水しか出ない神具【コップ】を授かった僕は、不毛の領地で好きに生きる事にしました

長尾 隆生

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3巻

3-1

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 第一章 シアンと水問題と大渓谷だいけいこくあるじ


「僕も大渓谷に行こうと思う」

 夕食時、食堂に集まった家臣のみんなの前で僕、シアン=バードライはそう告げる。
 このデゼルトの町にやってきてから、僕は夕食を領主館の大広間で家臣一同と共に食べるようにしていた。
 最初は屋敷があまりにも荒廃していて、まともに使える部屋が少なかったために必然的にそうするしかなかった。だが結局、修復が終わった今も一緒に食べている。
 ある程度の修復が終わった頃、執事のバトレルからは主人と家臣は別々に食事をるべきだと言われた。しかし、家臣との交流の場を大切にしたかったために、僕はこの習慣を続けることを望んだのである。
 それに領主といっても、僕が治めるエリモス領にあるまともな町はデゼルトのみ。
 他にあるのは、今も足元で専用ドッグフードをむさぼり食っている魔獣まじゅうシーヴァの遺跡だけである。
 ちなみにこのドッグフードは、料理長のポーヴァルが魔物の肉などを使ってシーヴァのために作った特製品で、すでに十種類ほどの味違いが作られている。
 食材が食材だけに嫌がられるかと思ったが、シーヴァいわく、魔物は魔物同士で共食いするのは普通のことなのだそうだ。
 むしろ生で食べるより美味うまいと大喜びで尻尾しっぽを振って、しばらくの間ポーヴァルに付きまとっていたくらいだった。
 こういう価値観の違いに直面すると、人と魔物はやはりわかり合えない気がする。
 ポーヴァルは、将来的に始まるであろう牧畜のためのえさにもなるだろうと言っていた。
 さて、さっき言った通り、現在のエリモス領で人が住んでいるところはデゼルトの町だけである。
 そのため今はまず、町の人々とはもちろんのこと、家臣とも積極的に交流してそれぞれの動きを把握できるようにした方がいいと僕は考えている。
 主と家臣の形式を重視するのは、町や領民がもっと増えて、公務にく者が増えてからでも遅くはない。
 それまでは小回りのく体制で行こう、と僕らは話し合って決めたのだった。

『お主、大渓谷に行く前にこの町の守りを強くするとかなんとか言ってなかったかの?』

 大渓谷行きを告げた僕に、シーヴァが口いっぱいにドッグフードを頬張ほおばりながら念話を飛ばしてきた。ちなみに、シーヴァは魔獣だが言葉を話せる。また、こうして念話で会話することも可能だ。

「そのことなんだけど、ちょっと事情が変わってね」

 僕がこそっと言ったら、大工のルゴスがそれを聞きつけて話しかけてきた。

ぼっちゃん、何か言いましたかい?」
「ああ、いや、大渓谷に行かなくてはならない理由について説明しようかと」
「それってやっぱり例の水源のことですかね」
「うん、それが一番の理由だね」

 僕は食後用にれてくれたメイドのラファムの紅茶を一口飲んでから答えた。
 きっかけは昨日の夕方、僕のもとに届いたある一つの報告だった。
 町娘のバタラから、中央水場に設置した女神像から水が出なくなったという連絡を受けたのである。
 原因は明らかで、僕が設置した『かみコップ』が力を使い果たしたのだ。
『神コップ』とは、僕が女神様から授かった聖杯――【コップ】によって生み出された道具で、魔力を込めることで事前に設定していた液体を出すことができる。
 女神像に設置した『神コップ』は、僕が最初に作りだしたもので、耐久度はデフォルトの『中』だった。
 耐久度が中の『神コップ』は魔力を充填じゅうてんすることで再使用が可能だったが、その回数にも限界があるということか。
 やはり『神コップ』では、永続的にこの町の水不足を解消し続けることはできないらしい。
 とりあえず一時しのぎ的に、僕はルゴスを連れて女神像のもとまで行き、つぼの中の『神コップ』を、先日開放されたばかりの『耐久度 高』のものに入れ替えたが、それもいつまでつかわからない。
 僕は集まったみんなを見渡しながらそのことを説明する。

「確かに『神コップ』があればしばらくは水を供給できる。けれどやっぱりそれだけじゃあ根本的な問題解決にならない」
「ですがそれと大渓谷に向かうのと何か関係があるのでしょうか? 私といたしましては、坊ちゃまをあまり危険な場所へは……」

 バトレルが心配そうに眉を寄せて言った。
 彼が心配するのもわかる。
 なぜなら僕がこれから行こうという大渓谷は前人未到の地。
 国が総力を挙げて開発しようとしてもできなかった、強大な生物がむという魔境である。
 そんなところへ領主が自ら出かけようというのだ。
 心配しないわけがない。
 だが――

「大丈夫だよバトレル。僕たちはもう、大渓谷にはドワーフたちが住んでいることを知っているからね。それにそこからやってきて僕たちとずっと一緒に暮らしている人もいる」

 そう言ってルゴスの方に視線を向けると、彼はわざとらしく肩をすくめるような仕草をした。彼は大渓谷出身のハーフドワーフなのだ。
 ルゴスはわずかに呆れたような声音で答える。

「まぁ確かに俺はあそこからやってきたけどよ。それでも普通の人間が下まで行こうと思ったら、それなりに危険なのは覚悟しておかなきゃいけねぇぞ」
「それは承知の上さ。でもオアシスの水が枯渇こかつした原因があそこにあるとわかった以上、僕は行かなきゃならないんだ」
「水が枯れた原因がわかったのですか?」

 バトレルが僕の発言に驚きの声を上げた。
 他にも医者のメディア先生や護衛のロハゴス、馬丁ばていのデルポーンも声は出さないまでも驚いた顔をしている。
 彼らには初耳の情報なのだから仕方がない。

「そのことについて今からみんなに説明するよ。と言っても僕よりエンティア先生から説明してもらった方がわかりやすいね」

 僕はそう言って、教育係のエンティア先生に目配せして話の続きを任せることにする。
 彼女は食事の最中、『早く語らせてほしい』とずっとギンギンとした目つきで僕を見つめていた。
 オアシスが枯れた原因をみんなに伝えるのが遅れたのは、彼女がきちんと準備をしてから発表したいと僕に訴えたせいでもある。
 エンティア先生は優秀な教師ではあるのだが、自分の知的好奇心に関わることになると人が変わったようになってしまうところと、融通ゆうずうの利かない真面目さが問題だ。
 そのせいで兄上からうとまれたというのに。

「じゃあエンティア先生。説明をお願い」
「わかりました!」

 彼女はガタッと音を鳴らして勢いよく立ち上がると、コの字型の机に座る全員が見渡せる場所、つまり僕の真正面の壁際に進み出る。
 そして脇に置いてあった台車つきの黒板を引っ張り出し、そこに説明に必要な図を描いていった。
 やがてエンティア先生が描きあげたのは大渓谷の略図である。
 図は凹型で、大渓谷の底が平らであることを表していた。
 ドワーフたちとルゴスから聞き出した話から描いたその図の一番下。
 つまり大渓谷の底には広大な平野が広がっているという。
 大渓谷はこの大陸を真っ二つに裂くように存在している。
 底に広がる平野は、一体どれほどの広さなのだろうか。
 しかもそんなに広い場所があるというのに、国に残る資料には平野の存在すら書かれていない。大渓谷の底にたどり着くことがいかに困難なのかを表していると言える。
 だがそれは、大渓谷の外に住んでいる人間族にとっての話であって、ドワーフたちにとっては多少危険がともなう程度のものらしいのだが。

「ドワーフの村はデゼルトの町と、大渓谷の向こうにそびえる中で一番大きなパハール山とを結んだ直線上にあるらしいのです」

 エンティア先生はそう言いながら、今度は大渓谷の断面図の横にデゼルトとパハール山の簡易的な俯瞰図ふかんずを描く。そしてその山の頂上と町をつなぐように一本の線を引いた。
 続けて彼女は色の違う筆記具を手に取り、大渓谷の間を走る直線上に小さく丸印をつけた。

「ここがドワーフ村の位置です」

 エンティア先生は、その円をコッコッと突きながらさらに話を続ける。

「ここからが本題になります。実は彼らと大渓谷の話をしている時、オアシスの水が枯れた原因と思われる話を聞くことができました」

 エンティア先生が説明しながら描き足したもの。
 それは大渓谷の端から端までを繋ぐ一本の線であった。

「それは一体なんなんさね」

 メディア先生が不思議そうに尋ねると、エンティア先生は眼鏡をキラリと光らせてニヤリと笑みを浮かべた。

「これは大渓谷を横断する水道橋なのだそうですよ」
「水道橋? あんなところに橋なんて話は聞いたことがないさね。それに、一体誰がなんのために作ったんさよ」
「それはわかりません」

 明確な答えが返ってくることを期待していた一同は、その言葉にあからさまに落胆した表情を浮かべた。
 しかし本当にわからないのだ。
 ドワーフたちもルゴスも、大渓谷からやってきただいエルフのヒューレも、存在自体は知っているにもかかわらず、その橋がいつどうして作られたのかを知らないと言う。

「前回この町にやってきた時もあの橋を使った。でも今回は橋の途中にでっかい岩があったから困った」

 食卓の一番隅でサボエールというお酒を飲んでいたヒューレが口を挟む。
 彼女は普段、この時間は部屋に引きこもっている。だが今回は、大渓谷の話をするためにラファムに頼んで無理やり食卓へ引っ張り出したのだ。彼女の手にあるサボエールは、ここへ連れてくるための餌である。
 ヒューレの証言によれば、大岩は不思議なことに彼女の魔法を使っても破壊することができなかったそうだ。
 エルフの上位種、大エルフであるヒューレの魔法ですら歯が立たない大岩……彼女はそれについて、こう語った。

「あの岩は私より魔力の強い者がつくり出したもの……たぶんあるじ仕業しわざ
「主ってなんさよ?」
「大渓谷の底に棲まうもの。それを私たちは主と呼んでいる」

 大渓谷の主の話は僕も前に聞いたことがある。
 王国に残る大渓谷開発失敗の資料にも書かれていた。
 国が大渓谷の開発から手を引いた最大の理由、それが大渓谷の主の存在なのである。
 といっても資料では、『主』のことを別の名称で書いている場合の方が多かったのだが。

「ヒューレやドワーフ族から色々聞き出した話を、私なりに解析しました。その結果をお伝えしてもよろしいでしょうか?」

 エンティア先生が、中指で眼鏡をくいっと直しながら一同を見回す。
 彼女から放たれる『続きをしゃべらせろ』というオーラに気圧けおされたせいだろうか。全員が無言で頷き返した。
 それを確認してから、彼女はまたそれぞれの図に丸をつけた。
 次に、黒板の空いている部分いっぱいに何やら別の絵を描き始める。

「絵の達者なバタラさんほどではないですが、ビアード氏から聞いた姿を、我ながらうまく描くことができたと思います」

 エンティア先生は満足げに完成した絵をながめたあと、それを指さしてこう尋ねた。

「皆さんはこれが何に見えますか?」

 大きな翼。
 立派な体と、するどつめの生えた短い手と、強靭きょうじんな足。
 口にはとがった牙が並び、頭には二本の角。
 胴体と同じくらいに大きく長く太い尻尾。

「ドラ……ゴン?」

 部屋の中の誰かがぼそっと口にする。
 そう、その姿はかつて大地を支配し、無数の魔物を従えていたと言い伝えられているドラゴンだったのである。

「ドラゴンが一体どうしたって言うんさね」

 この国において、ドラゴンとは恐怖の象徴だ。
 大陸中でも数体しか存在しないと言われている伝説の魔獣。
 中でも一番凶悪で人々に恐れられた存在。
 それが暗黒竜、ブラックドラゴンである。かつて王都が造られる前の地を支配していたドラゴンだ。
 その体はやみのように黒く、凶悪なあぎとから吐き出されるブレスを浴びた地面は、何十年も草一つ生えない死の土地となったと言われている。
 僕はみんなに向けて話す。

「王国の資料に書いてあったんだ。王国が大渓谷の開発をやめた本当の理由は、大渓谷に棲まう魔獣たちのせいではなく、彼らの前にドラゴンが現れたからだとね」
「つまり大渓谷を支配する大渓谷の主とは、ドラゴンなのです。皆さんも一度は噂として聞いたことがあるのでは?」

 僕の言葉に続いて、エンティア先生が告げた。
 ブラックドラゴンは、王国の建国時に初代国王率いる軍勢に討伐された。大渓谷にいるのはブラックドラゴンではなく、別種であるはずだ。
 大渓谷の主の正体はドラゴン――その事実に、みんな緊張の表情を浮かべていた。
 いや、ルゴスとヒューレだけはジョッキを傾けていつもと変わらない顔をしていたが。

「そんなに怖がることはない。俺も昔から色々世話になったけどよ、優しい方だぞ」

 こおりついた空気に嫌気がしたのか、ルゴスはサボエールを飲み干しながらそう言った。

「ド、ドラゴンと会話したことあんのかい! それに世話ってどういうことさね」

 メディア先生がその言葉に反応し、立ち上がる。
 他の者たちも一斉にルゴスに説明を求めるように目を向けた。

「何を驚いているんだ? 魔獣が話せるってのは常識じゃないか」
「……」
「特にメディアは、いつも魔植物となんか喋ってんだろ?」
「あ、あれはなんとなく、あの子たちの意思が伝わってくるってだけさね。会話というのとは違うさよ」

 そうだったのか。
 僕は普通に、メディア先生と魔植物は会話しているのだと思っていたが、どちらかというと以心伝心のようなものだったらしい。

「そうかい? 俺には同じだと思うけどな、まぁ他にもあれだ」

 ルゴスは何かを探すように視線を動かすと、ある一点でその動きを止める。

「ほれ、そこの犬っころいるだろ。そいつも喋るじゃないか」

 ルゴスがあごで示した先。
 そこには特製ドッグフードを食べ終え、後ろ足を器用に扱って毛繕けづくろいをしている犬……もとい、シーヴァがいた。

「えっ、シーヴァって喋れるっすか? 俺っち、シーヴァが喋ったところなんて一度も見てないっすよ」

 デルポーンが驚いて席から立つ。
 家臣団には一応シーヴァが町外れの遺跡の主だということは伝えてあった。だが、シーヴァはこの町に来てから犬のフリをしていたため、彼は僕の言葉をすっかり忘れていたようだった。

「そういえばこの子、最初に試験農園に現れた時に喋ってたさねぇ」
「私も知っていましたよ。私が解剖……ではなく、研究に付き合ってもらった時も普通に喋っていました。また手伝いをしてもらいたいのですが」
「研究……あたしの魔獣の血の研究にも付き合ってもらいたいさね」

 メディア先生とエンティア先生。
 二人の先生から怪しい視線を受けて、シーヴァは不穏ふおんな空気を察知したのか、毛繕いを中断して一瞬で逃げる体勢を取る。

『な、なんじゃお主ら。我はもう絶対に研究とやらには協力などせんぞっ』
「そんなこと言わずに。ちょっとだけ。ちょっとだけでいいんです」
「そうさね。すこーしだけ血をもらえればいいんさよ」

 じりじり詰め寄る二人に、どんどん顔が引きつっていくシーヴァ。いつもの『犬のフリ』をしている余裕はまったくなくなっている様子である。
 仮にも強大な力を持つ魔獣をここまでおびえさせるとは。
 一体エンティア先生は、研究と称してシーヴァに何をしたのだろうか。

「ほ、本当に喋ってるっすね。マジっすか……」

 デルポーンが驚きの声を上げる。この場の全員にシーヴァの念話が聞こえていたらしい。
 デルポーンやポーヴァルが目を丸くしている中、シーヴァの悲痛な叫びが響く。

『おいっ、早く助けるのじゃシアンっ! こやつらを止めるのじゃっ』
「……一つ貸しだぞ」

 僕はシーヴァの前に立ち、二人に言う。

「シーヴァのことはあとにして、まずはルゴスから主様のことを聞こう」
『先延ばしにするだけでは助けたことにはならないのじゃ!』

 ガルルルルと、シーヴァは全身の毛を逆立たせて抗議した。
 仕方ないな……
 僕はシーヴァを抱き上げる。

「ほら、こっちにおいで……二人共、とりあえず座って。シーヴァの嫌がることはしちゃ駄目だよ」

 僕の言葉に、エンティア先生とメディア先生は不承不承ふしょうぶしょうといった感じで席に着いた。
 それから全員が着席したのを確認して、僕はルゴスに話の続きをうながす。

「まぁ、今のシーヴァでわかっただろうけど、強力な魔物や魔獣ってのは普通に話ができる者も少なくねぇ。つまりシーヴァよりはるかに強い力を持つ主様なら、当然会話が可能だ」
「でもそんな話、今まで一度も聞いたことなかったっすよ」

 デルポーンが首を傾げながら言った。
 確かに国に残る資料には、大討伐により滅ぼされた魔物も、建国の時に討伐したといわれているドラゴンも、意思疎通ができるとは一切書き残されていなかった。
 ルゴスはデルポーンの言葉にうなずく。

「ま、俺もシーヴァと主様くらいしか、会話ができる魔獣に会ったことはない。大渓谷に棲みついている他の魔獣共は、大体はただ本能で生きているような奴らばかりだった」
「ま、ある程度はめずらしい存在ってことかね。それで、そのドラゴンってどんな方なんさね」

 メディア先生の質問に、ルゴスは懐かしそうに目を細めながら答える。

「いい人……いい魔獣様だよ。俺がちっちゃい頃はよく遊んでくれたしな」
「子供と遊ぶ? ドラゴンがかい?」
「ああ、結構暇らしくてな。時々背中に乗せて大渓谷を飛び回ってくれたりもしたな。俺が大渓谷を出るって時も親身に話を聞いてくれてよ。大渓谷の上まで運んでくれたのも主様だ」

 なつかしそうに語るルゴス。
 彼の語る大渓谷の主の姿は、王国の記録に残っている凶悪なドラゴンという像とはかけ離れている。
 ルゴスの話を聞けば聞くほど、一同の顔は奇妙な表情に変わっていった。
 きっとみんなの中の凶悪な魔獣ドラゴンの像がどんどん崩れていっているのだろう。
 僕だって初めてルゴスやビアードさんから大渓谷の主についての話を聞かされた時は耳を疑ったし、その場に同席していたエンティア先生も同じような顔をしていた。

『なんじゃ、あの婆さんの話をしておったのか』

 その時、抱き上げられて大人しくしていたシーヴァが話に加わってきた。

「婆さん?」
『大渓谷の婆さんじゃろ。我も昔、あの婆さんに助けられたからのう』
「助けられたって、大討伐の時にか?」

 シーヴァは幼い頃、国の大討伐に巻き込まれて両親を失ったと言っていた。
 それからどうやって生きてきたのかと思っていたが……
 シーヴァは言葉を続ける。


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