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7.元クロコダイルのリザードマン
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元クロコダイルのリザードマン、リードをいったん地面に寝かせた俺。
それからリードの洗脳を少しだけ解くイメージをしてみる。
そしてある程度洗脳を解いてから、しばらくそのまま待っていると、ゆっくりとリードの目が開いていった。
「……目が覚めたか、リード。心配したんだぞ?」
俺は心配するような表情をして、リードにそう話しかける。
ちなみにリードは俺とリーサの使用人という設定にすることをリーサと打ち合わせ済みだ。
どういう事を話すことになりそうかも既に伝えている。
俺やリーサの顔を見るなり、顔を青ざめさせるリード。
そして、慌てたような早口な言葉で騒ぎ始める。
「……な、な、な、何言ってんだ、クソリザードマン風情がっ!? オレの名前はワニラだっつーの。リードって誰だよっ!?」
「あれ、おかしいな? リード、自分のことを忘れてしまったのか?」
「そうみたいね。怖いワニさんに暴力ふるわれちゃったから、無理もないかも」
首を傾げる俺とリーサ。
リーサ、結構ノリノリの演技である。
ここまで自然に演技してくれると、本当にリードが記憶をなくしただけのように思えてくるから不思議だ。
「……なっ、ふざけんじゃねぇ!? このクソ女!? 一体どんなセコい手を使って……って、あひゃひゃひゃ!?」
話している途中に急に笑い出すリード。
ああ、どうやらちゃんと俺が気に入らないと思ったタイミングで効果が発揮したようだな。
これが、クロコダイル達に施した仕掛けの一つ。
俺達に害をなす行動をしようとした途端、くすぐったくなってそれができなくなってしまうものだ。
今のリードに対してはそれが発動する基準を試しにゆるくしているが、クロコダイル二人に対してはもっと厳しく設定している。
多分、その言葉を言おうとした段階で発動するから、そういう言葉を発することすら出来ないだろう。
まあ、発動の実験は終わったし、もう不快な言葉を聞きたくもないから、リードに対しても今からその厳しい基準にさせてもらうけど。
「頭を打って言葉使いも悪くなってしまったみたいね、困ったわ」
「そうだな。それは後々ゆっくり直していくとしよう。とりあえず今は村へ急ぐか。もたもたしていたら日が暮れちまうからな。ほら、リード、行くぞ」
「だ、誰がお前の命令なんかに従うか……って、ちょっ、身体が勝手に!?」
リードは言葉とは裏腹に、素早く起き上がって、俺達にぴったりついてくる。
もちろん、これも俺がリードにした仕掛けの一つが発動しているためだ。
リードは自らの意思と反して素直に動く身体を恨めしく思うだろう。
その怒りの感情のままに罵詈雑言を吐こうとしたのか、リードは俺達に付いてきながら、何かを言おうとして、何かを言う前にあひゃひゃと笑い出す。
客観的に見ると、すごく変なリザードマンである。
リードはそれでも懲りなかったのか、それから数十分村まで歩くまでの間、ずっと笑い続けていた。
それはつまり、悪口を言ったら笑いが止まらないことを知りながら、ずっと悪口を言おうとしていたと言うことになる。
本当、懲りないヤツだなぁ。
だけど、リザードマンの村に着く頃までにはさすがに耐えきれなくなったのか、ぐったりと疲れきった顔をして、何も言わなくなったリードの姿があった。
もちろん、その表情とは裏腹に、俺達に全く遅れずにスタスタと付いてきているのには変わりない。
リザードマンの村に着いた俺達は、辺りを見渡してみる。
だけど、リザードマン達の姿が何故か見当たらなかった。
一体何が起きているというのだろうか?
「リーサ、どこにもリザードマンの姿が見当たらないみたいなんだが?」
「おかしいわね……。何かあったのかも。とりあえず、急いでお家に戻ってみましょう」
リーサが急ぎ足で移動し始めたので、俺とリードもそんなリーサについて行く。
そして、家に着き、中に入ってみると。
「……あっ、おとーさん、おかーさん!?」
俺達が家の中に入った途端、二人の子供達が俺とリーサそれぞれに抱きついてきた。
俺とリーサはよしよしと子供の頭をなでてあげる。
「リザーク、無事だったんだな。本当に良かった」
子供を守ってくれていたリザードマンの男が、ゆっくりと立ち上がってそう言った。
だが、ここに三人いたはずの男達は一人しかいなくなっているみたいだ。
何かあったんだろうか?
「子供達を守ってくれてありがとう。そういえば、他の二人はどうしたんだ?」
「ああ、実は村にレッドベアが襲ってきてな……。そいつの相手をしようと、二人はここを離れて応戦しに行ったんだ」
レッドベア……。
確か、俺のリザードマンとしての体の元の持ち主、リザークが倒しに行くと言っていたやつだったはずだ。
そして、リザークは恐らくそのレッドベアに敗れて、死亡した。
……それだけ強力な相手なら、応戦しに行ったリザードマン達が危険なんじゃ!?
「レッドベアはどっちにいる?」
「レッドベアはあっちの方向に現れたそうだが……リザーク、まさか、お前……!?」
「このまま何もせずに待って、みんなが傷つくのは我慢できないからな。それじゃ、行ってくる! リードはここを守れ!」
「な、何を勝手に……あひゃひゃ!?」
「リザーク、気をつけて行ってきてね!」
みんなに見守られながら、俺は急いで家を出て、レッドベアがいるらしい方向へ駆け抜けていく。
それから走る事数分。
全身傷だらけで倒れているリザードマンの姿があちこちに見えたり、地面も色んな所がえぐられている光景を目にする。
やはり只事ではない予感を感じつつ、走り続けると、ようやくリザードマン達が遠目に集まっている様子が見えてきた。
そして、その奥には巨大な赤いクマがリザードマンの数人と交戦しているのが見える。
どうやら、間に合ったみたいだな。
手遅れではないことに安堵しつつも、走りを緩めずにそこに向かう俺。
そしてついに、リザードマンの群れ近くまでたどり着くのだった。
「……お前達、大丈夫か?」
「ん、お前は……リザークじゃないか!? リーサを助けに行ったんじゃ?」
「ああ、無事に助けたさ。今は家で待機してもらってる」
「マジか……信じられねえ。まさか、クロコダイルに勝ったというのか、お前は……?」
「その話は後でじっくりしてやる。それよりも今はあのレッドベアを何とかしないとな。状況を教えてもらってもいいか?」
「ああ、そうだよな。本当に酷い状況なんだ……」
それから俺はレッドベアとの戦いの戦況について聞くことができた。
そのリザードマンの話によれば、どうやらリザードマン達は防戦一方のようである。
レッドベアに対しては多少の傷は与えたものの、大したダメージにはなっていないとのこと。
一方でリザードマン達は大きなダメージを負い、戦闘不能な者がもう数十人は出ているとか。
連携を取り合い、何とか致命傷だけは避ける事ができているみたいではあるが、それも時間の問題だとのこと。
「なるほど、戦況はよくなさそうだな……。よくやって来ている他種族のヤツらはいないのか?」
「ああ。いたんだけど、レッドベアを見るなり、村から出て行ったよ。あいつら、オレ達から搾取することしか考えてねえし、当然なんだろうけどな。本当、クズなヤツらだよ」
ハァとため息をつくリザードマン。
そのリザードマンの話が正しければ、この場には他種族は一切いないということか。
それなら、俺にとっては都合が良い。
俺はリザードマンの群れをかきわけ、そしてレッドベアの近くに寄ってから、リザードマン達に向かって叫んだ。
「みんな、よくここまで頑張ったな! 後は俺が何とかする! みんなレッドベアから離れ、3分の間、目を閉じるように! 絶対に見るんじゃないぞ!」
俺がそう叫んだのを見たリザードマン達は、「一体何言ってるんだ、リザークは?」とかガヤガヤ言っていた。
だけど、リザードマン達は俺を信じてくれたのか、みんな揃ってレッドベアから距離をとり、下を向いて目を閉じてくれた。
その様子を確認した俺は、ニヤッと笑みを浮かべ、そして目の前のレッドベアを見据える。
レッドベアはただ一人近くにいる俺をターゲットにしたようで、レッドベアも俺の方を見てきている。
……さて、時間もないことだし、さっさと終わらせますか!
それからリードの洗脳を少しだけ解くイメージをしてみる。
そしてある程度洗脳を解いてから、しばらくそのまま待っていると、ゆっくりとリードの目が開いていった。
「……目が覚めたか、リード。心配したんだぞ?」
俺は心配するような表情をして、リードにそう話しかける。
ちなみにリードは俺とリーサの使用人という設定にすることをリーサと打ち合わせ済みだ。
どういう事を話すことになりそうかも既に伝えている。
俺やリーサの顔を見るなり、顔を青ざめさせるリード。
そして、慌てたような早口な言葉で騒ぎ始める。
「……な、な、な、何言ってんだ、クソリザードマン風情がっ!? オレの名前はワニラだっつーの。リードって誰だよっ!?」
「あれ、おかしいな? リード、自分のことを忘れてしまったのか?」
「そうみたいね。怖いワニさんに暴力ふるわれちゃったから、無理もないかも」
首を傾げる俺とリーサ。
リーサ、結構ノリノリの演技である。
ここまで自然に演技してくれると、本当にリードが記憶をなくしただけのように思えてくるから不思議だ。
「……なっ、ふざけんじゃねぇ!? このクソ女!? 一体どんなセコい手を使って……って、あひゃひゃひゃ!?」
話している途中に急に笑い出すリード。
ああ、どうやらちゃんと俺が気に入らないと思ったタイミングで効果が発揮したようだな。
これが、クロコダイル達に施した仕掛けの一つ。
俺達に害をなす行動をしようとした途端、くすぐったくなってそれができなくなってしまうものだ。
今のリードに対してはそれが発動する基準を試しにゆるくしているが、クロコダイル二人に対してはもっと厳しく設定している。
多分、その言葉を言おうとした段階で発動するから、そういう言葉を発することすら出来ないだろう。
まあ、発動の実験は終わったし、もう不快な言葉を聞きたくもないから、リードに対しても今からその厳しい基準にさせてもらうけど。
「頭を打って言葉使いも悪くなってしまったみたいね、困ったわ」
「そうだな。それは後々ゆっくり直していくとしよう。とりあえず今は村へ急ぐか。もたもたしていたら日が暮れちまうからな。ほら、リード、行くぞ」
「だ、誰がお前の命令なんかに従うか……って、ちょっ、身体が勝手に!?」
リードは言葉とは裏腹に、素早く起き上がって、俺達にぴったりついてくる。
もちろん、これも俺がリードにした仕掛けの一つが発動しているためだ。
リードは自らの意思と反して素直に動く身体を恨めしく思うだろう。
その怒りの感情のままに罵詈雑言を吐こうとしたのか、リードは俺達に付いてきながら、何かを言おうとして、何かを言う前にあひゃひゃと笑い出す。
客観的に見ると、すごく変なリザードマンである。
リードはそれでも懲りなかったのか、それから数十分村まで歩くまでの間、ずっと笑い続けていた。
それはつまり、悪口を言ったら笑いが止まらないことを知りながら、ずっと悪口を言おうとしていたと言うことになる。
本当、懲りないヤツだなぁ。
だけど、リザードマンの村に着く頃までにはさすがに耐えきれなくなったのか、ぐったりと疲れきった顔をして、何も言わなくなったリードの姿があった。
もちろん、その表情とは裏腹に、俺達に全く遅れずにスタスタと付いてきているのには変わりない。
リザードマンの村に着いた俺達は、辺りを見渡してみる。
だけど、リザードマン達の姿が何故か見当たらなかった。
一体何が起きているというのだろうか?
「リーサ、どこにもリザードマンの姿が見当たらないみたいなんだが?」
「おかしいわね……。何かあったのかも。とりあえず、急いでお家に戻ってみましょう」
リーサが急ぎ足で移動し始めたので、俺とリードもそんなリーサについて行く。
そして、家に着き、中に入ってみると。
「……あっ、おとーさん、おかーさん!?」
俺達が家の中に入った途端、二人の子供達が俺とリーサそれぞれに抱きついてきた。
俺とリーサはよしよしと子供の頭をなでてあげる。
「リザーク、無事だったんだな。本当に良かった」
子供を守ってくれていたリザードマンの男が、ゆっくりと立ち上がってそう言った。
だが、ここに三人いたはずの男達は一人しかいなくなっているみたいだ。
何かあったんだろうか?
「子供達を守ってくれてありがとう。そういえば、他の二人はどうしたんだ?」
「ああ、実は村にレッドベアが襲ってきてな……。そいつの相手をしようと、二人はここを離れて応戦しに行ったんだ」
レッドベア……。
確か、俺のリザードマンとしての体の元の持ち主、リザークが倒しに行くと言っていたやつだったはずだ。
そして、リザークは恐らくそのレッドベアに敗れて、死亡した。
……それだけ強力な相手なら、応戦しに行ったリザードマン達が危険なんじゃ!?
「レッドベアはどっちにいる?」
「レッドベアはあっちの方向に現れたそうだが……リザーク、まさか、お前……!?」
「このまま何もせずに待って、みんなが傷つくのは我慢できないからな。それじゃ、行ってくる! リードはここを守れ!」
「な、何を勝手に……あひゃひゃ!?」
「リザーク、気をつけて行ってきてね!」
みんなに見守られながら、俺は急いで家を出て、レッドベアがいるらしい方向へ駆け抜けていく。
それから走る事数分。
全身傷だらけで倒れているリザードマンの姿があちこちに見えたり、地面も色んな所がえぐられている光景を目にする。
やはり只事ではない予感を感じつつ、走り続けると、ようやくリザードマン達が遠目に集まっている様子が見えてきた。
そして、その奥には巨大な赤いクマがリザードマンの数人と交戦しているのが見える。
どうやら、間に合ったみたいだな。
手遅れではないことに安堵しつつも、走りを緩めずにそこに向かう俺。
そしてついに、リザードマンの群れ近くまでたどり着くのだった。
「……お前達、大丈夫か?」
「ん、お前は……リザークじゃないか!? リーサを助けに行ったんじゃ?」
「ああ、無事に助けたさ。今は家で待機してもらってる」
「マジか……信じられねえ。まさか、クロコダイルに勝ったというのか、お前は……?」
「その話は後でじっくりしてやる。それよりも今はあのレッドベアを何とかしないとな。状況を教えてもらってもいいか?」
「ああ、そうだよな。本当に酷い状況なんだ……」
それから俺はレッドベアとの戦いの戦況について聞くことができた。
そのリザードマンの話によれば、どうやらリザードマン達は防戦一方のようである。
レッドベアに対しては多少の傷は与えたものの、大したダメージにはなっていないとのこと。
一方でリザードマン達は大きなダメージを負い、戦闘不能な者がもう数十人は出ているとか。
連携を取り合い、何とか致命傷だけは避ける事ができているみたいではあるが、それも時間の問題だとのこと。
「なるほど、戦況はよくなさそうだな……。よくやって来ている他種族のヤツらはいないのか?」
「ああ。いたんだけど、レッドベアを見るなり、村から出て行ったよ。あいつら、オレ達から搾取することしか考えてねえし、当然なんだろうけどな。本当、クズなヤツらだよ」
ハァとため息をつくリザードマン。
そのリザードマンの話が正しければ、この場には他種族は一切いないということか。
それなら、俺にとっては都合が良い。
俺はリザードマンの群れをかきわけ、そしてレッドベアの近くに寄ってから、リザードマン達に向かって叫んだ。
「みんな、よくここまで頑張ったな! 後は俺が何とかする! みんなレッドベアから離れ、3分の間、目を閉じるように! 絶対に見るんじゃないぞ!」
俺がそう叫んだのを見たリザードマン達は、「一体何言ってるんだ、リザークは?」とかガヤガヤ言っていた。
だけど、リザードマン達は俺を信じてくれたのか、みんな揃ってレッドベアから距離をとり、下を向いて目を閉じてくれた。
その様子を確認した俺は、ニヤッと笑みを浮かべ、そして目の前のレッドベアを見据える。
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