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第2話 犬飼理人という警官
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そんなことがあって、俺は今名前も知らない警官の自宅にいる。どうにも居心地が悪くてふわふわのソファに渡されたコーヒーも持って無心で座っていると、部屋着へ着替えたのか緩い服装になった警官が出てきた。
「警官が未成年連れ込んでいいのかよ?」
「怒られたらその時どうにかするさ、あのまま放置したらソラは変なとこ行くだろ?」
「はっ、だからなんだよ。俺の行動がお前に関係あるってか?」
ローテブルにコーヒーを置いて、警官を見上げる。不機嫌そうに顔をしかめている面を見ると、どうにも自分が悪役な気がしてくるが連れ込まれている被害者は俺だ。
「こんなチビを放置する警官が何処に居んだよ。」
バーカ、なんて付け足してどかっ、と俺の隣に警官は腰かけた。
「俺は犬飼理人。理人って呼んで」
「そーかよ。」
名前を教えられたところで、俺から呼ぶつもりは微塵もない。
「じゃ、風呂入ってきて。服は適当に見繕ってやるから」
「おま、っ..泊める気かよ!」
「ここまできて”帰れ”はないだろ?風呂は向こうの部屋な~」
それだけ言えばスマホを取り出して何もしゃべらなくなる。まるで問答無用、とでも言いたげな態度に少しイラつくが、今日はジジイとヤったのにまだ体を洗っていないことを思い出す。....そう思うと、風呂に入りたくなってくる。舌打ちを置き土産に、リュックをもって風呂場へ直行する。
__________________
既にお風呂は沸かされていたようで風呂から登る湯気で浴室はそこそこ暖かかった。鏡で自分の姿を確認すれば、確か昨日までは無かったはずのキスマークが付いている。他人からのキスマークが付いていると、客の機嫌を損ないやすいから、という理由で禁止事項に入れてるはずのキスマークが付いてるってことはさっきのジジイが犯人。ブラックリスト入りは確定だ。
「....」
改めて自分の体を見るとそこらかしこ痣だらけで、筋肉も脂肪もついていない体はあまりにも痩せこけている。自分の体ながら、純粋に気持ち悪いと感じる。
(...まるで生霊だな。)
放置しっぱなしだった精液を掻き出して明日腹痛に見舞われないことを祈った。
__________________
服どころか下着まで用意されていて、用意周到なところに腹が立ったが着る服が無いのは事実なので仕方なく拝借させてもらった。あまりにもひどい身長差があるせいで、手はでないしズボンだってはいてるのに全く見えなかった。
いつものように薬を取り出して何錠か口に放り込んで、俺はリビングへ戻った。
「警官が未成年連れ込んでいいのかよ?」
「怒られたらその時どうにかするさ、あのまま放置したらソラは変なとこ行くだろ?」
「はっ、だからなんだよ。俺の行動がお前に関係あるってか?」
ローテブルにコーヒーを置いて、警官を見上げる。不機嫌そうに顔をしかめている面を見ると、どうにも自分が悪役な気がしてくるが連れ込まれている被害者は俺だ。
「こんなチビを放置する警官が何処に居んだよ。」
バーカ、なんて付け足してどかっ、と俺の隣に警官は腰かけた。
「俺は犬飼理人。理人って呼んで」
「そーかよ。」
名前を教えられたところで、俺から呼ぶつもりは微塵もない。
「じゃ、風呂入ってきて。服は適当に見繕ってやるから」
「おま、っ..泊める気かよ!」
「ここまできて”帰れ”はないだろ?風呂は向こうの部屋な~」
それだけ言えばスマホを取り出して何もしゃべらなくなる。まるで問答無用、とでも言いたげな態度に少しイラつくが、今日はジジイとヤったのにまだ体を洗っていないことを思い出す。....そう思うと、風呂に入りたくなってくる。舌打ちを置き土産に、リュックをもって風呂場へ直行する。
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既にお風呂は沸かされていたようで風呂から登る湯気で浴室はそこそこ暖かかった。鏡で自分の姿を確認すれば、確か昨日までは無かったはずのキスマークが付いている。他人からのキスマークが付いていると、客の機嫌を損ないやすいから、という理由で禁止事項に入れてるはずのキスマークが付いてるってことはさっきのジジイが犯人。ブラックリスト入りは確定だ。
「....」
改めて自分の体を見るとそこらかしこ痣だらけで、筋肉も脂肪もついていない体はあまりにも痩せこけている。自分の体ながら、純粋に気持ち悪いと感じる。
(...まるで生霊だな。)
放置しっぱなしだった精液を掻き出して明日腹痛に見舞われないことを祈った。
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服どころか下着まで用意されていて、用意周到なところに腹が立ったが着る服が無いのは事実なので仕方なく拝借させてもらった。あまりにもひどい身長差があるせいで、手はでないしズボンだってはいてるのに全く見えなかった。
いつものように薬を取り出して何錠か口に放り込んで、俺はリビングへ戻った。
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