7 / 15
7
翌日の金曜日、シキは七時に目を覚ました。咲はまだ眠っていて、幸せそうにシキの右手を握っていた。それを見たシキは苦笑して、咲を起こす。目覚めた咲は、シキに抱きついて、キスをした。シキは咲の細腰を抱いて、
「そろそろ起きてください!咲さん」
「おはよう、シキ」
「おはようございます」
そう朝の挨拶をして、二人は起きた。咲は、シキのパジャマを脱いだ肉体美に惚れ惚れとした、視線を送る。シキはそれを見て、
「咲さん、部屋に戻らなくて良いんですか?」
と聞く。咲は、
「あぁ、制服なら持ってきてる」
そう言って、咲も着替えた。着替えた二人は、食堂へ行った。女帝と陰キャの組み合わせは目立った。食堂に入るなり二·三年が、
「オイ!陰キャ!黒川様に近付くな!!」
と言うと、咲が、シキの腕を取り、
「シキは良いんだよ!シキは俺の特別だ!文句があるなら、俺に言え!」
咲が自分の親衛隊に言うと、彼等は固まる。咲はシキと腕を組んだまま、朝食を取りに行った。シキは、
「良いんですか?そんな事言って、ファンクラブが敵になりますよ!暴発した男がどういう行動をするか、分かってますか?貴方自身を犯そうとするんですよ!?」
「良いんだよ、そんな事。それより、何食べる?」
Aランチ、Bランチ、Cランチのメニューを見た。
「俺はAランチにします」
「じゃあ、俺もAランチ」
そう言って、Aランチの食券を買った。それをカウンターに出すと、Aランチの食事を食堂の料理人は出した。シキは食事ののった、プレートをもらい、空いているテーブルに座ると、二人は朝食をとった。
学校へ行けば、シキは敵意を向けられる。寮長の特別が出来たという噂は、瞬く間に学校中を駆け巡った。
昼休み、噂を聞きつけたBクラスの弟、光がシキの居るSクラスに来た。シキは咲と買ってきたパンと紅茶を昼にSクラスで食べていた。それを、見た光はシキに、
「兄貴!」
と声を掛ける。シキは冷めた声で、
「なんです?」
「兄貴と寮長が特別の仲って本当か?」
そう聞くので、シキは、
「見た通りです」
見たままを言った。咲はシキに、
「シキ、こいつが弟か?」
「えぇ、双子の弟です。二卵性なので、似てませんけど」
「へぇ、こいつがね」
と咲は光を見た。光は咲に、
「朝岡光ッス、兄貴より俺の方が良いっすよ!陰キャのガリ勉より、俺の方が寮長を満足させられますって!俺にしません?」
自信満々に言った。しかし咲は、
「しない、俺はシキが好きなんだ!」
とシキを見つめた。光は面白くなさそうに、
「兄貴のどこがいいんすか?」
と聞くと、咲は間髪容れずに、
「顔と体とテク」
すると、光は馬鹿にしたように嗤い、
「ハハッ、顔なんて俺の方がイケてません?体とテクも、俺の方が上手いっすよ絶対!」
「シキの顔が、俺の好みだから」
そう言うと、光はシキを見て、
「どんな手で寮長を落としたんだよ?兄貴」
「別に普通ですよ」
とサンドイッチを食べていた。
「ねぇ、寮長、俺としてみません?好みじゃなかったら、諦めるんで」
「嫌だね!」
「そこを何とか」
「嫌だって言ってるだろ!しつけぇ!」
そんな言い合いをしていると、咲が、嫌がっているように見えたので、シキは、
「光、母さんの家に帰っていないようですが?」
助け舟を出して、光の注意を自分に向けた。光は、
「ババァは関係ないだろ!兄貴だって中三の夏まで、ほとんど帰ってこなかったくせに!俺に言える立場かよ!知ってます?寮長、兄貴、昔は俺より、頭悪かったんっすよ!」
と告げ口にように、咲に言う。
「へぇ、それでSクラスか、努力したんだな。シキ」
「えぇ、まぁ、……若気の至りですよ、昔の事は……それより、光、家に帰って下さい。母さんも心配していましたよ!」
そう言えば、光は怒ったように、
「うるせぇよ!ちょっと早く生まれたからって、兄貴ヅラしやがって!俺より弱いクセに!」
まくし立てた。
「まぁ、空手は……そうですね」
すると、咲が、
「シキ、けど昨日、尾木達を倒してたじゃねぇか、小牧から連絡が来たぜ!?」
とシキに言う。
「あぁ、実戦のほうが、やりやすいですよね」
「へぇ、そうなのか」
咲はそれに関心する。すると、光がシキに、
「兄貴、俺と決闘しろよ!」
「は?」
突拍子もない事を提案し、シキは驚く。
「決闘して、俺が勝ったら、寮長は俺のものな」
「どうする?シキ?」
咲はシキに聞いた。
「俺が勝ったら、大人しく家に帰りますか?」
と光に聞く。光は自信満々に、
「良いぜ!?かえってやるよ !」
そう宣言した。
「では、放課後、中庭で」
「良いぜ!寮長は俺のものになりますからね!」
と言って、光はSクラスを出て行った。光が去ったあと、咲はシキに、
「勝算は?」
そう聞くと、
「五分……、じゃないですかね?光は空手をしている俺しか、知りませんから、そこをつけば或いは」
「なぁ、俺等って付き合ってるのか?」
「さぁ、それはどうでしょう?」
そう答えたシキに、ムッとした咲は、
「俺はお前が好きだけど!?ずっと前から知ってるぜ?お前のこと」
「へぇ、仕事先ですか?」
とシキは聞いた。
「それより前、お前が青柳組に出入りしてた時、俺、組長の愛人の息子なんだよな」
「それは、初耳ですね。青柳組か、若頭に気に入られて、喧嘩を教わりましたね。まぁ、あの人も猫でしたけど……」
と爆弾発言をする。咲はビックリした様に、
「本気?お前、あの若頭、抱いたの?」
信じられないという、咲の顔に、シキは、
「えぇ、若かったもので」
とけろっと言った。
「あれで、中一か?」
「えぇ、俺の武器は、顔と身体ですからね」
そう笑うと、咲は、
「あの時のお前、ギラギラしてた。……とても中一には見えなかったけどな」
関心していると、シキは、
「俺も若かったんですよ。昔は」
と言った。
「俺は、お前の事、年上かと思ってたけど、年下だもんな」
「まぁ、そうですね」
そう話しているうちに、昼休みは終わり、咲は二のSクラスに戻って行った。
「そろそろ起きてください!咲さん」
「おはよう、シキ」
「おはようございます」
そう朝の挨拶をして、二人は起きた。咲は、シキのパジャマを脱いだ肉体美に惚れ惚れとした、視線を送る。シキはそれを見て、
「咲さん、部屋に戻らなくて良いんですか?」
と聞く。咲は、
「あぁ、制服なら持ってきてる」
そう言って、咲も着替えた。着替えた二人は、食堂へ行った。女帝と陰キャの組み合わせは目立った。食堂に入るなり二·三年が、
「オイ!陰キャ!黒川様に近付くな!!」
と言うと、咲が、シキの腕を取り、
「シキは良いんだよ!シキは俺の特別だ!文句があるなら、俺に言え!」
咲が自分の親衛隊に言うと、彼等は固まる。咲はシキと腕を組んだまま、朝食を取りに行った。シキは、
「良いんですか?そんな事言って、ファンクラブが敵になりますよ!暴発した男がどういう行動をするか、分かってますか?貴方自身を犯そうとするんですよ!?」
「良いんだよ、そんな事。それより、何食べる?」
Aランチ、Bランチ、Cランチのメニューを見た。
「俺はAランチにします」
「じゃあ、俺もAランチ」
そう言って、Aランチの食券を買った。それをカウンターに出すと、Aランチの食事を食堂の料理人は出した。シキは食事ののった、プレートをもらい、空いているテーブルに座ると、二人は朝食をとった。
学校へ行けば、シキは敵意を向けられる。寮長の特別が出来たという噂は、瞬く間に学校中を駆け巡った。
昼休み、噂を聞きつけたBクラスの弟、光がシキの居るSクラスに来た。シキは咲と買ってきたパンと紅茶を昼にSクラスで食べていた。それを、見た光はシキに、
「兄貴!」
と声を掛ける。シキは冷めた声で、
「なんです?」
「兄貴と寮長が特別の仲って本当か?」
そう聞くので、シキは、
「見た通りです」
見たままを言った。咲はシキに、
「シキ、こいつが弟か?」
「えぇ、双子の弟です。二卵性なので、似てませんけど」
「へぇ、こいつがね」
と咲は光を見た。光は咲に、
「朝岡光ッス、兄貴より俺の方が良いっすよ!陰キャのガリ勉より、俺の方が寮長を満足させられますって!俺にしません?」
自信満々に言った。しかし咲は、
「しない、俺はシキが好きなんだ!」
とシキを見つめた。光は面白くなさそうに、
「兄貴のどこがいいんすか?」
と聞くと、咲は間髪容れずに、
「顔と体とテク」
すると、光は馬鹿にしたように嗤い、
「ハハッ、顔なんて俺の方がイケてません?体とテクも、俺の方が上手いっすよ絶対!」
「シキの顔が、俺の好みだから」
そう言うと、光はシキを見て、
「どんな手で寮長を落としたんだよ?兄貴」
「別に普通ですよ」
とサンドイッチを食べていた。
「ねぇ、寮長、俺としてみません?好みじゃなかったら、諦めるんで」
「嫌だね!」
「そこを何とか」
「嫌だって言ってるだろ!しつけぇ!」
そんな言い合いをしていると、咲が、嫌がっているように見えたので、シキは、
「光、母さんの家に帰っていないようですが?」
助け舟を出して、光の注意を自分に向けた。光は、
「ババァは関係ないだろ!兄貴だって中三の夏まで、ほとんど帰ってこなかったくせに!俺に言える立場かよ!知ってます?寮長、兄貴、昔は俺より、頭悪かったんっすよ!」
と告げ口にように、咲に言う。
「へぇ、それでSクラスか、努力したんだな。シキ」
「えぇ、まぁ、……若気の至りですよ、昔の事は……それより、光、家に帰って下さい。母さんも心配していましたよ!」
そう言えば、光は怒ったように、
「うるせぇよ!ちょっと早く生まれたからって、兄貴ヅラしやがって!俺より弱いクセに!」
まくし立てた。
「まぁ、空手は……そうですね」
すると、咲が、
「シキ、けど昨日、尾木達を倒してたじゃねぇか、小牧から連絡が来たぜ!?」
とシキに言う。
「あぁ、実戦のほうが、やりやすいですよね」
「へぇ、そうなのか」
咲はそれに関心する。すると、光がシキに、
「兄貴、俺と決闘しろよ!」
「は?」
突拍子もない事を提案し、シキは驚く。
「決闘して、俺が勝ったら、寮長は俺のものな」
「どうする?シキ?」
咲はシキに聞いた。
「俺が勝ったら、大人しく家に帰りますか?」
と光に聞く。光は自信満々に、
「良いぜ!?かえってやるよ !」
そう宣言した。
「では、放課後、中庭で」
「良いぜ!寮長は俺のものになりますからね!」
と言って、光はSクラスを出て行った。光が去ったあと、咲はシキに、
「勝算は?」
そう聞くと、
「五分……、じゃないですかね?光は空手をしている俺しか、知りませんから、そこをつけば或いは」
「なぁ、俺等って付き合ってるのか?」
「さぁ、それはどうでしょう?」
そう答えたシキに、ムッとした咲は、
「俺はお前が好きだけど!?ずっと前から知ってるぜ?お前のこと」
「へぇ、仕事先ですか?」
とシキは聞いた。
「それより前、お前が青柳組に出入りしてた時、俺、組長の愛人の息子なんだよな」
「それは、初耳ですね。青柳組か、若頭に気に入られて、喧嘩を教わりましたね。まぁ、あの人も猫でしたけど……」
と爆弾発言をする。咲はビックリした様に、
「本気?お前、あの若頭、抱いたの?」
信じられないという、咲の顔に、シキは、
「えぇ、若かったもので」
とけろっと言った。
「あれで、中一か?」
「えぇ、俺の武器は、顔と身体ですからね」
そう笑うと、咲は、
「あの時のお前、ギラギラしてた。……とても中一には見えなかったけどな」
関心していると、シキは、
「俺も若かったんですよ。昔は」
と言った。
「俺は、お前の事、年上かと思ってたけど、年下だもんな」
「まぁ、そうですね」
そう話しているうちに、昼休みは終わり、咲は二のSクラスに戻って行った。
あなたにおすすめの小説
冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される
マンスーン
BL
王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。
泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。
どうせ全部、知ってるくせに。
楽川楽
BL
【腹黒美形×単純平凡】
親友と、飲み会の悪ふざけでキスをした。単なる罰ゲームだったのに、どうしてもあのキスが忘れられない…。
飲み会のノリでしたキスで、親友を意識し始めてしまった単純な受けが、まんまと腹黒攻めに捕まるお話。
※fujossyさんの属性コンテスト『ノンケ受け』部門にて優秀賞をいただいた作品です。
素直じゃない人
うりぼう
BL
平社員×会長の孫
社会人同士
年下攻め
ある日突然異動を命じられた昭仁。
異動先は社内でも特に厳しいと言われている会長の孫である千草の補佐。
厳しいだけならまだしも、千草には『男が好き』という噂があり、次の犠牲者の昭仁も好奇の目で見られるようになる。
しかし一緒に働いてみると噂とは違う千草に昭仁は戸惑うばかり。
そんなある日、うっかりあられもない姿を千草に見られてしまった事から二人の関係が始まり……
というMLものです。
えろは少なめ。
平凡ワンコ系が憧れの幼なじみにめちゃくちゃにされちゃう話(小説版)
優狗レエス
BL
Ultra∞maniacの続きです。短編連作になっています。
本編とちがってキャラクターそれぞれ一人称の小説です。
陰キャな俺、人気者の幼馴染に溺愛されてます。
陽七 葵
BL
主人公である佐倉 晴翔(さくら はると)は、顔がコンプレックスで、何をやらせてもダメダメな高校二年生。前髪で顔を隠し、目立たず平穏な高校ライフを望んでいる。
しかし、そんな晴翔の平穏な生活を脅かすのはこの男。幼馴染の葉山 蓮(はやま れん)。
蓮は、イケメンな上に人当たりも良く、勉強、スポーツ何でも出来る学校一の人気者。蓮と一緒にいれば、自ずと目立つ。
だから、晴翔は学校では極力蓮に近付きたくないのだが、避けているはずの蓮が晴翔にベッタリ構ってくる。
そして、ひょんなことから『恋人のフリ』を始める二人。
そこから物語は始まるのだが——。
実はこの二人、最初から両想いだったのにそれを拗らせまくり。蓮に新たな恋敵も現れ、蓮の執着心は過剰なモノへと変わっていく。
素直になれない主人公と人気者な幼馴染の恋の物語。どうぞお楽しみ下さい♪
幼馴染みの二人
朏猫(ミカヅキネコ)
BL
三人兄弟の末っ子・三春は、小さい頃から幼馴染みでもある二番目の兄の親友に恋をしていた。ある日、片思いのその人が美容師として地元に戻って来たと兄から聞かされた三春。しかもその人に髪を切ってもらうことになって……。幼馴染みたちの日常と恋の物語。※他サイトにも掲載
[兄の親友×末っ子 / BL]
入社1ヶ月のワンコ系男子が、知らずのうちに射止めたのはイケメン社長!?
monteri
BL
CM制作会社の新入社員、藤白純太は入社1ヶ月で教育係の先輩が過労で倒れたため、特別なクライアントの担当を引き継ぐことになる。
そのクライアントは、女子禁制ミーハー厳禁の芸能事務所だった。
主人公の無知で純なところに、翻弄されたり、骨抜きにされるイケメン社長と、何も知らない純太がドキドキするお話です。
※今回の表紙はAI生成です
※小説家になろうにも公開してます
親友が虎視眈々と僕を囲い込む準備をしていた
こたま
BL
西井朔空(さく)は24歳。IT企業で社会人生活を送っていた。朔空には、高校時代の親友で今も交流のある鹿島絢斗(あやと)がいる。大学時代に起業して財を成したイケメンである。賃貸マンションの配管故障のため部屋が水浸しになり使えなくなった日、絢斗に助けを求めると…美形×平凡と思っている美人の社会人ハッピーエンドBLです。