しい輝きを持つものが立っている




森が淡く輝くとその者を中心として薄いベールのようなものが半径20kmを丸く囲むように広がった




その者が中心の木へと手を触れると木は色味を濃くした





「木更津侑(きさらつゆう)さん、この世界を壊さない程度にしたいことをし、食べたいものを食べ、なりたい姿になりなさい、
そして自由に生きてください
こういう形でしか助ける事しか出来なかった私を許して下さい」




そう呟き、去っていった


森の光は消え、息を潜めていた魔のもの達は森の外側へ逃げていった

まるで聖域を避けているように、自らの魔の力が弱まらないように逃げていった



















しばらくするとまたシステムの音が聞こえた





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聖域の中心にある木が進化します

神の加護と慈悲を受け、神樹となりました
神樹へと至る過程で小精霊と融合、意志を持ちました

神の愛し子の存在を確認

神樹の加護が木更津侑に付与されます

神の愛し子の称号及び加護を獲得、ステータスに反映します

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