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転生即ち無双
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僕がそう聞き返すと、エイリーン様はそーう!なんて言って僕に近づく。
「今のキラくんは夢としてここに来てるんだけど、ファノーネと一緒に居たいなら天界に住まないといけないんだけどぉ、天界の前に魔法とか魔力について学ぶ..君達の言う異世界に行ってもらうんだよね!天界で全部教えるのはぁ、規約違反だからさっ♪」
「...ということだ。キラ、転生する気はあるか?」
唐突にそんなことを言われても、困ってしまう。フレンドリーなエイリーン様と僕のことが大好きなファノーネ様だったから、こうやって普通に話せているだけで..僕はあまり人とかかわりたくない、けどファノーネ様と一緒にいるためなら。
「わかり、ました。転生します、」
「心配なんてしなくていい、あの世界は俺を信仰することが当たり前だ。そして、今度もまた俺の寵愛を授けよう。寵愛がある限りキラに危機は訪れん、何があっても俺が助けると誓おう」
そう言って、ファノーネ様は僕のことを強く抱きしめた。嬉しくて、僕も抱き返すと後ろでニヤニヤしているエイリーン様が目に入る。....人の恋路を見て随分楽しんでいるようだ
「ファノーネ!長居させると別れがつらくなるのは2人でしょ?それじゃ、行くよ?」
僕から離れようとしないファノーネ様をひっぺはがして、エイリーン様は何かを唱え始めた。それは、温かく冷たいような雰囲気を纏う文字の羅列で...それが魔術であると察しがついたときには視界がホワイトアウトしていた。
ーーー
ーー
ー
意識が浮上して、一番最初に思ったことは騒がしい..ということだった。目を開けることすら億劫で体が疲れているようだった。周りの声がとにかくうるさくて、せめて一括しようと目を開いた。
「キラ..??母様父様!!起きたぞ、キラが!!!」
うるさい原因がこの人だった。僕が起きただけで騒いで、もしかしたら僕は病気でずっと眠っていたのかもしれない、なんて思った。ドアに向かって叫んだこの人が戻って来て...僕と目が合う。
すると、膨大な記憶が僕の頭の中に流れ込んでくる。それは、公園で走り回った記憶や魔物と対峙したとき...お兄様と本を読んだ時。
「セルリエ、兄様...?」
「キラ..!!心配したんだぞっ、お前..、魔物に!!」
廊下がバタバタと騒がしくなり、バコン!!なんて大きな音を立てて部屋に入ってきたのは両親だった
「よかった、キラ...、まさかあなたが魔物に負けるなんて思ってなかったのよ...ごめんなさいね、っ」
口調こそ元々知っている、大嫌いな母親そのものだったがこの人に対して僕は嫌悪感を抱かなかった。ちなみに、父親のほうは何もしゃべらず隣で涙を流している...わけが分からない。
「まもの...」
思い出した。僕の名前は、キラ...、キラ・マリアドール。公爵家の次男で貴族院の二年生。長期休暇中に実家の土地にでた魔物を討伐しようとして、食べられたんだ。それは..、魂を食べる魔物で。きっと元々の僕自身は食べられてしまって記憶だけ体に残ったのだろう。そこに、僕が入ったんだ。
何か喋らないと。だけど、昔の僕と違和感のないように、気を付けて言葉を選んで。
「少し、意識を失ったくらいで大げさな。僕が負けるわけがないでしょ?全く、心配性もここまでくると末期だな。」
そして僕は、皮肉めいた言葉を吐いた。
「今のキラくんは夢としてここに来てるんだけど、ファノーネと一緒に居たいなら天界に住まないといけないんだけどぉ、天界の前に魔法とか魔力について学ぶ..君達の言う異世界に行ってもらうんだよね!天界で全部教えるのはぁ、規約違反だからさっ♪」
「...ということだ。キラ、転生する気はあるか?」
唐突にそんなことを言われても、困ってしまう。フレンドリーなエイリーン様と僕のことが大好きなファノーネ様だったから、こうやって普通に話せているだけで..僕はあまり人とかかわりたくない、けどファノーネ様と一緒にいるためなら。
「わかり、ました。転生します、」
「心配なんてしなくていい、あの世界は俺を信仰することが当たり前だ。そして、今度もまた俺の寵愛を授けよう。寵愛がある限りキラに危機は訪れん、何があっても俺が助けると誓おう」
そう言って、ファノーネ様は僕のことを強く抱きしめた。嬉しくて、僕も抱き返すと後ろでニヤニヤしているエイリーン様が目に入る。....人の恋路を見て随分楽しんでいるようだ
「ファノーネ!長居させると別れがつらくなるのは2人でしょ?それじゃ、行くよ?」
僕から離れようとしないファノーネ様をひっぺはがして、エイリーン様は何かを唱え始めた。それは、温かく冷たいような雰囲気を纏う文字の羅列で...それが魔術であると察しがついたときには視界がホワイトアウトしていた。
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意識が浮上して、一番最初に思ったことは騒がしい..ということだった。目を開けることすら億劫で体が疲れているようだった。周りの声がとにかくうるさくて、せめて一括しようと目を開いた。
「キラ..??母様父様!!起きたぞ、キラが!!!」
うるさい原因がこの人だった。僕が起きただけで騒いで、もしかしたら僕は病気でずっと眠っていたのかもしれない、なんて思った。ドアに向かって叫んだこの人が戻って来て...僕と目が合う。
すると、膨大な記憶が僕の頭の中に流れ込んでくる。それは、公園で走り回った記憶や魔物と対峙したとき...お兄様と本を読んだ時。
「セルリエ、兄様...?」
「キラ..!!心配したんだぞっ、お前..、魔物に!!」
廊下がバタバタと騒がしくなり、バコン!!なんて大きな音を立てて部屋に入ってきたのは両親だった
「よかった、キラ...、まさかあなたが魔物に負けるなんて思ってなかったのよ...ごめんなさいね、っ」
口調こそ元々知っている、大嫌いな母親そのものだったがこの人に対して僕は嫌悪感を抱かなかった。ちなみに、父親のほうは何もしゃべらず隣で涙を流している...わけが分からない。
「まもの...」
思い出した。僕の名前は、キラ...、キラ・マリアドール。公爵家の次男で貴族院の二年生。長期休暇中に実家の土地にでた魔物を討伐しようとして、食べられたんだ。それは..、魂を食べる魔物で。きっと元々の僕自身は食べられてしまって記憶だけ体に残ったのだろう。そこに、僕が入ったんだ。
何か喋らないと。だけど、昔の僕と違和感のないように、気を付けて言葉を選んで。
「少し、意識を失ったくらいで大げさな。僕が負けるわけがないでしょ?全く、心配性もここまでくると末期だな。」
そして僕は、皮肉めいた言葉を吐いた。
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